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とにかく小さくなってしまった課長が可愛いです。何でそんなサイズになってしまったの?というシーンは既に済んでいるのか、周りの皆がすっかり受け入れているところから始まるのも斬新。部下の山田がお世話係を引き受けていて、彼自身はさほど乗り気ではないようだけど、他の皆は小さい課長を愛でたいので常に羨んでいるというなかなかのファンタジー設定。でも、そんなファンタジー感が気にならないほど、小さい体で一生懸命な課長が可愛い物語でした。
BLとしてはほぼ進展はないと言っていいでしょう。最初は乗り気でなかった山田も段々課長に愛着が湧いてきたり、服を脱ぐ時にちょっとドキッとしたりという描写はありますが、お互い好きだと言い合ったりもしないし、キスもありません。設定こそファンタジーでありながら、そういう距離感は案外リアル。これはあくまで小さい課長を愛で、そんな彼をクールに世話する山田に気を揉みながら見守る、そういう作品なんだと思います。テンポも良く、短編が何本も収録されている構成で読みやすいので、可愛いラブコメを読みたい時にはぴったりの1冊です。
とっても癒されました〜。
そして私も『◯くんの恋人』というドラマを思い出しました。
あのドラマのラストはどうなったっけ?元に戻れなかったんだっけ?失念してしまいました。
小さくなった田中課長と部下の山田の日常を綴った1Pの作品がまとまって一冊になったものだそう。
手乗りサイズになった課長が今まで通りに仕事を遂行しようとするのが可愛いです。
クールでちょっと雑な山田がお世話をするというのがミソで、あまり細やかなケアをされない課長がこれまた可愛い。
寝床がスリッパーーー。
私もそんな小さい生き物を世話したいっ!
リカちゃんの家に住まわせたい。
BL的には心の触れ合い、絆の深まりはあっても身体の触れ合いはありません。まあ無理ですよね。
チューくらいはあっても良かったかな?
まだお互いへの好意、信頼止まりなので、出来たらLOVEに発展するお話も見たいなぁと思ってしまいます。
かーわーいーいー!
いやもうこれに尽きる!すんごい癒されました~!
突然ちっちゃくなった田中課長とクールで雑な山田くんのお話。
田中課長はもちろん可愛いんですけど、山田がもう!めちゃくちゃかっこよくて!ツボにはまるど真ん中なタイプでした!たぶん無自覚にプライベート課長を独り占めしちゃうとことか、きゅんですよ。スリッパに潜って寝る課長も良きw
描き下ろしの二人は、ほのぼのしながらも、何かが生まれそうな予感があったりして。続きが欲しい!ってなりました。エロなしのBL未満だけど、萌えはいっぱいあったので大満足です。
たまにはこんなのもねっていう、ふと取り出して読みたくなるタイプの一冊でした。
あまり上手に読めないのでコミックを物色しません。なので、本作を知ったのがつい最近。今更なのですが色々と思う所があったため、感想を書きます。
本来、レビューに他の作品を持ち出して比較するのはあまりよろしくないと思っています。ただですね、私がこの本を読んで感じたことを『古の貴腐人』のみなさまに吐き出したい欲望を止めることが出来ません。お許しください。
昭和の女である私にとって『主人公が小さくなる話』としてまず思い出すのは、4度もドラマ化された『〇くんの〇人』というあの話なのです。
私はあの原作が大好きで。
まず、何と言っても小さな体はエロ可愛らしい。
それと、恋人と2人だけの秘密の暮らしというのもよろしかったんですよ。
でも、結局そんな暮らしは続けていけなくなるのですね。小さいから。
このラストの悲しさがリアルだと思っていたんです。
かわいいままで、エロいままで、そして大人にならずに生きていくのは無理だと思っていたんです。
それなのに田中課長は何ということでしょう!
かわいくてエロくて、子どもの様にピュアなまま生きている!
読み終わって思いましたね。
そうか、これが平成か。
そもそも、会社内では田中課長が小さくなったことは秘密でも何でもない。
取引先の皆さんも♡を飛ばして商談が上手く行ったりする。
昭和の時代にはこっそり自分の手元に隠さなければならなかった『エロ可愛い小さなマイノリティ』は、平成の終わりには『社会のアイドル』になっちゃった。
もう隠す必要はないし、物語の終わりには必ず悲劇を以てして大人への階段を昇る必要もありません。
激しく爽快な気分です。