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先生なんて嫌いです。

sensei nante kiraidesu

老师什么的最讨厌了

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表題作先生なんて嫌いです。

志津,社会科教師
生田碧,高校生

その他の収録作品

  • ご褒美の休日

あらすじ

生田碧はある日、告白しようとして相手を怒らせてしまう。
しかも、社会科教師の志津に聞かれた上に、好きな子が志津を好きだと知り失恋…
大人の余裕があって女子にモテる志津に反抗してしまう。
でも、志津の後押しで改めて告白できた碧はしぶしぶ志津に謝った。
それで終わるはずだったのに、罰として雑用係を任命されて!?

作品情報

作品名
先生なんて嫌いです。
著者
ひなこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
ISBN
9784813031208
3.9

(251)

(97)

萌々

(94)

(32)

中立

(15)

趣味じゃない

(13)

レビュー数
22
得点
972
評価数
251
平均
3.9 / 5
神率
38.6%

レビュー投稿数22

ふたりの距離

教師×生徒のお話。
告白しようと女の子を呼び出すも告白の前に余計なことを言ってしまい、好きだ伝える前に相手を怒らせてしまった生田。
そんなカッコ悪い場面を社会科教師の志津に見られ、更には告白相手が志津のことを好きだということが判明。
失恋した生田にアドバイスしたり雑用係を任命したり…ここからふたりのお話は始まっていきます。

志津先生ほんとにカッコいいな~!と惚れ惚れ。大人の余裕とかスマートな仕草とか、好きにならない人はいるのか!?と(笑)
でもあまり素直になれない生田も可愛くて好きでした。
どんどん距離が近くなっていくふたりにドキドキ!
ずっと見ていたいと思えるふたりでした。

0

こんな先生がいたら…


先生×生徒で、攻めの先生がとにかくカッコイイ。
余裕があるけど強引でイケメン、少女漫画に出てきそう!
現実でこんなズルい大人がいたら、大変なことになっちゃう(笑)

少女漫画ではよくあるのですが、BLで読みたい…。
そんな願いを叶えてくれた先生、本当ありがとうございます…!!

受けの生徒も先生がからかいたくなるのも分かるくらい、純情で真っ直ぐスレてない男の子で可愛らしい!
そんなことされたら照れるよねー!!と、思わず共感してキュンキュンしてしまいました。

雰囲気が明るめで本も分厚く、読みごたえバツグン。
あとがきの後日談も甘々ですごく良かったです。

「神」に近い、「萌え×2」です!

0

負けるな、碧!

大人になって、子供だった頃の感情を思い出すと「青かったなあ」と思いますね。
「自分は何を成し遂げるために生まれて来たのか…」なんて相当厨二な悩みで頭をいっぱいにしていた中学時代とか恥ずかしくて思い出したくもないレベルです。

さて、こちらの作品の主人公の碧くんは高校生です。
「なに、この子!?」という衝撃とともに登場するこの子が、小っ恥ずかしすぎて出来たら思い返したくない、初めてひとを意識する(性的に)感覚を思い出させてくれます。

思春期男子特有の「伝わらない回りくどさ」で初めて告白しようとした相手を怒らせてしまった碧。
それを世界史の志津に聞かれていた上に、告白(予定)の相手は先生のデモンストレーションに「先生がずっと好きでした!」と告白!
完全に逆恨みモードに入った碧に志津はちょっかいを出してきて…。

という始まりです。
もーう、恥ずかしい!
大人の余裕に振り回されて、いいように遊ばれる碧がお釈迦さまの掌の上で踊らされる孫悟空に見えてきます。
対抗しようにもレベルが違いすぎる。
それに気付きながらも向かっていってしまう。
そんな碧を見ていると、「もうやめておきなさいよ…」と憐みの情が芽生えて来ます。

スルーすればいいのにできない。
気になって仕方ない気持ちが優って、無意識に準備室へ向かってしまう。
ナイスキャラな親友くんまで懐柔した志津に勝てるわけもないのに、足掻く足掻く。
でもそんな青さが大人には眩しいものなのですよ。
ふつうはめんどくさいから遠巻きにしていたいものだけれど、面白いように反応を返してくる碧にどんどんハマってしまうんだなあ、志津の方も。
キャンキャン吠えながらも意識しまくって、避ければいい障害物に自分からぶつかっていくようなキャラは共感できなくて苦手なのですが、この作品に関しては志津目線で面白がって読めました。

ただラストはいかがなものでしょうか。
学期途中っぽいのに、あの展開ってありですか?
公立では100%ありえない展開だし、私立高校でもさすがにないんじゃないかと。
問題のある教員が学期途中から休職→臨時採用講師が代用で来るのはあるけど…。
しかも学校が変わったからと言って、淫行には変わりないよ、志津先生!
というツッコミを入れてしまいたくなるわたしは元高校教諭。
付け足すなら、社会科や理科のように教科の中でも専門が細分化されている分野や、定員1名の養護教諭や家庭科の教員は、本当に異動が難しい。
BLではよく出てくる美術にいたっては、ほぼ非常勤講師の枠しかない。
といういらぬ豆知識を置いて去りたいと思います。

自分に言い聞かせよう。
BLはファンタジー!

