おまけ漫画付きRenta!限定版
ひとりぼっちの可愛い大人に恋をした――。
すこーしものたりなさもあってちょっとオマケの5って感じですが、高めの評価につられて読む人が増えればヨシ、みたいな。
都会のお坊ちゃま育ちな攻めくんが、無表情で淡々としているのはわりと最後まで貫かれます。
淡々としていながら、だんだんと鍬や鋤がサマになっていく様子がなんとも味わい深いです。
そもそもしょっぱなの、茂りすぎた枝をそのまま切り落としたら攻めくんの部屋に落ちてしまうところ、とっさに気づいた冷静な攻めくん、でも言い出す隙もないおじさん、実際に枝が落ちても突き返さず淡々と受け入れる攻めくん、扱い方を教授するおじさん(そうじゃねえだろ引き取れよw)。
ずっと、若いけどとにかく淡々とマイペースな攻めくんと、年上だけどお調子者的なマイペースのおじさんとの、噛み合わないはずのマイペース同士がふわふわと融合しているのが不思議でおもしろい。
攻めくんのほうは淡々ととはいっても若さゆえの情熱もエネルギーも思い込みもちゃんとあって、それが徐々にはっきり見えてくる過程も自然で良かったと思います。
なにより、おじさんの過去の恋人のことは彼なりに受け止めて理解もしていて、でも生きている自分の友達にはおじさんを見せたくないって嫉妬もする、このへんのものすごいおおらかさと若さとがうまく表現されているなあと感じました。
いつか、イングリッシュガーデンを紹介する本を、翻訳と監修の共同作業で出版すればいいと思うよ!
初読みの作家さんだったのでドキドキで読みました。
結果とても良かったです。レビューも評価も少なすぎると思います!!もっと読まれるべき作品だと思います。
まず、このお話のほわわんとした雰囲気がとても魅力的です。キャラクターも可愛いし、絵も可愛い。受けの葵さんのお家のお庭も素敵です。作品が持つそうゆう和やかな雰囲気が、先生の絵柄にとても合っていて、いいなぁと感じました。
お話は、大学生の純粋まっすぐな男の子と、ピュアな心を持つ可愛いおじさんの恋物語です。攻めのテクノ音楽好きのテクノ(あだな)は、若々しくて、でも飾り気が無く、本当にどこにでもいそうな若い青年という感じでした。決して健気なわけではないのですが、素直でバカっぽい魅力的な男の子です。一方、受けの葵さんは見た目とても幼いですが、30歳のおじさんです。昔同棲していた彼氏が亡くなってから、元気の出ないおじさんです。そんな彼に、猛烈にアタックしていくテクノ。葵さんは、昔の彼に大切にされていたようで、罪悪感を持ちつつテクノに惹かれていきます。葵さんが年上の彼氏に本当に箱入りのように大事に大事にされていたことが、彼の純粋で愛されたがりのところに伺えました。そこに、若さだけで突っ込んでいくテクノが清々しいです。
とても優しい気持ちになれるお話でした。この作家さん、注目して今後も応援したいです。
あまーいお話で、私は好きです。
マンション暮らしの今時の若者が庭に惹かれ、畑仕事をして、猫に触れ…と言う流れが、なんかわかると言いますか。
もちろん、庭には、そこに住む人の性格が出てきますから、テクノがそこに通いだしたのは単に自然に魅せられたわけではなく、そこに住むおじさん込みでの空間が居心地がよかったのでしょうね。でも、お互いに居心地がいいなという関係から、お互いの知らない世界や友達関係に嫉妬したり、笑顔がみたいなと思い始めることによって少しずつ自分の気持ちに気づいていく感じとかが丁寧に描かれていて分かりやすかったです。
初めて同士じゃないなんて、よくあることですが、主人公カップル以前のそれぞれの恋愛とかはあまり聞きたくないので、私的にはこのくらいのさわりだけの説明で十分でした。
くっついた途端に3年間の遠距離になってしまいましたが、それぞれがやるべきことをやって信頼して待っていられる関係というのも好きですね。
かわいいおじさんと年下学生の
あったかくなる恋のものがたり
初めて読んだ時はあまり心に留まらなかったけれど、時間を置いてふと読んでみると初見とはまた違った感じ方を抱いて、繰り返し読めば読むほど、じんわり心に染みていきました。あぁ、これは良き作品だなと、思います。
2人にはゆったり日常を生きて欲しいです
(*´꒳`*)