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表題作遅れてくる男

保科優作(バス停で秀馬にナンパされた高校生)
滝本秀馬(遅漏でドMの中年眼鏡リーマン)

同時収録作品目の上のふしだら

斉川(忠相を大好きな高校生)
小宮山忠相(気弱で眉毛が特徴、斉川のクラスメイト)

同時収録作品眉は口ほどにキスしたい

斉川(高校生)
小宮山忠相(斉川のクラスメイト)

同時収録作品生息子の彼にできること

新見哲也(ゲイで遊び人の会社員)
古澤(ファミレスで新見に一目惚れ・新見の3歳年下)

同時収録作品先輩の手綱はキツめがちょうど

安積望(益野にすごく懐いている後輩)
益野(お遊びバスケサークル所属・ゲイで安積の先輩)

同時収録作品ストレートは通用しない

武井(過去にこだわる高校教師)
野中(武井のヒミツをにぎる優等生)

同時収録作品甦る男

忍(海外帰りのスポーツトレーナー・22歳)
健太郎(忍の兄と長年の友人・36歳)

あらすじ

ある日、バス停で保科優作が拾ったのは ダメ人間ぶりを隠すことなく解き放つ中年リーマンの滝本秀馬。 暇つぶしとボランティア精神で 年上のオッサンをイかせまくってやる!…はずが、 なんと滝本は癖をこじらせた凄まじい遅漏で!? 「あのね、ちゃんと気持ちいいんだよ でもギリギリまで我慢してイクときの快感がクセになって」 「どんだけ刺激に慣れきってんだよ、クソビッチ! 次は絶対、即イキさせてやる!!」 生意気小僧×ビッチ・リーマンの胸きゅん調教エロスな表題ほか、 マニアックとフェティシズムを詰め込んだ超絶ラブコミック!!

作品情報

作品名
遅れてくる男
著者
さがの 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人uno!
発売日
ISBN
9784801952492
3.6

(84)

(20)

萌々

(26)

(31)

中立

(6)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
13
得点
303
評価数
84
平均
3.6 / 5
神率
23.8%

レビュー投稿数13

さがの先生ワールド全開

短編集、という括りでいいんでしょうか。
一冊でいろんなカップルの人間模様が見れて
満足でした。

さがの先生の描くお話はユーモアがあるし、当人達は真剣に悩んでいるようなことでも
読んでいるこちらは微笑ましい気持ちになれます。
表題作では秀馬をイかせるため、辞書をひいて言葉攻めの研究(?)をする優作の姿は
面白いし微笑ましいし、ツボでした。

しかし、さがの先生の世界観は
短編読み切りには収まりきらないかな、と。
長編とまでいかなくとも、もう少し背景を滲ませないとハチャメチャなお話になってしまう感じがしました。

0

楽しい短編集

なかなか面白い短編集でした。
が、短くてリンクしてる作品もありましたがレビューを書くとなると難しいですね。

『目の上のふしだら』
受けのコンプレックスの眉毛に惚れ込む攻め。
どちらも自分の方がずっと相手を好きだと思っていて。可愛いですね。
とうとう眉毛でいっちゃった!二人の愛はどこまでいくのでしょう。

『生息子の彼にできること』
大好きな人と知り合いになれてお友達付き合いできて。童貞くんはここまできたら大好きな人と理想的なお膳立てで初体験したいって。
お相手はそんな彼の気持ちに応えようとセフレを精算して。でも彼の理想を叶えるためなかなか簡単にはエッチしてくれません。

『先輩の手綱はキツめがちょうど』
前作のセフレの一人がサークルの後輩になつかれ四六時中べったりで自慰もままならない状態ですね。

後輩が実は先輩を狙っていた!あわや3Pかと思いきや後輩の独占欲に修羅場にはならず?
可愛い後輩が攻め。いいですね!サークル公認のカップルになりました。

『甦る男』
昔可愛がってた年の離れた友人の弟パターンですね!すっかり男臭くなって現れて。
EDになった主人公を治してやるよって。
弟くんの一途な追い立て?俺にしておきなよ、衰えも歴史だと思って愛せるよって殺し文句でしょう!

しかし短編集だと特にこの世にゲイばかりな錯覚をしてしまいそうです。
どのお話も楽しかったです。

0

絶妙なネーミングセンス

表題作の遅れてくる男…遅漏なんですね!
さがの先生の作品はタイトルが独特でニヤッとしてしまいます。

高校生とリーマンの…ツッコミどころ満載の出会いから、遅漏でドMの中年メガネリーマンにハマっていく高校生が、言葉攻めのスキルをあげていく様子がエロおかしい。
もともと攻め君は言葉攻めの素質ありですが、授業中にリーマンに響くようないやらしい言葉を辞書で調べているのが、おかしくて可愛くて愛おしくなってきます。
天然自己中なリーマンの手の平で転がされている感じが何とも可愛らしい、気付けば尽くしキャラになっていた年下攻め君に萌えました~。

同時収録の眉毛フェチのお話は内容が濃いのに何故か爽やかな読後感が…。
眉毛が濃いのがコンプレックスな受け君、その眉をこよなく愛する攻め君…高校同級生の二人ですが、ウブそうな受け君のキャラがいいんですね。どんどん眉毛がいやらしく見えてくる!!!
しかも攻め君は眉毛だけでいかせようと調教している…どエロい高校生でした。
変態、フェチ…大好きです。

0

捻りがあって面白かった!

