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初心で純情で健気。
頑張り屋さんで、こんな子を不幸にしちゃイカン、と攻め様共々思いましたよ(* ´ ꒳ `* )
受け様の春己は、事故で両親を亡くし、アルバイトをしながら苦労して高校を卒業。
遠縁の加納に引き取られ、これから恩返ししていこう、と思っていたところに、社長の目に留まり花嫁候補となったからどうか行って欲しい、と頼まれる。
実はアルバイト時代に社長に助けられて以来、密かに憧れていた春己は喜んで向かうことに。
その社長こそ攻め様である秀人。
次々にくるお見合い話に嫌気がさし、女より男がいい、と嘘のカミングアウトをしでかしたところ、今度は男性の写真が舞い込みだし(^_^;)
その写真の中の春己を見て、怪我で療養中の弟の話し相手に、と春己を呼び寄せたのだけど、春己は花嫁候補だと信じきっていて。
秀人と少しでも時間を過ごしたい、と頑張ってアピール。
忙しい秀人を気遣って、慎ましさを忘れないのが健気でかわいい。
『好きです』オーラを隠しもせず、乙女な春己が微笑ましい(´ω`)
そして、そんな春己に癒しとそこはかとない色気を感じてときめいちゃう秀人。
そうか、そうか~、とニヤニヤしちゃう(*´艸`*)
春己を利用する事しか考えてなかった加納がきちんと成敗され、勧善懲悪の気持ちよさも味わえましたヽ(*^^*)ノ
最後は春己にメロメロの溺愛な秀人の姿も見れて、こうやってどんどん残念な攻め様になっていくこれからが想像できて、とても楽しかったです。
イラストは千川夏味先生。
優しくてとても癒しなイラストでした(≧∇≦)
仕事がデキる年上攻めが、健気受けにメロメロになっていくといったところはいつもどおりなんだけど、微妙〜に乗り切れず。
二人の距離の縮め方が、あんまり好きじゃなかった。
というのも受けは、憧れの人であった攻めの花嫁候補に選ばれたと思っているんですね。
だけど攻めが自宅に受けを呼んだ理由は、弟の期間限定の話し相手のため、それだけ。
だから本当なら受けは弟の相手だけしてればいいのに、何かと攻めとの時間を持ちたがる。
当然、周囲は受けの勘違いに気付きます。
だけど、誰も勘違いを教えてあげない。
そのズレを楽しむコメディという感じでもないので、はたから見れば、ひとり勘違い状態に陥ってる受けという状況が、読んでて微妙に居心地悪くて。
真実を知ったときに、きっと穴に入りたい気持ちになるだろうな……かわいそうに……と思ってしまって。
(受けは控えめなので、図々しい婚約者ヅラみたいなのは一切していません。)
もっとも攻め視点があって、最初に会ったときから受けに対する印象がなんか特別だということがわかるし、ハッピーエンドが約束されてるのもわかるので、私のように「早く受けの誤解をといてあげればよいのに‥‥」と感じる人は少ないかもしれません。
表題作 + SS「がんばる花嫁」
遠縁の加納夫婦に引き取られた天涯孤独な春己(受け)は、義父から先日カミングアウトした社長の花嫁候補になったと告げられます。実はその相手・波多野秀人(攻め)は偶然にも春己の元バイト先の取引先の社長で春己の想い人でした。
喜んで波多野家へ入る春己ですが、何故か秀人との時間は全く取れず、親しくなることができません。
両親が事故死した春己(受け)は大学進学をあきらめ、なんとか高校を卒業するのですが、入社する予定の会社が倒産してしまい途方に暮れてしまいます。
そんな矢先、加納夫妻から声がかかり、子供のいない夫婦の養子となるのです。
養子になってすぐの花嫁候補の話には驚きます。
実はその相手は春己がバイトとして働いていた清掃会社から派遣されていた波多野ホールディングスの社長で、春己は見習いの時の失敗をかばってもらったことがありそれ以来彼に恋をしていました。時折見かけるだけで幸せだったのに会社が倒産してしまいもう二度と会えないと思っていた相手だったこともあり、お勤めを果たそうとはりきるのですが、何故か秀人ではなく病気療養中の秀人の弟の章人の話相手としての時間しか取られておらず、不審に思うのです。なんとか、秀人との時間を取ろうと忙しい秀人の帰宅時間まで起き、少しの時間一緒に過ごそうと頑張ります。
実は、花嫁候補というのは嘘で、波多野ホールディングスの取締役の加納が自身の会社での立場を強固にするための人身御供だったのです。
秀人は早々に引退した父に代わり社長に就任したからがむしゃらに働いていましたが、30歳になり周りからの見合い攻撃にうんざりし、まだ結婚したくないという意思表示にゲイだから女性とは結婚できないと嘘をつきます。それを真に受けた、秀人と縁を結びたい人々から今度は男性の釣書が届けられるようになるのです。その中にあった春己の写真をみて、骨折で自宅療養中で学校に行けないの章人の話し相手に丁度いいと声をかけることにするのです。
両視点で読めるのではじめからお互いの思惑が違っていることがわかります。
でも、秀人と親しくなろうと頑張る春己と春己と一緒にいることによりどんどん秀人が癒され絆されていく王道ストーリーでした。
