• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作すのーふれーくす

押間,高校の化学教師
向井タケル,高校生→大学生

その他の収録作品

  • おあずけの三日後

あらすじ

向井タケルには気になる人がふたりいる。
化学の押間先生と押間先生にどこか似ている弟の友達のシュウ君だ。
先生には試験管での変態行為を見つかってあきれられ、
シュウ君には変態行為を隠そうとしてドン引きされ、
弟にはいつもバカにされる。
こんなタケルの恋は実ることなどなさそう…?
ちょっとHな青春胸きゅんストーリ−☆

作品情報

作品名
すのーふれーくす
著者
京山あつき 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
ISBN
9784813030713
4.3

(143)

(86)

萌々

(35)

(13)

中立

(5)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
21
得点
614
評価数
143
平均
4.3 / 5
神率
60.1%

レビュー投稿数21

押田先生、さすが理科の先生。

京山あつき先生の作品、やっぱり好きだわぁ〜。
全部読んで、押間先生が人格者!
そして、タケルは思春期〜真っ只中の悩める男の子と・・・思ったら〜大学生になってもメソメソは変わらず、ハッピーエンドの相手が押田先生で良かったよwww

冒頭、タケルの行為に、驚きもせず普通に声をかける、押田先生。
そんな所でそんな事するなぁ〜wwwと、突っ込みながら読んでたらwww
その後の、先生のフォローが、素晴らし語録を発揮した。
いや、その後も〜先生の会話センス抜群です
(京山あつき先生のセンスに圧巻)

タケルと、兄弟も含め1番多感な時期が丁寧に書かれていました。

人体の神秘には興味はあるぞ!は、笑った。。

みんなが、ハッピーエンドで良いお話でした。

0

可愛らしくて苦しくて

最後までどうなるか分からなくて面白くってじわじわしました!!

先生の軽妙さ、弟の友人や野球部の同級生の眩しさに悶々と揺れ動く気持ちがむず痒くてほろ苦い

他人と違うことに悩むタケルに違うってスゲーことって返すところがとても好き
それぞれ再会して新たな関係を築くまでも絶妙でした。

こうなりたい こう見られたい 進みたいのに上手くいかないもどかしさがなんともなんとも苦しくて…想いが膨れすぎて行動が突拍子ないのも、え!そんなことしますか!?って読んでる方は笑っちゃうけど本人の気持ち思うと苦い。
それを受け止めたり流してくれる先生や弟の友人…視点が多様なのって大事だなぁと思いました。

「聞こえない声」シリーズともほんのちょーとリンクしてるのも嬉しいところで 先生が野球部の顧問なんだけども性格的にも野球帽も全然合ってないのツボでした。それなのにざっとユニフォーム羽織る仕草は雰囲気あってかっこよく見えちゃう。 指が綺麗とか見せ所も良かったです。

あたたかな気持ちで満たされました。

0

絵は好みじゃないが引き込まれた

アンリミで拝読。こちらの作家さまは、野球少年のお話を読んだことがあるのみ。絵柄は相変わらず可愛いカバみたいで味があるとは思いますが、ちょっと雑過ぎてあまり好みではないです。しかしそんな事気にならなくなるくらい、ストーリーには引き込まれてしまう魅力があります。

もう主人公の思春期の恥ずかしさが、読んでいるこちらも居た堪れなくなるレベルで描かれています。試験管突っ込んだりセフレに脅されたりシャーペン舐めて煮たり… すごいな…
雪の結晶に同じものはないのが、人間と一緒というのにはハッとさせられました。

最終的には綺麗にハピエンで読後感は良かったですが、まさかの総ホモになるとは思いませんでした!

