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突然の、キス。
電子版で読了。
表紙の感じは電子の方が好きかも!
絵がとっても可愛くて、ピュアッピュアな気持ちになりました〜!
やや展開がはやい?というか気持ちの揺れ動きというか、気持ちの変化のポイントをもっとたくさん描いて欲しかった気もあるけど、これはこれで可愛かったのでありです。
タイトルも「てくてく」ってひらがなで四文字で可愛いな〜〜。
スピンオフ?も可愛かった。
蝶ネクタイが似合う男の子ってめっちゃ優秀。
ツトム先生の絵にとても似合うなって思いました!
高校のハイキング部(なんと健全!)に所属する四人(2カプ)の恋模様のお話です。
ツトムさんらしいほっこりほのぼのピュアな作品でして、同じツトムさんの部活動BL「夏に恋するぼくのスピカ」がお好きな方はきっとこちらも気にいるはず。
一組目は「校内でも目立つイケメン先輩×メガネ地味っ子な後輩」
先輩は明央がたまたま友達が話していた時に見せたふわっとした笑顔が目に止まって明央に近づいたけど、自分には警戒した表情しか見せてくれないので違う表情が見たいからといきなりキス。
うぉーい!先輩、キスはないだろー!!と最初読んだ時は思いました。
でもその後に先輩側からの視点でそのシーンを辿れるので、先輩の気持ちを理解できる…かな。
イケメンで華がある先輩が、ふとしたきっかけで地味っ子・明央に興味を抱いて構い倒すというやつなんですが、ツトムさんが描く地味っ子がこれまた控えめな小動物みたいでかわいいんです。つぶらなお目々で。
最初は地味で表情が乏しかったけど、次第に色々な表情を見せてくれるようになる明央。しかも自分にだけってところ、そりゃ先輩もたまらなくなるよね、愛でたくなるよね、わかります。どうぞめいっぱい大切に愛でてやってください。
二組目は同じハイキング部の部員同士。
気の優しいヘタレ攻め×ちっちゃいけど男前受け。
攻めはずっと片思いしていて友達同士と思っているのは受けのほうだけ。だけど先輩と明央が付き合い始めた事で、何故か攻めのことが気になり始めて…というやつ。
両片思いものだけど、一歩進んだと思ったらまさかの後退、そして足踏み…みたいな二人の進展具合が楽しめます。
どっちのお話も、自分の気持ちに気付いたり戸惑ったりしながらも、もう一歩、また一歩と少しずつ両思いまで進んで行く感じがまさに「てくてく」です。
私は電子での購入なので大洋図書の黄色い表紙なのですが、一迅社のほうが先輩の視線がなんとも意味深でそそられる表紙なのでこっちの方が良かったなぁと、一迅社の表紙を見るたびに思います。
高校のハイキング部での2組の恋模様。しかもそれぞれ堂々の王道設定。
その1、高3の及谷先輩 x 高1の明央。
カッコよくて女子からもモテモテの人気者の及谷は、地味でちょっと根暗な明央が気になってちょっかいをかける。明央は気後れして逃げるけど、キスされたり優しく声をかけてくれる及谷の事で頭も心も一杯になって…
及谷は決して明央をからかっていたのではなく本当に好きだったのです、という実にハートウォーミングな「地味っこに王子様現る!」系の王道ストーリーでした。
萌え所は、自分に自信がなくて髪や眼鏡で顔を隠して縮こまって生きてる明央の、友達にだけ見せる小さな笑顔、そこに惹かれて色んな表情を見つけていく及谷。コンプレックスだらけでも取り繕わなくていいんだ、というメッセージが伝わってくるところです。
王道の王道たる所以。読んでて勇気や癒しが確実に湧いてくるところ。
その2、2年生同士の野々村 x 泰成。
こちらは、恋心を告白してしまったら今までの友情関係が壊れるんじゃないかと怖がってしまう「両片想い」ストーリー。
野々村は1年の時から泰成が好きだったけど、ずっと長く一緒にいたいから告白はしない、と決めていた。泰成はハイキング部内で及谷と明央が付き合うことになったのを間近に見て、野々村の存在がそういう意味で気になり始める。そうなると挙動不審になっちゃって、優しい野々村とギクシャク。2人を応援する及谷・明央に背中を押されて…
「両片想い」ってなんでこう萌えるんでしょ?
