ボタンを押すと即立ち読みできます!
意外にも神香うらら先生初のオメガバース作品。
はー、すごく面白かったです!
オメガを保護し、いわゆるお見合いのような縁組支援も行っている施設という設定が新しくてですね。
ふんふんなるほど…と世界観を把握しながら読み進めていくと、するすると流れるように面白い展開へ。気が付けばあっという間に読み終えていました。
海外舞台・ラブロマンス・事件要素のある神香先生作品は漏れなく面白いに違いないと思っています。今作もまさに!でした。
攻めのレスターの印象がもの凄く悪いんです。
もしお見合いだとしたら、初対面から無しって決めてました。ごめんなさい。と言いたくなってしまうような、いっそ美しいほどに傲慢で利己的な合理主義者のアルファ男性なんですよ。
ただ、この印象最悪男の印象がどんどん良くなっていくではありませんか。途中からはもう、レスター…もしかしてあなたかわいい人…?なんて思ってしまう魔法にかかります。
特別なことはしていないはずなのですけれど、なんだか妙にかわいいところがある攻めでした。
というのも、相手となる受けの千歳のキャラクターとの相性がすごく良かったのだと思います。
不遜な態度をされたのならば丁寧に熨斗を付けるようにこちらも不遜な態度を。なよなよしさとは無縁のはっきりとした性格の人です。
言われたら言い返しますし、時には「こういう時はそんな物言いはしないでこう言いなさいね」なんて、まるで攻めを躾けているかのよう。ママ…
施設の女性オメガとの縁組支援を希望していたはずが、とあるきっかけから千歳に猛アピールをし始めるレスターの図がかわいらしいやらなんやらで楽しくて笑えてしまうんです。
初めて好きな子が出来て、俺の考えた喜ぶに違いないプランをドンと出してみてもなかなかなびいてくれません。でもめげない。
そんなある種の健気さと同時に、元からの自信家めいたものが混ざったレスターのキャラクターが良くて。ああなんてかわいい攻め。
いやあ良いコンビ…もとい、良いカップルでした。ニコニコしちゃいます。
2人が繰り広げる攻防ならぬ攻避戦を楽しんでいると、合間にきな臭い事件が。これが恋愛面に絡んでいくのも上手い上に、お話としても面白さが増していくのだからすごい。
最高に楽しいラブストーリーでした。200P弱の中に夢中になって読めるお話が詰まっていますよ。
ハラハラドキドキそわそわと、喜怒哀楽の喜楽+哀ほんのりが揃った素敵な1冊です。
神香先生流のオメガバース、非常に楽しませていただきました。2人のその後も読んでみたくなりますね。
神香さん初めてのオメガバースものです。
作品ページのあらすじや表紙からは想像のつかないようなハラハラドキドキとロマンチックで素敵なお話でしたよ!
神香さんの本は大好きですが意外と神評価をつけてなかった気がします。
けれどもこちらは文句なしの神です!!!
細部まで神!キャラもストーリーも神!
最初はいかにもな始まりなのですよ。それが後々とっても良いふうに変わっていき。
出会いは千歳が勤めるオメガの保護施設の、オメガと結婚を望むアルファとのお見合いの場。
アルファとオメガの結婚など所詮契約だ。と義務を果たすためと言わんばかりにやってきた超エリートビジネスマンのレスター。アルファのオスのオーラがムンムンです。人の話を聞いちゃいない!
な ん だ こ い つ は!
なんですよ。それがねえ、会ううちにねえ、もうたまらんですよ。千歳のクールで大人な態度や言葉にレスターも少しずつ考えを改めていき…。
もう俺様傲慢アルファ様なレスターが強引で仕方ないのですが、千歳に調教されて?
