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西部といえば、人種差別が今も残っている地域で、
日本人も、アジア系差別を黒人より高い比率で受けていている。
「学校でのアジア系に対するいじめは、他人種よりも酷い」という資料もあるけど、
この物語では、美形日本人男子の教師が、カウボーイに一目ぼれされている。
美人はお得。常に例外扱いが待っているってことかな。
タイラー:
西部劇に登場するような、かっこいい男性で町中の女性の憧れの的、
両親が事故死した後、商社を退職して大牧場を経営する。
優希:
小学校に赴任してきた新人教師。楚々とした日系美男子。
街に着いてすぐ、火事で下宿先を家を失う。
消防士ウェイドは小学校の校長の息子、ウェイドの紹介でタイラーの家を紹介され、間借りすることになる。
タイラーの母の小説「リトルカウボーイ」にずっと憧れていた。
初めての顔合わせでお互いに一目ぼれ。
その後、二人は幸せなカップルになるのだけど、そこまでたどり着く過程が面白かった。
ごくごく常識派で紳士な二人は、相手に失礼をしてはならないとお互いに自分を牽制する、
それが双方の誤解になって、行違ってしまう。
夫々が誤解をしてすれ違うけど、そこに弟夫婦の子、クリスが入って良い味を出している。
ギャグではないけど、すれ違いが面白いコメディ。
電子版には、挿絵が無かったのが残念。
カウボーイものは初めてです!本当に存在したんですね!すっごくロマンがあります。
カウボーイハットや革靴やロープや、カッコいい!
両片想いが焦れったくて、お互い妄想が激しくて、甥のクリスが可愛くて、とにかくたまりませんでした。
受けユウキの子供の頃からの愛読書のモデルがなんと!
ユウキは物語の主人公に恋をし一緒に大人になって、あれこれ淫らな妄想をしてて…。
そう!タイラーはユウキの理想の男性なんですよ!
カウボーイで不器用だけど紳士で。
タイラーもユウキを一目見た瞬間雷に撃たれて。
お互いどんどん惹かれていき妄想もエスカレートし。
恋愛初心者のユウキはすぐタイラーを避けちゃって。
それに落ち込むタイラー。確かに要点を言えって感じではありますが、そんな不器用なところも良い!
無事に結ばれ婚約し、草原にブルーボネットが咲く頃に結婚式を挙げて。将来は養子を迎えて家族になって。
はあ、清々しいほどハッピーです!
受け攻め両視点で進むので、2人の両片想いのじれじれがとても楽しめました。
攻め様は牧場主のタイラー。
牧場を愛している寡黙で真面目なカウボーイ。
受け様は新任教師としてやってきたユウキ。
住む予定だった所が火事になってしまい、タイラーの家に下宿をすることに。
初めて会った時、タイラーは雷に打たれたように衝撃をうけ、ひと目で恋におちちゃう。
ユウキの赤くなってる姿に脈アリなのかと浮かれたり、いや怯えられてるだけなのでは、と沈んだり、とユウキの姿に一喜一憂。
夜はユウキを相手に妄想を働かせて自慰にふける。
一方のユウキも、理想そのものの姿のタイラーにひと目ぼれ。
こちらもタイラーを思って自分を慰めていて、昼間の純情で清楚なユウキとのギャップがいい。
タイラーの甥っこを預かって一緒に暮らしていく内に、どんどん距離が縮まっていって、じれじれ両片想いがやっと両想いに。
はー、やれやれだぜ、なのだけど、この2人の両片想いは甘くてエロくて、まだまだいつまでも見ていられる、と思っちゃいました。
両想いになったら、今までの暑い情熱がほとばしっちゃって、我慢できずにそのまま初エッチ。
興奮と野獣、誠実さや気遣いが入り乱れておりました。
特に大きな事件があることもなく、嫌な人も出てこないしで、とっても読みやすいお話です。
両視点での両片想いの良さを満喫できるし、思い出しては読み返している1冊です。
コメント失礼します(^^)
私も先程読了したところででしたのでレビューが上がっていて嬉しくなってしまいました。
二人のモダモダじれじれがとっても良かったですよね!私も大好きな作品になりました(*^^*)
アメリカ・テキサス州の片田舎にある牧場を舞台に繰り広げられる、両片想いが成就するまでのひたすらに甘くてほのぼのとしたお話でした。
攻め受けの両視点で描かれる今作。
とにかくずーーーーっと甘いです!甘々です!
