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いやぁ〜面白かった!
あらすじ読んだ時はシリアスめなお話かなぁと思ってたのですが、いやはやエロあり笑いあり、だけど切なくもある面白い作品でした。
変態検事×ツンデレ意地っ張り警部補
攻めが潔い変態で、そんな攻めを好きになってしまった真面目な受け。この2人の掛け合いが面白くて、何度か声をあげて笑ってしまいました。
特に後半のベッドシーン。ちゃんとエロいのに面白いという、なかなか見ないシーンで面白かったです。
ただ笑えるだけでなく、弟の彼氏との関係に悩む受けの心情は切なく、弟との親密さを見せつけられる度に傷つく受けには胸が締め付けられます。
お仕事描写もたくさんあるのですが、さすが鳥谷先生と言いますか、こちらもちゃんと面白いんですよね。
本筋の攻めとの関係も気になるけれど、後輩の二階堂とのコミカルな会話や、派手な殺人などではない細々とした事件も面白くて、あっという間に読み終わってしまいました。
読後感もよく、なんだかいい気分です笑
おすすめです!
面白かったです!!!
検事×刑事で、年下攻。
主人公がピアノを嗜むジャズ好きという設定なのですが、
本書もまるで転調の激しいジャズのように、シリアス↔コメディを行ったり来たりする、油断ならない展開ですv
ガッツリお仕事が絡む硬派な話かと思いきや、
出てくる事件の一つ一つは、猫捕獲だのネギ畑捜索だの、シュールで笑えるものが多い。
(でも、どんな事件にも真面目に取り組む刑事たちの姿には好感がもてます☆)
しっとり甘いラブストーリーかと思いきや、
いきなり直球な下ネタや変態台詞が来て、一気にコミカルに。
キャラも皆個性的で、最初から最後まで楽しい作品でした☆
【あらすじ】
主人公は、ゲイで刑事の鈴原(30)。
弟のカミングアウトが元で両親が離婚し、ゲイ嫌いの母親に引き取られたため、自分もゲイであると言えないままノンケとして生きてきた。
弟の恋人・友利(検事・29歳)は、容姿端麗・紳士的な性格・仕事に対する姿勢も真面目…とモロ好みのタイプで、いけないと思いつつも惹かれてしまう。
ジャズピアニストの弟は、仕事で渡米中。
一人で寂しいと言う友利に誘われるまま一夜を共にするが…
【感想】
友利を慰めたくて、一夜だけなら…と誘いに応じた鈴原ですが
事後、本気の告白をされ、“とんだ二股野郎だ”と激怒。
・・・うーん。ここでキレる鈴原には釈然としないものが。
寝た時点で弟を裏切っていることに変わりないような?
でもその後の鈴原の悪態が面白すぎて、まぁいいかって気にw
個人的に、本書一番の名シーンです。
「コーヒーの代わりに、
私の精液を飲んでもらえますか?(ドヤァ」
とブツを近づけてくる友利に対し(←彼は紳士に見えて結構変態なのですw)
「こんな粗チン野郎の精液を、誰が飲むか!」
とマンションを飛び出し、電話でも
「鬱陶しいぞ、粗チン野郎!二度とかけてくるな、粗チン野郎!死ね、粗チン野郎!」
・・・すさまじいです。
それまでの、トレンディドラマのような
お洒落な空気との落差にかなり笑わせてもらいましたw
じつは浮気じゃなかった…と判明したあとは
(ネタバレは避けますが、友利と弟はHもしてませんw)
すごく甘~~~くて変態チックなエロシーンが。
「粗チン」と言われ傷つき(そりゃあれだけ言われれば…w)
執拗に自分のモノを褒め称えるよう促す友利。
ねちっこい台詞の数々が、可愛いし変態臭いしで最高でした☆
他作品のようなマニアックプレイは出てきませんが、エロ甘で良かったです。
鳥谷作品らしいシュールさが楽しいけど、最後は感動的。
母親と向き合えなかったことを悔やむ鈴原が、事件を通じて母の子への想いを知り、年下だが包容力ある恋人と幸せになれそうなラストは素敵でした。
次回作は、
温泉街を舞台に【得意技:頭突き】の犬が活躍する話になるようですw
またエロ甘で変態パワー溢れる作品を期待しています☆
受けの鈴原は子供の頃の経験もあり、大人になってゲイの自覚を持った刑事。
弟は既にゲイをカミングアウトしており、そのせいで両親が離婚に至るきっかけでもあったため、自分のカミングアウトはできなかった。
そんな折に弟から恋人を紹介される。
検事の友利。
最初は弟の恋人である事や前評判から避けていたが、あるキッカケから思いを寄せるようになる。しかし弟に恋人、であり中々認められない。。。
友利がこれまた男前でいい奴なんです。検事としての信念もあったり、立ち居振る舞いのスマートさ、もちろん美形であることも。
弟が長期渡米したために、淋しいという友利とたびたび会うようになるが、もう最後にしようとした時に友利に抱かれてしまう。最初で最後だから、という思いから抱かれるんですが、わかるなぁ、その葛藤。
そっからは誤解が次々に解けていくんですが、何より友利の甘さが萌える。。
ただ、後半のクライマックスで鈴原が初体験だったことが発覚し、友利は喜ぶんですが、、、、「処女」ってキーワードを多用してるんですが、それが興醒めしたところではありました。初めて、とか初体験、初物とかなら良かったんですが。
プロポーズ後の彼らを読んでみたいな、とは思いました。
ルチルは初の鳥谷しず作品だと思うのですが、場所は変わっても鳥谷しずだった(笑)
またの名を「新書館のエロ魔人」でしたっけ?