2

先生なんて、大好きです!

女子生徒だって、もれなくメロメロになってしまう、志津先生のクールなイケメンさ。
多感な10代の檻にこんな美しいイケメン放り込んだらアカンやろっ!

言葉が上手く出ないばかりに、初めての告白も失敗してしまった碧は、それを志津先生に見られてしまった。恥ずかしいのに、冷やかされたと逆恨みをしてしまう。
そんな碧をどういうわけかロックオンしてしまう志津先生。
何かと構い倒し、キスをかまし。ウブな碧は感じまくってしまう。
いつか、碧は告白に失敗して失恋した事なんてどうでもよくなって。気付けば志津先生のことばかり考えてしまっている。嫌な筈なのに。
そんな何とも言えない表情を見せる碧に実は煽られまくっていて。翻弄されているのは、実は志津先生の方。ジタバタするツンデレの煽り受け、碧の可愛さに堪らなくなって、遂に手を出してしまうんですよね〜。
よくよく考えて見れば。同じ校内に変態が居て、痴漢されそうになったりと、碧は怖い目に遭っているのですが、先生から手を出されるのは、最初っからOKなんです。
不穏なんです。そこに違和感が無きにしも、なんですが。
結構スルリとかわされてしまった気もするけど。志津先生は、碧のことだけを大切に想っているし、夢中なのだと、後に判るので。そこはそれ、良しとします。

扉絵のチューリップの花の越しの、志津先生と碧が可愛くて。碧にこんな表情をされたら。
こりゃ堪らん‼︎
そして、何と言っても描き下ろしの「ご褒美の休日」が好き。
志津先生が本当に甘くて、優しくて。碧の事を大好きなんだっていうのが分かる。
読み返してみれば、物語の最初っから、志津先生は碧にだけメロメロなんだよね。

エチは、いくら先生が手練れだと言っても。初めての碧に色々やり過ぎでは⁉︎ タガが外れたとの事なんですが、大人の筈の志津先生の余裕の無い様子もまた良き。

0

エロがよき

表題作は先生×生徒のカップリングです。

生田くんはある日、同級生の女の子に告白しようとしたつもりが相手を怒らせてしまいます。

しかも、社会科教師の志津先生に聞かれた上に、好きな子が志津先生を好きだと知り失恋してしまいます。

そんな経緯もあり、つい、大人の余裕があって女子にモテる志津先生に生田くんはツンツンと反抗してしまいます。

でも、そんな志津先生の後押しのおかげで改めてちゃんと好きな女の子に告白できた生田くんはしぶしぶ志津先生に謝ります。

それで終わるはずだったのに、罰として雑用係を任命されてしまうのです。

エッチなことを身体に教えこまされて、思春期でむっつりスケベな生田くんは先生の手管の虜になってしまいます。

身体から落ちて、心まで奪われてしまうだなんて、bl界だからあるあるで済みますが、学校で生徒に手を出すだなんて普通に考えてめちゃくちゃリスキーですよね。

志津先生は誰にでも手を出すタイプにも見えないですし、それだけ志津先生は生田くんのことが特別になっていたということなのですね。

意地悪メガネな志津先生ですが、Sっ気+美形+メガネだなんてズルすぎます。まさに、女の子の好きを詰め込んだようなキャラクターです。

生田くんは不器用で素直なお馬鹿さんなところがとても愛らしくて、萌えました(笑)

同時収録作品のご褒美の休日では、先生と付き合いはじめて初夜以降はじめてのお家デートのお話でした。先生に会いたくてつい、早く着いちゃった生田くんがかわいすぎました(笑)
一生懸命に恋をしている感じがすごく伝わってくる生田くん。かわええのう、、。

著者のひなこさん、流石の画力でエッチシーンとキスシーンはいい意味でちゃんとネチャネチャ感があります。

ストーリーを楽しみながらも濃密なエロが読みたい方にオススメな、いいとこ取りの素晴らしい一冊です。

4

長い

丁寧に二人の気持ちの動きを書いてあるのだとは思うのですが、エッチが最後に二回。しかも描写は短く物足りないです。

純情でツンで不器用?な生徒が可愛くて色々な顔を見せられて先生も生徒をすきになったとは思うのですが、男同士なのは全然こだわりないみたいで。お互いに翻弄されてたって書いてあるけど長いです。先生が手を出すのも早いし。いきなりキスとかフェラとか純情少年には刺激が強すぎ。
読み手からは生徒が一方的に翻弄されてるように見えるし。

絵はやっぱりきれいですね。本が厚いです。

0

スパイスが足りない…

ちょっと意地悪な先生に、まっさらな生徒が翻弄されて…
落してやったつもりが、大人の自分も生徒に落ちていて…
って、テンプレ枠に収まってるお話かな?