※後日読み返したところ初読の時よりもっとハマり、他の作品も一気に購入しました。この作家さま、読まないのは本当に勿体無い。BL描いてくれてありがとうございますと伝えたい。

0

戸惑いましたが…

最後はわからなかったけど、ユウマが言うようにタケルはちょっと変わった子なんでしょうね。

性への好奇心が強く、あまり物事を深く考えないというか素直というか。コミュニケーションも上手でない。でも悪い子ではない。

そういう性格が、京山先生のゆるい絵で、ぐちゃっと照れたり、べちょっと泣いたり、へにょ〜と落ち込んだり、かわいい顔したり、ぶさかわに描かれているのが、タケルと本作の魅力の一つだと思います。

タケルがシュウのシャーペンをなめちゃったからなんだけど「(シャーペンを)お湯で…煮た…」がツボすぎて大爆笑してしまいましたww めっさおもろいwww

タケルは押間先生が好きだったり、でも年の近いシュウを好きになったり、かと思ったらセフレがいたり…とありますが。

中島くんと親しくなってキスした時は、まさかの伏兵? 中島くん手が早い、それに応えるタケルよ(ここは想定内だったけど)とビックリ。

その後すぐさまタケルが「オレはシュウくんが好き」と言ったのがまたビックリ。
あんなに自然にキスしておいて!?と。

そしたら数年後、シュウはユウマが好きと!?

BL的にタケルは誰とくっつくの?とずっと思って読んできたので、先が読めずビックリが多くて。京山先生の思惑通りのリアクションをしている読者だろうなとおかしくなひましたw
まんまと先生の術中にはまりうれしいです。

で、ここまできたら、押間先生ですね。
押間先生がタケルの口に食べ物を入れるシーン、この見開きはエロティックですごい見せ場。

タケルと押間先生がくっつくとこは、2人らしくておもしろくてよかったです。
京山先生のキスシーン、くっつく絵はピッタリフィット感があって大好きです。

シュウとユウマのメールも笑いましたw

0

同じ材料で作られてるのに

すごく好きです。自分でも驚くほど好きでした。京山先生の作品は元々好きなんですけど、読み始めはタケルのことは好きになる傾向の主役ではないような気がしていたんです。最初の変態っぷりのインパクトが強烈ながらもどうもめそめそしてるな〜と思ったら、実はかなり図太い!っていう笑

小心者のようで年上のセフレがいたり、あの場面で先生に助けを求められたり。あのヘルプを見て、この子は大丈夫な子だと思えました。"男が好き"ということで本当に死を選択するようなタイプではないなと。

シャープペン舐めた上に煮沸消毒しようとするとこも相当だし、中嶋くんへのドライさ、大学進学後の彼氏の切り方、猪突猛進っぷりがすごい。才能を感じる。

主役のタケルをはじめ、シュウくんも、突然の手のひら返しを食らった中嶋くんも、平和そうな向井ファミリーも(しかし男2人産みながら向井の家は存続の危機である)みんな魅力的。特にやっぱ押間先生でしょう!少なくともタケルとシュウくんの2人に学ぶ喜びを知らしめた彼は、教師としても人としてもかなり魅力的。実際この作品の中の先生はとてつもなくカッコいい。京山先生の絵は決してイケメンを描く絵柄ではないのに、ここまでカッコいいと思わせるパワー。

結末には驚いたものの、素直に良かったなぁと思える終わり方でした。大満足。

ひかり 特典ペーパー1枚 「枯れない花」の引田くん=車を貸してくれた引田先生です

0

お湯で煮た、の破壊力

 京山先生の作品って、どうしてこんなに胸に沁みるんだろう、と改めて感じた作品でした。モノローグもけっして多い方ではなく、キャラクターの心情が必ずしも丁寧に言葉で表されているわけではないんです。絵のタッチも表紙の通り、ふわふわしていて軽い。なのに、キャラクターの表情1つで彼らの感情が手に取るように伝わってくるし、自分がどんどん物語の世界の中に引き込まれていく感じがするんです。理屈で説明するのは難しいですが、京山先生独特の描き方が本当に好きだなぁと思いました。

 弟の親友・シュウに恋する主人公、タケル。化学室で自慰しているところを先生に見つかったり、校外で体だけの関係の男がいて脅されることもあったり、いろいろと危なっかしい男子。シュウだけにぞっこんというわけでもなく、相談相手の先生である押間にもときめくし、野球部の生徒にもときめくし、基本的に恋愛脳というか、惚れっぽいところがまた危うくて、だけど可愛らしいんです。発言も弟の言うように脈絡のない時があって。でも、頭の中では変とか変態とか思われることに敏感で、衝動的に行動する反面とても落ち込みやすい。落ち込むなら最初からやらなければいいのに、とも思うけれど、彼のそうやって結局無鉄砲に行動してしまうところにこそ、まさに思春期という感じがして、共感したり慰めたくなったりするんですよね。

