刑事(アンタ)のカラダは買ったから、たっぷり俺のナカに出して貰うね?

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表題作銀の檻~舌とピアス~

氷上隆一
組織対策課の刑事
アレクセイ
28歳,暴力団組長の息子で若頭補佐

その他の収録作品

  • 飼い犬の仕事
  • あとがき

あらすじ

ロシアンマフィアの血を引く銀の髪、グレーの瞳…ぞっとするほど美しい極道の若き組長・アレクセイは、組対たたき上げの刑事・氷上の身体を億の金で買い上げたアレクセイは彼の肉体に激しい快楽と屈辱を刻み込むが…?

作品情報

作品名
銀の檻~舌とピアス~
著者
水壬楓子 
イラスト
黒田屑 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイSLASHノベルズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784799726426
3.3

(27)

(1)

萌々

(16)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
9
得点
85
評価数
27
平均
3.3 / 5
神率
3.7%

レビュー投稿数9

新しさと萌えです

感情面どころか肉体面で受けが攻めを支配する場面を久しぶりに見ました。胸がどきどきします。そして氷山の思考は比較的正常で、自分を悲劇の男の主人公にしていません。すべての者を裏切ってでも、主人のそばにいてやると言いました。萌えますね。
でも、私自身は、結局は二人が恋人のような関系になってくれればいいなと、少しは思っています。

0

ドはまり。

襲い受けや誘い受け等々、受け様主導のエロってだけでも萌えが滾ってしかたないのに、この作品はさらに調教!それも受け様がマスターなんて、もう〰️っ、私の趣味をそのまま具体化したんじゃないかってくらいめちゃくちゃはまりました。

不可抗力とはいえ、組の若頭を殺めてしまった元刑事の氷上と、亡くなった異母兄を恋愛感情込みで慕っていた若頭補佐のアレクという敵対し合う立場のうえに、罪悪感と憎悪の念を抱いている二人。やばい、おいしすぎる。

姪の莫大な手術費用を捻出するために、アレクと取引をする氷上。ところが、ヤクザの犬として情報を提供するのでも、暴行の果てに半殺しにされるでもなく、求められたのは性奴として存在すること。くぅ〰️、いいねぇ。

自慰から始まって、乳首ピアス(うっとり…)、お道具を使っての放置プレイで散々痛めつけられても、自分が巨額の手術費用と引き換えにアレクに飼われていることから目を背けることなく、何度も逃げるチャンスはあるのに、側で言うなりになっている氷上。そんな氷上をアレクの方は自らの犬としてボディーガードのように連れ歩き、昔の同僚や、組の人間から蔑まれるような状況にも同行させる。それでもなお態度を変えない氷上に対し、恋愛感情とはまだ言えないものの憎しみとは違った感情を持ち始めていく。きたきたきた〰️っ。憎しみが過ぎると愛情にかわるってやつかなぁ。

氷上の方も、日々、手を拘束されながら、性玩具のように腰を振らされる恥態を求められながらも、アレクの冷ややかな態度とは裏腹な身体の中の熱さに、もっと熱い感情を呼び起こすことはできないかと考えるようになって…。あぁぁ〰️おいしすぎる展開。

散々いたぶってきた氷上なのに、身を挺して自分を助けたり、「おまえのために生きてやる」なんて言われちゃったら、孤独を抱えて生きてきたアレクにとっては、たまらない一言だったろうなぁ~。アレクの方も自分に寄り添って生きてほしいからこそ、あれこれ嫌がらせのような仕打ちをして試してたのかなぁとも思えました。

受け様主導のエロエロで始まった話でしたが、それ以上に攻めの氷上のぶれない骨太の男前の部分が光りました。個人的には萌えがこれでもかって詰まったおいしすぎる作品で、めちゃくちゃ楽しめました。よかったです!

4

喘ぐ攻めはお好きですか?

