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表題作ロング・ディスタンス 1

あらすじ

高校駅伝の全国大会・通称「都大路」で活躍し、大学駅伝界からの注目を集めている佐藤陽太と信堂陵介。幼馴染でチームメイトでもある二人は、同じ大学に進み、憧れの「箱根駅伝」でたすきをつなぐことを夢見ていた。しかし…二人を待ち受けるのは、非情な未来だった──。

作品情報

作品名
ロング・ディスタンス 1
著者
征城悠馬  
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
EYE'S COMICS BLink
発売日
ISBN
9784834262636
1.2

(27)

(1)

萌々

(0)

(0)

中立

(3)

趣味じゃない

(23)

レビュー数
6
得点
8
評価数
27
平均
1.2 / 5
神率
3.7%

レビュー投稿数6

BLでも駅伝ものでもない

色々な意味で発売当時話題になっていたのと、すんごい酷評ばかり(いや、失礼)でかえって気になってはいましたが、この作家さんの他ペンネームでの作品もいまいちツボに入らずだったので購入には至らず。ところがツ〇ヤさんでレンタルされていたので、ちょっと読んでみました。

とにかく話を盛り込みすぎている気がしました。
母親は自殺。そしてその理由を、主人公の陽太だけは知らされていない。
父親は妻の死によって自暴自棄になり家庭を顧みない。
兄は期待されていたランナーだったのに足を負傷して走れない(しかも理由が事故なのか怪我なのかまだわからない)。
幼稚園に通う双子の弟までいる。
これ、完結するまで何巻書く気なのかなと思いました。伏線がたくさんある話は個人的に好きなのですが、多分、これだけの伏線を回収しながらのストーリー展開を続けられる作家さんではないんじゃないかな、と思いました。
まだ1巻なのに、すでにおなか一杯感が否めず、次巻への期待が膨らまないから。

そして、この作家さん、駅伝(陸上)の事とか、大学の事とか、奨学金の事とか、ホントにいろいろ調べたのかなと思いました。プロの作家さんが一つの作品として世に出すならそれなりに下調べをすべきだと思うのですが、んん?と思うところが多すぎてそれにも萎えてしまった…。

『駅伝』をテーマにしたのなら、せめて駅伝の面白さが読み手に伝わる作品にしてほしかった。これは『駅伝もの』でもなければ『BL』でもないと思いました。男×男、のCPで描けば、なんでもBLになるわけじゃないんですよ~、と声を大にして言いたいです。

この作品は『新人』という謳い文句で発売されましたが、ホントは違うよとカミングアウトされましたよね。
長く漫画家さんをされている方なのに、なぜにこんなに構図がブレブレなんでしょうか。
そして、なぜこんなにストーリーにまとまりがないのでしょうか。

この方の描かれる少女コミックって呼んだことがないのですが、少女漫画なら面白いんでしょうかね。

8

言いたいこと言ったら長くなりすぎました。閲覧注意です。でも言い足りない。

私は大学駅伝が好きである。でもこちらの作品は買おうかどうか本当に迷った。
過去にこの作家さんの作品を二作ほど目にする機会があり、その完成度に愕然としたからです。何巻も出されていたから売れているんだろうけど、内容がない、あるのだろうけど私には読み取れない、そしてこれらを読むであろう年齢の若い読者さんが本気にしないか心配になったからだ。

そして作者さんの読者に対する奔放な発言。
当時よくテレビにも出てらして(今でも出てるのかな?)、いろいろ言ってらした…。
でもそれはBLでのことじゃないから、何とも思わなかった。

その作者さんがBL進出、おまけに箱根駅伝を描くとか…。
学生駅伝の話はすごく興味があって読みたいのに、過去の奔放な発言が頭から離れなくて、読んでて苦しかった。

作品自体は悪くないと思う。
でもこれ、続きによって左右されると思う。
だって現実は欲しいもの、全部なんて手に入らないから。

不遇の主人公の陽太と幼馴染の陵介。
二人の夢は将来、箱根駅伝で襷をつなぐこと。
陽太は平地が早くて、陵介はどうやら上り坂に自信がある様子。
高校にスカウトが来るほどの実力が二人にはあるらしい。
襷をつなぐからには二人は同じ大学に進学したいと思っている。
でも陵介は将来医者になることを親から言われてて、陸上部のある医学部のある大学に進学希望。でもそこに進学するとなると学費は免除されなくて、陽太は家庭の経済的な事情から陵介と同じところには行けない。

さらに陽太は母自殺の父放蕩、兄が足を故障で歩けなくなって引きこもり、幼い双子の弟たちの面倒を見ていて、夜にバーテンのバイトをしていて、睡眠不足と疲労から授業もずっと寝てる…。みかねた教師に「本気で箱根めざすなら、このままではダメだ。弟たちを数年だけでも施設に入れろ」と言われるけど、家族は絶対に手放せない。
陽太は実業団に行くと決めるけど、陵介の大反対にあい…、みたいな。

一つ一つ、ツッこっむのも大変なので気になったところだけ。
私、医学部に進学したことないから分からないのですが、箱根駅伝ってだいたい1区間20キロ前後あるわけで、それらを60分ちょっとで(山登りの5区と下りの6区は違いますが)走らなくてはいけません。
ほぼ毎日練習して、夏には合宿して徹底的に追い込んでいきます。強豪校は1/4から次の試合に向けて練習を再開します。(1/2往路、1/3復路なので。)それを4年間です。そして走るメンタルと身体を作っていって、試合で発揮するのです。みんなが!!才能のある人も、走るのが好きな人も、たくさんの想いを抱えている人も、みんなが!!
果たして医学部と両立できるのでしょうか…。

それにもし仮に二人が同じ大学に入れたとして、陵介は山を走りたそうでした。
山を走るということは5区、往路の最終区間です。物理的に襷をつなぐということであれば絶対に陽太は4区を走らなくてはいけません。4区って18.5キロの最短区間でつなぎ区間とも言われます。大概スピードのある選手が配置されますが、エース区間ではありません。力のあるエースはやはり重要区間を任されます。陽太はスカウト陣が狙うほどの才能・走力がある選手なのに、大学で大事に育てれば重要区間を走れると思うのに、陵介は4区を走って自分に繋いでもらいたいのか…、それが好きか本当に!?