秀人は早々に加納の意図に気づき、春己への対処を考えるのですが秀人の伴侶になることができなかった場合の加納の春己への仕打ちを心配し、ぎりぎりまで波多野家へとどめようとするのですが、章人は順調に回復していきいよいよ決断しなければならなくなるのです。
途中、なかなか既成事実を作らない春己に焦れた加納により計画が知らされ衝撃を受け、身を引こうとするところはとても切なかったです。
それにしても、だまくらかして秀人のところに送り込んだはいいけど、思い通りにならないからといって本心をぶちまけてしまう加納にはびっくりです。秀人に対しても自分の思惑を隠そうとしない態度は早計だと思いました。もう少しうまく立ち回れなかったんだろうか。よっぽど焦ったのでしょうか。
とはいえ、悪い大人が排除され春己が守られる安心して読めるお話でした。
ただ、秀人が自分の気持ちを自覚し認めるのにちょっと時間がかかるので甘々な雰囲気ではないですが、一途に秀人を慕い、親しくなろうと頑張る春己が可愛い話でした。
加納はとんでもない男でしたが、その他の登場人物はいい人ばかりでした。
秀人の弟の章人はこちらも高校2年とは思えないくらい純粋で優しい性格で、でも鋭くて春己の恋心にも立場にも気づき心から心配するいい少年です。
執事の吉川は秀人も敵わないというほど完璧執事ですが、微妙にSっ気のある人で完璧であろうとする主人のちょっとした本心や動揺を楽しむ傾向があるようでした。秀人が吉川にからかわれているところをもっと読みたかったです。
加納の妻は本当に春己を養子として慈しもうと思っていた優しい人で、春己も言っていましたが、この人がグルでなくて良かった。
SS[がんばる花嫁」
19歳になり入籍を済ませた春己は、このことを公表する二十歳を前に波多野家の嫁の仕事を覚えるための勉強に頑張る日々。
外に情報が漏れないように、すべて執事の吉川が先生を務めるのですが、それを波多野家兄弟がそれぞれ嫉妬するというお話。
吉川が章人を狙っているのは本編からもバレバレだと思うのですが、波多野兄弟は気が付かず、嫉妬するというちょっとおばかな兄弟でした。
章人の嫉妬には吉川も少し驚いていたようですが、内心思った通りに育っていることにほくそ笑んでいたのではないかと思います。
あとがきで、今はまだ吉川は章人を育てている最中ということでこの二人の話も読んでみたいと思いました。でも、吉川はこの中で一番頭が切れそうなので用意周到に章人を食べる準備をしてそうで、この二人にはそよとも波が立たなさそうな気もするのでお話にならないかも。
年の差花嫁物です。ストーリーは作者さんによると王道です。
基本的に加納以外はみんないい人達です。
波多野家の人々も春己もみんな大好きです。
あらすじは本当に色々あってハラハラしました。途中でまさかもしやと思ったらやっぱり加納が企んでました。
春己が健気で一途で控え目で可愛くてたまりません。花嫁候補と騙されて送り込まれたのに、いざ行ってみると実は弟の話し相手だったりその事は春己は知らされず、大好きな秀人との時間をなんとか作ろうとしたり、疲れた秀人の為にチョコレートを買いに行ったり。
春己を守り窮地を救う秀人と吉川の連携プレーもよかったです。
誰にも反対されずに春己は秀人の伴侶というか嫁になれます。そして執事の吉川から花嫁教育を受けます。
くっついてからの秀人のデレデレ具合が微笑ましいです。執事の前でも春己を膝だっこや頬チューするし。
初夜とか萌えましたがあっさりで、え!こんなけ?と思ったらもう一回ありました。秀人は絶倫ですね。
吉川に嫉妬して1週間エッチなしとか新婚だと変なのかな?幼妻はいいですね!色々頑張ります!
執事の吉川がつい●執事を連想させました。
なんと弟狙いとは!年の差もっとあるよ!波多野家の将来は吉川がなんとかうまくやるでしょう。
王道を選んでおいてなんですがもう一捻り欲張ってしまいます。じつは秀人がちょっと変態さん入ってるとか、吉川がさらに意外性があったりとか。
春己も凄くいい子なんですがもう少し何かあったらなあと。すみません!王道を読みなれてないもので。
名倉先生好きだし、千川先生の挿絵も好きだし ということでおそらくget。
せつなさ無しのあまあまで、今はちょうどよかった~
あまりにも 捻り無し なので、やっぱり少々物足りなさを感じてしまい、
萌2に近い萌でお願いします。
受けさん:両親が事故死、バイト頑張って高校卒業した、いい子。
すれてる所は皆無。
バイト先のビルでかばってくれた攻めさんに憧れてた。
攻めさん:世襲制っぽい会社の社長。頑張る青年、優秀っぽい。
周り中から見合い写真を渡されるのに
うんざりして「ゲイだ」とうっかり口走ってしまう。
加納:受けさんを保護する、受けさんの遠縁。攻めさん会社の執行役員。
吉川:攻めさん家のスーパー執事。
攻めさんをきりきり動かす手腕に長けてそう(笑)
攻めさん弟:肋骨なんかを折って、自宅療養中。現役高校生。
そんな方たちが出てきます。
二人のすったもんだに、スーパー執事と弟や、加納が絡んで
最後は、頭がお花畑になってる社長と 初恋成就の子犬ちゃんのラブラブ
で おしまい。
お風呂でイタした翌朝は、隣室の弟にまで叱られてるし(爆)
お疲れモードの時にさらっと読むのや、BL若葉マークなお嬢様には
もってこいかと思いました!