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男と女となっていますが、どちらもあります。
宇喜多直家を中心とした物語。中編程度の長さで、同時収録のコミカルおまけもあります。
大竹さんは歴史ものがお好きなようで、絵はとてもきれいかつ丁寧です。お話運びはややオーソドックスな印象ですが、なぜか読み終える頃には、この作品の中では美貌という設定の直家が好きになっています。
本編は、直家の妹の悲恋。兄弟での秘めた思いがベースにあるのですが、主君の命によりスパイとして妹を放ったところ、先方の家臣とよい仲になり子までもうけることになる。ところが主君はスパイとして使えないと分かるや子諸共始末せよと命ずる。
子とともに実家へ帰った妹だが、小さい赤ん坊はすり替えにより助かるが、妹は自ら手にかけ、悲劇の最後をとげる、というストーリー。
他に、家臣、岡剛介との主従BL(ごく短編)と、ギャグ短編あり。