箱庭

hakoniwa

箱庭

箱庭
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神18
  • 萌×214
  • 萌14
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
17
得点
192
評価数
50
平均
3.9 / 5
神率
36%
著者
国枝彩香 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
価格
¥629(税抜)  
ISBN
9784799714720

あらすじ

この本を読もうかどうか迷っているあなたへ
・透明感のある北欧系美青年が、超ゲスな性格だなんて「なにそれ萌える! 」
・結末に度肝を抜かれたい!
・鬼の子、無機物、チビデブハゲ、トンデモBLだってどんと来い!
・枯れた中年の色気、悪くない!
・美形セックスドールと聞いて、テンションがあがる!
・「不細工の方が線が多くて描くのが面倒くさいんですよ! 」と言いながらも全力投球でブサメンを描く作家に好感を覚える!

上記ひとつでもチェックがついたら、Let's Reading!

【収録作品】
「箱庭」
愛を知らない不老不死の鬼の子と、逃げてきた男の行くあてのない恋。

「秘められた花」
遭難し目を覚ますと、傍らには痩せ細った全裸の男がいた。彼は一体…?

「Doll」
容姿も痴態も全てが自分好み…最高の人形とのミステリアスエロス。

表題作箱庭

豪太,嵐の日に雨宿りできぬの住処に来た訳有り青年
きぬ,生き物の血肉で生きる得体の知れない生き物,

同時収録作品Doll

人形,片想いの元同級生が作ったアンドロイド,
マッドサイエンティストに恋する貌と財力を持つ青年

同時収録作品5月の奇跡

村山セイジ,上京したばかりの大学生,18才
アルキンZ,セイジが子供の頃作ったダンボールロボ,

同時収録作品秘められた花

同時収録作品君よ知るや南の国

エルリク,諸国を旅する美しい旅人
アドニス,南の国に住む無垢な不細工

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数17

ベテランの余裕を感じる

この表紙!
「番人」系?怖い耽美?怨念?因習?
…といういかにもな絵柄なのですが、読んでみると国枝先生の高い画力や構成力に裏打ちされた技巧を凝らした作品が詰まっています。
必ずしも万人受けするかはわかりませんが。

「箱庭」
表紙の、美しく妖しくて儚げな「何か」。
「彼」は人の血によって生きる「人ならざるもの」。
前の優しい主人は亡くなり眠りについていたのに、嵐の夜に空き家だと思って家に入ってきた青年の血の匂いで目を覚ましてしまう…
…と耽美的な始まり。
ですが、この青年が屈託なくて、「彼」が吸血鬼と知っても友達のように接してくるので物語のトーンがやけに明るい。
結局…青年も吸血鬼になり、2人で「食糧ハント」に勤しむ話へ…
耽美イコール哀しみ、を打破するのは良い。
でもさ、耽美の良さは良さでいーんじゃないのぉ〜?

「Doll」
ネタバレになるけど、こちらも裏切り系。
国枝式妖艶セックスドール…かと思いきや⁉︎です。美形が可哀想なお話。

「5月の奇跡」
これはまた…思いっきり斜め上というか。こういう切り口があったか…という感嘆。
冴えない大学生・セイジ。彼が子供の頃自分で創作したロボット「アルキンZ」が今押入れから現れる!というお話。
ロボットと言っても金属製のカクカクではなくて、筋肉モリモリの美丈夫が出てきます。しかもエネルギー切れになってくると、どんどん儚げ美形に変形するという…
まあBLですから?
そんな儚げアルキンZを辛抱堪らん!と抱くセイジ。するとまたムキムキに戻るアルキンZ。
しかし、このアルキンZ。夢じゃなくてしっかり現実です。というオチ。面白いです。

「秘められた花」
山中で遭難した壮年のおじさん。目覚めると自分が誰だかわからず、隣に裸の少年の死体がある。
だが、雨が降った翌日、死体ではなく生きた少年がいた…
これは少々分かりづらいながら、多分擬人化的な物語なのだと思う。
このおじさんは苔の研究者。苔を愛してやまない。だから遭難して死の危険に晒された時、その苔が助けてくれたのかも。

「君よ知るや南の国」
キタ〜!
「番人」内収録の「めぐり逢い…COSMO」の流れを汲むブサイク満載のギャグ系作品。
好き嫌いは分かれます。ここまでやらなくても…という気はするけど、ここまでやるからいいんだよね…私は好きですよこういうの。BLの根本をおちょくってる感もあって非常に面白い。