いやぁ~面白かったなぁ!と読み終わって、お名前に覚えがなかったけどあの!「本日からの隣人愛」をお描きになった方じゃないですか!
あの、腹筋崩壊するかと思ったほど笑った「本日からの隣人愛」。あれを描いた方=この作品のちょっとマニアックな捻りのある面白さの数々が合致して、なるほどっ!!と何度も頷いたのでした。そして買おうか迷ってた「働き蜂は誰に蜜を捧げるか」もさがのさんだったのね。頭の中が一つの線で繋がって嬉しかったです。さがのさん、もうお名前忘れません。(私は作家さんに限らず作中の登場人物や日常生活でも人の名前をなかなか覚えられない)最新刊も買います!

前置き長くなりました。

収録作はほとんど麗人uno!がベースなのでエロがお約束なんだけど、エッチに至るまでに一捻りあって、そーくるか!という新鮮さがあちこちで見られて面白かった。
まず始めに冒頭にある表題作【遅れてくる男】で心掴まれました。
高校生が「年上のオッサンを俺のテクでイかせまくったらおもしれえ。」という気持ちで地味メガネのリーマンをナンパして即ベッドへ。
てっきり、地味メガネがとんでも淫乱ビッチで高校生をめちゃくちゃに啼かせまくる逆襲パターンかと思ったら、まさかの「遅漏」。タイトルの意味がここで判明!
イかせまくるどころか、イかせられず自分だけイっちゃったもんだからシュン…とする高校生。極太バイブを挿れてみたり(実物のサイズ感の違いが笑った!)あれこれ試すうちにどうやら言葉責めに弱いらしいという事が判ります。
面白いなぁと思うのは、高校生が辞書引いてせっせと卑猥な言葉に蛍光ペンでマーキングするシーン。なんだかんだ言って尽くし型になって初イキさせてちょっと得意げになってる高校生が年相応って感じで可愛かった。

その次の【目の上のふしだら】【眉は口ほどにキスしたい】
高校生同士カプ。受けの立派な眉毛に執着している攻めが、まさかの眉毛イキさせるまでのお話。
ほのぼの可愛い高校生同士なのに、変態っぽいところがいいです。眉毛には正直萌えないけど、着目点が面白かった。こんなに眉毛という単語が登場する作品、他にないと思う。

【生息子の彼にできること】
童貞処女の地味メガネのキャラが結構好きでした。高級おかずとしてずっと眺めているだけだったリーマンと仲良くなって、理想の初体験を日々妄想するメガネ君。
リーマンの新見もゲイで、しかもビッチで3人のセフレがいたんだけど、メガネ君のことが好きになったからセフレと縁を切って身辺整理した…という話でこれだけだったら良かったのに、次の【先輩の手綱はキツめがちょうど】で新見が登場して、3Pしてるんですよ…。【先輩の手綱はキツめがちょうど】は攻め受けがそっちかい!みたいな意外さを楽しむ作品なんだけど、そこに新見が加わって自らフェラをお願いしちゃってるんですね…。これにはちょっとガッカリ。
ゴツい受けと可愛い攻めは好きなので、新見が邪魔だなぁと思わず指で隠してみたりして。

【ストレートは通用しない】
学校の先生×成績優秀な生徒
グラウンドの野球部員を眺めながらオナニーしちゃうようなダメ教師なので仕方ないんだけど、生徒に手出ししてガンガンやっちゃう不良教師はあまり好きではないのでサラリと読了。

【蘇る男】
これ好き!再会もの。攻めが無精髭を剃るシーンがあるんだけど男性特有の剃り方とか視線が妙にそそる~、と思ったらこれは伏し線でした。
受けは陰毛の白髪を女の子に指摘されてEDになっちゃったんだけど、ほろ酔いで寝てた受けのあそこの毛を攻めがショリショリと剃毛→ED治療だと言って前立腺マッサージへ。
なかなか濃いプレイなんだけど、攻めが無口でちょっと無表情で一見何を考えているか判らないんだけど、激アツの思いが見え隠れするところが好きでした。

2

終始性癖

ー1組目ー
滝本さんの横顔が色っぽい。
最中の描写多めです。
攻めは年相応で受けの方が小慣れている感。
言葉責めされる滝本さん最高でした。

ー2組目ー
描いていて楽しいだろうなあという印象。
眉毛は好きでも嫌いでもないです。
でも全然読めます。
視点が中々に斬新でした。

ー3組目ー
ハッピーエンド。
受けの目つきが程よく悪くて好きです。
表情が固めなのも良い。
話の流れはこのCPが一番理想でした。

ー4組目ー
新見さん、攻め役で再登場。
と言っても、あまりグイグイはしていません。
後輩の扱いに苦労する益野さん、受けに見えないけど受け。
でもそれが良い。

ー5組目ー
バレたら普通は不味い先生の行為。
コメディー漫画に現実はあまり求めるべきじゃないですね。
オヤジギャグは笑ってしまいました。
最中に洒落を言う余裕がある先生。
オチはあっさりでした。

ー6組目ー
健太郎さんの表情がコロコロ変わって愛しい。
二人のやり取りが楽しいお話です。
年下攻めで始まり年下攻めで終わる。


総合的に、属性が引っかかりすぎました。
短編集でリバ希望のCPが1つもないのは初めてです。
中年受け、黒髪受け、眼鏡受け……さがの先生にひれ伏したい気持ちです。

0

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