無性に君に会いたくて――。 俺ゲイなんで、気をつけたほうがいいっすよ

コミック

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ひとつの恋のはじまり

hitotsu no koi o hajimari

一段恋爱的开始

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表題作ひとつの恋のはじまり

時田都
28歳,サラリーマン
千葉伸宏
21歳,大学生(パン屋でバイト)

同時収録作品ご褒美をあげよう(全3話)

大和アキラ
22歳,後輩デザイナー
宇佐美リョータ
25歳,先輩デザイナー

その他の収録作品

  • ひとつの恋の日常(描き下ろし)
  • ひとつの恋の行き先(前後編)
  • カバー下

あらすじ

疲れ果てたリーマン・時田は、ある日、見知らぬ青年・千葉に声をかけられる。ひょんな事から親密になっていく二人。千葉の屈託のない笑顔に癒やされた時田は、次第に彼を弟のように可愛く思い始めていた…が、ある晩、「俺ゲイなんで…」といきなリ忠告され!?
描き下ろし同時収録

作品情報

作品名
ひとつの恋のはじまり
著者
幾田むぎ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックス
発売日
ISBN
9784864367325
3.6

(66)

(17)

萌々

(18)

(23)

中立

(4)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
7
得点
230
評価数
66
平均
3.6 / 5
神率
25.8%

レビュー投稿数7

きっかけは優しさ

表紙の2人の笑顔に惹かれて手に取りました。

表題作はストーリーが結構唐突だったように思います。
二人の思いが通じてからの流れがうーん、あんまり自然じゃないなぁー、もう最後までしちゃうの?といった印象です。

時田さんはゲイじゃないけど日々の忙しさの中で攻めの気遣いに癒されたというのが個人的に好きなポイントでした。

小さなことでもそうやって気遣ってくれる人が現れると、意外と心に響くかもしれません。

そこから二人がくっつくまでにもうワンスパイスあったらもっと良かったなと思います。


でも明るい絵柄でほんわかとした、爽やかな気持ちで読み終えられるそんな作品でした。

0

少々恋愛感情が駆け足な気が

作者さんのデビュー作だそうで、可愛く初々しい恋のお話ですが、期待したよりもあっさり薄味かな、と感じました。
なかなかガッと心を捕まれることもなくちょっと物足りなかったです。

公園で出会った時田に千葉がパンをあげ、では代わりに食事に…と、そこから始まる恋のお話。
「これからも付き合っていこう」ということになるのですが、気になってしまったのは、切り出した時田のほうはノンケなのですよね。

いきなり、オレにこれからも君の世話を焼かせて、はなんだか唐突な気がして、私は最初時田のほうがゲイだと思いこんでいました^^;
そこから恋に発展していくイロハも、少々薄いかな?

でも味付けが薄いというだけで、雰囲気はとてもよかったので、これからに期待したい作家さんです。絵はシンプルで読みやすくて好みでした。

1

はじまりと行き先と、これから

幾田むぎさんの初コミックス。
2つのCPの物語が収録されています。

表紙は、さかさまに寝そべった時田さんと千葉くんが
顔を向き合わせて笑っているという構図。
こういう構図の表紙、個人的にとても好きです。

○ひとつの恋のはじまり/ひとつの恋の行き先
やり手のサラリーマンの時田さん(攻め)と
パン屋でアルバイトをする大学生千葉くん(受け)の話。

ふたりの想いは比較的早い段階で通じ合うものの
相手は流されているだけではないか、付き合い方を考える時間がほしい
と、千葉くんが思い悩んでしまうため中々先に進みません。
でも、もどかしさは一向に感じられず、
千葉くんの真面目でピュアな気持ちがひたすら可愛く思えます。
気持ちの丁寧な描かれ方にとても好感が持てました。

○ご褒美をあげよう
会社の先輩後輩関係にある宇佐美さん(受け)と新人大和くん(攻め)の
飼い主とわんこになぞらえた恋の話。

肉好きの大和くんは、自らを『噛む派』『犬っぽい』等の発言をする
まさにシュッとしたドーベルマンタイプのわんこ。
以前仕事でミスをした大和くんが宇佐美さんに
『(クビになっても)一生面倒みてやる』と声を掛けてもらったことで
恋に落ちたというのが、忠犬らしい良いエピソードだと思いました。
飼い主フィルターのかかった宇佐美さんが可愛かったです!


私的萌えポイントは、『ひとつの恋の行き先』から。
ふたりが体を繋げている時、
泣けば中断されてしまうと、涙をこらえる千葉くんのまぶたに
時田さんがキスをして行為を続けるシーン。
ふたりそれぞれの必死さが伝わってきて、きゅーん!としました。
特に千葉くんは、始終ピュア可愛いかった...

