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特典ポスカは結婚式ですか?
カラー口絵は参列者ですか?
以下ネタバレ含みますのでご注意を。
「俺と××の恋(フェア名より)」シリーズ3作目。
表紙が黄→赤と来たので、信号機カラーになるのかと思いきや、
儚い感じの二人が際立つ白でした。本棚に並べたらとても綺麗。
さて、高梨の転勤を機にハラハラしっぱなしの今作。
くすりと笑えてほっこり癒されるラブラブな1・2話から始まり、
爆弾投下の3話目以降、胸が苦しくなる展開が続きます。
前作から見え隠れしていたチカさんの家族の問題、
そして他意はないけれど深く刺さった高梨の失言。
悪いタイミングが重なってチカさんが一つの決断をします。
もう今回もチカさんの高梨を思うが故の行動が切なくて…
後悔はなくとも、会いたいと泣く姿は不憫で…(ノД`)・゜・。
中盤は「何やってんじゃ高梨ー!!!」とイラつく場面もありましたが、
やはりそこは安定の高梨。シリーズ通してぶれないイイ男でした。
固くなったチカさんの心をほぐし、彼の笑顔のために動きます。
両親を前にした二人のそれぞれのセリフがすごく印象的でした。
いちゃつく場面はあれどエロなしだった本編ですが、
その辺りは描き下ろしの後日談で補完されていました。
がっつりエロではないですが、見ていて顔が緩みます。
高梨の「好きなコト」に応えるチカさんが滅茶可愛いです。
2巻描き下ろしでは高梨の心情がダダ漏れでしたが、
今回はチカさん側の感想も少しだけ垣間見る事が出来、
思わずニヤけてしまいました。
そして何といっても二人の幸せそうな日常が微笑ましいです。
随所に挟まれる笑い要素も相変わらず面白かったー!
小学生相手に何話してんの高梨…(笑)
4コマもどれも可愛いです、カバー下萌えます。
雑誌掲載時は中盤以降、絵がアレ…?と感じた所も多々あったのですが、
大幅に描き直し・描き足しがされていて、今回も綺麗でした。
でも個人的には2巻の頃の絵が好きかなぁ…
見ていて切なくなるこのシリーズ、
それでも読んだ後はとても幸せな気持ちになれます。
果てまで辿り着いてしまったけれど、個人的にはまだまだこの二人のこの先を見てみたいなー。
後日談でちらっと触れていた高梨の実家編も読みたいし、それに何より、
チカさんてばまだ高梨を下の名前で読んであげてないよ!(笑)
このシリーズは3冊全部読みました。我が家の本棚の再読するぞ〜コーナーに並んでます。
絵柄もスッキリしていて見やすいです。エロいシーンも回を重ねるごと上手くなってます。けど1番は同性を恋愛対象と感じてしまう受けの葛藤が切なくて……勤務先でゲイだとカミングアウトしていて優しい上司に恋している受け。恋している事もオープンにしているし表面上ではドライな感じなのにどうして女性ではないのか、と絶望している。攻めはそんな自虐的な受けを可愛く感じていく話です。シリーズ1冊目にある上司の若い時の話も良いです。
殆んどのBLが恋愛のスタートで終わるのにこの話は現実的に起こるであろうその先まで進みます。まさに恋の果てです。
4コママンガもほのぼのとしていて良かったです。
2人の勤務する会社の人達も素敵でした。是非3冊まとめて読んで下さい。
1年くらい前に読んだのですが、読んだ時の自分自身の状況を思い出すくらい鮮明に覚えています。
これはシリーズ3作目。
リーマン後輩×先輩のお話。1作目でくっついて2作目で近づいて、3作目でリアルと直面する・・・そんな感じです。
現実的に考えればこんな会社ありえないんですが、それも読者側がきれいに呑み込んでしまえるような展開になっている気がします。
シリーズ通して悪者が出てきません。それも読後感がいい理由のひとつかもしれません。
この巻は突然の遠距離恋愛になるのですが、そのタイミングでそれぞれに色々なことが起こります。そのたびにお互いがお互いを思いやって人生を考える。自身がマイノリティであること対する両親への呵責の念や、自分でなければ相手は普通に家庭を築けるのでは?というよくある葛藤が起こりますが、そこからが一味違いました。
詳しくは読んでいただきたい・・・ですが、私はたまたまタイミングが悪かったのか(笑)号泣しました。
特に、関係を断つために代えたケイタイ、古い方に電源をいれた時、今日のちょっとしたことを話すメールがたくさん届いていたのが一気に受信されて、ちょっとした誤解が解けると同時に毎日毎日の高梨くんのやさしさが溢れた短い言葉が降ってきて、涙がとまりませんでした。。。
実家に挨拶に行った時のふたりの対極的な感じでまた涙・・・・。
子どもがいない人は不幸なのか、ふたりでご飯を食べて、テレビ見て笑って、明日の天気が良かったら布団を干そうとか、そんな毎日が幸せでそこに相手がいてくれたらそれでいい、と、高梨は言います。後半は彼の口から出る言葉すべてが私の心にじんわり染みこみました。
イルカのぬいぐるみを大事にするところとか、寝るときの格好とか、普段ちょっとツンな先輩はとっても女子な感じですwww
家族とあたたかい毎日を過ごしている人も、孤独な人も、特に冬の間に読んでほしいな~と思う作品です。
ということで、1年経った今頃レビューをしてみました。
俺と部下シリーズ完結!
