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表題作ラブ・セキュリティ

八十島静/23歳/警備会社アルバイト
高岡秋彦/17歳/高校生

あらすじ

純で世事に疎い高校2年生・高岡秋彦が『八十島警備保障』西部支店を訪れたのは、親友・室伏が、社長の八十島鼎と山仲間であり、その人柄と会社の懇切な対応を説いたからだが、そこには顔は同じでも性格は対照的な双子がいた。
支店長で堅実な豊と、おちゃめで何をやっても長続きしない静と。
秋彦の相談内容とは、彼に対する謎のプレゼント攻撃。
なぜか留学中の姉夏子の車の中に置いていくのは脈絡なく実害のない物。
しかし突然それがグロテスクな物に!静が調査を開始した。
後半は、自ら詐欺師を名乗る誠実な(?)男が高岡姉弟に迫る物語。


高2の少年とガードマンとの小粋なラブ関係

高2の秋彦は変なプレゼント攻撃を受ける。自宅の車に毎日置かれているのだ。最初は害のない物だったが、ある日突然グロテスクな物に! 秋彦は、ある警備保障会社に相談。双子の社員が相談にのってくれるのだが…。

作品情報

作品名
ラブ・セキュリティ
著者
たけうちりうと 
イラスト
柴牙忍 
媒体
小説
出版社
小学館
レーベル
パレット文庫【非BL】
発売日
ISBN
9784094211061
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

キャラクターが個性的な事件もの

コメディーでサクサクよめちゃうラノベ風のお話、というかレーベルからしてラノベでしょうか。
キャラクターが個性的で会話が楽しく、面白かった!

舞台は警備会社という名の何でも屋。探偵ものに近い作品です。
そんなに本格的な推理ものというわけじゃないけど、事件を追う展開がスピード感があって飽きずに最後まで読めました。

主人公が高校生なのに中学生のように子供ぽく可愛いので、落ちついた大人な小説好きの方よりももっと年齢層が低めだと思います。
少し悪い言い方をすれば子供向けかもしれません^^;

登場人物は高校生の秋彦と、秋彦の親友の室伏、警備会社の双子の豊と静。
性格は正反対の、双子の関係が面白い。
堅実な豊と根なし草で奔放な静ですが、堅実なのに面白いこと好きでちゃっかりもの豊は、静とよい共存関係を築いているといえます。

秋彦が巻き込また事件を、依頼を受けて二人が解決してくれるお話です。
恋愛要素は薄く、静は秋彦を好きだと言ってるのですが、秋彦があまりにも可愛くて素直なので愛玩動物を好きっていってるような…キスも親戚のお兄ちゃんとしてるような感じでドキドキや性的な感じはありません。
結局、秋彦がどう思ってるかが曖昧で終わるのですが、特に続きもないようなので、これはこれで終わりなのかな?と思うとちょっと不完全燃焼な感じもしました。

シリアス度も低く、作者様お得意の含みのある笑える会話が盛りだくさんです。楽しい気持ちになりたいときに、さらっと読める1冊だと思います。

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