2つのお話どちらにも言えることは、人物設定に揺るぎなく、
それぞれの魅力がちゃんと活かされていたこと。
とても満足して読み終えることができました。
これからの活躍に更なる期待ができる作家さんのお一人で、
今度は是非、長編作品も読んでみたいです。

3

甘やかしたい

年上の人が年下のワンコを甘やかしてあげるお話。
表題作は年上が攻め、
パン屋でバイトしている大学生くん(ゲイの自覚あり)を、それまでノンケだった天然タラシなエリートサラリーマンがついつい餌付けしちゃう。
そして、この関係は恋愛だと気づいてからの時田の言動がいいのよ。
いくらでもベタベタと甘えさせたいし、ガンガンに押し倒して甘い声を出させたい、それでも、千葉の「ペットになりたい訳じゃない」っていう言葉をちゃんと尊重してあげて、自分勝手に関係を無理に進めようとしない。
この時田が、大人として、人間としてよくできていて、なるほど、お仕事でも信頼されているわけだなと納得。
同録の「ご褒美を~」は、表題作とは逆に年下攻め。
一見チャラそうに見えて実は結構男前な先輩に恋した無愛想な後輩くん。
酔いつぶれた先輩に、つい、手を出しかけて、、、
この、先輩の宇佐見のキャラも好き。
結局の所、ちゃんと聞く耳を持ったキャラクターが好きなのよ。

3

可愛いって連呼したくなる!!!

疲れ切ったイケメンリーマン・時田は
公園のベンチでへろへろになっていたところ
バイト先のパンだと言って、差し出してくれた大学生・千葉くんに
お礼としてその日の夜焼肉を奢り
頻繁に一緒にご飯を食べに行くようになりますが…。

もうね、千葉くん可愛い!!
可愛いって言っても、女の子っぽいとかじゃなくて
自分で「気を付けた方がいいっすよ、
俺ゲイなんで」って言っておきながら
時田からアプローチされると真っ赤になって固まっちゃって!
カムアウトして会えなくなるのを後悔していたところに
まさかの展開でキスまでされちゃうもんだから
心臓もたねーっつって「お好み焼き臭いんで今日は帰って下さい」なんて
普通は、なんでそこで帰すかな!?って思うけど
千葉くんが真面目でしっかりしたコでツンデレだからいいのw

せっかくいい感じになってるのに時間をおきたいと言い出すのも
自分はゲイだけどノンケイケメンリーマンが
そんな本気で好きになってくれるとは思わないから仕方ないかも…。
時田さん優しいんだもんなー…。
でも、いくら忙しくてもメールで一言とか出来そうだよねって
連絡つかなくなる類のシーンを読む度いつも思ってしまう…。
リアルでもそういうものかな??久しくそっち方面疎いんでww

なにはともあれ、Hの時に自分で準備したのを気づかれ恥ずかしがったり
泣いたら止められてしまうかもと思ったり可愛い…!!!
そんで時田は大人だけど完璧じゃなくて、
余裕すらなくなってしまう姿が可愛かった…もう可愛いしか言えない…。

『ご褒美をあげよう』
これまたこちらも好きなお話でした!!!
デザイン関連の職場の、後輩×先輩…おおふ…でらウマ…っ!
酔ってる時に無愛想で生意気な後輩にちょっかい出されるって最高!
首噛むとか舐めるとか大好きなんで、すごくムラっとしたw
忘れたフリをしたけど、その後ちらっと垣間見せた独占欲と一途さに絆されて
生意気な大和が可愛く見えちゃう宇佐美、いいス……。
面倒見が良くて甘党でちょっと抜けてるけど気質は男前で
大和とめちゃくちゃバランスとれていました!
言い合いがいちいち楽しいし!
飲み直しのシーンは特に好き!!
あれこれ言いたいけど色々もう追いつかないです…。


すみません、ジャケではわからなかったのですが
裏と帯で「どこかで見た事ある…どなたでしたっけ…」と
悶々としながらレジに向かいましたw
開いて「!」となり、検索したら
おおおお!ろでさん……!!!
商業デビュー、誠におめでとうございます!!
黒○スの木日本でお世話になりました…(こちらが一方的にですがw)

そして私は幾田さんのお描きになる耳が大好き!!
適度に肉厚そうな感じの…。
手書きの文字とか髪質とかも好き…なんか色々好き…。
もっと幾田さんの作品読みたいです!!
神寄りの萌×2で!!

6

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