大きな問題も事件も起きず、良い大人2人がただひたすらにお互いにときめいている様子が丸々1冊楽しめます。
なので、カウボーイ感を強く求めている方には少々物足りなく感じてしまうかもしれません。
が、癒しを求めている方にはおすすめの1冊です。
ひょんな事からカウボーイのタイラーの牧場兼家を紹介され、居候をする事になった日系人の優希。
初対面の人間と上手く暮らせるのか?果たしてどうなる事かと思いきや…
タイラーはまるで雷に打たれたかのように、優希を一目見た瞬間に衝撃的な一目惚れ!
一方、背が高くがっしりとしていてワイルドかつセクシーな雰囲気のタイラーが自分の好みそのものだった優希。
この神がかった出会いから終始甘くお互いの好感度が爆上がり状態のまま、ひとつ屋根の下でお話が進んで行きます。
田舎の牧場を背景に、馬を愛でながら走らせたり、ピクニックをしたりと、もうこれは付き合っているのでは…?いつくっつくんだ…?いつ言うの…?と思ってしまいました。
大人のピュアすぎる恋模様にじれじれもだもだとします。
今回、両視点で描かれている点がすごく面白くて。
タイラーは寡黙で不器用ながら、優希と接する度に脳内の妄想とポエマー具合が爆発しています。
大柄な見た目とのギャップが可愛らしい。
清楚な美青年と称されている優希も、脳内はタイラー相手に想像してえっちな妄想でいっぱい。
実はアナニー用の玩具の類の物を持ち込んでいたところもギャップ大でクスッとなります。
そして2人ともが相手の知らぬところで、お互いを妄想しては1人自分を慰めている様子まで一緒という、いろんな意味でお似合いの2人です。
可愛らしい恋のキューピッド・クリスくんのおかげでやっとお互いに向き合う事に。
彼がいなかったらどうなっていたのでしょう…
やっとくっ付いた時には脳内BGMでホイットニーヒューストンが鳴りましたよ(笑)
とても穏やかな空気の流れる癒し系のお話でした。
難しい事は考えず、甘いお話が読みたい!という方にはぴったりの1冊ではないでしょうか?
欲を言えば、タイラーの身長が190弱かつ筋肉と、体格差がかなりあるCPだったので、それを活かしたがっつり致している甘々ベッドシーンも読みたかったなあなんて…
優希持参の玩具もありますし…ねえ…?
当て馬も登場しない。
事件らしい事件も起きない。
悪い人は一切登場しない。
だからこそ、いいなーって思った作品です。
小難しいこと一切抜きで、ただただ甘い世界を楽しめるストレスフリーな一冊。
ズカーン!!と雷に打たれたかのように一目惚れした攻め。
受けの長い睫毛やら、生まれたての無垢な仔馬のような目やら、引き締まった小さなお尻などなど、受けを形作るすべてのパーツに何かと見惚れては我に返ったり、つい股間をアツくしたり、時には妄想たくましくせっせとソロプレイに励む……みたいなの、読んでてほんとニヤニヤしちゃいます。
そして受けも、少年時代の愛読書の主人公を思い出させるような攻めの姿に一目見た時から心惹かれ……という両片思いです。
攻めは無骨で口下手だし、受けも奥手ゆえになかなかうまく恋のきっかけが掴めない二人なんだけど、受け視点と攻め視点が交互に登場するので、余計な事を考えずに、ひたすら壁に徹して二人の恋の行く末をニヤニヤしながら見守ることができて楽しかった。
受けが処女の清純派なのに、妄想たくましくひとりエッチに励んだり、アナニー用にディルドを用意していたり、ゲイビのおかげで耳年増になっていてエッチな台詞を好んで自ら言っちゃったり……というギャップ!もこれまた良き。
で、攻めも、清純派だと思ってた受けが、自分を思ってまさかのアナニー?とビックリしつつも「もう少し優希がセックスに慣れてきたら、マスターベーションの件はぜひとも詳細に聞き出さねばならない。」と密かに決意してるところとか、ウケます。