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その体液は甘く、ヒトの食料となる―。
昔は牛、豚、鶏と一緒に飼育されていたという家畜、ショクヨウ。
100年前に絶滅してしまったと学校では教えているけれど、
人と同じ外見なので、実は密かに人間に交じって普通に生活していて……
そんな架空設定の現代を舞台にして、
片方がショクヨウという3CPの物語が描かれています。
■表紙のふたり、時雨(人・表紙右) × 晴(ショクヨウ・表紙左)
特有の甘い匂いのせいでショクヨウの受けは、
クラスメイトの攻めに正体がバレてしまい、
人間の命令には絶対服従というショクヨウの性質のため、
求められるままに抵抗もできずに校内で食べられてしまう。
まるでセックスのように、乳首や性器を吸われ、
(※ 食べられる=胸や性器から出る甘い体液を吸われる)
人のように愛してもらえる?と期待する受けに、
「ただのメシ」と吐き捨てる攻め。
でも、ショクヨウマニアの教師に受けが襲われそうになると……
Sでツンデレの攻めが、ちょっと可愛い。
■たんぼ(人・ノンケ) × ぽち(言葉を話さないショクヨウ)
彼女からフラれたばかりの童貞の攻めは、
大学の先輩(次のCPの受け)にペットを預かってと頼まれて、
突然ショクヨウの受けの世話をすることになって……
このCPのお話が一番好きでした。
女の子のように可愛らしい外見の受けだけど、
エッチなことには積極的で(実は風俗店で働かされていたので)、
童貞の攻めはタジタジで可笑しいし、
水が怖いのに攻めのために雨の中で頑張る受けの姿には、キュン。
キスをした後の無垢な受けの笑顔はとても幸せそうで、
心洗われる気持ちになれました。
■楓(ショクヨウ) × 吹雪(人・最初のCPの攻めの兄)
高校の先輩×後輩として入学式の日に出会い、一目惚れ。
理事長に食されながらも、風俗店で働いていることを、
攻めは受けに見せつけるようにして知らせて、誘ってきて…
ぽちと楓の関係や過去、置かれた状況はとてもシリアス、
ショクヨウという立場故に、攻めは姿を消して自ら命を断とうとも……
段々と話の繋がりやキャラとの関係性が見えてくるのも、
シリアスな流れもいいなぁと思ったのだけれど、
設定や展開がところどころ強引で、辻褄が合わないような気も…。
絶滅したはずのショクヨウが、風俗店で客をとっているのに、
どうして存在がバレないの?とか、
他のショクヨウ達はどうやって生活してるの?親兄弟達は何を?とか、
色々と濁してしまっているせいで、お話に入り込みにくく感じて…残念。
でも、発想はとても面白いですし、
引き込まれるところもちゃんとあったので、次作に期待したいです☆
最近はなかなかいいBLに会えず、ランキング上位で気になったマンガを読みあさる日々だったのですが、今回試しに手に取って………
めっっっっっっちゃおもしろい!!
というかエロいw
もともと三ツ矢凡人さんのことはピクシブで知っていて三ツ矢さんの作品が大好きでした
ですが好きなのはあくまでも好きなのは二次創作の作品!作者オリジナルで初のコミックはなぁ…と思っていました
そこでこのマンガは予想をにいい意味で裏切ってくれて…ww
まず設定!
ショクヨクの設定はそう複雑ではなく「そうかそうか」と簡単に理解できます
(私自身があまり設定を深く考えないからかもしれませんが…w)
設定に基づいて話が進んでいくのでこの設定のせいでこうなってるのかぁ~と納得できるのもおもしろかった点です
そして画力!
登場してくる子がかわいかったりエロかったり…
絵がとにかくうまくて読んでいてわかりやすいし、キャラクターのかわいさに引き込まれますw
3つのカップルの話で1冊の本となっているのでオムニバスが苦手な人には抵抗があるかもしれません…
私も1つ1つのカップルの細かいところが表現されないので、オムニバスはあまり好きではないのですが
このオムニバスはいい!どれもそれぞれが何を理由に行動しているのかよくわかるし、いい所で話が終わる……!
長々書きましたが結局言いたいことはこの作品は最高!!ってことです!!!!
