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表題作貴様と俺

桐島を好きな陸軍士官学校生 高橋雄一郎
芸者の息子で高橋の同期 桐島信夫

その他の収録作品

  • 市ヶ谷日誌
  • 流行語
  • 妻を娶らば
  • BLって何だろう
  • お坊ちゃまはお年頃
  • 高橋の悲願 Vol.1
  • CADET WALTZ
  • 高橋の悲願 Vol.2

あらすじ

「白の無言」「しのぶれど」のシリーズの主人公、陸軍士官学校生の高橋と桐島のコネタ話

作品情報

作品名
貴様と俺
著者
大竹直子 
媒体
漫画(コミック)
サークル
SENTARO<サークル>
ジャンル
オリジナル
シリーズ
白の無言(しじま)
発売日
3.5

(4)

(0)

萌々

(2)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
14
評価数
4
平均
3.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

エリートにもおバカな青春あり

「白の無言」の番外・「しのぶれど」。そのまた番外編の同人誌が本編「貴様と俺」です。
「しのぶれど」よりももっとコミカルなテイスト。

桐島の日誌を盗み読む高橋。俺の事書いてないかな…
一言も書いてありません。
そこに桐島が来て、慌てて自分の日誌を落としてしまう。桐島はそれを読むが、内容は桐島の事ばっかり!
とか。
おぼっちゃまだから縁談が降ってくる高橋。全く気が乗らず桐島との縁談なら、と爺やに愚痴る…
とか。
下宿で桐島をオカズにオナnー…そこに爺やがクロケットを持ってやってきて…
とか。
ラストは「しのぶれど」で高橋が夏子とダンスを踊ったエピソードがありますが、その話の桐島側からのその後。高橋にダンスを教わる桐島の姿は、正に軍服の「10DANCE」…!


0

どっちなんだ⁈ 高橋‼︎

「しのぶれど」は、「白の無言」の番外編なんだけど、さらにそれの番外編。だと思う。
非常に短いオマケである。
内容としては、士官学校での2人。他に、下宿でのエピソード。下宿で、高橋が一人桐島を想ってソロプレイに勤しんでいると、実家から爺や(執事)が差し入れを持参して…。BLあるあるだと、そこで想い人ご本人登場が定石なのだが、まさかの家族に最も近い人に見られ、恥ずか死ぬ顛末。高橋の高橋が立派に成長してるのを見て、感涙する爺やはいい人です。
湯河原の温泉地での、本編に描ききれなかったエピソードも収録。ダンスパーティーを抜け出した二人は、ダンスが苦手だと言う桐島の為に 高橋はダンスを手ほどきする。
意識しまくっている高橋は常時可愛いです。
きっと桐島も高橋を意識してる筈なんだけど。
高橋の夢、「一回でいい‼︎ 想いを遂げさせてくれ‼︎」という高橋に「断る」と素気無くされても。「かまわん」とビッチ全開で受け容れられても落ち込む、「どっちなんだ⁈ 高橋‼︎」という4コマが可愛い。高橋はもぅ、桐島が好き過ぎて。自分で自分の気持ちがわややになってるんだよね。この二人の顛末が哀しいだけに、ふわふわと甘い番外編は、手放しで愛でていたいです。

0

二人の美青年のちょうちょうはっし!

さらにパワーアップして参上! 高橋&桐島 美青年が誌面を舞います。
万年片思いのベビーフェイス高橋と、生真面目ぼくねじんの桐島のボケとつっこみはロマンです。
高橋の楽しい妄想と気がつかない桐島は、ほんとに切ない、切ないパワフルコメディーです。

とくに高橋が桐島に手に手をとって、ワルツを教えるシーンは最高!!
途中でお互いに体が反応して・・止まってしまう・・動けない・・
せつないおたわむれがたまんない!!
社交ダンスは男性と女性がペアになって踊る物・・でもこの二人がダンスホールへいったら・・
男二人で踊ってしまうな~^。^想像するだけでも楽しい
動き回る二人を見たいですよね~アニメになってほしい・・!

5

報われない高橋ぼっちゃん♪

「白の無言」の悲劇な話しと打って変わって楽しいコネタを集めた「しのぶれど」に続く同人作品。
ここでも、陸軍士官学校時代の高橋と桐島の楽しい話が沢山♪
桐島に片想いする高橋の何故か愉快なオチと、生真面目過ぎて天然をもよおす桐島のオチが繰り広げられます。

桐島の日誌はまるでその日の単なる記録、うって変わって高橋の日誌は桐島日誌(爆)
これで桐島は高橋に興味もってくれるかな?
オチが「バカヤロウ、気になるじゃないか、貴様の事が」

高橋は外交官の父親を持つ華族の家柄のおぼっちゃま。もちろん執事のじいやがついておりますが、そのじいやとのやりとりが面白い!
たくさん舞い込む縁談に、桐島との縁談とならいつでもOKなのに~という高橋にじいやはそれが桐島本人とは知る由もなく。
下宿で一人でいる高橋にじいやがクロケット(コロッケ)を持ってきたところ、丁度桐島で高橋が抜いているところに訪れてしまい、思わずじいや「坊ちゃま、大きくなられて。もうじいやのクロケットではおかずにならなくなってしまったのですな」←爆笑!
健気で従順なじいやがよもやの笑いのタネになるなんて♪

桐島は天然炸裂★
芸者達が(桐島の母親は芸者で陸軍の偉い人の妾なのです)好かない客の事をキモいと言っているのを聞いて、同級生が桐島にぞっこんな上級生がいるという話をすると「キモい」と思わず遣っているというエピソード。
そしてまた、芸者達が高橋と桐島を見て「BLみたいv」と騒いでいると、高橋はベーコンレタスバーガーかな?と言うと桐島は、ビッグでロングとボソっと。。。
どうやら流行語は花柳界にて作られるというエピソードで主人公達をいじってます♪

伊豆の温泉へ桐島の母親の招待で行った時に、ダンスが踊れない桐島へ高橋が教えてあげようと二人で踊り始めるのだが密着した下半身に、二人とも、下半身が反応してしまいみうごきできなくなってしまう、それを芸者達が見て”かわいい”と言っている話。

どれもこれも、ちょっとしたコネタばかりなのですが、高橋の片想いキャラと桐島の朴念仁のキャラが、片想いの切なさというよりもうここまでこじらせると愉快でしかたないという、面白さを呼びます。
それに二人の軍服姿も、桐島の坊主に丸眼鏡も萌えポイント。
大好きな二人です。

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