全体に。
面白いんだけど、面白いがゆえに私個人としては国枝先生の初読み作品としては薦めない。ヘンな話描く人なんて思われたくないもーん。

1

面白いから表紙で敬遠する必要はない

◆箱庭(表題作)
 ホラー風の導入に反して、物語の流れはそこまで悲愴感や闇が漂うわけでもなく、割と爽やかな読後感でした。攻めの豪太のあっけらかんとして快活な性格の影響も大きいかな。表紙を飾る人間ではない美しい生き物・きぬは、生きている限り人の血を吸わなければならない性。誰かと一緒に生きたいけれど、血を吸い尽くして死なせてしまうことを恐れています。一度は自棄になって死も受け入れた人間は精神も相当強いでしょうから、豪太のような人に出会えたことはきぬにとって天からの恵みだったのではないでしょうか。切な過ぎず、後味の良い作品でした。

◆秘められた花
 途中までは表題作より好きかもと思っていたんですが、夢オチのような展開に少し残念なような気がしてしまいました。綺麗な容姿なのに人並みの知能がない受けが神秘的で、彼が幻の中の存在だったからこそ儚くて尊くも感じられるのだとは思いますが。もっと読んでみたかったですね。

◆君よ知るや南の国
 これはなかなか衝撃的でした。受けのアドニスを徹底して不細工に描ききった思い切りには拍手したいです(笑)。たまにはこういうBLもありですね。こんな受けでも萌えを得られた自分は、やはり男性同士の絡みが心から好きなんだなぁと改めて思いました。

2

表紙で迷ってるなら読むべし!

萌は×1ですがお薦め度と楽しめたので萌×2で。

表紙の感じからおどろおどろしくて悲しいお話なのかなと避けてました。

「箱庭」
棺の中に眠る美しい青年。吸血鬼のようで。
悲しい過去ひとりぼっちで眠っていた絹。
主を亡くしもう起きることはないと。

そんなところに現れた豪太。明るくてびっくり!
毬で遊んだり血をあげたり髪をといてあげたり。
弱ってそしてとうとう結ばれてこれで豪太の
命が尽きるのかと思ったらば!

街で二人で人間を物色してて!絹はめっちゃしっかりしててキャラが変わってるし(髪色も)
豪太も吸血鬼になっちゃった!でも二人で帰る場所があるのはいいですね。

「5月の奇跡」
タイトル通りですね。5月に奇跡が起こりました。
まさかの子供の頃の工作が実体化して地球の危機を救いに来た。しかも外人マッチョ裸で。
弱ったときの栄養補給がまさかの!しかもそっちがわ?
地球の危機に呼ぶがいいと押し入れに入って行きましたがすぐ呼んじゃう主人公でした。
確かに彼女はできないかも。

「秘められた花」
こちらも不思議なお話ですね。全裸の青年は苔の精だったのでしょうか?
安易にエッチしないところが良かったです。
会話も成り立たない関係だったけど寄り添って。
しかし助手に似てるのは何故?
また彼に会えるといいですね。

「君よ知るや南の国」
こちらも不思議なお話です!北欧系美青年が不細工村に旅人としてやってきてすっかりアイドルに。
しかも一人だけ釣れない相手をロックオンして。

なのに娘が現れ(結婚して子供いたの?)嫁が離婚したい本気で好きな人ができたからって会いに戻る(嫁の浮気はダメなんかい?)
いっそ清々しいですね。
そしてあの時の!新たな娘の存在と相変わらずやっぱり不細工としっぽりやってるエルリクでした。

まさかこんなキテレツなお話の短編集だとは!
心に爪痕を残されました。もっと早く読んでいれば

2

凡人の期待と想像の範疇を超えるカオスっぷり!

国枝さんの作品は『箱庭』と『番人』の2冊しか読んでいないのですが、この作家様の振り幅は衝撃ですよねとりあえず。
最初読んだ時はなんじゃこりゃーと思ってそっと閉じました。
時間を置いて再読したら変わるかしら?と思いましたけど、今読んでもやっぱりなんじゃこりゃーですw

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この本を読もうかどうか迷っているあなたへ
・透明感のある北欧系美青年が、超ゲスな性格だなんて「なにそれ萌える! 」
・結末に度肝を抜かれたい!
・鬼の子、無機物、チビデブハゲ、トンデモBLだってどんと来い!
・枯れた中年の色気、悪くない!
・美形セックスドールと聞いて、テンションがあがる!
・「不細工の方が線が多くて描くのが面倒くさいんですよ! 」と言いながらも全力投球でブサメンを描く作家に好感を覚える!
上記ひとつでもチェックがついたら、Let's Reading!
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一番下以外は全部チェック付くんですけどね・・・凡人の期待と想像の範疇を超えてます。笑

