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祝・電子化。
以前から読んでみたかったので電子化されて嬉しいです。
書道の才能があって、容貌もストイックな美形なのに、中身は残念……という攻め。
受けへの愛が原動力のすべて!みたいな男でしたね。
「すべては佳文が基準になっている男、三十五歳の高秋だった」というところ、大いに笑わせてもらいました。
三十五歳だけど、中身は永遠の中学生なので年上感はゼロ。
「佳くん」「佳くん」「佳くんっ」
「佳くん」何度言ってたことだろうか……
ほんとこの攻め、アホだわー。
でもこういうアホな攻め、嫌いじゃないので神です。
表題作、続編、SSの3作品が収録されています。
「愛の一筆書き」
高秋(攻め)が主人公です。
高校1年の高秋が、小学5年生の佳文(受け)に一目惚れして、14年後に両思いになり、現在は同居中。佳文がいれば幸せいっぱい、仕事もはかどる毎日。ところが、佳文が会社の後輩と浮気している?!
「愛は永遠」
高秋が主人公。会社を辞めて高秋のマネージメントに専任することにした佳文。佳文が会社に行かなくなって、いつでもエッチ三昧の甘い生活のはずが、仕事で海外に行ってしまい…。佐久間弁護士の退出がナイスでした。
「両手いっぱいの愛」
佳文が主人公。高秋40歳、佳文35歳。一、二日置きだったのに、ぱたりと一週間もセックスをしなくなった高秋に理由を尋ねたところ…という話。
高秋は年上なのですが、とにかく佳文が大好きで、佳文がいないと仕事になりません。何もかもを佳文への愛にむすびつけて、書を書くのが面白かったです。
佳文も、高秋に意地悪したり冷たくせず、怒るにはきちんとした理由があって好感が持てる人物でした。ほだされた、流されたというのでなく、ちゃんと高秋が好きなんだなぁと感じられます。
典型的な、ワンコ年上攻め×クール年下受けの、ほのぼの甘い話がお好きな方にはとってもお勧めの作品です。
家事能力は全くないけど、書に関しては天才な、その名も「愛の書道家」笹尾高秋が、
小池佳史を小5の時に見初めて以来、一途な愛を貫いて、一緒に暮らせるようになってからは、絶倫パワーで貫きまくるお話。(これの前にレビューが蔓沢さんの「くさかんむり~」だから、愛しすぎて絶倫の波が来ているのかしらん)
お話は、ヘタレ絶倫の攻め、高秋視点で進むので、全体にふわふあとテンション高く、糖度も高め。
こんな風にラブいっぱいでライトなコメディもいいわ。
とにかく攻め様がワンコ過ぎて面白いですw
攻め様が高校生の時に小学5年生の受け様にひとめぼれ
どうにかしたくてw、友達に相談すれば今手を出せば犯罪になると
アドバイスを受けて我慢して、受け様が高校生になったころから
アタック開始!
断られ続けていましたが、受け様が折れた形でお付き合い・・・・
とにかく生活能力が欠けていて受け様中心の攻め様w
受け様が大好き過ぎて空回りな所が本当の面白かったです!
とにかく攻め様がワンコでワンワン言ってる感じが面白く
受け様は冷静な感じw
絶倫な攻め様を相手する受け様に愛を感じました(*´∀`*)
自分史上最強のヘタレ攻めと男前ツンデレ受けカップルでした!開眼した心境です。
高秋が佳くん佳くんって佳文がいないと生きていけないほど愛してるのがものすごーく伝わってきます。どれ程佳文が魅力的かも。
佳文が小学校五年生の時に一目惚れして高校一年になって告白して何度振られても諦められず、とうとう佳文が25歳の時に愛を受け入れてもらえ同棲がスタートします。小学生にしかも正座した膝小僧に一目惚れとか高秋の変態さ加減も随所に書かれていて愛らしいです。
佳文も高秋を愛してるはずなのですが愛の表現は完璧に高秋のサポートをする事や、愛情(性欲)を受け入れてくれることなど、あまり言葉で伝えてくれず高秋は何かある度に佳文を失うのではないかと不安から混乱します。
佳文はパーフェクトな恋人で伴侶なのですが高秋のヘタレさをもうちょっとケアして欲しかったかな。
巻末の両手いっぱいの愛では佳文目線のお話で、ちゃんと高秋を全身全霊で愛してること、それを高秋が自覚したら高秋ではなくなってしまうと考えているようなのでこういう付き合いの形が最良なのでしょう。佳文も高秋と致したいこともわかって安心しました。
いくつになっても頭は中学生の高秋、でも書は天才で書に専念できるよう一番の理解者でありファンの佳文が全力でサポート。
愛が溢れてほとばしっているお話でした。
やっぱり攻めに変態が入るのはいいもんですね。