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表題作ディア・マイ・コンシェルジュ

和喜田義彦
同い年の営業,元商社マン
倉原享
ホテルコンシェルジュ

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

サクラノホテルのコンシェルジュである倉原亨は、天才肌で飄々とした営業の和喜田義彦が嫌いだ。対人スキルの低い倉原の、精一杯の笑顔を作り笑いだと馬鹿にされてからずっと避けてきた。しかし、なりゆきからバーで一緒に飲んだ時に酔った倉原は素直な一面を晒してしまう。以来、なぜか和喜田は倉原を「可愛い」とからかうようになり、ついには「男に抱かれたことはあるか?」とおかしなことを聞いてきて――

作品情報

作品名
ディア・マイ・コンシェルジュ
著者
李丘那岐 
イラスト
松尾マアタ 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
ISBN
9784778115517
4

(48)

(8)

萌々

(33)

(6)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
11
得点
191
評価数
48
平均
4 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数11

意地っ張りな頑張り屋、漬物石のように重い受け様が愛おしい

面白かった〜!ホテルが舞台の、ケンカップル?のラブストーリー。

ふわふわ軽くてちょっかい出してくる攻め・和喜田もいいキャラだったんですが、個人的には断然受けの堅物コンシェルジュ・倉原が良かった〜〜!

頑張り屋で自分にちょっとコンプレックスがある受け、応援したくなる。好きにならずにはいられない〜〜

犬猿の仲(だと倉原は思ってる)の2人の心の距離が少しずつ近づいて、恋愛感情に変わり、欲情して……という流れがすごく自然に描かれていて素敵だった✨

ただ、倉原が襲われたのは警察案件じゃないの!?と思うし、ホテルの部屋で2人の初体験…っていうのもできれば別の場所が良かったかなとは思うけれど。

風のように身軽に飛び出していける攻めと、臆病で確信が持てるまでは踏み出せない、「漬物石のように」思い受け。

まさに破れ鍋に綴じ蓋の2人♡

これからもきっと、2人でわちゃわちゃ言い合いながら愛を深めていくんだろうな…と、幸せ気分で本を閉じました◎

0

じっくり丁寧に

はじめましての作家さんです。

主役の二人の関係性の変化と主人公倉原の気持ちの描写の変化が、すごく丁寧にじっくりかかれてますね。

頑張っちゃうコンシェルジュ倉原。かたや何でもこなしちゃう俳優並みのイケメン同い年の和喜多。

俺に抱かれてみろよってパワーワード!
せめて俺を好きになってみろよ、とか、俺と恋愛してみろよも有りだったな。

和喜多を好きになるほど卑屈で不安になる倉原。そうだよね、相手はあの軽くて飛んでっちゃいそうな和喜多。悩むよね。

でもこうやって時間をかけてすれ違ったり悩んだり、一緒の時間を過ごしたりで最高の結果になったのでは?
和喜多にあそこまで言わしめる倉原!良かったね!!!

ちなみに中間子のところも、自己分析もめちゃくちゃ共感しました。

0

全力のコンシェルジュがいい(≧▽≦)

こんな全力で尽くしてくれようとしてくれるコンシェルジュのいるホテルへ行ってみたい(≧▽≦)

受け様は、真面目で石頭のコンシェルジュ、倉原。
お客様の為の努力を惜しまず、お客様の笑顔を見るのが嬉しい、なんて言っちゃう、クールな見た目に反して熱い男。
攻め様は同僚で営業の和喜田。
こちらは軽いイケメンで、チャラくてふらふらしてそうで、最初はあんまり私の好みではなくって( ˊᵕˋ ;)

漬物石並に重い倉原と、地に足がついてないふわふわな和喜田。
正反対な2人の恋模様。

和喜田の「好きらしい」なんてセリフや雰囲気でのキスとか、ともかく軽いノリともいえる言動に、最初はないわ〜、でして。
それが、どんどん倉原の魅力に気付いて、本気になっていくのが、とてもよかった。
にまにまがとまらない。
倉原の危機には、怒髪天で助けに来てくれたのもいいわ~。
でもって、そのままベッドべはなく、ちゃんと想いを告げてから、という倉原の真面目さや誠実さも、めっちゃきゅんで、大好きです(≧▽≦)

人としてもコンシェルジュとしても、いい人だなぁ、好きだなぁ、な倉原。
いいパートナーになりそうな2人でした(*^^*)

1

漬物石とばあちゃん さいこー

神にしてもいいかな っと思いつつ、でも
やっぱり泣けるファンタジーが好きな私は、
そういうのに神評価を置いておきたくて 萌2にします。

しっかり、いい感じに読み込める本でした。
BLじゃなくても全然いけると思うんですけどー。
攻めも受けもどのサブキャラもしっかりキャラがたってて、
いきいきしてて、ホテルもロビーやバーの様子がしっかり頭に浮かんで、
あれー、こんなに素敵な作家さんだったっけ・・・・と
凄くびっくり。
二人の心情も、周りの情景もとてもよく書き込まれてるんじゃないかと思います。

攻めさんの素性が最後に出てきたときは、ああやっぱりそうきたか
とちょっと残念でした。
別にそうじゃなくっても成立したんじゃないのかなあ、この本。
なんかハー○クインみたいになってしまって、少し勿体ない気がしました。

それ以外は、とってもとっても面白かったです!
一番好きなのは、田舎から出てきたばあちゃんのくだり!
ふつー百万円キャッシュ、赤の他人に見せる(笑)?
○○の保護 という感覚 といった箇所で吹き出してしてしまいました
(at 電車内 恥・・・)
ばあちゃんのエビ、最高っす!!!

それと私もやってみたいのは、和喜田(攻めさん)のドアマン姿を侍らせること~。かなりうっとり。。。制服っていいっすよね~
漬物石(想いが重いことを表している模様)になることで、
あんないい男手に入るんなら、
私だって漬物石ぐらいなってやるわっ

3

イラストもノベルも実力派

大変面白かったです。作者さん的には難産だったようですが。。

まず、BLを除いてもノベルとして面白い。ただの状況説明文の羅列ではなく、ちゃんと物語として読ませる。
それから、BLにありがちなご都合主義が感じられない。確かにお話しなので日常生活で起こらないようなこともありますが、自然な描写と前後関係で、最後までひっかかることもなく一気に読みました。
隙間時間に読んだのですが、早く続きが読みたくてじれじれしました。

ノンケ同士がつっくつまでのほんわかとしたラブストーリーで、じっくりと好きになる過程が描かれていくので、無理がありません。
舞台はホテルで、お仕事もの。壮絶イケメンだけど軽い攻めの和喜田と、仕事に真面目なコンシェルジュの受け、倉原さんの対比。
最初はお互い反発していますが、内面を知るにつれて相手のよいところが見えて好ましく思うようになります。

受けの倉原さんが可愛いですね。自覚全くなしのところも含め。和喜田はちゃらんぽらんのイケメンという設定の域を出てない気がしますが、さりげなく倉原をサポートする度に、これ惚れちゃうよね、と納得の男前。

マアタさんのイラストがステキすぎて、それだけで萌え死にそうになりました。イラストで星1つ増やそうか悩みましたが、やっぱり萌え2にしておきます。そもそもジャケ買いですが、中身も面白くて良かった。

6

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