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前作「空の王国」にて、結婚することになった受け様の瑠璃と攻め様の來。
半年後、瑠璃が來の国へ赴くところから始まってます。
慣例を無視して、自分の馬に瑠璃を同乗させている來の様子に、しょっぱなからにまにま。
瑠璃との再会を心待ちにし、浮かれているのが手に取るようで、私の萌も跳ね上がりです。
閨のことの知識を一切持たない純真無垢な瑠璃を前に、愕然としながら無理はさせたくないと忍耐忍耐の來。
これまたいいわ~( ´∀`)
瑠璃から「來さま、教えて」とかわいらしくおねだりされちゃったり(☆▽☆)
攻め様である來視点では、來のどうしようもないくらいの溺愛ぶりを堪能。
受け様の瑠璃視点でも、來への心からの愛情や愛しさにほっこりして。
瑠璃の叔父にあたるソラに対しての2人もかわいい。
來の独占欲は最初からだったから、ソラさえもかい(^o^;でしたが、瑠璃もしっかり独占欲を垣間見せてくれて(^.^)
無垢だった瑠璃のかわいい独占欲にきゅんでした。
初めて身体を繋げた時は、よかったねぇ、と心から拍手喝采でしたよ✧◝(⁰▿⁰)◜✧
ひたすら溺愛を楽しみたい時に手に取る1冊です(^.^)
もうね、どこを切り取っても攻め様の溺愛&受け様の大好きがあふれていて、私も幸せな気持ちになれるのでした。
かわいくて大好きなお話です(人*´∀`)。*゚+
イラストはサマミヤアカザ先生。
瑠璃やソラが揃ってボンボン食べてるシーンとか、女子会だねってかわいさ。
男の子には見えないけど、ファンタジーだし、ピッタリだしで、お話に花を添えまくりのイラストの数々でした(⌒▽⌒)
『空の王国』のスピンオフ。
世界観は『異界の王』とも同じくしています。
『空の王国』には本編の他に、こちらの『僕だけの王子様』の前振りのような短編が収録されておりました。
本当はそちらを読むと、なぜスタートから結婚が決まっていたのかや二人の馴れ初めがわかります。
が、個人的には『空の王国』本編はあまり…な感じなもので、そちらをお先にどうぞとはお勧めしにくいです(苦笑
ちなみに短編の時は攻め一人称でしたが、今回は攻めと受けの一人称です。
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攻めはギザイン国の第四王子で、元は遊び人の來。
半年前シン国へ花嫁の信託を受けに行った來でしたが、そこで出会った瑠璃を欲っし、シン国の神の許しをとりつけ瑠璃を迎えることに。
受けの瑠璃は、シン国の第一王子。
王を始め家族から愛されてはいるものの、実は国王の子種でなかったためにシン国が司る儀式では王族とは認められていません。
それゆえの悲しみを抱えながらも今回はそのことが幸いし、來の元へ嫁ぐことが可能に。
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とにかく二人はラブラブ甘々。もーう、可愛すぎ!
前作の短編段階でもかなり健気でおぼこい受けでしたが、やはり本格的に初心いです。
何もかも初めて。もちろん射○も(笑
赤ちゃんは、コウノトリが運んでくれると本気で思っていましたし。
そんな瑠璃にニヤニヤとやに下がる來も、遊び人返上です。
いわゆる光源氏と紫の上のような雰囲気なのですが、來が光源氏と違うのはなかなか手を出さないというところでしょう。
瑠璃が信じられないくらい年齢不相応に幼いのでわざわざ苦痛を与える必要はないとし、初夜の床で自分で自分を慰めちゃったり。
ちょっとここは変態入ってて好き…(笑
出会った時はすぐキスしちゃった(前巻の短編にて)くせにねえ、本気になると真面目でした。
來の紳士っぷりが堪らないこの作品。
モージモジ致します。
來の容姿は母親から受け継いだもので彼にとっては何の執着もないものでしたが、瑠璃が素敵と喜んでくれるならば貰っといて良かったよくらいの腹黒、毒舌なところも面白い。
なるほどこの辺りは一人称だからなのですね。
そんな彼のバックグランドはなかなに薄暗く、母は複数いる他国から嫁いだ妃の一人。
