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前作で一番気になっていた黒髪に緑の瞳の美形レミが主役。
嫌なキャラだったはずのレミが、実はとんでもなく辛い境遇で育ち、父親に怯えながらも、自分よりも他人を優先できる優しい心の持ち主で、素直で可愛くて、そしてエロいという最高?の萌えキャラになっています。
前作から日が経っているせいか、違和感なくストーリーに入っていけたけど、ジョックストラップが出てきた辺りから、乳首クリップ、「イエス、サー」連発、癒しの力、レザーアイテム、過去の事件の真相などなど気になることがてんこ盛り状態に。
ジョックストラップ???Hのたびに出てくるので、ググってみたら、
なっ、ニューバージョンのふんどしのような・・・とても素晴らしい、いや、けしからん(驚愕の)下着?サポーター?
可愛いキャラのレミがそれを日常履きしてるの?そして、それについて、何のツッコミもしない攻めジェイク。
海外では普通なの??ジョックストラップの描写があるたびに過度に興奮してしまったのは私だけ?
特にジーンズを引き裂いて、ジョックストラップ着用中のお尻丸出しとか・・・(その挿絵はないけど、もし笠井あゆみ先生または昔の奈良先生の絵なら、確実に本を一旦閉じてしまっていたかも・・・しばし妄想)※麻々原先生の絵も大好きです。
ジョックストラップに興奮し過ぎましたが、
お話はレミとジェイクの関係が段階的に発展していく中、レミの弟への愛情や仲間(人狼)達との絆、非道な暴力親父との確執などが丁寧に描かれていて、レミ達が一つ一つ問題を乗り越えハピエンを迎えるので、読み終えた時に、なんだか映画を1本観たような満足感がありました。
次作はジェイクの相棒リースxレミの弟(勿論、美形)のようなので、これまた楽しみです。
そしてカップルが出揃ったら、またジェイクxレミで1冊出して欲しいです。再びジョックストラップ希望。
海外作品、人外もの、ソフトSM、美形カップル、そしてジョックストラップに興味のある方(笑)は読んで損はないと思いますよ。
前作「狼を狩る法則」で人間から人狼に変化させられてしまった、レミのお話。
前作でチェイの友達で、ホモフォビアとして登場したレミですが、レミの振る舞いには彼の父親との関係が暗い影を落としていて、更にそこには彼自身も自分の心の奥底に封印していた忌まわしい過去が結びついていて、、、。
人狼となったレミが、ジェイクをメイトとして受け入れ、更に、封印していた記憶を解放して、父親の支配から抜け出すストーリーがスリリングかつロマンティックに展開。
かなりの厚さの長編だけど、スリルとエロスが交互に押し寄せ一気に読んでしまった。
ジェイクはオメガのレミとメイトとして結ばれたので、ジェイクはアルファとして新しく群れを作ることになります。
家族を暴力で支配する父親と、群れを信頼で服従させるアルファ。
ファミリーとはなんであるのか、
巻末に訳者の冬斗さんによる、人狼世界の設定の解説が。
これがとってもわかりやすい。
巻頭の登場人物紹介共々、役に立ちました。
探していました。そしてやっと入手!
『狼を狩る法則』の続編です。
カップル自体は別ですが、前作で彼らは登場済みでした。
それなので出来れば前巻から読まれる方が世界観に浸れると思います。
それに人狼たちのシステムも理解しやすいです。
もし前作を読まれないで手をつけるなら、後書き部分に少し説明が載っていますので、お先に目を通しても良いかもしれません。
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受けのレミは消防士で、前作の攻めであったチェイの親友。
別に暮らし出した今でも父親のDVに心を支配され、その火の粉が弟に降りかかることを最も恐れています。
攻めは前作で少し登場していた、探偵のジェイク。
寡黙なネイティブアメリカンの人狼で、実はレミのメイト(運命の伴侶で出会えるとは限らない存在)。
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前巻で事件に巻き込まれ、命を救うために人間から人狼へと強制的に変化させられたレミ。
理性と人狼の本能の狭間で、日々てんてこ舞いしています。
この辺りがとてもリアル。
興奮すると視界から色が失われ、狼の瞳へと変化してしまう。
普通ならば子供の頃から訓練するようなことを、レミは大人になった今からスタートなのです。
生まれた時からの人狼であるジェイクはメイトという存在をすぐに理解できましたが、まだ人狼になってほやほやのレミには、なぜ自分がジェイクへ恋慕のような気持ちや情欲を抱えるのか理解に苦しんでいます。
そんなレミを気遣って、メイトであることを伏せ、友人として色々な欲を抑えながら付き合っているジェイクの理性に脱帽です。
意外だったのは、やはりジェイクの性癖でしょうかね。
やー、今回はリバこそなかったけれど思ってもいなかったふたりの関係の変化に『おおー』となりましたよ。
ただこの設定も、レミの隠された人狼の性質が絡んでの部分、そしてジェイクのアルファ気質も大きく関わっているようですんなり受け入れられました。
お話の核心はレミの家族問題。
DVと書きましたけれど、そんな生易しいものではありませんでした。
この辺り、日本のBLとは比べものになりません。
もちろんふたりの関係の変化や周囲とのレミの心情も中心ではありますが、わたしはこの父親が本当に恐ろしかったです。
ジェイクの仲間が数人出てくるのですが、わたしはダントツでリース(ジェイクの探偵事務所のパートナー)が好き!です。
麻々原さんの描かれたリースがもう、ツボ!です。
スターリング(レミの弟)との関係も読みたいですよぅ。
この続きも出版されると良いのですが…熱望です!
