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表題作災厄は僕を好きすぎる(5)

一条千隼,17歳,高校2年生
神楽育実,17歳,高校2年生

その他の収録作品

  • 修学旅行初日 おへや訪問編

あらすじ

第5の災厄を前に、和樹の態度に過保護以上の熱を感じる育実。不穏な空気を孕みつつ、
ついにやってきた修学旅行in沖縄!!
ところが現地では、サラ金会社の社長・緋崎や、千隼を追ってきた若木など、
招かれざる男が千客万来!!そんな中、災厄攻略のヒントを久遠寺から聞き出した千隼は、
その不可避なルールに内心の動揺を押し隠し、育実に「修学旅行中は独占するから」
と明るく宣言するが…!?

作品情報

作品名
災厄は僕を好きすぎる(5)
著者
二宮悦巳 
原作
神奈木智 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
災厄は僕を好きすぎる
発売日
ISBN
9784199606441
4.1

(19)

(8)

萌々

(5)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
78
評価数
19
平均
4.1 / 5
神率
42.1%

レビュー投稿数2

波乱含みの修学旅行in沖縄

シリーズの続編です。

高校1年生で転校してきた一条家子孫の千隼くんと宝績家子孫で同じく高校1年生の育実くんの運命で結ばれた災厄と恋のお話。
2人は4巻で高校2年生になりました。
7巻を読むまで高校3年生だと勘違いしてました。すみません。
『災厄は僕を好きすぎる(1) ~(4)』のレビューを編集したかったけれど、もう出来ませんでした(泣)

4巻の最後では、育実くんは怪我をした千隼くんの代わりに若木と行動を共にすることになりました。
そんな若木に和樹は「俺が育実を自由にする この忌々しい因縁を終わりにしてやる」と宣戦布告します。
5巻はその続きからです。
怪我で学校を休んでいた千隼くんが登校し、嬉しさで千隼くんのところに向かう育実くん。
その途中の廊下で、和樹とばったり会います。
話しをしている最中に千隼くんを見つけた育実くんは走り出しますが、和樹に止められそうになり露骨に避けてしまいます。
それを見ていた千隼くんに何かあっただろう?と問い詰められ、和樹に抱きしめられたことを言えない育実くんは話せないと断ります。
その夜に意を決して和樹と話すと、災厄のことは母親(育実くんの母親の従姉妹)から聞いていると言われます。
そして和樹は「家族だから自分が育実を守る」と伝えます。
その頃、千隼くんは久遠寺先生を学校に呼び出し、災厄をクリアする方法のヒントを教えて欲しいと願い出ていました。
それは自分が生きて育実くんを守るために。

場面は変わって、修学旅行で沖縄へ。
引率で和樹はもちろん、坊が心配な若木も逃げた債務者を追って緋崎たちも沖縄にいます。
これは何かあること間違いなし!ですね。
沖縄で若木を見た緋崎が声を掛けます。どうやら2人は昔の知り合いのようで…。

千隼くんと育実くんは2年生でクラスが離れてしまったため、自由行動以外は一緒にいることができません。
それぞれバスの中でお互いのことを想っています。
千隼くんは修学旅行の前に久遠寺先生と話したことを考えていました。

バスから降りた千隼くんは育実くんを独占すると田上くんと工藤くんに宣言して連れ出します。
いつもよりさらに心配性になっている千隼くんを安心させるため、路地裏で千隼くんを抱きしめる育実くん。
育実くんも責任感と優しさが増していますね。成長しているな~。

時を同じくして、なぜか久遠寺先生とトロピカルパフェを食べる和樹。
久遠寺先生は和樹の補佐役として修学旅行に同行しています。
和樹に怪しまれる久遠寺先生はあの夜千隼くんに与えたヒントを話します。
それは「災厄は宝績家の人間(育実くん)が即死したら終了」ということ。
久遠寺先生はもうひとつ謎を話しますが、本編では明かされておりません。
続編のどこかで判明すると思います。

その日の夜、育実くんは明日午前中の体験学習を休むから千隼くんに自由に修学旅行を楽しんで欲しいと伝えます。
納得いかない千隼くんとなだめる育実くんの前に和樹が現れ、自分がホテルに残ると言います。
結局、育実くんと和樹が午前中ホテルに残り、千隼くんは体験学習に参加するのですが、これが第五の災厄に繋がって…。

この作品は完全ファンタジーだとわかっているのですが、すごく好きなのでどこかでリアルティさを求めてしまっている自分がいる…と気が付いた5巻でした。
まず、修学旅行中にホテルで休んでいる生徒を許可も得ずに外に連れ出すことはありえないですし、ましてヤクザの若木が同行しているのもおかしすぎる。
でも、第五の災厄に見舞われる要因としては必要な展開だったのだと思いますが…。
災厄で育実くんが海に落ちて意識不明になるのはいいんですよ。いや、よくはないんですが…。
正直、人工呼吸が千隼くんじゃないのは嫌でした。
この先、ラストに向けて災厄はどんどんひどくなると思われますし、ドラマチックな展開にも期待しています。
だって、すごく好きなシリーズなんです!!
だから余計に、この修学旅行の設定は無理があったように感じて残念でした(涙)

良かったと言えば、路地裏で2人が抱き合っている時の千隼くんが本当に育実くんを大切に想っているんだなと感じたことです。
早くラブラブになってイチャイチャして欲しい~。

最後は育実くんに対して理性が保てなくなっている千隼くんが「リセットする」と伝えたところで次巻に続きます。
また拗れるのですね(泣)

千隼くんと育実くんの修学旅行のツーショット写真が見たかった…。
もちろん撮ったよね?

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ムッツリ攻め様好きです

シリーズ5冊目で相変わらずゆっくり進んでいますが、長期作品らしく登場人物それぞれの描かれ方が丁寧で好きです。
読者には育実と千隼両方の心境が分かるので、2人のすれ違いが焦れったくてヤキモキするのですが、お互いにとても大事な存在という事が読み取れてキュンキュンします。
災厄に脇キャラ達も大いに絡んできて益々面白くなりそうです。
千隼は既に育実に対する自分の気持ちに覚悟を決めて育実を守るために自分の気持ちは横に置いておこうとする態度は男前でもあるのですが、時に彼をとてもムッツリに見せていて、個人的にはとても好きです(ムッツリ攻め様好きなので)。
育実は相変わらず天然で鈍感ですね(笑)。
千隼と和兄とが視線で火花を飛ばす頻度が上がって来ている気がします。
おまけまんがはそんな2人のバトルが露骨に現れていて笑いました。

0

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