初巻から徳永さんに萌えまくりでしたが今回は咽び泣く萌えでした!
同棲を始め、新居を見に行こうと計画した矢先に高梨(攻)の転勤。これはアカンフラグ。
幸せな2人を前に立ちはだかる壁!
そうそれはシングルマザー&利発息子!
ぽろっと高梨(元ノンケ)が言った「あんなんならオレも子ども欲しいな」
この台詞見た瞬間素で叫びました。
そこから運命のイタズラの如くすれ違いと勘違い。
川に入ってイルカのぬいぐるみ探す徳永さんの姿に胸が痛くなりました。
もうお願いだから幸せにしてあげて!!
それからやっと転勤から帰って来て、ちょっとずつちょっとずつ距離を縮めて行くんですけどね、
高梨のガラス細工あつかうような言動がまた泣けます。
(シングルマザー&利発息子はもの凄い良い2人です。アテウマとかではありません)
ようやく2人の距離が縮まったら、物語の「転」親に挨拶。
玄関に並んだ二つの革靴になんとも言えぬものがありました。
自分が気持ち悪いと思いましたが、二つの革靴のコマ…超写メりました。
重ーい重ーい空気の中、ページいっぱい使って
「高梨にひどいこと言ったら怒るから」
沈黙のあと泣き出す徳永さん、
慌てふためく両親と高梨。
ああもう家族じゃないですか…?
幸せになって良かったと思う反面、もう終わりと思うと非常に寂しいです。
他では中々見られない独特のテンポがとっても好きです。
今までで一番泣いたBLです。
2年前に読んだ日の、あのときの気持ちがずっと忘れられない。
表紙を見るだけで今でも胸がぎゅーっと苦しくなる。
大袈裟なようだけど、この作品と出会いが、
「あ、この世界は私の人生を豊かにしてくれる」
と確信させてくれたんです。
シリーズ1作目の『俺と上司の恋の話』との出会いは本当に何となくでした。
深夜にふと目覚めてしまい、眠れそうにないからと電書を物色していて、何気な〜く開いたページを、(お!好みのキレイ絵だ!)と何気な〜く試読して、何気な〜く購入したんだけど、気付けば夢中になっていて、最後の方は涙でぐちゃぐちゃになりながらこの3作目までぶっ通しで読みました。
途中でやめることなんて出来なくて、真っ暗な中スマホだけが光っていたあの深夜から明け方にかけての夜のことは、今も鮮明に覚えています。
(もうすぐ家族起きてくるのに、こんなに泣いてて大丈夫かよ、私)
…なんて慌てたことまで覚えてる。
あまりに心が泣きすぎて、以来ページを開くことすら怖くて出来なくて、でも読みたくて読みたくて仕方なくなって、今回はかなり勇気を出して再読してみました。
久しぶりに表紙ちゃんと見たよ…ヤバイヤバイヤバイヤバイ、絵を見ただけで来る…。
読んだらやっぱり涙でぐちゃぐちゃ。
ハッピーエンドなんです。
誰か死ぬわけでもないし、恋人同士が二度と会えなくなったりもしません。
3巻かけてじっくり描かれたゲイとノンケの淡々としながらも壮絶な恋に、自然に泣かされました。
ノンケとゲイの恋の現実なんか知らないくせに、そのあまりに高い心の壁が何故かとてもリアルに感じられて。
まさに『これぞBL』という涙だなぁと思います。
BLだからこそ泣ける。
BLじゃなきゃ意味がない。
『俺と上司の恋の話』『俺と部下の恋の先』そしてこの『俺と彼氏の恋の果て』の順番で読むことをオススメします。
最初は会社内でノンケとゲイが恋をしていく様子が、ほのぼのと、爽やかに、コミカルに、切なくも軽やかに描かれています。
ですが、主人公が恋に落ちていくのに比例して徐々に描写は切なさを増し、セリフやモノローグにちょいちょい涙腺刺激されながら、最後には心の底から湧き上がってきて止まらない激情の中で、ただただ涙するのみ。
ストーリーも攻め受け両キャラも絵もすべて好きで好きでたまらないけど、なんかもう好きすぎて、大切すぎて、うまく説明も出来ないレビューしか書けず、何も伝えられないのがもどかしいです。
ただ大きな「感情」をもたらしてくれた作品だってことだけでもお伝え出来たらいいなぁ…
あ、ひとつだけどうしても触れておきたい!
1作目から登場する古谷社長の放つ存在感がすごい。
静かでありながら心の奥に情熱を抱えた彼のことが大好きです。
これほどの人格者はなかなかいないし、作品の魅力をかなり底上げしてくれている名脇役だと思います。
彼のような大人になりたい!と心から憧れる。
あと(ひとつじゃないんかい)、徳永さんの部屋着姿が高梨への愛に溢れていて、しかも色っぽくて、大好き!
またいつか、ナナメグリ先生の作品に触れたい。
その願いが叶いますように。