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あなたのことが好きで好きでしかたない――
淀川ゆお先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
エロ 4
切なさ 3
わちゃわちゃ 2
な感じだと思います。
今作は3カプの短編物が6作品収録されています。
前作のセフレのハートの掴み方で描かれていた、東雲兄弟達のカプと新たに、片想い同士のカプが描かれています。キャラ同士の人間関係がちょっと多くて少し混乱しそうですが、一応前作未読でも読むことは出来ると思います。
表題作のカプの子達はそれぞれ、東雲兄のお相手の進藤先生に片想いしてる守村くんと東雲弟のお相手の因幡くんに片想いしている桐明くんです。守村くん 曰く2人とも東雲さんに負けた者同士。なんて切ないセリフでしょうか。それぞれ失恋する2人ですが、最後に全力でぶつかってみようとする姿は、失恋しちゃうのは分かりきっているけど思わず応援したくなります。
因幡くんと誠一くんは付き合っていますが、桐明くんが因幡くんにキスをしたり、誠一くんとの勝負でどっちが因幡くんを感じさせられるかとフェラする描写があります。それに対抗して誠一くんが因幡くんにキスをします。そこで、因幡くんが誠一くんにしか想いが向いていないことが分かってしまう…やってることはなかなか強気で強引ですが、やっぱり桐明くん切ないですね。
桐明くんと守村くんの初絡みは桐明くんがむしゃくしゃしたからという理由で、勿論その時は2人共想い人が別なのですが、少しずつ変化していく心情に思わずキュンとしました。
最後の絡み描写だけリバになるので、どっちもどっちでエロ可愛い。片想い同士が好き同士になった時の2人の喜びはひとしおなので是非とも読んでほしいです。
『セフレのハートの掴み方』の続編?です。今作もいろんなカップルが出てきてあっちに行ったりこっちに行ったり、、。一悶着あって(そこにだいたいエロもある)恋仲になって〜という流れがテッパンな感じです。
エロエロなコメディを求めて購入したのですが、一つ一つのエッチシーンがそんなに長くないですし、特殊プレイもないので、「エロ」くらいかな?
前作から通してリバ表現が結構あったように思うので、地雷な方はお気をつけください。
ゆおサンの絵柄すごく好きで
これまでの作品もまぁまぁ萌えキューンだったわけですが
今回はイマヒトツ感が否めなかったのが残念。
とはいえ、後半の片思いに破れた二人のドタバタ感は嫌いじゃなく
最後のひとコマ。大きな目いっぱいの笑顔がすごく可愛かったので
ある意味大団円といえないのでしょうか。
前半二つの短編。
以前からのカップル二組ですね。
後半の、破れ二人組みのための前フリだったのかなという感じは
読み終わってみれば有りはしますが、これがイマイチ。
この作家さんもっとエロがうまかった気がしてたんだけどな~というが正直なところ。ヤってるわりにエロくなく、出来上がったカップルがただただアンアンしててもつまらん。。。
後半。恋に破れてヤさぐれた二人のまぐわい。
獣っぽくて好き。男も女も体験したことないけど、「YOUいれちゃいなYO!」な展開なうえに、気持ちよくなっちゃうとかww
ツンと済ましためがね君が受というのも有ってオイシカッタ。
とはいえ、ちゃんと段階を踏んで前の恋を乗り越え新しい恋に。
いつの間にか、先生への片思いは昔のものとなっている事実。。という流れが好きでした。
唇を交わして腕にキス。これも好き。
最後の最後のリバ。可愛いんだけど、、これまでガンガン攻めていた男が見せる顔にしては受っぽ過ぎたのが残念。申し越し男っぽさが残ってるほうが好みでした。
とはいえカワイイ一冊。
次回は、まるきり別のカップル達でお会いしたいな~
電子媒体からずっと作者買いしてはその見せないのに激しいアマエロと、オーソドックスの塊なのになぜか引き摺り込まれる設定、そして唐突にエロいのに破綻を感じない話の信者と課してる私です。
まともに冷静な評価しようがなく、このレビューなんの参考にもならんなあと思いつつ、エロを通してガチで戦う守村や桐明、そして彼らに対抗する東雲兄弟はかっこいいと思うし、
最後には守村桐明が私の好物であるリバップルに着陸してしまっている時点でなんの破綻が見えようがもうしったこっちゃない。
神です。前の二冊との関係性も味わいつつ何度も読みます。
スタンダードなBLをエロゲの手法で展開し、
成功したのではないかと思われる一例です。
枠組みに捉われない事で本質を引き出したと
言う感がありとも美味しく感じられます。
電子媒体が初出ですので露出の加減が際立って
しまうのは現状では多分致し方ない事でしょう。
そこに甘えて作品に対し手を抜いたら
本当に駄目な訳ですが、そこをきちんと向き合って
誠実に物語として仕上げようとなさっているので
読んでる側も安心できます。
帯が良い具合に馴染んでいますね。