花嫁代行、承ります!

hanayomedaikou uketamawarimasu

花嫁代行、承ります!
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神5
  • 萌×27
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

208

レビュー数
3
得点
59
評価数
15
平均
4 / 5
神率
33.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
海王社
シリーズ
ガッシュ文庫(小説・海王社)
発売日
価格
¥620(税抜)  ¥670(税込)
ISBN
9784796408127

あらすじ

女子顔負けの美貌を見染められブライダル会社のPVに花嫁役で出演する事になった便利屋の奏多。
ところが何故だか現れた新郎役は、かつて奏多が振った同級生…桐丘博臣だった。
しかも、いまや大企業の専務となった博臣に家政夫として雇われ、メイドエプロン着用や耳かきを強要される羽目に!
これは昔の復讐か?と警戒する奏多だが、自分が作った料理を嬉しそうに食べ、些細な言葉に一喜一憂する博臣に次第に心が揺れてしまう。
そんな折、奏多をつけ狙うストーカーが現れて…?

表題作花嫁代行、承ります!

桐丘博臣、巨大複合企業の専務、28歳
北森奏多、便利屋社員、28歳

その他の収録作品

  • 永久就職、所望します!

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レビュー投稿数3

ふたりは とっても なかよし

便利屋をしている北森奏多(受け)はブライダル会社社長、史香に見初められ結婚式場のPVの花嫁役をすることになります。当日現れた新郎役はなんと文香の義弟で高校生のクラスメイト桐丘博臣(攻め)でした。
化粧でしっかり化けていたし、気付かれないよう箝口令を敷いてもらい、細心の注意を払ったつもりでしたが、些細なことからバレてしまいます。とは言え、もう会うことはないだろうからと楽観視していたら博臣が訪ねてきます。
母親の再婚で大企業の御曹司となり今やその会社の専務になった博臣は、家政夫として奏多と契約したいと申し出ます。事務所の都合もあり断りきれない奏多はしぶしぶ家政夫として専属契約することになります。

奏多は便利屋として、彼氏彼女代行や引っ越し業務、犬の散歩、虫取り、順番取り、買い物付き添い、等々なんでもやります。華奢な体躯のため、女装もよく頼まれる仕事で、仕事なら気にせずできる人です。(比較的小柄と表現されてましたが、170超で比較的小柄って他の人達はどんだけでかいんだ。それに、モデルはわかるけどお試しデートの相手にってのはちょっとでか過ぎではと思ってしまいましたが、ここはツッコんで続きはいけないところかしら)
そのため、PVの花嫁役もすんなり引き受けるのですが、相手役が高校時代に仲良くしていた同級生で、ある日突然キスされ驚いて酷い言葉で拒否ってしまった相手なのでした。
家政夫に雇われた時、「すわ、復讐か!」と警戒するのですが、そういうわけでもなく、高校生の時も一緒にいるのが居心地良くずっと友達でいたいと思っていたので、もしかしたら今度こそ友達になれたらいいと思います。

博臣は母子家庭でしたが、母親が大企業の社長と結婚することになり、生活が一変します。卒業後も就職希望だったのに、急に進学することになりアメリカの大学に進学し、次期社長として義父の期待に答えるため努力して今の地位についています。奏多のことが忘れられず、副業で自分たち二人を白いうさぎと黒いうさぎに擬人化し絵本にして出版しています。

普通に家政夫をしていた奏多でしたが、文香の息子、晃太のベビーシッターも兼任することになります。
晃太はまだ幼稚園児ですがとてもしっかりした子で博臣のことを尊敬しています。
本を読むのが大好きで、博臣の話をして、博臣の書いた絵本も晃太が教えてくれるのです。
晃太の話す博臣の青春エピソードを聞き、自分がすっかり忘れていたできことを博臣が大事にしていることに気づきます。
晃多は大好きな叔父さんの恋のキューピットでしたね。

そして、この絵本がとてもかわいいです。出て来るエピソードにすべて奏多との思い出と妄想が詰まっていて読んでいてきゅんきゅんします。全13冊出ているこの絵本が読みたいです。絵本の表紙だけでも挿絵で見たかったです。
この絵本のおきまりの最後の文、
「ふたりは とっても なかよし」
が、博臣の心の声だと思うと泣けてきます。

私は執着攻めが大好きです。執着しすぎて闇落ちになるのもいいですが、こんな風に明るい執着攻めは本当に好きです。
奏多を落とそうとしているのにそれほど表立ってするでもなく、でも少しずつ囲い込みながら機会を待ってる姿は、すごい執着なのに全然昏くない。
自分の妄想を子供用の絵本の中に全部押し込めて全国の子供に読ませてしまうなんてなんて可愛いんでしょう。一人でご飯を食べるのは寂しいとか、弱いところを奏多にだけ見せる博臣がとても愛おしいです。
途中、絵本の中のうさぎが自分と博臣だと気付いた奏多が晃太の話も相まって、博臣の想いの深さにおののくところは、読んでるこちらも胸がつまりました。