 シュウ、押間、中嶋の中の誰かとはくっつくだろうと安直に考えていたら、誰ともくっつかずにあっさり高校は卒業。こういう展開は本当にリアル。案外、そんなもんだと思います。世の中、そんなにドラマティックな展開は転がっていませんから。大学生になってからシュウと再会し、ここでやっと彼は失恋する。きらきらした憧れは、永遠に思い出のまま。これはこれで、タケルの人生の彩りになるんだろうと思います。最後はちょっと苦かったけれど、鮮やかで立派な青春。

 そして、さらにその後再会した押間と、ようやく結ばれるんです。失恋直後で淋しかったからではなく、シュウと弟のことを押間に話した時、きっとタケルの中で過去の押間との思い出や、押間をいいなと感じた瞬間なんかが一気にぶわっと頭の中を駆け巡ったんじゃないかな。押間の中でも、恥ずかしいことも全部知ったタケルとの過去のやりとりが、きっと色濃いものになっていたんだろうなぁと。甘ったるくはないけれど、押間がタケルの存在を愛おしいと感じていることはちゃんと伝わってきて、すごく満たされた気持ちになりました。「結ばれる」に丸を付けられた時のタケルの表情、そして、「キス」にも丸を付けてスマートにキスした押間にやられ、悶絶しました。今までたくさん悩んだ分、弟達に負けない愛に溢れた日々を過ごして欲しいですね。

1

色々切ない

この作家さんのお名前は随分前から知っていたのですが、絵柄がそれ程好みでないので今まで単行本としては読んだことがありませんでした。
繊細な心情描写が良かったです。
主人公は自分は「変態」だと自覚している高校生なのですが、他人とは違うという引け目を感じていて、ヘタレなのですが好きという気持ちはとても真っ直ぐなのに性欲が人以上あるというちょっと困った体質の子です。
「男」としてはなよなよしていてイラッとくる弟君の気持ちとかすごく分かるのですが、それで弟君に結構きつい事を言われたり、好きな子に恋心をずっと隠し通している姿を見てると不憫になってきます。でもそこが可愛くて。
本命の人の前ではどうしようもなく臆病で、でも性欲を抑えるのは難しくて、体の経験は他の人とあって…というのも切ないですね。
最後までこの子の恋はどうなるんだろう?と結末が読めなくてハラハラしました。

0

先生がめっさ好みでした。

ああ、やはり上手いですね、京山さん。
野球部シリーズしか読んだことがなかったのですが、こっちの方が好みでした。もう最初から先生が好みすぎて!
最初、主人公があまりにあんまりなので、これ読み進められるかしら?と不安になるレベルでしたが、そんなことは杞憂でした。
本来なら、性的にどうしようもない子が何人もの間でフラフラしている話は嫌いなのですが、この話は特別でした。
主人公が打算的ではないからですかね。
好きになる人が必ずしも一人ではないですものね。
BLだと、何となく元彼やら他の人を引きずるのは宜しくないとされがちですが。自分もあまり好きではないかも(笑)
いい意味でリアルで素敵な話でした。あまりに包容力がありすぎる先生とラストだけがリアルじゃないですが、そこは「物語」としていいと思います。

しかし、話も良かったですが、先生が何より好みで。ああ、いいですねー。(にやにや)

2

これもまたある一つの青春ストーリー

京山あつきさんの初読み作品。
「ヘブンリーホームシック」の電子化を待ってる間に、こちらが先行して配信され始めたので読んでみました。

「ヘブンリーホームシック」は大人の孤独感とか寂しさがすごくリアルに描かれている作品でしたが、こちらは如何にも思春期の少年らしい未熟ゆえのフワフワ感フラフラ感が感じられるお話でした。

主人公の〔タケル〕が中々の変態なんですよね。おぼこい顔のくせに!(笑)
でもこれっていわゆる性癖的な意味での変態ではなく、成長中でまだコントロールが上手く出来てないだけなんですけと、それがかえって危なっかしくてハラハラ。
先に書かれているレビュアーさん方が母性母性と言われている通り、心を鬼にして我が子のはじめてのおつかいを影からじっと見守る母のような気持ちになります。

