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リア充様に愛される童貞くん
表題作と短編が一つ収録されています。どちらのお話も、ギャップや不器用さが可愛くてキュンキュンしました。
◎表題作
対人スキルゼロのネガティブ童貞くん・大橋とリア充イケメンサラリーマン・竜由のラブコメです。
大橋はコミュ障で、ネット上でしか自分を解放できない初心さが可愛いかったです（と言っても、結構自分の気持ちを暴露してるので、小心者なのか肝が据わってるのか疑問だけど・笑）。
一方の竜由も、紳士そうに見えて腹黒だったギャップに萌えます。
そんな２人が、大橋のブログを介して仲良くなっていく様子が可愛かったです。
大橋は、初めての恋愛にドギマギしたり、時には後ろ向きになったり。そうかと思えば、竜由を喜ばそうと変な（？）努力をしたり。
竜由は、そんな大橋に根気よく付き合って、結構お似合いな２人でした。
『うかつなバニティ』
編集部の先輩と後輩の純愛モノです。
ゲイでビッチだった受けが、攻めを好きになって、臆病で純情になってるのが可愛くてキュンキュンします。ノンケで年下攻めくんの一生懸命なところも、カッコ可愛くて萌えるし。おまけに、２人が初エッチをするまで１年かかったのも（いい大人なのに）良かったです。
好き嫌いがはっきり分かれそうな・・・
初読み作家さんです。
２カップル載っているのですが、どちらも好き嫌いがはっきり分かれそうな感じのキャラ＆ストーリーだな・・という印象を私は受けました。
表題作の「恋せよ、ネガティブ童貞！」は、受け様が童貞、非リア充、フリーターのコミュ障（ネットでは自虐ネタで大人気ブロガー）で、攻め様はリア充系のイケてるリーマン。
読み手が受け様のディープな非リア充っぷり（＆ネット弁慶ぶり）をどこまで許容できるか次第かな・・・と・・・健気で可愛い＆アタフタ具合が面白い！！！と思えたら大丈夫です。
楽しめるポイントとしては、攻め様が爽やかそうに見えて結構腹黒エロキャラであるというギャップ。ある意味ワルイ男系でしたね・・・
受け様をこれからどんどん開発していくんだろうなぁ・・・
もう一つは「うかつなバニティ」、これはビッチな受け様が、本当の恋を知って、健気に恋に奮闘するというもの。
受け様の過去のビッチっぷりが許容できるかどうか・・・
あとは、Ｈの時の受け様の感じ方がちょっと激しすぎて、私はちょっと苦手意識が・・・
攻め様が実は受け様の過去を知っていたけど、それでも愛している・・・という展開や、すっかりピュアな気持ちになって恋と向き合う受け様の健気な姿なんかは、素敵な展開だとは思うのですが・・・
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