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事件現場はロマンスに満ちている

jiken genba ha romance ni michite iru

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表題作事件現場はロマンスに満ちている

ワイアット・ケンプ、刑事、雨音の親友の義兄
藤村雨音、24歳、ロマンス小説家

あらすじ

デビュー作以外は全く売れず、次がロマンス作家としての正念場――担当編集にはダメ出しされ、立ち寄った店では強盗に遭遇!! 重なる災難に落ち込む雨音。そんな窮地を救ったのは、偶然居合わせた非番の刑事ワイアットだ。荒事が日常で、事情聴取はやけに親し気、会えば気軽に食事に誘う――こんな男は少しも俺の好みじゃない!! けれど新境地開拓のため、密かにヒーローのモデルにすることに!?

作品情報

作品名
事件現場はロマンスに満ちている
著者
神香うらら 
イラスト
柳ゆと 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784199010996
3.9

(45)

(13)

萌々

(20)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
9
得点
173
評価数
45
平均
3.9 / 5
神率
28.9%

レビュー投稿数9

No Title

ロマンス作家、ゲイ、潔癖症、接触恐怖症、ホワイトハッカー、アメリカ生まれアメリカ育ちの雨音くん。
これまた盛りだくさんな設定だな〜と読んでいたら女装が趣味ときた!
表紙のイケメンは熟れる前のバナナが好みの刑事さん。
何かと事件に巻き込まれる雨音、たまたま居合わせるor駆けつけるのは親友フィオナの異母兄、ワイアット。
事件を一緒に解決しながら、めんどくさい性格の雨音にすこーしずつ、すこーしずつ近づいて、最後には同居一歩手前まで漕ぎ着ける策士。

恋愛初心者の雨音くん、エロは少なめ、読み物として楽しんでください♡

1

アメリカ西海岸・LAが舞台のライトめミステリー

アメリカドラマ・事件もの大好きなので手に取ってみたこちら。
LAが舞台の事件もの(盗撮・殺人事件など)、グロさはあまりなくライトに読める感じかな。

大柄で男前でスパダリ(&巨根)なノンケ刑事・ワイアットがいい!包み込む優しさと安心感、頼りがいのある男です。

一方受けの雨音は、ちょっと自分の萌えセンサーにはそこまで反応しなかったかな、、
決して嫌いなわけではない…んですが。

この受けの雨音という彼、作者様もあとがきでおっしゃっているように、設定もりもりです。
ロマンス作家でホワイトハッカー、接触恐怖症で潔癖症でさらに女装癖あり。

すんごいてんこ盛り!な感じなんですが、それぞれの要素が喧嘩せずにちゃんと「雨音」というキャラとして成り立っているのがすごい。

個人的に女装系男子があまり刺さらないのですが、今回もそうでした;

ただ、接触恐怖症の彼が少しずつ、でも確実にワイアットに惹かれていくようになる過程は、ワイアットのキャラが好きな自分も雨音と一緒にときめきながら思いきり楽しめた〜!

出会いの時も盗撮事件の時も、颯爽と現れてカッコよく助けてくれる筋骨隆々とした刑事さん、お約束だけどやっぱりかっこいい✨

昔大好きだったアメリカドラマを思い出しながら(また久しぶりに視聴したくなった〜)、自分もロスに飛んだ気持ちで最後までハラハラを楽しみました。

0

可愛くて微笑ましい

アメリカを舞台にしたロマンス作家の雨音が強盗事件に巻き込まれたことから刑事のワイアットと知り合うところから始まります。
犯人探しにハラハラしたり二人の恋模様にドキドキしたりととても面白くて一気に読んでしまいました!

ホワイトハッカーでもあり潔癖症で接触恐怖症でゲイなのに男性が怖くて女装癖がある面倒な性格の雨音がとても可愛かったです!
初めはワイアットを警戒していた雨音でしたが、ワイアットに段々と心を許していく姿にニヤニヤが止まりませんでした。
野良猫が懐くまでを見ているようで可愛くて微笑ましかったです!

盗撮やストーカー被害に遭う雨音を支えるワイアットが格好良かったです。
恋人になり廊下を挟んだ向かいの部屋に住むことになった二人のこれからが気になります!

1

No Title

神香先生のお話の舞台はアメリカなので海外ドラマを見ているよう。接触恐怖症の雨音の心を開いていくワイアットすてきだったー。サスペンス調で事件も起きつつロマンスもあり❤️楽しかった

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とってもスマートなアメリカン

神香先生の海外+事件ものは大好物なはずなのですが、なぜか前半はあまりささらず星2.5かな…と思っていたら、その後の後半部分が面白くって!
事件とBLのおいしいどこ取りな後半が良かったのでこちらの評価になりました。

攻めのワイアットが完璧すぎない良い攻めもとい、かなり良い男なんですよねえ。
いざという時以外でも頼りになり、包容力もほどほどにあり、鈍感すぎず敏感すぎないですし、余計なことをすぐに口走らずに一度胸に留めておくことも出来る。
他人との接触が苦手な上、少々潔癖の気もある雨音の歩く速度に合わせて自分の歩幅を変え、待つ時はいつでも雨音が飛び込めるように手を広げた状態で待っていてくれるような人です。
アプローチの仕方もスマートでたまらなく良い。
はーー、ワイアット。あなたはなんて良い男なんだ。

だからこそ、属性盛り盛りなツン受けのどこが良くて決め手になったのかが分からず、攻め→→受けの矢印が大きいほどちょっと首を傾げてしまう部分も正直ありました。
ワイアットは雨音のことをすごくかわいいと思っているようなので、これは攻め視点がもっと読みたかったなあ…

わざとらしくないくらいの良いバランスで海外を感じる雰囲気と、読み応えのある事件部分はとっても面白いんです。
中途半端ではなく、説得力のある事件描写が上手い作家さんだなあと思います。
ただ、自己評価がやや低めの雨音視点がほとんどなものですから、彼の一人称で進むお話だと彼自身のかわいらしさみたいなものがあまり伝わって来ないんですよ。
攻め視点があればこの辺りも全て解決したんじゃないかな。
その後の姿が見たい2人でした。もう少しラブが見たい。

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