そんな危なっかしいタケルを、既に敷かれているレールの上に強引に引っ張り戻すのではなく、自分でレールを敷きながら進んでいけるような大人になれるようにさりげなくさりげなく手助けしているのが〔押間先生〕。
良い先生なんです。
腐女子目線的には「この先生超いい人だよ、ちゃっちゃとくっつきなよ~」ってついつい気持ちがはやるんですが、タケルにとっての押間先生は、“好きな人”から次第に話を聞いてくれたり困った時に頼る存在に変わっていきます。

その代わりに今度は、最初は押間先生にどことなく似ているからという理由で興味を持った弟の友達〔シュウくん〕の存在がタケルの中でどんどん大きくなっていきます。
シュウくんはシュウくんで、タケルより2つ下(中3)とは思えないほどしっかりした子で、仲良くなればなるほど惹かれていくのも解る、カッコいい男の子です。

結末への持って行き方がとても良かったです。
すごく誠実なラブストーリーでした。
これたぶん、京山さん自身が非常に誠実な方なんだろうな~
そうじゃない人が描いたらボロが出るもの。

こんなふうに心があっちこっちに揺れ動くのって誰にだって経験あるでしょうし、むしろこっちの方が10代の恋愛としてはリアルなんですけど、BLだと不実に映ってしまうのか、ただ単に需要がないのか、あまり見掛けませんね。
個人的には「どっちも好きだから選べない」みたいな打算的な三角じゃなくて、こういう話こそをBLで読みたいんだけどな。

また一人、作家さん買いしたいと思える作家様が増えました。
なんかこの手描き感溢れる絵柄もあったか味があって好きです。
表情に表れる感情がすごく豊か!

4

風景描写が素敵です

好きな作家さんなのですが、この作品は雑誌連載中に第一話を読み、主人公の惨めな変態ぶりにちょっと引いてしまいました。単行本になっても購入を躊躇していました…そんな中、電子書籍で48時間限定1チケットになっていたのでチャンスとばかりにレンタル。読んでよかった!名作です!よくもまあ見事に1冊にお話をまとめてあるなと感嘆します。
特に胸をうたれたのは背景描写。この作家さんの過去作品と比べてもラフな絵や書き文字が実に効果的に、雰囲気ある映画のような流れを支えています。タイトルにもなっている雪片が降りしきる様子、雪が降り始めた冬の夜の空気感にジーンとさせられました。ハルジオンとヒメジョオンが咲く河原の景色もしかり。京山あつきさんの絵の表現力に酔わされます。
主人公はBLとしては惨めなほどに恥ずかしい面も余さず描かれているのに、景色が美しくて…その変態さを引き立てているのか中和させているのか?そのギャップにさえ感動してしまいました。
もちろん、電子書籍レンタルは追加料金払って無期限にしました。

3

変態だけれどピュア

かわいい表紙、ほのぼのとした雰囲気の中に
非常に個性的な鋭い視点がちりばめられた作品。

高校生のタケル。
男が好き。
そんな彼を淡々と見守る押間先生と、弟の仲良しシュウ君。
どっちも好きで気持ちがユラユラしながら、
大学生のセフレもいる。

10代特有の矛盾や揺らぎ、どうやってもまとまらない感じ、
そんなものがエピソードを通じて、ひしひしと伝わってくる。

両方好きという感じが全然不実じゃないし、
その後のまとまり方も、そうそう、実際にはこんな感じで
人の気持ちは動いていくんだよなぁ……と思えて
とても愛おしい。

性的な場面も結構あるのだが、ちょっとおかしく
ヒリヒリと痛く、そして可愛く切ない。
ボールペンのエピソードは、笑えるけれど
変態度の程度は違えど、みんな覚えのある切実さなんじゃないかな。

最後のHは、そこを超えたまろやかなエロス。
可愛らしさはそのままだけれど、タケルが困難な10代を乗り越えて、
新たなフェーズに歩み出したのが分かる一コマだった。



雪の結晶には一つとして同じものはないというエピソードが
とても象徴的に詩的に使われている、素敵な描き方。

雪の結晶の話をするシーンで「雪の研究をした中谷さん」というのは、
物理学者で随筆家の中谷宇吉郎博士ですね。
博士の故郷石川県加賀市に、「中谷宇吉郎雪の科学館」という
磯崎新建築の建物も美しい施設があります。
オススメ!

