高遠琉加が贈る大人気ミステリーシリーズ、待望の完結巻! !

小説

  • ラブレター 神様も知らない(3)

ラブレター 神様も知らない(3)

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表題作ラブレター 神様も知らない(3)

加納慧介
28歳,刑事部捜査第一課刑事
音澤司
26歳,花屋(ガーデナー)

同時収録作品ラブレター 神様も知らない(3)

時永佐季
26歳,モデル事務所社長
音澤司
26歳,花屋(ガーデナー)

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

美貌の青年社長・佐季(さき)の周囲で起きた数々の不審死──。13年前から幼い佐季が重ねた犯罪が、徐々に明るみになり始める。そんな佐季と強い絆で結ばれつつ、人目を忍び隠れた共犯者として生きてきた司(つかさ)。けれど刑事の慧介(けいすけ)と共に青空の下を歩きたいと願う今、もう協力はできない…。永い執着と新しい愛の狭間で司の取った選択とは!? 罪を犯した青年と愛ゆえに追い詰める刑事との恋の終着点!!

闇夜に生きる男か、陽の似合う男の手を取るか…シリーズ完結‼︎

作品情報

作品名
ラブレター 神様も知らない(3)
著者
高遠琉加 
イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
神様も知らない
発売日
ISBN
9784199007316
4.4

(97)

(72)

萌々

(10)

(5)

中立

(3)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
25
得点
418
評価数
97
平均
4.4 / 5
神率
74.2%

レビュー投稿数25

No Title

読み終わりました。読み終わって苦しいし、悲しいし、もちろんこれで良かったんだよねとも思うのですが、ひと言では言い表すことなんて到底できない余韻が残っています。

全て読み終えて思ったことは、全巻のタイトルが本当に素晴らしかったんだなということ。3巻は【ラブレター】ですが、このラブレターに泣かされました。ふたりの関係は相手を思うが故にすれ違ったり、本当はわかっていたのに気付かないふりをしたり、お互いを必要としながらも歪さを抱えたものでしたが、あのラブレターは本心なんだろうなと。あのラブレターを神様も見ているだろう青空のもとで、彼に直接伝えてあげることができていたらなぁと思わずにはいられません。

メインキャラクターの4人とも多かれ少なかれ苦しさを抱えていて、そしてどのキャラクターも相手のために力を尽くそうとしてるところが痛々しかったです。

事件モノでBL要素は少なめでしたが、流と慧介の事件の謎を解く会話には緊張しながらページをめくりましたし、ラストシーンの司と慧介もまだまだ距離を縮めるのはこれからなんだろうなと思わせる描き方には、希望もあるけれど、不安も感じました。あんなに幼い頃からですもんね。もう司にはとにかく幸せになってほしい。

読み応えがあって、本当にドラマチックです。いくつものシーンに心をかき乱されます。オススメします。

0

疾走感があり、読み応えあるストーリー、圧巻でした。

最後まで、ストーリーに魅了され、心揺さぶられた素晴らしい作品でした。
流や慧介、また警察の上司など、先生の描く漢前が大好きです。

特に流さん。アルコール依存の一歩手前で、ネクタイとかがユルユルでも、使命を持ってぶれず、そして情が深いところにとても惹かれます。
切り捨てるけど、手を差し伸べる、見捨てない。
流が最後まで佐季のことを、
「ずっとお前の手を握ってやりたかった」
「引っ張ってやりたかった」
流の厳しくも優しい言葉、ほんとにカッコよかった。


佐季にとっては司は唯一の光で、どんなに離れていてもそれは変わらなかった。
司への最後のラブレター。
執着のような、孤独な2人の心の拠り所、確かに愛はあったんだとわかる。
罪を重ねてしまった佐季と、止められなかった司が切ない。

慧介によって、闇からひきずりだされた司。
慧介は3巻でもかっこよかったです。

流さんのスピンオフ、読んでみたいです。
素晴らしい作品をありがとうございました。

0

神様も知らない彼らの

13年。まだ幼さが残っていた彼らが大人になるまで。
それはあまりにも長い月日だったことでしょう。
夢中になって読んだ神様も知らないシリーズの完結巻。
読み始めて数日経ちますが、読み始める前まではこんなにも惹き込まれ、感情を乱され、胸が締め付けられる想いでいっぱいになる作品だとは思いもしませんでした。
胸がざわつき、ぽっかりと気が抜けてしまいました。
全てを読み終えて初めて分かるタイトルの深さにもため息が出ます。
読後の余韻がすごく、まだ物語から抜け出せないままこのレビューを書いています。
本当に素晴らしい作品でした。読めて良かったです。

どうか、どうか暴かないでほしい。
そんな気持ちになりながら読み進めるも、当たり前に登場人物たちへは声が届くはずもなく、1,2巻で張り巡らされていた点と点が無情にも繋がっていく。
正直なことを言うと、物語の展開の面白さには夢中になりながらも、なぜか登場人物たちの誰の幸せも願わないまま読んでいたのです。
幸福という言葉を使うには少々難しい、複雑な関係と過去を描いた作品だと感じたからなのかもしれません。
けれど、作中のとある1シーンには光や幸せ、救いに似たものを感じて安堵した自分がいました。
おそらく少数派だと思います。どこがどうとは内容に触れてしまうので書けませんが、非常に印象的なシーンのひとつでした。

この結末が良かったと思う方も、もっと違うものがあっても良かったのではと思う方もきっといることでしょう。
ただ、私にはこの作品がとても美しいものだと思えて仕方がないのです。
静かな月夜と共に何度も読み返したくなる素晴らしい作品でした。
これから読まれる方は3冊一気にぜひ。

2

なんだか空しい

刑事は犬のように犯人を追い詰める。
でも流が仕掛けた煽りは、麻薬中毒者を最悪な暴走に追い立ててしまう。
追い詰められて、ついに糸が切れるように壊れて、みんな血を流す。

「早く捕まえてやれば、救えたんだろうか?」
それより、最初の罪を犯す前に、佐希を施設に保護していたら、
犯罪に手を染めずに、済んだんじゃないかと思う。

喫茶店の叔母さんが、ネグレクトに気付いていたなら、佐希を保護してやれば良かったのに。
小説を面白くするためとは言え、ネジくれている。

佐希の最期のメッセージは、佐希の精一杯の本心だったんだと思う。
あれを、遺された司が、ジューンベリーを見る都度に思いだすだろうと思うと切ない。
生涯独りで、胸に抱えていくのかと思うと、
生き残るっていうのは、想いを抱えながら死を待つ残酷な罰のようだと思った。

0

切ないけどこれしかないか

三巻通してですが、最後はこうなるしかない、こうなるのがせめてもの救い、なんでしょうね。
攻めと受けのストーリーと思えばこれが一番良い形だったんだろうな。

司の選択というか生き方は、実際その立場だとそうなる人もいるよねって思う。流の無念さは計り知れないけど、あの時…という気持ちをそれぞれが持っていて、一つでも変わっていたら、違う選択をしていたらもっと違う未来があったのかも知れない。
でも、もう後は慧介と司が離れず、お互いを深く知ってまるごと受け止め合って幸せになって欲しい。


事件や話の流れは白夜行に似ているってのは同じように思いました。が、それに目をつぶれば、最後は慧介によって救われる話でもある(と、私は思った)ので、こちらの方が良かったかな。
ドラマ化とか出来んじゃないかと思いました。
咲希役が難しそうだけど。

0

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