私は大層ツボにはまりました。
あ、興奮しすぎて前後しちゃった。電子書籍で読了。挿絵有り。

刑事の氷上は捜査中に後輩の片平を庇い、深高組若頭の深高是伸ともみ合っている最中に是伸の持っていた銃の暴発で殺してしまいます。氷上には重い心臓病を患っている姪がいて、海外で手術を受けなければ命が危ない状態なのですが、その費用を捻出することが出来ません。そんな氷上の前に、是伸を唯一の肉親と思い慕っていた異母弟のアレクセイが現れ、その費用を出す代わりに「あなたの体、あなたのプライド、あなたの人生。―あなたのすべてを」買う、と持ちかけられます。
氷上は警察を辞め、姉も含めたすべてと連絡を絶ってアレクセイの性奴となります。乳首ピアス、アレクセイや彼のボディガードの前での自慰、後ろの開発、射精管理、尿道攻め等々、結構えげつない『調教』をされ、セックスはいわゆる攻めですが『道具として使われる』様な状態。
しかし、後継者として最有力だった是伸を失った深高組の跡目争いの中で、アレクセイを守ろうという気持ちが、氷上の中に生まれて来ます。それが何故なのか解らないまま、ロシアンマフィアとの繋がりを求める他の組も介入してきて、抗争は激化して行くのですが……

『調教』シーンはありますが、SMではない様な気がします。「氷上って弱さを抱える人を守りたいって思う人なんだなぁ」と思うんですね。あまり良い表現ではないですが『男』なのです。それも古いタイプの。
この氷上と、強く賢く美しい、それなのに是伸に固執せざるを得ない悲しさ、弱さを持ったアレクセイの人物造形が秀逸で、この荒唐無稽なメロドラマ(実にそう思うのよ)に説得力を持たせていると思います。あり得ない設定をすんなり飲み込ませて、もの悲しい余韻を残す、読みごたえのあるお話でした。

余談
氷上がすべてを捨てる決意を確固たるものにしたんじゃないかというエロエロエピソードが、後半部分にあります。正確にはネトラレではないのですけれども、ネトラレ好きの私にもかなり、来ました。同好の士にお勧めしたい!
片平、グッジョブ!

1

攻められて喘がされる攻め

刑事の氷上を金で買い上げたアレク。あらゆる玩具を用いて、調教していく…。

この、調教される氷上が、攻めです。調教する側のアレクが受けです。玩具ですが、後ろも調教しますし、尿道も乳首ピアスも、色々と施されていく氷上。悶えて開発されて…でも、アレクはご褒美としていれたいかいれられたいかを氷上に決めさせるのです。

2人の関係は、ご主人様と、調教される犬で、プレイ外でもそれは変わりません。甘いカップルとはいきませんが、この2人の異質な関係性を、そして攻められて悶える攻を読みたい人は、是非手にとってみてください。

2

「受け」の一つの極北。その名はアレク

口絵の舌舐めずりが全てを表しているかと…。
美しき獣、嶺路・アレクセイ。彼は銀髪のロングヘアをなびかせて男を喰らう「受け」。
腹違いの兄を殺した刑事の氷上をカネで買い、自分のイヌに調教する。
氷上は姪の心臓の移植手術代金をカタにアレクに買われる(飼われる?)ことを受け入れる。
このあたりの乳首ピアスや尿道プレイ、バイブでの調教は、読み応えたっぷりです。氷上ははじめからアレクの言いなりになることを受け入れており、2人のHシーンは主従であり、調教としてのSM的なものでもあり、肌を合わせることによって生まれる情も滲むような、複雑で、愛憎が絡まりあって一層離れがたくなるような、そんな性愛シーンです。
『死ぬまで…、俺を支配するといい。俺がおまえを守ってやる』
美しく、失うものの無い狂った獣、アレク。彼に寄り添うことを選んだ元刑事。
BL界にまた1人燦然と輝く「アレク」、という造形が生まれた作品です。

「飼い犬の仕事」
前半アレク視点。
ただ1人信頼していた兄を殺した刑事。彼をカネでなぶる。つまらない男だったら殺してやろうと思っていたけれど、彼と肌を合わせることに不思議な安心感を覚える…
その時氷上が感じていたことは、自分のすべてでアレクを守りたい、ということ。性の快楽で飼い慣らされたというだけではなく、アレクという孤独で唯一無二の魅力を持つ美しいひとに魅かれたのでしょう。
2人はこれからヤクザの世界の中で甘美な共犯者になっていくのでしょうか…

4

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