3

参りました。

これぞ京山イズム!
何気なく読み進めているうちに、気付いたらもう頭から作品の世界に入り込んじゃう感じ。

具体的にどこが萌えたのかピンポイントで答えろと言われても、このシーンがこうで!!ああで!!!と熱く語れる訳でもないのに、読んだ後に何故かその世界観が強烈に頭から離れない。

そもそもひとり「先生×生徒強化月間!」と銘打って色々漁っていたところ、評価も高いし京山先生だし大丈夫だろうと軽い気持ちで手を伸ばしたのですが。
最終的に設定とかエロとかどうでもいいと思わせる。
(そこが大事なんだよ!という方からすれば淡白すぎて物足りないかもしれませんが)
作品全体が持つ力で満足させちゃう、その手腕に脱帽です。

ストーリーの詳細はみなさんが語って下さっているのでさておき。
最終的にタケルくんがどこに辿り着くのか、うっかり先に知っちゃったって人も楽しめるのじゃないかと個人的には思いました。
実際私はそうで。(気になりすぎたら結末から先に見ちゃうタイプなので参考にならないかもしれませんが…)

正直サンプルを読んだときに、うわぁ~この受けの子無理だわ~私最後まで読めるかな~なんて心配してたのですが、要らぬ世話!
まんまと持っていかれてしまいましたよ!!

もう目が離せない。
この気持ちは何だと考えていたら、他の方もおっしゃっているように母性に近い。
ひとりでふらふらしててこの子迷子じゃないのかな~と思いつつ見ていたら誰かのところに行って、あぁお母さんみつかってよかったねーー…っと思ったら違うのかよ!と。
それを繰り返しながら本当のお母さんに辿り着くまでを見届けたくなるあの感じです。
はい、わかりづらいですね(笑)

まぁ兎にも角にもそんなほっとけないタケルくんを、下手に慰めるでもなく一定の距離感で見守る押間先生が教育者としても男としても本当にかっこいいのです!!
ここは声を大にして言いたい!
カッコイイーー!!!!

個人的には神とか萌とかとまた違う別の棚でちょっと寝かせておきたくなる作品なので評価が難しかったのですが。
物語を紡ぐ京山先生の暖かい眼差しに包まれたら、そうですよねと否応なく神のボタンを押してしまいます。

2

唯一無二!!!

色んな意味で唯一無二の作品でした。
震えました。

タイトルにも唯一無二の意味が込められていますが、
作品自体が唯一無二ですばらしい!
何より、登場人物達が唯一無二です!!

先生の地に足着いてる感じと、時折見せる「すき」が堪りませんでした。
タケルも、ときに大胆で、思春期故の後先見ずなあぶなっかしさがあって、エロくて、
ネガティブで、でもひょうひょうとしていて、
本当に魅力的だと思いました。

よくBLの作品傾向の分類において「リアル」という表現が使われますが、
この作品のリアルさは別格です。
かといってファンタジー要素や、エンターテイメント要素は、
決して失われていません。
バランスが絶妙です。
ダークな部分と軽快なやり取り。
純粋さとエロス。
だからこそ際立つのだと思います。

ストーリーのリアルさも、もちろんありますが、
登場人物達のセリフやしぐさ、表情に「ぐっ」と来るものがあり、必然性を感じる位しっくりきて、
ストーリーに引き込まれることでリアルに感じます。

可愛く繊細な絵の中に、
心をしめつけられるような感情の渦が見事に描かれていました。

3

変態=正直=純粋

帯で既に変態宣言してますからね。
試験管での変態行為ってまさか?!と思ったら、そのまさかで(笑)

うん。
変態=正直=純粋なのかもって思いました。
人の心は矛盾だらけですからね。
見つかってもかまわんと思ってても、いざ見つかったら死ぬほど恥ずかしくて泣きじゃくるタケルは本当に素直で可愛い☆

