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鼓動よりつよく、呼吸よりふかく

kodou yori tsuyoku kokyu yori fukaku

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表題作鼓動よりつよく、呼吸よりふかく

由良 郁弥(17) 高校生
古部 葉月(17) 高校生

同時収録作品宙色パスート

室生(21)大学生
能勢(21)大学生

あらすじ

何よりも大切な人である郁弥を亡くした日、葉月は森で不可思議な体験をする。不気味な人形が郁弥を生き返らせてやると話しかけてきたのだ。ただし、それは葉月の命と引き換えで10日間だけ猶予をくれると言うが…?

作品情報

作品名
鼓動よりつよく、呼吸よりふかく
著者
志々藤からり 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
ISBN
9784041034415
4

(42)

(15)

萌々

(17)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
171
評価数
42
平均
4 / 5
神率
35.7%

レビュー投稿数8

そうきたかー!!これはビックリ

最初にゴメンナサイ、絵があまり好きじゃないんですが、ついつい読んじゃうのが志々藤からりさん。
著作はいくつか読んできたんですが、本作はその中でも一番好きな作品です。
でもせつない!
神作でなく萌2にした理由はやはりそこにあります。

大どんでん返し。これはマジで意表を突かれた。
こんな作品も描かれる方だったんだなぁ・・・
個人的に「あとは読者さんのご想像におまかせします」なラストが好きなんです。
この後どうなるんだろう?といろいろ妄想できる余韻が好き。
だからこそこの作品が好きなのかもしれない。

著作の中でそこまで高得点でもなく、レビュー数が少ないのが意外でした。
2015年発売ですが、もっと多くの方に読んでほしいです。

0

相手を生かしたい、と思う気持ちは罪か

◆鼓動よりつよく、呼吸よりふかく(表題作)
 実際に死ぬ時の描写よりも、郁弥と葉月が2人で過ごす日常の描写の方が多いので、そこまで悲痛な印象は受けませんでしたが、ストーリーはどこまでも切なくて、結末も救いのないものでした。大切な人が死ぬよりも、自分が死んだ方がずっといい。生きながら、死んだ相手を思い出すことは辛い。誰しも考えることですね。美しい自己犠牲とも言えるし、究極のエゴだとも言えるでしょう。もし、お互いが同じことを考えていたら。そんな辛い選択に向き合う、郁弥と葉月。最後に葉月が選んだ結末は、果たしてベストだったのか。壊れたものを元に戻したい時、リスクは付き物なのかもしれません。もう一度あの蜜月を、と思わずにはいられない作品でした。

◆宙色パスート
 表題作とは打って変わって、ラブコメ色の強い作品でした。ガリ勉で性的なことに疎く、室生のしてくれる気持ちいいことをどんどん吸収してしまう天然な能勢が可愛かったです。芯の強いところもあって、ただ流されているだけ、という印象はまったくありませんでした。

1

切なすぎる………。

切なすぎると聞いていたので積み本にしていたけど……
ほんとに切なかった……。

好きな相手・郁弥に死なれてしまった葉月は、森に祀られた不気味な人形に郁弥を生き返らせる代わりに、10日後にお前の命をもらうと言われ……というスタート。



結末から言うと、郁弥と恋仲になったら葉月は死ぬという非情な条件付きで、二人ともこの世にとどまることができたので誰も死なないけれど、恋の成就は永久に叶わないのがひたすら悲しすぎます……
葉月は自分の命が惜しいわけではなく、自分が死んだら郁弥は平気で命を投げ出すということを知ってしまったので、自分の命を犠牲にすることもできない……。

愛のために恋を封印するという結末が……悲しいよぉぉぉぉ。


同時収録作の【宙色パスポート】は首席を争う二人のお話。
ガリ勉で天然な受けがかわいかった。
でも、EDだと学習効率落ちるんだぜ〜と持ちかけた攻めの冗談を真に受けちゃった受けに対して、引くに引けなくてとは言え、男のアソコを触れちゃう攻め凄いなと思った……。

1

救いがねぇ……

んんん…評価に悩みましたが神評価にします!萌2よりは満足したので!

表題作なんですが…つらい。つらすぎる…。
想い人が死んでしまうところから物語スタートしたので、てっきり他に攻めキャラが現れるのかと思ったら…!?
互いに自分より相手が生きることを願って、果てにはお互い生きることの代償に、結ばれることを禁じられてしまいます。゜(´⊃ω⊂`)゜。
好き合ってるのに切なすぎるでしょ…。

読み終わった直後は、え、続き…と、思いました。救われなさすぎて。
でも、この物語はここが終着点ですよね…もうどうにも動けない…。
切なくて、一途で、不憫な受けが好きなので、高評価させて頂きました。

4

えー!!ツラァ・・・

由良郁弥×古部葉月の高校生の幼なじみものです。
えー。志々藤先生の過去の発売されている作品は全て読んでいるのですが、こういう話はなかったので衝撃的でした。・・・というか、志々藤先生に限らず死ネタを読んだ事がなかったので、ツラァ・・・って思いました。

あやしい人形に事故で死んだ郁弥を生き返らせてもらったけど、そのことを知っていた郁弥が自分は死んでもいいから葉月を死なすなと人形に言い、結局自分は生き返らず、死んでしまいます。

葉月は自分の願いとは違うから無効だと人形に言い、人形が郁弥が死ぬ前の時間に戻してくれましたが、葉月に一つだけ縛りとして郁弥と恋仲になるなと言います。もし恋仲になったら葉月は死ぬと・・・そして郁弥が死ぬ前の時間に戻します。

この話は本当に切なかったですね。
葉月は自分が死んでもいいと思っていますが、そうすれば郁弥が葉月を生き返らせるのは実証済みなので絶対に告白なんか出来ないですし、郁弥から告白されても受け入れることが出来ないとか、マジで切な過ぎます。
個人的にはどこかで救済していただきたいですね。

【宙色パスート】
室生×能瀬の大学生ものです。
表題作は超シリアスだったのですが、この作品はサラーっと読めます。
学校では首席を争っていましたが、(能瀬が一方的にw)ある日、室生に「お前、EDなんだって?」と言われます。
どーでもいいと適当にあしらっていたのですが、EDは学習効率が落ちるとか言われ抜いてもらうことに・・・。でも、全然イケなくて室生にキレられますww

なんじゃーかんじゃーあり、能瀬が室生のことが好きなんだと自覚したら勃起して、まさかの能瀬から告白します。告白の仕方がオイwって感じでしたが。
どうにかこうにか、両想いにはなりましたが最後までしていないので、この作品は続きそうだなぁ~と思います。

4

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