5編の短編が入っていますが、どれも一筋縄ではいかない感じ。
自分の好みには合わなくても「しゅみじゃない」は付けたくないなっていうくらいには、たいへんユニークな1冊でございます。
読んだら読んだで面白い!
ただ・・・読まないなら読まないでも損はしないなっていうのが率直な感想ですσ^_^;

そんな中でこれは好きだなって作品が「秘められた花」。
5編の中では唯一コミカルでもギャグでもないトーンのお話です。
【・枯れた中年の色気、悪くない! 】うん、悪くなかったです!(しかし初老に胸毛・・・いる??)
青年の正体がまさか○○(伏せます)とは流石に想像できませんでした。

1

きぬ

鬼の奴と書いてきぬ。

きぬの見た目は美しいけど怖くもある。

旦那さまがきぬを性対象として見てなかったが良かったなと思った。

きぬと関係を持った豪太も鬼に変わってしまったけど、これはこれで良かったのかな。
うぶで可愛いかったきぬちゃんの性格も変わってしまったけど…。
もう一人じゃないから寂しくないか。
でも、棺は二人一緒に入れる物もあった方がいい気がする。


苔の妖精?なのかな?
秘められた花の言葉がしゃべれない子が可愛いかった。
口絵のイラストも綺麗。


最後に見ちゃいけないBLの世界を見てしまった…。
思いっきりギャグだったのと国枝先生の作品だから読める。
普通ならここまでのブサイク受けは無理だよね。
BLかは置いておいてギャグとファンタジーの融合ですね。

これは、ぜったい買うしかなないってくらい素敵な表紙の一番最後がブサイク受けのファンタジーとか笑いがとまらない。
ブサイクというか化け物だけどね。

2

美人も不細工も天下一品。

表紙見て主題作の「箱庭」は「十三夜幻灯」か「番人」のスピンオフか続編かと思いましたが全く別の短編でした。
しかも半分はギャグマンガです。
美しい表紙に騙されました。

5作品、激しい「萌え」はなかったもののどれも良かったです。
大どんでん返しオチの「Doll」「秘められた花」が特に好みでした。国枝先生のどんでん返しオチ作品は以前読んだ作品、シリアスでもギャグでも楽しめた記憶があります。
国枝先生の作品は説明表現や詩的表現がやや多い為、読む所が結構多いので長編よりも短編でスパン!スパン!と読ませてくれるとやっぱり嬉しい。しかも引き出しが多いから飽きないですね。


不細工作品は過去作の「めぐり逢い…COSMO」←(しかもなんとSF!)の不細工っぷりに度肝抜かれましたが、またやってくれましたね…。
BL誌で「ブサイク特集」なんてやってもせいぜい「モブ顔」が限界だと…「めぐり逢い…」みたいな本気は後にも先にもあれきりだろうとタカをくくっておりましたが…が…国枝先生はまた本気で描いてくれました…。orz
「君よ知るや南の国」です。
あのぉ…どこに需要があるのですか…?いや…もう…とにかくスゲェのなんの…。( ̄▽ ̄;)
今回のは何匹…いや、何人も出てきますのでご注意ください。

3

すごい。

発売当時国枝さんを読んでいなかったので(正確には「耳たぶ〜」を読んでいたけれど、すっかり忘れてました…笑)表紙のきぬちゃんには惹かれどもあらすじやレビュー読んで躊躇していましたが、実際読んでみたら躊躇した通りの内容でしたー!わーーー!
あまりにカオス過ぎて、いや、もう大満足です(笑)

矢張り、きぬちゃんが美しかったので、オチも含めて表題作が好きです。
あと、じんわりくるようなこないような?のロボ擬人化と人形ネタも好きです。

しかし、本当多才なんですね、国枝さん。
そして、上手い。(脱帽)

2

まさにカオス

国枝先生ご自身があとがきで仰られている「カオスな内容…」まさしくその通りです。
アッチコッチソッチドッチ!? な方向性ながらもお話のどれもが安定の面白さ・美しさをそなえておりますので十分に楽しめる内容です。読後に呆けるレベルの凄みを感じましたのも、最後に組み入れられたる不細工特集のお話が異彩を放っていたからでしょう。純粋にスゴイな、と。強烈なインパクトがあります。

[箱庭]
絹ちゃんがきれい。美しくておそろしくて、そして哀しい。モノを知らない、無垢な人ならざる者。
無邪気に鞠遊びをする姿と対照的に、誰ぞの血がなければ生きられないひとりぼっちの鬼であることが、寂しいのです。
食われるとなったときの絹ちゃんの幸せそうな少し照れくさそうな表情がとてもすてきでした。
ひとりだったけれど、今は分かち合える人ができて、そして末永く幸せに過ごしているのかな、今日もこの街この世界のどこかで…とハッピーエンドでホッとしました。

[Doll]
4Pに詰め込まれるミスリードと萌えとエロス! すごい!
きっとずっとこんな感じのふたりなんでしょう。ちゃんとした人形をはやく作ってあげてほしいです。(笑) がんばれマッドサイエンティスト!