濃厚なエロが特徴でありますが、やはりねっとりしてました。
ただ、今回気がついたのは受けが「あー。あ、あ、あー」とか「あー」しか喘いでいないこと。
他の作品もそうでしたっけ?
しかし、思うに追いあげられてそうそう言葉が出て来なくて「あー」しか言えないってことはそれだけスゴイって事なんだわ!と攻めのスゴサを改めて認識するのでした(?)
そして、特徴のもう一つにキャラクターの一人がどっかおかしい(当人は至って真面目のつもりだが)
この作品では攻めがちょっとおかしな人~変態と呼ばれていたが、外見からのギャップもあってそれから見ると変態チックなおかしさなんだと思う。
一見すると、始まりはシリアスに主人公の要素からしてもその展開が予想できるはずが、あれ、あれ、あれ、と言う間に「え?こんな話だったのか」と不思議の国に連れて行かれたような、クレイジーキャッツ(?)な展開の始まりと終わりの落差に、エンタメを感じるのでした。
そういう意味では安定の鳥谷しず作品と言えるのではないでしょうか?
自分がゲイであることを隠して親の為に我慢して警官になった主人公の彰史は、母親も亡くなって3年経つし、ジャズピアニストの弟にとうとうカミングアウトをしようとしていたのですが、待ち合わせに何と彼氏を連れて来たのでした。
自分がカミングアウトするつもりが、弟に先を越され、しかも相手は年下だけど好みのタイプ。
おまけにラブラブを見せられてアテられて腹立たしくなるだけだった彰史は、受け持ちの事件絡みでその彼に再会することになるのです。
その相手は友利という検事。
最近移動してきた新しい検事で、部署の刑事達が不満を漏らすほどの難物だというのです。
女性が暴行される事件が友利に突き返され、調べるとなんとSMの行為の最中だったことがわかり、実は友利が出入りしているSM倶楽部の常連だったこともわかるのです(爆)
そんな始まりから、行きたかったLIVEに誘われ一緒に出かけ、アメリカに行ってしまった弟の代わりの恋人の目付けと思い、彼とデートのような事をして、一夜を共にしてしまいというものです。
友利のギャップにただ驚きです。
SMが好きというより、一人がさびしいのでとか、ちょっぴりSの片鱗を見せながらも何だか欲望に忠実な人なんじゃないかと。。。
いいや、恥じらいのない若干エロ魔人だと思う。
そして彰史は、最初がシリアス目だったのに部下の二階堂のキャラがとても愉快なキャラな為、何だか調教師か先生か、突っ込み役みたいな面が仕事の上において見せるので、この彰史のキャラもまた一種独特の雰囲気を持つ気がします。
長い間ゲイを隠して~と言う割にはっちゃけてたエッチしてましたw
恋愛はどうなのよ?といえば仕事も違うので頻繁に友利が登場するでもなく、彰史の仕事場面が多いので、いったいいつくっつくのか?本当にまとまるのか?やきもきしながらいつの間にかラストでまとまるという、
いやぁ~なんだか遊園地のアトラクションかマジックをみてるような話でしたよ(笑)
彰史のオチもね、、、コントみたいだった(w)
それにしても、友利のおかしなキャラクターも好みでしたが、彰史の部下の二階堂ですよ!!
いいね~彼のキャラクター、危うく主役を喰ってしまうところだったと思いますv
それとネチネチな猫大好きな課長も変なキャラだったし。
キャラクターのお楽しみ袋みたいな楽しい作品でしたよ♪
総合するとコミカルでシュールな部類の作品だと思うのですが、
受けになる鈴原が弟の恋人だと知っていながら惹かれる気持ちが止まらずに
友利と肉体関係を持ってしまい、罪悪感と友利への恋心で苦しむ流れはシリアス。
だけど、その相手の友利はかなりナルシー傾向の変態さんでもありました。
後半で勘違いも誤解も解けて相愛になり抱き合う段階で鈴原がシャワーを浴びてる間
ベッドで素っ裸になって自分の股間を擦りながら愉悦に満ち満ちた表情で
鈴原を待っている姿は鈴原が友利を変態というだけのことはあると読み手も実感。
結果的には弟の恋人だと思っての勘違いと互いに誤解しあったことで
少しすれ違いがありますが、やはりシリアス感よりもシュールな雰囲気の方が
際立っているような作品でした。
このふたりは割れ鍋に綴じ蓋、もしくはエロなバカップルに絶対なるだろうと
思えるカップルで、終わりよければ全て良しの内容で面白いです。