長い長い片思いの末やっと実った初恋。博臣は今まで親のために頑張ったんだからこれから幸せになって欲しいです。そして、奏多への愛を突っ走ってほしいです。

この話を読んで、昔子どもたちに何度も読んであげた白黒うさぎの絵本を思い出し久しぶりにに読みました。当時は子供達が気に入って暗記するほど読み聞かせました。きっと、博臣の白黒うさぎの話もこんな風に読まれてるんだろうなとほのぼのした気持ちになりました。絵本の白黒うさぎたちは結婚しますが、博臣の絵本の白黒うさぎもずーっといっしょにいるんでしょうね。

1

ふたりなかよく。

あらすじを読み 同級生で再会もの、しかも花嫁まで…と、ウキウキして手に取りました。
とても読みやすく凄く面白かった(というか自分好みでした)ので、文句なしに神評価つけさせて頂きます。花嫁…というより、執着・執着、そして溺愛・・・のイメージ。

町の小さな何でも屋のスタッフとして働く奏多(受け)は、ブライダル会社のやり手女社長・四宮史香 直々の依頼により、彼女の会社のPVに花嫁役として出演することに。そこへ相手役として現れたのが高校の同級生だった博臣(攻め)。実は親同士の再婚により、博臣は史香の弟となっており・・・というお話。
高二の夏の一ヶ月半の間 奏多の事情により、相手の些細な癖に気づくほど毎日一緒にいた二人ですが、ある事がきっかけで それ以降疎遠になっていました。
十年以上の月日を経て再会した奏多と博臣。
いまや巨大企業の次期社長の椅子を約束されている身である博臣は、流れるように しかし虎視眈々と奏多をハウスキーパーとして雇うことに成功。そして「単なる暇潰し」と称し、身の回りの世話→恋人代行へ しれっと契約をエスカレートさせていくのです。

話の展開としては王道では続きありますが、最初 まるで誂えたかのように自分にぴったりなメイド服を心底気持ち悪がっていた奏多が、ふとした時に高校生だった頃を思い出し、博臣との他愛もないやりとり・気楽な食事を懐かしんでいる描写は『同級生ものって良いなぁ』と、しみじみ思わせてくれます。

加えて、二人の恋模様に彩りを与えてくれるアイテムが2つ。一つ(一人?)は、やり手女社長・史香の息子である晃太君(6歳)。
博臣を尊敬している晃太君は、時々「博臣おじさんのお友達」の話を奏多に聞かせてくれるのですが、そのどれもが奏多には心当たりがあるものばかりで、読み手には きゅんきゅんクる場面です。
もう一つは晃太君お気に入りの、白うさぎ(ピット)と黒うさぎ(ラック)が登場する絵本。
絵本の中でピットとラックが紡いでゆく物語が素朴で可愛らしく、本当に素敵で…
この小説の中で何が一番心に残ったかというと、ちょっと おっちょこちょいで好奇心旺盛な白うさぎと、いつも傍に寄り添って健気に白うさぎの世話を焼く黒うさぎのお話だなぁ。

全身にぞくっと甘ったるい震えが走るほどの執着、存分に楽しむことができ満足、満足です。

2

面白かったー

何でも屋で働く奏多(受け)は、ブライダル会社の女社長の依頼で、女装してウェディングドレスを着、プロモーションビデオを撮ることになる。しかし撮影当日、花婿役として現れた男性を見てびっくり。それは自分が高校時代に告白され、こっぴどく振った元同級生、博臣(攻め)だったのだ。
女装してメイクしていたのにあっさり正体はばれ、家事代行の仕事まで依頼されて攻めのマンションへ通うことになったが、攻めがまだ自分のことを好きなのか、それとも復讐が目的で雇われたのかわからない。そんな折、受けに不穏なメールが届くようになり…。


攻めが、健気で一途で、すごく可愛かったです。親の再婚で大企業の跡取りになったものの、子会社であるブライダル会社社長の義姉にいじられ、いいように使われている攻め。そのおかげで受けと再会できたのですが、寡黙で何を考えているかわからない(攻めの姉談)無愛想人間なのに、再会してうれしくて毎日ウキウキ(姉談)なのがすごい萌える。昔こっぴどく振られたせいで、今度はじっくりゆっくり攻略しようと思ってて、じんわり搦め手。純情奥手な恋心と、社会人としての腹黒さが共存しています。攻めの姉も、す続きごくいいキャラで、嫌味がないので素敵。

受けは、高校時代は子供だったし攻めの告白が突然すぎたしで、ひどい言葉を投げつけてしまったのを悔やんでいるキャラです。あのときのことを謝りたいのだけど、攻めが自分に近づいてきたのがまだ愛があるからなのか復讐なのかわからず、口に出せずにいます。その受けにも、攻めと半同居したり、ともに過ごすうちに愛が芽生えます。

今度こそ逃がさないようじっくり攻略する攻めと、ぐるぐるしながらどんどん攻めに絡め取られていく受けの関係がすごく萌えました。
ただエロが…もっと攻めに余裕なさげだったらよかったのにな、と思いました。割と余裕あってちょっぴりがっかり…。そこんとこでもっとキュンキュンさせてくれたら神でした。

6

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