アルファの生き辛さや名門一族の中での種馬扱い。そんな苦労もあったんだね…など仲を深めていく二人。
いつのまにやらレスターが勝手に恋人だとか婚約者だとか結婚目前とかぬかしだして(笑)まあ読んでてレスターのゴーイングマイウェイなところが可愛いのと、まんざらでもない千歳と。
それと平行して起きる事件。読んでてこちらも心配で夢中で読みました。
こんなになりふり構わず好きな人のためにマメで暴走してまるで別人になっちゃって。それでもレスターはやっぱり最後までレスターだな!
一冊ですごく盛り上がり恋愛部分もオメガバース物を上手く料理されてて。
期待以上でした!
ルビー文庫ですがあのシリーズとは今のところ繋がってないようです。
神香先生を読むのは2作目なのですが、読んでて一時期ハマっていた海外ドラマを思い出しました。
Ωバースものも何作か読んできたのですが、現代アメリカが舞台だと、また新鮮で面白いです。
最初攻めのレスターは本当にアルファの傲慢さ全開なのですが、だんだんとそれが癖になってきました笑 Ω誘拐事件以降はなんなら可愛いな、コイツってなりました。
受けの千歳は、強引なレスターにただ流されているだけでなく、自分から彼に歩み寄ろうとする芯のあらところが個人的にグッときました。
あと挿絵が自分好み過ぎて、めちゃくちゃテンション上がりました笑
神香うらら先生の作品を読むのは実に「極上御曹司の初恋略奪方程式」以来になります。神香先生は海外セレブを書くのが凄くお上手な作家さまだと思うのです。今作でもレスターのセレブぶりを楽しませていただきました。
このレスターですがあらすじとカバー表紙からどんなに酷い性格をしてて、最後は攻めザマァな展開かしら?と勝手に想像していたんです。
ですが読み進めるうちに彼の印象がガラッと変わっていて、とても魅力的なアルファだということが分かって来るんです。
そうなると千歳の頑なさに「レスター不憫」と応援したくなり、当て馬にされたハンナの煮え切らない態度にイラッと来たりしました。
途中で事件も起きて海外ドラマを観ているような気分になり、ページを捲る手が止まりませんでした。
この犯人の匂わせ方もお見事で、予想が当たった途端に次は誰がどのように追い詰めるのだろうとワクワクしました。
そこはまぁ、ハイスペアルファであるレスターが見事に追い詰めて解決するのですが、ここら辺からがちょっと駆け足で残念だったと思いました。BLであってサスペンスものではないのでしょうがないですが、もっとじっくりと書いて欲しかったです。
そして個人的に爆笑したのがレスターの名付けのセンスでした。千歳には頑張ってあの名前を阻止して欲しいと思いました。www
神香うらら先生、初のオメガバースになるこちら。
えっ!?そうなの!?とちょっとびっくりしちゃいました。
受け様は、オメガの保護施設にて縁組支援コーディネーターをしている千歳。
オメガでありながら今までヒートがなく、このまま平穏に自分の人生を生きていきたいと思っていたある日、御曹司のアルファ、レスターが縁組支援に申し込んでくる。
この圧倒的オーラを放つレスターこそ、この度の攻め様。
しょっぱなから"これだからアルファは"と言いたくなるような傲岸不遜なレスター。
でも、千歳を前にすると、ちょっぴり可愛げも見える。
ははぁ、さてはレスター、これが初恋だな( *´艸`)
匂いとか相性とか、色々言ってるけど、それはつまり独占欲だよ、なんてにまにま。
千歳が行方不明だと分かってからのレスターの焦りと行動力、いいわぁ(≧▽≦)
攻め様はそうでなくっちゃ( ^ω^ )b
千歳を助けに入ろうとする姿、想像するまでもなく、シャイ○ングだよね( ^_^ ;)
なりふり構わずなレスターにきゅん。
その後のプロポーズには、不器用かよ!とアルファらしさ全開で笑っちゃう。
もうレスターのアルファさが、全面的に可愛げに見えてしまってました( *´艸`)
さすが神香先生、と納得のラブコメを楽しませて頂きました。