「もう一歩」
「そのつもりで」明央を家に呼んだ及谷。カッチンコッチンの明央に『嫌だったら』…まだしないと理性発動したけど、明央の「好き」もあふれてるから自然にHの流れに。細っちょーい明央のハダカが妙に色っぽい♡
高校ハイキング部員の恋愛模様を描いたお話。地味メガネっ子一年生の明央が、幼馴染みの泰成の誘いで入部したハイキング部。たまたま部室にいた三年生のイケメンで人気者、及谷先輩からいきなりチューされちゃいます。
地味っ子に萌えているのは、及谷先輩。彼は出会ってすぐさま明央を構い倒しちゃうんです。メガネを外した方がかわいいのに、って言ってみたり、顔を隠すために長めにしてた髪を結んだら、ズッキュン♡ってしたり。明央の立ち位置はほぼ女子のやつです。。実は及谷、とある雨の日に明央を見かけていて、彼のことが前から気になっていたんですね。
前半は明央が可愛いくてしかたがない及谷のお話で、後半は明央の幼馴染み、泰成と野々村のお話。泰成は小柄で、子供の頃のトラウマから体格のいい男が苦手。だけど、身体はデカくても気の良い野々村とはウマが合う。及谷と明央のイチャぶりに当てられたせいなのか、泰成はいつも一緒にいる野々村を急に意識してしまう。
どちらも二人が気持ちを確かめ合うまでのプロセスにきゅんきゅんさせられる、王道なラブストーリーです。プラス、泰成と明央の友情も描かれているところは抜かりがありません。子供の頃、自分が守ってあげていた明央が、及谷とどんどん先に行ってしまう寂しさを感じる泰成。幼馴染み離れを実感する小学生の頃の回想シーンは、物騒だけど絵がカワイくってリピート読みしてしまう。ぷくぷくほっぺ。
後日談として及谷と明央の初エッチが描かれているんですけど、サラッとした中にエロさが…。そこ(エロ)は絶対外しませんよ、っていう先生の気概をそこはかとなく感じます(笑
個人的にキュン系にカテゴライズしているツトム先生は、絵が少年マンガっぽい(そして上手い)ので、いい感じに甘さを中和してくれていて好みです。うーん、この作品の電子版は表紙で損してたような気がする。
ハイキング部所属の男子高校生カプ2組のお話です。
1組目はイケメンモテ男の先輩×眼鏡地味男の後輩というカプ。
可愛いキャラに可愛いお話でしたが、攻めが受けのどこに惹かれたのかがいまいちわからず…。モテ男で、女の子にキャーキャー言われるのも嬉しいタイプのイケメンが地味男にハマるって、設定的にはよくあるけど、確たる「好きになった理由」がないと「んん?」と首をひねってしまいます。しかも、攻めが何のことはないシーンで受けを見かけたあと、初めて顔を合わせるシーンで即キスしちゃうって…ありえなさすぎでびっくり。
受けが攻めに惹かれるのは、突然キスされて、それから気になって、良いところをいくつも知って…と自然なルートをたどっていたのですけど。
もう1組は、やはりハイキング部の、でっかいヘタレくん×前作受けくんの幼なじみ、ややツンデレの元気っ子というカプ。
こちらは可愛くて、自然な結ばれ方の自然な2人でした。
幼い頃のトラウマ(悲壮なものではないです)で、身体の大きい人が苦手な受け。新しくクラスメートになった大きい生徒にビビっていたけど、そののほほんとした雰囲気に「あまり怖くないな…」と思って仲良くなる、という話です。
同じクラブで同じクラスで、仲良しの2人なのですが、時々距離が近くなると、やっぱり大きいので怖い受け。その恐怖をなんとなくわかっていて気づかっている攻め。受けがやや気が強いツンデレなので、もうちょっと素直になればいいのに…とじれったかった。
個別の評価は先輩×後輩が中立よりの萌、同級生が萌×2寄りの萌くらいです。