[5月の奇跡]
国枝先生にしか描けないなと感服。ムキムキマッチョで美形ででも人外って何事かと。ほぼほぼ事件ですよ。でもこれが面白い。ブッ飛びすぎているからこそしらけることもない、すごい。
裸エプロンまで披露してくれちゃうアルキンZの旺盛なサービス精神に拍手。そのうえ「その」シーンになると華奢な美男子(ムキムキのときも十分美男子だけれども!)になっちゃうんだもの、アルキンすごい。
萌える萌えないよりもこのお話を生み出す国枝先生ってすごい…と感想がひたすらすごいばかりになる一作。

[秘められた花]
マイナスイオンを感じる作品。
まさかそういうことだったなんて…と驚きが一番。でも安心感のあるストーリー。
本当なら鬼気迫る状況だけれど、"彼"がいたことで教授の心も安らいでいったのですよね。ある種のつり橋効果的に、恋に落ちたのではないでしょうか。
もう一度会えなくてもいいのだろうけれど、でもせめて先生の知っているところ分かるところできれば近いところで、根付いてほしいものです。

[君よ知るや南の国]
やばい、神やばい。男でも身ごもる神やばい。いや全部やばい。
国枝先生全力の不細工がやばい。所狭しと並ぶ不細工、画面に広がる不細工。否応なしの不細工やばい。やばいすごい。
攻めの美形の性的嗜好と絶倫さとやりたい放題感がやばい。美形であることを武器としてあっちにもこっちにも挿しているやばいすごい。ユニコーンですら虜にする、獣もいけるとかすごい。
そして読んでいるうちに不細工に慣れてきている自分がいるやばい。思考を停止させる破壊力がすさまじい。衝撃的なお話。

様々なお話が詰め込まれた一冊でしたが、そのどれもが濃~いお話ばかりなので満腹になりました。
すべてを読み終わったあとに本を閉じ、表紙のきれいな絹ちゃんを見て癒されてホッとする、それをついつい繰り返してしまいます。

5

引出しの多い短編集

表紙や口絵のイメージを、裏切る作品。
その裏切りは、ガッカリというより両方味わえた楽しさか。
シリアスと笑いが、思いがけない振り幅で現れる妙。

色々なテイストの5つの短編が入っているが
どれもほのぼの暖かく、でもなにげにブラックで、
そして小気味よくぶっ飛んでいる。
勿論エロもあり。

個人的には表題作の「箱庭」が、吸血鬼きぬの可愛さや
耽美な表紙、最後のニヤッとするオチを含めてトータル一番好きだけれど、
たった4ページに描かれた「doll」にも激萌えでした。


4

ダークさはやや薄め?

久しぶりの国枝さんは表紙買い(笑)
白髪で長い髪の着物美少年…!買うしかないでしょ…!
以前発行された「番人」に出てくる少年も白髪で赤い目。
国枝さんご本人も巻末で語られている通り、相当な白髪スキーのよう(笑)

内容のほうは比較的ライトな短編集といったところでした。

「箱庭」
表紙からバッドエンドを予想していたため、
ほっこり笑えるエンディングにホッと胸をなでおろしました。
と同時にちょっと物足りなさが…笑
実はやれやれ系だった絹ちゃんに萌えました。

「Doll」
今回の短編集の中で一番短いお話でなんと4p!
しかし一番萌えさせていただきました。
妄想させる余地があるお話だからなのか
この報われなさがMゴコロにびんびんくるのか…w
続きがとっても読みたい…でも報われてほしくはない(笑)

「5月の奇跡」
ロボットのデザインの下衆さ加減に笑いましたw
あのドリルはなんなんだw

「秘められた花」
少年とオヤジのいちゃいちゃを楽しむお話と思いきや、
オヤジの恋の助走まで楽しめました。
苔への親愛と助手の青年への情愛。
それが合わさったのが苔くん(こう呼んでいいのか?)なのかなと。
助手の反応を見る限り、彼の恋の成就はそう遠くないはず。

「君よ知るや南の国」
「めぐり逢い…COSMO」以来(ですよね?w)のゲテモノBL!
とにかく絵面が汚いwwwそしてなにより主人公のキモさが段違い!
国枝さんの本気を見せて頂きました(笑)

5

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