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表題作爪と棘

高遠一臣 大学生
七尾柊司 塾講師アルバイト

あらすじ

塾講師として働いている七尾柊司の前に、ある日、ひとりの男が現れた。
「…思い出した? 兄さん」
男がそう言ったとき、柊司はかつて自分が傷つけた少年を思い出した。
みっつ下の母親違いの弟、高遠一臣だ。
十年経ったいま、一臣はある目的のため、柊司を手に入れようとするのだが……

作品情報

作品名
爪と棘
著者
宮城とおこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
ISBN
9784813030812
2.7

(66)

(5)

萌々

(11)

(22)

中立

(18)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
13
得点
153
評価数
66
平均
2.7 / 5
神率
7.6%

レビュー投稿数13

復讐と贖罪?

父の不倫を発端に犯した罪が 中学生だったあの日から尾をひく


いや 悪気があってやった事なら犯罪なのでね 救われるとか 報われる日は来ないですよ ほんとならね

罪を償うところから始まる関係じゃないところが 昼メロっぽくて嫌いじゃない
のに 謝ることはしなくても すべてを簡単に受け入れすぎてて ちょっと拍子抜け

殺されかけた恨みが歪んだ脅しに発展するも 無理矢理なんだからもう少し抗ってほしかったな……


虐げられてきた自分の存在 忌むべき腹違いの弟 執拗なまでに追い込んでくる執念

エゴから起こした罪の償いを 自分なりに考えだすまでが印象薄だったわりに 受け入れてしまってからの愛情のごり押しというか DV具合はいいんだ 

けど なんだろ? 全体に根深さが伝わらないというか
浅いところ? ウワバミ? ←ウワバミはオレだw

ウワズミ? だけのドロドロにしか見えない
拗らせすぎた幼い僻みの吐口 懐柔してなお求め縋り手の内の収めていく

子ども心に『汚したい』と思ったところで 愛しいの先の執着になってるんだから
それを気づかないふりして 憎しみだと思い込もうとする辺りが


復讐にも満たない 拗らせた想いが重なった瞬間
欲しいのは いい息子のポジションじゃない

もうちょっと 残こされた爪痕が浅ければ
もうちょっと 棘の道が短ければ
もうちょっと 刺さるトゲが脆かったら



家族の歪み 親子の確執 混ざるはずのない憎悪
最後 急ぎ足でまくったお陰で 贖罪の部分の印象薄にプラスして 中途半端な恋愛モードのおかげで 最後がグダッとなっちゃったところが気になる

どうせここまでの厚みにしたなら もっとじっくり描き込んで2冊にできたんじゃなかったのかな? もったいないなぁ

0

本は厚いが、内容が薄い…


攻めは妾の子、受けが本妻の子で跡継ぎの件が主なお話でした。
出会いは一度だけで、大人になった時から話は始まりました。

ページ数も多く、分厚いので読み応えがあるかと思ったのですが結構アッサリでした。
ビックリするくらい受けが流されやす過ぎて、これには攻めも驚き。
ほんの僅かにあった(?)せっかくの執着も、受けの性格で搔き消されてしまいました。

設定が良いだけにイマイチ胸が揺さぶられることもなく…。
キャラの表情も乏しく、結局二人はどうしたいんだ…?と疑問と抱えながら読みました。

二人以外の人も出てきますが、個性もなくモブのよう。
全体的にフワフワとしていて読了感がなく、小冊子を読んだ気分でした。

「中立」とすごく迷いまいたが、地雷がなかったので一つ上げて「萌え」評価にしました。

1

軽くネタバレ含みます。

かなり辛口です。
久々の宮城とおこ先生、しかも執着攻めということで買ったのですが、一言で言うなら、濃いように見えて薄っぺらい。

これはもちろんシリアスなのですが、私は、シリアスなものは過去だったり、人間関係だったり、感情の移り変わりなどがしっかり描かれていないと全く萌えません。
攻めは受けを脅す為襲って写真を撮るけど、その後も受けを求める意味が分からない。恨んでるわけでもなければ好きなわけでもない。セフレなら他に何人も女の子がいるのに何故。
そして受けはそんな扱いなのに何故好きになるのか。

2人の感情の移り変わりがまるで分かりませんでした。
お姉さんの件もあやふや。
こんなに分厚い本なのにボーッと、たまにイライラしながら読んでたら「あれ?もう終わった?」って感じでした。
シリアスで設定も重めなのに中身薄っぺらくてじっくりお話を感じたい私にとっては時間とお金の無駄だと思ってしまいました。

失礼な物言いすみませんでした。神評価の人もいらっしゃるのでもちろん個人の好みだと思いますが、私は期待してただけに本当に面白くなかったです。

1

執着物かな

愛人の子と本妻の子の間での、復讐と贖罪。
カバーと帯が素敵です。
表が困り顔の本妻の子、裏が真っ直ぐ見つめる愛人の子。
白っぽい色調も、タイトルのロゴも素敵。
宮城とおこ先生久々のコミックスって事で期待値はいやが上にも高まりますが、、、、あまり、作者さんのお名前には囚われない方がいい。かな。
確かに、宮城先生の本って、随分前に読んだきりで、その後の年月や、自分の記憶力からすると、宮城先生ってこんな絵だったっけって思いますもん。
お話は、とっても、ウジウジ、ねちねちと時代がかっていますが、そこは好みの問題で、私としてはこのじれったさには充分萌える。
エロもこの位で充分。
それなりに満足度は高いです。

4

とにかくイラストが変わりすぎている・・・!

5年ぶりの新刊ということでわくわくしていました。

私のように昔の宮城さんしか知らない人が見たら5年間の間に何があった??と驚くと思います。そのくらいイラストが変わっています。。。
こちらもキレイといえばキレイなんですが、昔はもっと可愛さもあったんですよ。
ど、どうされたんでしょう本当に。バランスが気になります。

ストーリーも分厚い本なのにはじめは丁寧な感じで話が進んでいくんですが最後ページが足りなくて無理やりまとめてしまった・・・という感じがします。読み終わったらあれはなんだったんだろう?これはどうなったんだろう?と、もやもやしてしまってなんだか不完全燃焼・・・

とりあえずG線上~が好きだった方にはちょっとおすすめできないかもしれません。
過去のわだかまりが好きな人にはおすすめかな??


3

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