デビューコミックとのことで、全くの初読み作家さん。
ちょっとずつリンクした3組のカップルのお話が収録されている。
すっきりとかわいくてクセのない絵は、動きも自然で、とてもお上手。
エッチいシーンもほどよいエロさで、性器などもかなりモロ出しだけど、描き込みすぎないことで修正も最低限の白抜き線で済ませてあるので、読んでいてもほとんどストレスを感じない。
絵に関してはかなり高評価。
「ショクヨウ」っていうアイディアは、なかなかおもしろいと思った。
でも、読めば読むほど、いろいろ考えちゃうというか、だんだんと微妙な気分に落ち込みそうになってくる。
それこそ、オメガバースみたいにがっちり設定が固まっていれば、そこまでもやもやしないのかもしれないけど、この手のSF寄りのアイディア物って、いろいろとね、設定につっこみたくなって、結構難しい気分になっちゃう。
いっそのこと壮大なショクヨウ年代記とか、ガッツリ読ませてもらいたいかも。
面白い設定を考えられるセンスのある方が出てきた!と思いました。
絵柄はさらっとライトで可愛く、かつセクピスやオメガバースのような独自の設定が盛り込まれているのが面白かった!
なかなかデビュー作でこういう変わったお話を描かせてくれるところって少ないと思うので、出版社様に感謝しかない。
シロップというタイトルも中身とリンクしていて、デザインやらなんやらと併せて可愛かったです!
ショクヨウと呼ばれる、人間の姿をした生き物がいる。体液や肉は人間の食料になり、人間の言うことには逆らえない生き物だ。絶滅したと言われているが、人間に紛れて密かに生き延びていた。
ショクヨウである晴(受け)は、その正体を知るいじめっ子のクラスメート・時雨(攻め)に脅されながら体液を啜られていた。ただのメシと言われ、ショックを受けて泣いていたが、ショクヨウマニアである担任に、涙の匂いでショクヨウであることがバレてしまって…。
面白い設定ではあるし、BLとして萌える作品だったし、読みごたえはすごくありました。
でも人間の形なのに、家畜で人として扱われないなんて、ちょっとひどいというか怖いというか…。薬と思われて狩られるアルビノとか、そういうのを想像してしまって、なんかちょっと手放しには萌えられなかった。一般マンガですが、たとえば『亜人』とかのように、人型ではあっても人類に害をなす存在なら、迫害することに正当性はあるかもしれないけど、ただ単に体液が甘く、人間に逆らえないというだけの亜人種が搾取されるのはどうかなぁ、と思います。
まあフィクションなのでそれはさて置き、そのショクヨウと人間のカップリング3組の話が収録されていました。
上記あらすじのいじめっ子攻め×隠れショクヨウ受けの高校生モノがいちばん個人的には好きでした。
受けはショクヨウであることがバレてしまって、弁当代わりに攻めに体液を吸われまくっています。
体液は乳首から出るのと、性器から出るのと、唾液が主なようです。つまり乳首責め、フェラ、キスなので、見た目は普通にエッチの前戯です。
吸われまくって、不本意ながらもどうしても感じちゃって、ドキドキしてしまう受け。半分照れ隠しで「おまえ、これ普通だったらレイプだぞ」って言ったら、攻めに「そんなわけあるか、ただのメシだ」と言われちゃう。
ショックで泣いてる受けがやたらと可愛かった。いじめっ子の攻めも、受けの涙には焦るのがすごく萌える。基本はいじめっ子×ツンデレなので、萌え要素は高いのです。
エッチはなしですが、甘々キュートでとても楽しめました。描き下ろしがついてて、そちらも転げ回るくらい可愛かったです。できればこのカプだけで1冊くらいのボリュームが欲しかったなと思います。
他の収録作は、大学生×ショクヨウと、ショクヨウ×大学生。話はすべてスピンオフになっていて、兄弟とか先輩後輩同士とか、キャラにもそれぞれつながりがあります。
個人的には高校生モノが神、大学生×ショクヨウが萌、ショクヨウ×大学生が萌×2という評価です。
ちなみに同時収録にはがっつりエロもあり、修正が少ないです。どのレーベルもこれくらいの修正だったらいいのにな…。