まさに思春期のアンバランスですね。
体は早熟だけど、それに心が伴ってなくて、好きな人がいつも手に持っている試験管にあんなことしたり、好きな子が常に使っているシャーペンにこんなんことしたり…(笑)
タケルはそんな自分を変態というけど、これは心と体のアンバランスが成せるワザ。
男子小学生が好きな子の縦笛をこっそり吹いてみたりするのと同じ感覚でしょうか(笑)

押間先生とシュウ君。
押間先生が好きなのか、押間先生と似ているからシュウ君が好きなのか、タケル自身も迷走するから私たち読者も混乱します。
揺れ動いたまま、セフレとの関係に悩んだり、クラスメイトの野球部員といい感じになってみたり、タケルがあっちこっちに行っちゃうから、読んでる方も先が気になって仕方ないじゃないですか!

でも読み終わってから思うのは、タケルが迷った時や困った時に一番近くにいたのは先生でした。
タケルの変態性癖を全て知っていながら、常にフラットに接してくれた押間先生。
タケルが失恋した時、飲みながら2人が語り合う様子を見ていると、先生と生徒だった時からかなりの時を経ているんだなぁと感慨深かったです。

紆余曲折あったけど、全ての出来事がこのハッピーエンドへの伏線だったのね☆
タケルの成長物語、とても心地よいラストでした♪

5

それこそ最大の快楽だ

読み終えて心地よいため息が出ました。

生まれて初めて、相手に愛されているって実感した…
そんな明るい幕引きに癒されまくり、心は晴れやかです。ラストのシーンに到達して最初のシーンを思い出してみると、そこまでまあまあ長い時が経過しているのですが、読み手としては一冊なのにもっとたくさん読んだような、同じ時を進んできた気にさせられます。

タイトルになっている「すのーふれーくす」について、作中でのレクチャーがステキなんです、ぜひたくさんの方に感じとってほしいなあ。

個人的に目下"京山あつき週間"につき、一冊増えるごとにからだの内側にできたLOVE層が重くなってすでにきついぐらいですが、もう「好きだーーーーーーー」と叫びたい気分!

4

スルメ的な味わい

あまりタイプの絵柄ではない作家さんだったのですが
高評価につられて購入。


最初読んだときはだいぶ迷子になりました。
ん? んん????
で、どっちなの? そっち?? いや、こっち?? そっちかーいっ
みたいな。

1度目は正直何で高評価なんだろー?って思ってました。スンマセン。

でもね。

2度目、3度目と読み直すたびにタケル(受)の揺れる心情が
もやもやからきゅんきゅんに変貌。
心と体が同じ方向を見てくれないアンマッチが暴走する10代の心理が
うまく表現できているのだなぁと思います。
しかも、ほんわかすぎる絵もあって、決して重くなく。軽すぎず。絶妙。

ネタバレ無い状態で読んでほしーです。
1度目で挫折しないでぜひとも読み込んでほしいっ
(挫折しそうになったのは私だけ??(笑))


あとは、扉絵のシチュエーションがエロい。(笑)
1.裸にエプロン。
2.裸に学ラン。
3.裸にダッフルコート
4.裸にシャツ
5.裸に傘
6.裸にセーター(半ケツ)

シチュエーションはエロいけど、タケルがかわいー感じなのでエロさ半減。(笑)<ほめてます!

表紙の裸にコートはふつうのマンガと間違って買ってしまう危険に
気づいてセクシー路線に変更されたと京山先生がおっしゃっておられましたが。
先生、大丈夫。帯がふつうじゃないから間違わないデスヨ。
「半年前――――― オレはすでに変態だった」ですから…(笑)
京山先生なんかかわいいっす。(*≧∇≦*) キャッ

ちなみに。タケルのエロスキルは見かけによらず結構高いですよ。( ̄ー ̄)ニヤ

2

青☆春

ある意味若い我ゆえの青さというのでしょうかね+.(´∀`*).+゚.
大人になってみればちゃんと落ち着くのだけれど
若いが故の暴走。若い我ゆえの~な青さが美味しい今回でした。
京山作品はどれも好きですが
久しぶりに読むとキュンがひとしおですな。

