試しに友達同士じゃやらないことでもしてみる?

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表題作相対的伊勢田くん

大学生,高校時代からの親友
伊勢田太一(イセ)
違う大学の学生

同時収録作品六畳一間面倒くさい戦争

北大路くん
自分勝手な恋人
東山くん

その他の収録作品

  • 相対的伊勢田くん おまけ(描き下ろし)
  • カバー下表紙4【裏】:4コマ風後書き

あらすじ

男運のない伊勢田は、いつも見込みのない相手に恋をしては振られてばかり。そのたび、親友の潤に慰めてもらっていた。またしても恋に破れた伊勢田は失恋の傷を癒すべく、潤とともに温泉旅行に出かける。そこで潤から突然「好きだ」と告白されてしまい……。

作品情報

作品名
相対的伊勢田くん
著者
会川フゥ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
ISBN
9784047299658
4

(148)

(53)

萌々

(63)

(23)

中立

(5)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
23
得点
591
評価数
148
平均
4 / 5
神率
35.8%

レビュー投稿数23

潤の忍耐と勇気に大喝采

◆相対的伊勢田くん(表題作)
 冒頭の合コンで伊勢田が口説いていた新田が可愛かったので、この子とはくっつかないだろうなとは分かりつつも、彼が結局女子とくっついたと聞いて、私も伊勢田と同じようにがっくりきました(笑)。可愛い系男子に惚れやすい伊勢田。でも、彼の傍には、実は彼のことをずっと好きな男がいて。伊勢田は潤に告白されるまでまったく気付かないし、告白されてからすら、長年の親友からの恋愛的好意に実感が湧かない。それほど、潤がもはや家族のような存在になっていたということなんでしょう。

 告白してからの潤は、覚悟が決まって吹っ切れたのか、伊勢田に対してぐいぐい自分の好意をアピールする。親友という何よりも大きな壁を壊して、自分を恋愛対象として見てもらうには、ちょっとでも気持ちが引けたら終わりですから、これくらいしないとダメだったでしょうね。淡々と迫っているように見えるけれど、親友に迫るって相当な勇気がないとできないことだと思います。その努力の甲斐あって、伊勢田に照れさせたり、最終的には受け側に回らせたりすることもできて、とにかく潤が報われたことが嬉しかったですね。潤に愛される伊勢田もすごく可愛かったです。

◆六畳一間面倒くさい戦争
 既に恋人同士で、マンネリを解消するために特殊なプレイをしようと迫る北大路と、渋々受け入れる東山。強引一直線なのかと思いきや、東山に嫌いと言われて泣かれると、途端におろおろする北大路。遊び人ぽい見た目だけど東山のことが好きで仕方ないんだなぁというのが、短い中でも伝わってきて萌えました。

1

攻めのせめぎ合い

作家さん買いです。
やや少年漫画風な作画と、ネットリ過ぎないエロなどが好み。

失恋続きのゲイ伊勢田と、その親友潤のお話です。
最初は合コンで抜いてあげた眼鏡のお兄さんと?と思いきや、6年間友達だと思っていた親友に告白されて…なお話。

BLでありがちな、旅行に行ってダブルの部屋で泊まるっていう展開なんだけど、すぐにヤッちゃわないのも良い。

高校時代に好きだった男の先輩に告白できなかった苦しさを、潤も自分にたいしてそんな気持ちだったんだと思いやれるイセが好きですね。
付き合い始めてそういう雰囲気になって…アレ?両方攻め?な展開も面白かったです。
ずっと友達だった相手の余裕なくした顔みて興奮したり、その相手にされる側になった時めちゃくちゃ恥ずかしいとか妙にリアルで萌えました。

短編が最後に収録されているのですが、こちらのカップルもとても良かった!
関係がマンネリしてきたと言っては、受けにいろんなプレイをさせる攻め。
そんな攻めに「もう嫌い」と言って、攻めを泣かせる受け。
でもまるごとここまでが二人のプレイなんですよね。
もう勝手にやってろって言いたくなる可愛い二人でした。

1

大事な人ほど傍にいるのかも

久々に読み返したら、親友の潤の健気さがたまりませんでした…。
伊勢田自身は恋多き男というか惚れっぽいというか、
そもそも好みの男の前でかっこつけてる時点でそれは本当のお前じゃないじゃないか!とツッコミたくなりました。
でも潤は高校の頃から伊勢田が振られる度に慰めてきて
ゲイだと知っても変わらず隣にいてくれたヤツだから
短所も含めて好きだってことはもう愛みたいなものですよね。
好きだけど自分は伊勢田の好みとは違うから言わなかったなんてしんどい。
高校の時にイケナイ遊びをした九条先輩は
悪い人ではありませんがちょっと残酷だったような…。
伊勢田が引きずっていた気持ちにちゃんとケリをつけられてホッとしました。
やっぱり潤の優しさに甘えられていいじゃないの伊勢田!
今まで抱いてきた側なのに抱かれるのも愛のうちだし
親友のままじゃわからなかった色んな潤を知ることでますます好きになっていくんだろうな。

同時収録の読み切り『六畳一間面倒くさい戦争』は
いくら付き合っていても相手の嫌がる行為はしてはいけないと思ってしまいました。
いえ、最初は嫌がってても最終的に「思ってたより悪くないかも」とか東山くんが思えたならアリでしょうけど
北大路くんが自分の試したいことを“脱マンネリ”としてするのはどうかと…。
大嫌いだって言われて泣くのも全然同情出来ないし調子こくのも大概にしとけばいいのに。
それでもそれがかわいいと思う東山くんがわからなかった…。
二人の世界って感じなのかな。

表題作は萌×2ですが読み切りは中立なので萌×2寄りの萌です。

1

友達から恋人へ

この頃とか、「虎次さん〜」の頃の会川先生の絵柄が好きです。ページ内のコマが多くて、背景が丁寧で。キャラの描きわけもしっかりしてる。

表題4話+表題おまけ & 短編1話 の一冊です。

長年の友達から恋人に…のもだもだが、ギャグ多目で楽しく描かれてます。ただ軽すぎることもなく、ストーリーはしっかり。
潤は相当いい友達でいい男です。ずっと伊勢田に優しくて懐深くて、かつ今だという時には攻める!
前半の伊勢田、表紙の顔と違いすぎるのがちょっと残念。1話と4話で雑誌掲載の間がだいぶ空いてるので仕方ないけど。

神よりの萌2

0

気楽に読める

1話の合コンの時の話の伊勢田くんにめっちゃ共感するというか、心理描写が丁寧。
見た目チャラめな伊勢田くんだけど、裏表があまりなく、素直素朴で元気系。よくある、頭悪い設定でないのもいい。

1話で出てきた親友(渋めイケメンで下半身ゆるそうなのほほんな感じ)の潤がまたよくて、伊勢田くんと何か起きないかなーと思ってたら、潤の伊勢田への気持ちが出る場面がさりげなく!
あと、モブっぽい見た目もいい!

全体として、重すぎず軽すぎず、ちょうど良い按配で読みやすい。

3

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