陽太は本当に箱根を走りたいならば、実業団に行くのもありだと思う。
お金を貯めて家庭が落ち着いたら大学を入ればいい、事実そういった選手もいたし、夜間学部に入って陸上やって頑張っている選手もいる。
全部は手に入らないよ。大事なものを選んで強くなるの。

あと言いたいのが高校生が夜にバーテンのバイトをして、お客さんにカッコイーとか言われて授業寝てるとか、なんも格好良くないし腹立たしかった。
進学しても陸上ばかりするわけじゃないんだよ。
みんなちゃんと講義出て勉強してるんだよ。いっそ新聞配達でも内職でも家庭教師でもしてくれた方が怒りが湧かなかった。

続編は買わないかな。
だって過去の発言を吹き飛ばすような、勢いのある面白い目の離せない出来ではなかったし、「だいたいこのくらいかあ」というのも分かったし、現実の選手が直面している状況の方がよっぽどドラマティックで目が離せなくて応援せずにはいられないから。

21

うーん・・・これは仕方ないかな・・・

色々言われていますが、先入観なしに読んでみました。
うーんこの作品BL的な萌えが一切ありません・・・ネタバレ失礼します。

数ページ読んで語尾に!!←必ず2つある
これがやたらと目につきました。何故2つ・・・気になって読みにくいです。

イラストが生半可に上手いので、ちょっと手が長すぎたり、子供キャラに違和感感じたりと、粗が目立ちやすいんだと思います。後表情が固いですね。
ちなみに背景の描き込みは近年読んだBLの中ではかなり描き込まれて丁寧です。

で、一番肝心なのは何故こんなに箱根駅伝に惹かれているのかが一切不明。だから読者もドキドキ出来ないのだと。
てか、一番ドキドキしたいのはBL的な要素なんですけどね
主人公と幼馴染みの距離感も不明。
自殺してしまった母親の謎、成り下がった父親の謎、主人公の兄の怪我の謎、兄と走ってた幸森流星の謎、・・・謎だらけですよね。
1巻ですでにこんだけ盛っています。
新人扱いするにはいくらなんでも無理があるんじゃないでしょうか。
新人さんのはずなのにあとがきに2巻も早く出したいって書いてあって決まり文句の読んでくださってありがとう~がないわっっっと、気になってしまいました(普段自分そんなの気にならないのに)

あら探しばかりしたくないのですが、なんでそうなの?そうなるの?とばかり思ってしまわざる終えない作品ですね(^_^;)すみません。

ただ、終わり方が気にはなったので2巻も買うとは思いますが・・・

20

この後の展開に期待

表紙もきれいだし、駅伝の話ってことで気になって購入しました。
話の展開が古臭いし、暗いし…
でも、ストーリー性のないBLよりは、好きかなー?
2巻が出たら購入するかも。
この後の展開に期待したいです。

13

昭和な感じなのです!?

匿名7番、うっかり勇者です( ̄^ ̄)ゞ
リクエストにお答えしてレビュー書きます!

あらすじは…
2人で一緒に箱根駅伝で走るのが目標の男子高校生の物語。
片方はオカンが自殺して、オトンが半失踪中で、車椅子の兄貴と双子の弟達の面倒をみてる貧乏君。(暗っっ!)
もう片方は病院の後継息子で貧乏君のことが大好きなお坊っちゃま君。
才能ある貧乏君が家庭の事情で箱根駅伝を諦める?みたいなとこで1巻は終了。

感想は…
「昭和かッッ!」ってツッコミが適切なんじゃないかな。
前の方もおっしゃってるように、セリフもシチュエーションも、とにかく全部古くさい。
「ゴォ〜ル」のシーンなんか、しいて言うなら、海岸で「ワタシを捕まえてごらんなさ〜い」とか言いながら追っかけっこしてるアベック…みたいなレベルwww
おばちゃん大爆笑しちまったσ(^_^;)
タンスから通帳持ち出そうとするクズ親父とか…いつの時代なん?
昭和中期のスポ根マンガみたいで笑いが止まらない!
これをバイの彼氏がオンナに浮気した挙句に通帳持ち出して失踪!ならBL的にgoodなのにねー。
深夜バイトしたりとか、貧血で倒れたりとか、主人公の悲惨さは世界名作劇場の小公女◯ーラくらい!?
今時こんなやつ、おらへんで〜(苦笑)

あとね〜…絵心ない私が言うのもなんですが、絵がヘン。
上半身と手足長すぎてナナフシみたい。(ナナフシ知らない人は昆虫図鑑参照)
筋肉の付き方も違和感アリアリ。

ギャグ漫画として売り出せば合格だったのに…
BLとしての萌えは一切ないです。
1巻はエロもなし。チューだけ。

ってか、問題の著者はBL読んだことあんのかい??
たぶん、お勉強不足ですね!
ある程度の固定客がいる昔の畑に戻った方が良いのでは??

40

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