今回の主人公タケルくんは「性」に目覚めてしまったが故にw
な展開が面白い。
気になる子のものに触りたくなって。
舐めてしまったのを汚い、汚したと思って煮沸してしまうとかww
取り返しのつかないアチャーな展開に思わず笑った。
存外私的には、シュウくんとくっつくのかなーなんて思っていたんですが
まさかそっちでくっついちゃうのかwなラストが可愛かった。
や、こういう展開好きですよ。
ちゃんとめぐりめぐってもとの場所に戻ったのかなという雑感。

個人的には、弟くんカップルの行方を追いかけたい気持ちがムンムン。
あんなに生意気でマセガキだったのに存外ウブというか。
七転八倒している姿が目に浮かんでホッコリしてしまった。
そういう意味ではタケルは大人よな(苦笑
追伸:
全体通してほっこり美味しいお話。
野球部のクラスメートから見るタケル。
これが可愛かった。話しかけてみたら存外可愛くて
なんだかドキドキして。暑さに当てられてクラッと顔を寄せてしまう気持ち。
わかる!わかるよっ!
~から見た○○。というのが結構好きです。
そこを踏まえて再読したいと思います。ウマー

4

タケルの成長物語

ちるちるさんで高評価のこの作品、キュンキュンを求めて手に取りました。高校生のタケルが、恋心と思春期特有の性衝動に悩みながら成長していくお話です。

最初の方のページから試験管を使って自慰してたり、セフレから酷い扱いを受けてたり、気になる人とは上手くいかないしで、どうなるのかと思ってハラハラしながら一気に読みました。帯には、オレはすでに変態だったと書いてあるし。

そんなタケルが恋を経験して挫折を味わいながら、ほんとに困った時には手を差し伸べてくれる教師の押間が傍にいて、少しずつ成長していく様子にキュンキュンします。
戸惑いながら揺れ動くタケルから目が離せなくて、いつしか母親のような気持ちで見守ってました(笑)
いろいろ寄り道をしたけど、収まるところに収まった時には、ジ~ンと感動すらしました。

キュンキュンし過ぎて、気持ちを伝えるのが難しいけど、高評価なのも納得の、お気に入りの1冊になりました。

6

切ないの

デジタル処理の高細密画像が主流になりつつある今日この頃、
京山先生の、この、ビックリするくらいスッカスカな絵と、説明の省かれまくった訥々と不親切な展開は、コマの間からあふれ出してくる萌で潤され、満たされ、むしろこのお話にはこの絵でなくちゃ、この絵じゃなかったらこのお話、濃厚すぎるって思わせる。

「好き」の気持ちは、スカスカとお互いに行き違い、重なり合うことはなかなかないけど、それでも、ずっと延ばしていったその線の先には、いつか交差する日もやってくる。
そんなハッピーエンド。

一見地味なのにパーリーなカバー印刷もいいです。

11

心と体と成長と

久々にキュンキュンさせる作品が来た!
京山作品はなぜかいつも自分の心をくすぐって染み込んでくる。

帯には「半年前 オレはすでに変態だった」

変態って、主人公は高校生。
そう、人と違うってことなんです。
科学の押島先生が好きで、思わず理科室で試験管アナニーをしてそれを先生に見られてしまう。
先生になんとなく似ているかな?と思い好きになった弟の同級生のシュウ君のシャープペンを拝借して舐めてしまう。
好きな人がいるにも関わらず、性欲の為にセフレのような年上の男性との付き合いももっている。
主人公のタケルは自分を変態と呼んでいますが、それは自分の性癖込でそれに関する心の欲求がままならないことへの卑下かもしれません。

だけど、先生はそんなタケルを嫌悪するでもなく、ふつうに接し
時によき相談相手として、差別することもしないし、タケルに媚びることもしない。
シュウ君もそうなんです。
弟のユウマが、兄をバカにする発言をしてもそれに乗ることはなく、友達のお兄さんとして素直に接してくれる。
メガネであったり、雰囲気であったり、
先生とシュウ君が似ていると思う見た目要素のほかに、きっと二人には負い目のあるタケルに対してのニュートラルな態度という部分で似ているのかもしれない。

