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幻冬舎のオススメに間に合いませんでした。また来年!表紙がちょっとイメージと違うのがもったいない!口絵の方が手に取られやすい気がする。
◾︎詩伸(高校3年)×礼史(早生まれ,高卒で土方)
義兄弟モノです。でも詩伸→礼史は兄弟になる前から片思いで、偶然兄弟になり同居することになる…という流れなので、兄弟もの的背徳感は薄め。兄弟モノが好きではない自分(のに気づいたら大量に読んでるから、嘘言ってるみたいになってきましたが)でも然程抵抗なく読めました。
それぞれの思惑が現実的で地に足ついてるのが良いです。恋愛は大事だけど意外と人生しっかり考えてる感じね。あんまりテンション高すぎて浮ついてると疲れるので、読みやすくてありがたい。
詩伸萌が強かった。攻めが可愛い作品を好きになることが多い。礼史も可愛いけれど、詩伸がカッコつけたり赤くなったり、本当にカッコ良かったりするのがたまらない。あとがきで逆ないしリバの可能性があったっぽいですが、たしかに途中妙に詩伸が乙女でて、礼史が積極的だった。そんな所も可愛かった。
萌〜萌2
タイトルに惹かれて購入しました。
「ここにおいで、お兄ちゃん」だなんて、ここに堕ちておいで・・・って感じで素敵と思ったけど、平喜多先生ですのでもちろんそういう背徳路線ではありません。
ガチではない義兄弟ですしね。
親の再婚同士で義兄弟になったという王道設定です。
義兄弟4人ですが、それぞれ皆、個性的です。
一番上の礼史は元一人っ子のガテン系。
元長男の詩伸は歯科医の父親の跡を継ぐべく勉強中の高校三年生。
元次男坊 那月は中二病真っ最中で一言、一言が笑えます。
末っ子の豊海はまだ小さくて可愛い盛り。
礼史に憧れる詩伸の表情がいい。
普段は寡黙であんまり表情を変えないのに、礼史に頭撫でられてこっそり赤面しちゃったり、礼史のパンツを漁っているのがバレて好きだと開き直って、そういう事だからよろしく!とクールに言い放ったかと思ったら、部屋に戻って赤面していたり・・・。そこのギャップがめちゃ美味しいです。
そんな詩伸のクールで一途な駆け引き&静かな圧力に、お兄ちゃんも無意識にほだされていって・・・
「お察しの通り俺はお前におちたよ どうすんだよ」
ぎゃー!!なにこのセリフ!美味しすぎるっ!!
その後の詩伸は相変わらず顔が真っ赤っかになったり、好きだと直接言われて思わず泣いちゃったりと礼史の事が本気で好きな様子を見せつけてくれるんで、読み手としてはひたすらニマニマするしかないです。
その後の二人のやりとりも決して熱に浮かされたいっときの気の迷いではなく、確かな未来を見据えて行動していて心の底から二人を応援したくなりました。
新しく妹もできて、「俺達の血を繋ぐ子なんだな」って言う詩伸。
二人の間に子供は出来ないけど、新しい命が祝福できて幸せストーリーとしても完璧。
あとがきの8年後のようすが笑えて、笑えて。そして末っ子豊海のイケメンぶりに胸ドキ。
大好きな義兄弟ものです。そこに平喜多さんのお話が加われば、温かい家族ものが堪能できます。
礼史は、母親の再婚で、3人の弟ができます。その内の二人とは、偶然にも飼い猫を通して、交流があったのでした。中でも同い年の詩伸は、ぶっきらぼうながらも礼史を慕ってくれてて、礼史も可愛いと思ってたりして。
そんな時に礼史が住んでるアパートが燃えて、家族で暮らすことになります。家族団らんに慣れないながらも、居心地の良さを感じてる礼史です。
でも、詩伸が礼史のパンツにウットリしてたり、キスしてきたり、好きだと言ってきたり。ドキドキしっぱなしな兄弟関係に萌えます。
詩伸がほんとカッコ可愛いです。礼史の前ではカッコつけてるのに、本当は真っ赤な顔してたり、すぐ不安がったり。礼史が好きなのが、物凄く伝わってきてキュンキュンします。
対して、礼史も不器用な詩伸を甘やかしてて、思わずニヤニヤしてしまいます。
二人が家族を大事にしてるのも好感が持てます。
礼史と妹ちゃんとのエピソードも胸がホッコリします。
あとがきの8年後の兄弟の姿に萌え度倍増です。この1枚で、続編を読みたいと思ってしまいます。
親同士の再婚で兄弟になった学年違いの同い年の二人のお話。
母親の連れ子はもう高校を卒業して、一人暮らしで建設業で働いている礼史。
父親側には男の子が3人。進学校に通う高校3年の詩伸、厨二病を患っている真っ最中の中学生の那月、そして幼児の豊海。
礼史の猫が迷子になったのをきっかけに知り合った、礼史と詩伸、豊海兄弟だが、、、。
お兄ちゃんは受け入れる愛。
礼史と詩伸のあいだで、ゆっくり育っていく愛。
礼史が詩伸の恋愛感情をだんだん受け入れていく、そんな、礼史の気持ちの自然な流れにこちらも感情移入できる、このお話の展開の速度がよかった。
漫画は見せ方なんだあ、と思い知りました。
フェア特典欲しさに、対象の本の中からこちらを選んだのは、表紙の茶髪の男の子が、腐る前に好きだった某アイドルを思わせる、私好みのイケメンだったためです。
評価は高いけれど、あらすじを読む限りではBLにありがちな話の中身に、実は全く期待していませんでした。
特典がもらえて、好みのタイプの絵姿が目の保養になれば十分、と失礼にも考えていた私を、どうかお許し下さい。
お話は確かに、「親同士が再婚して兄弟になった2人の恋」という、BL界にありふれているものでした。(「BLあるある」にも投稿されていたような)
ですが、読みながら感じた新鮮な驚きは、決してありふれたものではありませんでした。
表紙の印象を裏切らない、かっこかわいい男の子達はもちろん、お母さんや幼子まで、とてもとても、魅力的に描かれているのです。
まず、絵が良いです。
若い子がかわいいだけではなく、お母さんまで歳相応にかわいい。(かわいいのに、若すぎないんです!)
皆がそれぞれ特徴ある性格に描かれる中、私の気に入りの茶髪の子が一番素敵だったのも大変喜ばしいことでした。
お母さん思いで、働き者で、優しくて明るくて頼もしい、素晴らしい…。
このお母さんとたぶん同年代の私は、こんな息子なら育てたい、と勝手なことを思いました。
追記
評価を「神」から「萌×2」に変えました。これと同じくらい気に入っている本を「萌×2」にしていたと気付いたためです。申し訳ございません。