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男同士が、こんなに気持ちいいなんて――…
さがの先生の過去作を遡って読んでいます。
仲のいい友達同士のカップル物はよくみかけますが、クセがあったりベタベタすぎたり
イマイチだなあ、というのが多い気がします。
そういうのがまったくなく
四人ともがいいキャラ、いいバランス。
昔から想いを寄せていたけど
ずっと心に秘めて隠し通していたのが現実味がありました。
下手に告げて側にいれなくなったら
それこそつらい、っていう…
衝動に任せず何年も温め続けて
やっと実った恋なので
きっとこれからも幸せに仲良くやっていくんだろうとほっこりでした。
設定は美味しくて濡れ場も濃く、満足感は十分に得られる作品でした。仲良し4人組の中で、カップルが2つ。美味しくないわけがないですよね。メインの北園と南については、南の好奇心をきっかけに体の関係から始まりますが、徐々にストーリーも追いついてきてエロだけではない魅力がありました。防衛線を張ってネガティブ思考を続ける北園に、自分の気持ちに蓋をすることで得られなくなるものもたくさんあるんだということを、3人がそれぞれ違う形で伝えてくれるんですよね。ここまでしてくれる親友の存在って尊い。すごく好みの設定だったので、北園の学生時代からの片思い期間もじっくり読んでみたかったなと思いました。
みんなの略歴が興味深かった。それぞれに人生有りって感じがして。
東西南北の名前がつくメインキャラ4人が同時に登場しますが、話が散らかることもなくそれぞれの性格もキャラデザもきっちりかき分けられてて、さがの先生お上手。
絵柄もあってか演出がさほど派手ではないので、サラッとした印象で終わってしまうのがもったいない。
さがの先生はシリアスシーンよりコメディシーンが格段に好きなので、もっとドタバタコメディよりでもよかったな。西門のコメディ色強い心の声とか好きです。いや、シリアスシーンでも西門が一番好きだったので、単に好みなだけかも。
なんだか性急な感じ。
南が簡単に俺も男とやってみたい!ってのも、親友の北相手に簡単に言いくるめられてやっちゃうのも。
後に北は南がずっと好きだったと書かれるのですが、正直南のどこがそこまでいいのかわかりませんでした。
北の涙ぐましい努力や紆余曲折も当の南は知らず。
東西カップルの助けもあって無事に南と北もくっつくんですが、南はいつ北を好きに?うーん。
東西カップルも十数年の願いが叶って良かったね。
西の努力に東も落ちましたね。
しかし見られると興奮するとか!
面白かったー!
さがの先生の本はほとんど読んでるのに、なんで今まで読んでなかったんだろう…。
高校からの同級生4人のお話。
東西南北の苗字を持つ4人は名前を理由に一緒くたにされ、それが縁で学生時代から仲が良い。
のちに、4人が2組になります。
北×南
東×西
北・西は高校時代から南・東に片思いしている。
ずっと気持ちを隠して大人になり、それぞれCPになっていく…。
時系列としては、東・西が付き合いだし、それを聞いた南が男同士のHに興味を持って北とセフレになる。
のちに、4人での旅行をキッカケに北の気持ちがバレ、南が受け入れ付き合い出す。
作品としては、北・南の話が先です。
読んでる途中から、もう東・西が気になって仕方ない!
コメディー調だけど、北と西が一途で切ない。
上手くいきますようにー、と思いながら読んでしまいました。
流れや気持ちに無理がなく、非常に楽しく読ませていただきました。