それぞれが皆、お互いの息子を世継ぎにしようと画策し、それで不幸にも亡くなった王子もいるという過去も。
王への怨嗟を聞きながら育ち、そんな母親への嫌悪を抱え、それ故に腹の底から他人を信用することが出来ず、人当たりの良い笑顔の下には冷めた顔を持つ王子でした。
そんな來だからこそよけいに、容易に他人を深くまで受け入れ愛することが出来る瑠璃を、眩しく愛しく感じたのかもしれません。
ただこの大仰な來の設定自体は中途半端にしか効いておらず、王や叔父、王太子(來の長兄)をそこまで話に絡ませ登場させない方がわざとらしさが少なく済んだのではとも思いました。(結構出張るのですよ)
王の態度もあまりに変わり過ぎで都合が良過ぎますし、気軽に足を運び過ぎだろ!と御都合主義も極まれり。
多分、瑠璃は來だけでなくギザインの王族すべての心を変えた…という美談にしたかったのかもしれませんが、來との関係だけでも充分だと思いましたし、どうせなら甘々だけのストーリーにしてしまった方が詰め込みすぎず良かったのでは。
成瀬さんはわざとらしさを読み手に感じさせないお話も書かれるのに、なんだか残念ですね。
同人誌で書かれていた作品ですので、好きなことだけを詰め込んでしまったのでしょうか…
ちょい軽めの優男攻めがお好きな方と、健気で可憐な受けがお好きな方にはそれでも楽しめるかと。
わたし自身は男前受けも好きですが、こういうファンタジー物ではやはり健気な可愛らしい受けが好きです。
サマミヤアカザさんのイラストも、童話のような美しい二人にぴったりです。
表紙は男×女という風に見えますし帯も大人しめなので、買いやすいですね。
ストーリーだけを取り出すと中立か萌×1という感想なのですが、來と瑠璃の夫婦があまりに可愛らしくお互いへの愛情といたわりに溢れていて大好きなので、萌×2に致しました。
『空の王国』の続編です。『偽りの血』の來と瑠璃の、結婚式からのお話になります。もちろん、ソラも登場してます。
出来上がってる二人が書かれてるので、最初から最後まで甘々です。
シン王国からやって来た瑠璃と、無事に結婚式を終えたギザイン国の第4皇子・來。初夜を迎えて、やっと結ばれると喜んでいた來でしたが…。
とにかく、瑠璃の純粋さに驚きます。今時、子供はコウノトリが運んでくると信じてるなんて(笑)
でも、瑠璃だからと納得できる可愛さです(もちろん自慰もしたことがないピュアさです)
そんな瑠璃を宝物のように扱う來がカッコ良くて萌えます。
今まで付き合う女性に困らないほどのモテモテぶりだったのに、寄って来る女性にも瑠璃が大切だからとハッキリ断るし。瑠璃の純粋さを大切にしたいと、全く手を出さないし。
瑠璃を大事に大事にして中盤まで進むんだけど、ソラが家出して遊びに来てから状況が変わります。
ソラに聞いた、好きあった本当の恋人たちがする行為と、來の昔の武勇伝にショックを受ける瑠璃。
その後の意外と行動的だった、瑠璃のギャップにも萌えました。
晴れてしっかりと結ばれた二人が、行為の時に飲んでいた甘いお酒が子宝に恵まれる神様のお酒ということで、もしかして出産・育児編も見れないかなと期待して読み終わりました。
瑠璃の可愛さと、來の溺愛振りに癒される1冊です。
『空の王国』の、偽りの血 で出てきたカップル
瑠璃(受)と、來(攻)の結婚して、2人が本懐を遂げる迄のあれやこれやが書かれています。
2人が結婚にいたるまでは、『空の王国』にて書かれているので、
それを読んでからの方がよりこの本が楽しめると思います
とにかく甘々、激甘で、ご馳走様でした。ってな内容です。
もう出来上がったカップルのイチャイチャなので、
瑠璃にしても、來にしても、悩みが悩みじゃあ無くて
ただの惚気の応酬みたいなものでした(笑)
『異界の王』にも出てくる、桃色のお酒 (催淫効果がある)が、ここでも出て来て、普段は奥ゆかしい瑠璃がお酒の効果で、色っぽく、無自覚に來を誘って…
ま、瑠璃が何をしても、來が喜ぶだけなのですが(笑)
偽りの血 では、少々可哀想な境遇の瑠璃が、來と幸せな生活を送る事が出来ている様子が読めて本当に良かったです。
最後まで甘々カップルのイチャイチャ話の一冊でした。