題名の『すのーふれーく』
セフレに脅され拒否し崖っぷちに立たされた時に助けてくれた先生が、帰りの車の中で降ってきた雪について語った雪の結晶の話。
何一つ同じ形のものはないんだよと。
意識してタケルに語ったものではないだろうが、先生は、その雪の結晶のように人は一人ひとり違うんだということをしっているからこそ、
タケルに対しての態度が変わらないのだと思う。

タケルがこうした恋や経験や挫折を味わいながら、
人として成長していく姿の物語でもあるのかな、と思われます。
タケルが先生をカワイイといった小首を傾げるシーン、自分もキュンとしちゃいましたw

実に思春期から青年期への心と体(煩悩欲求?)の戸惑いをとてもわかりやすく描いた作品だと思います。

14

思春期って、こういうこと

京山さん@ihr HertZということで、どちらも好きな私は大期待してたんですが・・・
これはアタリでした!

表紙絵の、素肌にダッフルコート姿のセクシーボーイが主人公の向井タケル。
物語のスタート時点では高校二年生です。(本編は表紙よりもう少し大人っぽいイメージかな。)
表紙の雰囲気にも醸し出されているように、今回は京山さんの漫画にしてはセクシー度高め。
表紙絵の表情を見る限り純粋無垢な雰囲気のタケルですが、案外経験値は高かったりします。
なんせ、帯コピーが
「半年前――オレはすでに変態だった」
ですしね(笑)

性に目覚めたばかり、好奇心がうずいてイケナイ暴走がとまらない、自分って変態なんじゃないかと思う・・・
誰でも経験する思春期のカオスのど真ん中に、彼はいます。
化学の押間(おすま)先生が好きだけど、先生にちょっと似てる弟の親友シュウ@中三も気になる。
その一方で、ネットで知り合った(?)大学生のセフレも。
同じクラスの野球部の子に声をかけられれば、そっちに靡いてみたり――
恋のベクトルも方向性が定まらず、迷走につぐ迷走。

性欲まみれのドーブツかと思えば、その一方で内面はガラスのハート。
好きな人の他愛ない行動に一喜一憂し、あらぬ期待、勘違い・・・果てはシャーペンを煮るという奇行に??
思春期の男のコの、自分を持て余している感じ、右往左往、思い切りブレながら、少しずつ一つの方向性が見え始めていく感じがとてもリアルに伝わってきて、温かく見守ってあげたい気持ち(これって母性?)が溢れてきます。

タケルの本命は押間先生かシュウ君なんですが、これがどちらも捨てがたいんですよね。
包容力もありつつピュアな魅力の押間先生か、なんと中三(!)で年下だけどクールで大人っぽいシュウ君か?
ただ、どちらか選べない、なんて贅沢な話じゃなく、どちらもタケルにとっては近くて遠い存在。まず自分のセクシャリティーが受け容れてもらえるか?というところから危うい・・・
もっとも・・・案ずるより生むが易し?
あれ?こっちなの? いや、あっち?・・・と、ブレていくタケルに振り回されながら、最終的に、そーなるのか、と。
結末を知ってみると、実はもう最初から、さりげな~く、この結末へのレールが敷かれていたことに気づかされます。
タケルの性格にしてもそうだし、いろんな場面で2人の絆が積み上げられていたんだよなぁと・・・タケルと一緒に読者が迷走している間、ストーリーは全然ブレてないんですよね。さすがベテラン作家さん。
そして、ハッピーエンドの中にも、失恋の切なさや、タケルの兄としての成長がふわっと絡められた複雑な味わいのラストもイイ。
タケルの思春期からの卒業・・・そんな印象です。

データ登録上は「先生×生徒」ということになるんですけど、このシチュ特有の生々しさは一切感じませんでした。
タケルの高校在学中はあくまでも先生と生徒の関係だということが大きいんですが、先生の葛藤が一切描かれていないことも影響しているかもしれません。
そういう意味では絵柄同様にストーリーもさらっとしたタッチで、物足りないと感じる人もいるかも? でも、これこそ京山さんの作品の持ち味かな。
なによりも温もりと思春期の微妙な心の揺れを味わう作品だという気がします。

描き下ろし「おあずけの三日後」のラストシーンで、初H。
いきなり先生をリードしてるタケル!その体位経験値高すぎwww 
2人の可愛いピロートークも萌えますよ(*‘ω‘ *)vv

18

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP