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表題作恋はタイマン

竜田了,市立東光高校のヤンキー
羽守直己,南工業高校のヤンキー

同時収録作品スーパーポジティブにからまれて

大槻譲,アメリカ帰りのエリート社員,29歳
柳瀬陽平,ナルシストな会社員,29歳

同時収録作品虎と暮らせば

春寅,受のペット,獣人
田渕聡,ペット開発販売会社の研究所職員

その他の収録作品

  • 愛はカチコミ
  • Hはサシで(描き下ろし)
  • サディスティックに愛されて
  • ポジティブな君とサディスティックな俺①②(描き下ろし)
  • 夢見る虎(描き下ろし)
  • カバー下:あとがき(描き下ろし)

あらすじ

「勝ったからこいつを貰ってく」
ふざけた台詞を吐いて俺をホテルに連れ込んだ男は、敵対する東光高校の竜田と名乗った。
喧嘩じゃちょっとは名の知れた俺をボコボコにした上、
気を失うまでやり倒したコイツを、俺は絶対許さねぇ…!
それから俺と竜田のタイマンの日々が始まった。竜田は勝つと必ず俺を抱く。
タイマン→SEX→タイマン→SEX…そんな毎日を過ごすうち、
無口で粗野な竜田の人懐こい一面や可愛い一面に目がいくようになってきて…?
漢気ヤンキーのガチンコラブバトル!

作品情報

作品名
恋はタイマン
著者
オオヒラヨウ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796408448
3.3

(20)

(3)

萌々

(5)

(9)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
64
評価数
20
平均
3.3 / 5
神率
15%

レビュー投稿数3

あほかわいい同時収録作がよかった

どちらもこわもてヤンキーもの…と思ったら攻めの滝田が以外とわんこだったために、表紙のようなギラギラしたお話でなく可愛いお話という感じでした。ほんわかするというか…。
バリバリの不良校でケンカばかりしているのに、どこかほのぼのとしています。

BLでヤンキーものって、受けがツンデレみたいな作品が多い気がしますが、これもそんな作品でした。滝田は大型わんこという感じです。
カップリングは楽しめたんですが、お話はオオヒラさんの作品にしてはあっさりと読み終わってしまった感じでした。
この表題作は星3つくらいの評価です。

「スーパーポディティブにからまれて」
これがちょっとテンションの高いぶっ飛んだ感じのお話だったんだけど、とても面白く読めました。
もの凄いナルシストの柳瀬が、同じくらいカッコイイ大槻につきまとってお付き合いしてもらう、というストーリーです。
ソフトですが、ちょっとSMが入っています。

つき合うに至るまでがものすごく強引なので、コメディーとして楽しむ作品だと思うのですが、柳瀬がかなりおばかなタイプなので、あほ可愛いキャラクターが大好きな自分にはとてもキュンと来ました。
大槻視点が多いのも良かったです。
SMにのめり込みそうになって引き返したいと葛藤する大槻に「俺は魅力的だからお前が自分を見失っても仕方ない」とSMを肯定する台詞を言うのがまさにスーパーポジティブというか、色んな意味で呆気に取られました。
やりたいこと全部やってみろ、という明るいSMという感じなのも良かったです。

1

ヤンキー物よりもむしろ?

オオヒラさんのヤンキー物ってどんな感じだろう?と興味津々で読み始めましたが、内容は意外といつものほのぼの系。
むしろ同時収録のリーマン物の方が意外な展開でインパクトがありました。

■「恋はタイマン」「愛はカチコミ」+描き下ろし
ヤンキーの学校間の対決で、敗北した受けは、他校の攻めにホテルに連れこまれヤられてしまう。
その後、タイマン勝負とHを繰り返すうち、彼に惹かれていき…。

無表情な攻めが、実は受けに一目惚れして以来彼にベタ惚れだったり、実はすごい甘党でしょっちゅうケーキを食べていたり…といったギャップの持ち主で、ほだされていく受けの気持ちの変化が分かりやすかったです。

喧嘩のシーンも前半に少しありますが、基本的にはスイーツや子どもとの触れ合い中心に展開される可愛いお話。

■「スーパーポジティブにからまれて」「サディスティックに愛されて」+描き下ろし
受けは、ナルシストで超ポジティブなリーマン。
ある日、アメリカ帰りのイケメンな同僚(攻め)に自分に気があるものと勘違いし、猛アプローチを開始。
攻めがほだされ、付き合い始めるまでが1話目。

続く2話目は、攻め視点。
受けとHするうちどんどんSに目覚めていく攻めの苦悩が描かれるという意外な展開でした。
そんな攻めに引くどころか「俺が魅力的だから仕方ない」とSMプレイにノリノリな受けが大変良いキャラ。
第一印象では受けはただの勘違いキャラで、攻めの方が男前な印象でしたが、実は受けの方が、好きな人の全てを肯定できるすごい包容力を持っていました。
2話の使い方が抜群なお話だったと思います。

SMプレイは2ページだけ登場。
手足を縛られ、ボールギャグを噛まされた受けが涙目で攻めを見つめる姿がいじらしくて、エロいというより何だかグッとくるシーンでした。

■「虎と暮らせば」+描き下ろし
ペットを開発販売する企業の研究所で働く受けは、返品されてきた虎の獣人(攻め・虎ミミの赤ちゃん)を保護。
数年後、すっかり大きくなった攻めに、保護者以上の想いを抱くようになり…。
受け大好きなワンコ攻め(虎ですが)がとにかく可愛くて、癒されるお話でした。

リーマン物には萌×2評価をつけたいですが、全体としては萌(でも萌×2寄り)。
収録作全てに1〜2ページの描き下ろしがついているのも嬉しく、どのカプにも愛着の持てる作品集でした。

6

ちょっと変わったヤンキーでした

全部で3組のカップルのお話が収録されています。
ヤンキー物が好きなので、タイトルと表紙を見て読んでみようと思った作品です。
同時収録の作品が中立評価かな~?と思ったのですが、表題作が割と好きだったのでおまけで萌評価にしました。
表題作は受け様視点で描かれているのですが、攻め様のちょっと変わったキャラ設定が良かったです。
それで攻め様がちょっと可愛く見えてしまうという(笑)。

同時収録作品はリーマン同士のお話とファンタジー要素が入った作品です。
リーマン物の受け様の度を超えたナルシストぶりがコミカルなのですが、残念ながら恋愛モノとしてはあまり萌を感じられる要素がなかったです。
もう一つのファンタジー系のお話はほのぼの系です。
1冊通じて読みやすい作品集だと思います。

0

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