麻々原さんのイラストだと子供っぽいスターリングも、本文を読むとレミとそう変わらない身長をしているようです。
イラストが添えられた登場人物紹介を先に見ていますので、イメージがどうしても幼い感じに思えてしまっているのですが、年の差好きのわたしにはその方が妄想が膨らんで良かったとも言えます(苦笑
『狼を狩る法則』の続編。ですが、こちらから読んでしまったため、前巻での主人公とレミとの確執は知らない状態でした。
今両方読んだ感想としては、前作のカップルとはまったく違うカップル、でもどちらもメイトを与えられた充足感はやはり同じ作者が書いたものなんだなぁと思います。
レミが最初の印象と違い、健気で慈愛に満ちていて、ジェイクはジェイクで群れの長になる素質を持っていて。思っていたのと話の方向が違っていて楽しめました。
ただ、DVをテーマにしているところはちょっと怖かったです。DVなんてものでなく、殺人未遂になるレベルです…。
大人になって力が強くなっても親の支配から逃れられないというのは怖いですね。
こちらは1冊目よりも慈しみだとか、「誰かのために」というテーマが強く出ていると思ったのですが、それと反対にベッドでのジェイクの支配欲が強く、プレイがソフトSMなのは以外でした…。
痛さはなく、愛に満ちたSMなんですが、レミがM気質なのも意外です。
それより、「人前でしながら噛む」という倒錯的な行為に非常に萌えてしまいました…。
ストーリー全体としては前作のほうが好みでしたが、なんと言うか、海外の男性ってどうしてこうエロいんでしょう。
まだ続いてくれたらなぁと思います。
「狼を狩る法則」のスピンオフ。
前作の評価、なにつけたっけ?と見返してみると、萌×2だったもよう…
それ基準だと神×3つけたいくらい、こっちのほうが好みでした。
前作でちょっと嫌な感じだったレミ(受)と、そのメイトであるジェイク(攻)のお話。
嫌な感じ…というのも、中頃までの話ですけどね。
レミは前作の最後のほうで、人間から人狼に変えられています。
このあたりの説明が少なかったから、前作から読んでたほうが絶対に楽しめると思う。
これを読もうと思ってるかたは、ぜひ「狼を狩る法則」からどうぞー。
で、レミがホモフォビアのような言動をしてたのにもわけがあって。
それを振り払うのに、ジェイク、スターリング(レミの弟)、ジェイクの仲間たちが活躍するというお話。
私は記憶喪失ものが好きじゃないのですが、これに関しては大丈夫でした。
そりゃ記憶も失うわ…という境遇にレミが陥っているので…
レミとジェイクがあっさりくっつくなーとかいう問題も、前作読んでれば納得できるので
やっぱ前作から読むことをおすすめしますね。
そういう習性なんだ、しょうがない、くらいの気持ちでw
もし少しのネタバレが気にならないのであれば、あとがきから読むのもアリです。
人狼のシステムについて、翻訳された冬斗亜紀さんが詳しく書いてくださっています。
それを頭に叩き込んでから読むと、混乱も少ないかも。
ひとつ気になるとすれば、男同士のメイトって珍しいんじゃなかったっけ?というところ。
前作はもう手元にないので確かめられない…
そう、今回も最後に男同士のメイトができあがってました。
彼らのお話も次に読めるのかな?楽しみに待ってることにします。