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表題作バグ(2)

新枦水雲
蟲退治の異能力者,特別捜査官,28歳
飛留間七生
蟲を感知できる特別捜査官,27歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

連続猟奇殺人事件は、食人蟲の仕業だった!?
飛留間七生は唯一、蟲を見つけ出せる特別捜査官。そのパートナーは、蟲を退治する使命を受けた異能力者・水雲だ。 ところが、捜査が進むにつれ七生に異変が!!
敵であるはずの蟲の叫びや痛みに同調してしまうのだ。さらに「バグ」という謎の人物から送られてくる誘惑のメッセージ。
心身ともに追い詰められる七生を、水雲は支え切れるのか!?
人に巣食う"蟲"と、対峙する異能力者たちの戦いと恋を描く大人気シリーズ第二弾! !

作品情報

作品名
バグ(2)
著者
夜光花 
イラスト
湖水きよ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
バグ
発売日
ISBN
9784199007774
4

(77)

(24)

萌々

(40)

(10)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
13
得点
311
評価数
77
平均
4 / 5
神率
31.2%

レビュー投稿数13

BがLしているどころじゃない!?展開

2014年刊。
異形のものと戦うバトルファンタジー、2冊目。
大量の血痕のみが残される遺体無き連続殺人事件を追い続けるうちに、異形のもの=蟲退治を宿命とする新枦(しんばし)一族の若・水雲(もずく)と出逢った七生。
自身に人の体内に寄生する蟲を察知したり、その蟲を体内から引き出せるといった能力を持つ事が判明した七生は、更に己に瓜二つな蟲を操る謎の男・バグに遭って愕然とする。
事件として蟲の足跡を追っていて、新たに『日照研』なる謎の自己開発セミナーに辿り着く水雲と七生だが…

この2巻ではとてもBがLしているどころじゃない。
自分にとっては結構好きな展開なのだけどね。
薔薇シリーズは正反対の個性の二人に求愛されての恋の鞘当ても大きな見せ場だったし、薔薇騎士同士が団結していく過程で、脇キャラ達の存在感も増していったからからなぁ…
こちら全3巻・中編の範囲内のスケールに見合っているのだろうね。
蟲を追う日々の中で、七生が己の正体に怯え悩んだり、水雲と同じく蟲退治を担当している如月や真紀、才三の個性が伺えたりとバトルファンタジー好きとしては読み応え充分だ。

あいにくと話の展開上、虫嫌いの人にとってはより気持ち悪く、スプラッタな描写が増しているのでご注意を。
更に終盤では七生の出生の秘密に絡んで鳥肌ものな描写も有るのでご注意を、どころかお覚悟を。

0

少々グロ注意

また新たな蟲による事件が起こる事から話が始まります。
蟲の仕業だろうとは思うが、一体どうやって何のために、と謎が深まるばかり。
バグの接触や、七生自身が『蟲使い』であるという自覚、そしてバグの思惑・正体が分かるという衝撃の一冊でした。

水雲と七生の仲は1巻より少ーし進展した感じではありますが、まだまだ七生は水雲に対して素直になれません。
蟲とシンクロ後のHは、相変わらず七生はエロっ子でした!

今巻も蟲のおぞましさ健在で終始ゾワゾワ〜って感じでしたが、それを上回る面白さでした。
私も虫嫌いではありますが、虫嫌いレベルが高い方は今作はキツイかもですね…(笑)

0

蟲もバグの出生も、ゾゾゾっ‼︎

2巻・3巻は一気読み。
物語のスピード感、蟲のおぞましさはいや増す!

1巻では、警視総監と水雲でもみ消していた蟲の事件。2巻では「日照研」という自己啓発セミナーと関わって、無差別テロのような大事件となる。
その蟲テロ現場に潜入していた新枦一族の才三と真紀も蟲に襲われ、真紀に寄生した蟲を取り出すために七生は水雲に黙ってバグに会いに行った後、七生はより蟲と同化する感覚を深め、自分がバグの言う通りバグの「同胞」であり、新枦与兵衛の言う通りの「蟲使い」である事を自覚する、という展開。
バグは七生を自分側に引き寄せようとする。
七生はそんなバグの言葉に引きずられ、またバグのそばに行けば止められるのではないかと悩み、しかし答えは出ない。
バグと自分がそっくりなことから、山梨で暮らしている祖母に話を聞きに行くが、そこで語られた衝撃の事実とは………⁈

1巻のスピード感は全く衰えず、より悲惨な事件、恐ろしい計画、バグの思考回路を描いて、より深く物語が進んでいきます。
BL的には、状況は変わらずですがHは濃厚。水雲は強くて甘くてカッコいい!

3

七生の出生の秘密

バグ2巻。

ついにバグが七生の前に現れます。
自分と瓜二つの顔をしたバグを異母兄弟なのではないかと考える七生。
自分がバグ側の人間なのか、水雲のそばにいていいのか一人葛藤しつつも、水雲に対する信頼感は日に日に増していきます。
それでもその先の関係に進まないところがじれじれ(^^;

今回も蟲を追い出した後の七生はエロかったです。
あれでは煽られた水雲が理性ふっとんじゃう気持ちもわかりますね。
早く一歩進んだ二人が見たいです。

そして、ついに七生は祖母からバグと自分との関係(真実)を聞き出します。
想像していた以上ゾッとする内容で衝撃でした。
2巻も面白しろくて一気に読み切ってしまいました。
3巻用意しておいてよかった!

3

遅々として進まない関係

前回、散々気持ちの悪い虫の洗礼を浴びたおかげか、若干耐性が出来たような気がします。耐性が出来ても内容は更にハードなことになり、最早感覚が麻痺したと言った方が正しいところで、元気に読了。

今回はバグの正体が明かされて、七生との関係なども分ってきました。
蠱な描写もどんどん増えてきて、より猟奇的な雰囲気に……。
私は蠱とかそういったのは苦手な方なのですが、それ以上に先が気になって気になって、もうページを捲る手が止まりません。
面白いです。

ふたりのラブな展開は相変わらずお預け状態で、これは最早BLレーベル
から出た普通のサスペンスファンタジーだと思います(笑)
次回でラストだそうなので、その時にはぜひとも水雲の努力が報われるといいなと思いながら読んでました。

とりあえず衝撃の事実から、一体どうやってこの風呂敷を畳むつもりなのか、それがもう気になって続きが待ち遠しい!
薔薇シリーズの時も思ったのですが、夜光さんのシリーズものは、やっぱり全巻揃えてから読む方がいい……もどかしい!
なんというか、ラブというよりは、怖いもの見たさで読んでる気もしてきました。

2

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