ひなこ先生の画力があるから、先生の意地悪な目つきはゾクゾクするし、生徒のピュアさはすごくかわいくて、一定水準は余裕でクリアしてる作品ですが…
でも一冊まるごと二人の話なのに、意外なことは起こらないテンプレ枠のままで、ひなこ先生らしいピリッとしたスパイスが感じられないのが残念でした。

1

先生のかっこよさに完敗。

冷静に考えたら先生から生徒に手を出していますので、倫理的にやってはいけない世界をがっつり描いています。
女生徒に対してはちゃんと線引きしてる描写はあるものの、受けである生田に手を出すことへの葛藤などはほぼ描かれていないため抵抗がある方もいるかもしれません。
そして、後半ではいきなり受けが生徒にトイレで襲われかけて、いきなり出現した先生に助けられるというご都合主義すぎる展開すらあります。
いつもの私なら萎えてしまいそうなのですが、今回はあまり気になりませんでした。
なぜなら先生がかっこよかったから!!
絵柄が好みだと、こんなにも評価が甘くなるんだと初めて知った記念すべき作品となりました(笑)


2人のキスシーンが幾度となくあるのですが、先生は色っぽくて生田はそんな先生にメロメロになってるのがかわいくて、そのシーンを見てるだけて眼福でした。

初恋であろう生田が、先生とのキスを忘れられず先生が気になって仕方なくなり、その他の快楽も教えられてどんどん溺れていく描写が、時にかわいく時に色っぽく描かれていてとっても楽しめました。
先生は大人の対応をしてるはずだったのに、ウブな生田にいつの間にかはまっていくのも好きな展開でした。
そして私はこんな先生に迫られたらイチコロだわと意味不明な妄想してさらに楽しんだりして(笑)

異動したら未成年とセックスしていいのか?とか突っ込みたい部分はあるのですが、ここはファンタジーと割り切って先生のかっこよさに酔いしれた方が勝ちですね(笑)

5

とにかくかわいい

どれだけ私をキュンキュンさせれば気が済むんですか!!と怒りたくなるほど
受けの高校生、碧がかわいくてかわいくて。

ひなこ先生の絵柄は相変わらずかわいいけどかわいすぎず、かつ見やすくて綺麗ですね。
受けがひたすら初心で、照れてる姿が本当にかわいらしいです。
いじわるしたくなる先生の気持ちがよくわかる…(笑)

碧の友人、叶太郎もいい脇役。あまり脇役まで目がいかないことが多いんですが、
ひなこ先生のキャラクターは皆魅力的だからでしょうか、特段何かあったわけではないんですが、
それとなく物語を進めてくれるいいキャラでした。
男子高校生がじゃれてるシーンは眼福です(笑)

9

王道

王道の教師×高校生モノです。ひなこ先生は絵がキレイで読みやすい!展開は少女漫画にもあるような感じですが、意地っ張りなツンデレ主人公が嫌いだった大人の余裕溢れるイケメン先生に恋しちゃってテンパってる感じが可愛いです。なんといっても受け君の高校生らしからぬ色気溢れる表情に萌えました。後半、大人の余裕を見せていた先生が切羽詰まってる感じもたまりません。ちょっと先が読める展開なのが残念ですが、描き下ろしの後日談もあり学園ものが好きな方にはオススメな作品です。

3

先生ラブ!!

先生がかっこいい!!
やること全てがかっこいい!!
立っているだけでカッコよく見えるなんて、ひなこ先生すごい。

話としては、KY気味の主人公が好きな子に告白するところから始まります。
けれど、思っていることが上手く伝わらず相手を怒らせてしまいます。
そこに先生が登場し、フォローするのですが、それをフォローとは分からず、主人公は先生に反感を抱きます。
けれど、先生は逆に主人公に興味を持つことになり、なんだかんだちょっかいを出してきます。
その後の主人公の気持ちの変わり様などがとても自然で、とても可愛いかったです。

ハッピーエンドで良かったです。

5

王道なかわいいBL

ひなこ先生は画力が高いところと、キャラのかわいいところが魅力でいつも買っているので、今回も期待通りでした。
表紙の二人の見た目が好みであれば、買って損はないと思います。
ひなこさんの作品は目が潤う~!

5

恥ずかしがる顔がいいね

王道と言えば王道なんですが、ひなこ先生の描くイケメン眼鏡教師と純情で鈍感でいかにもな男子高校生と言うのが良かったですね。
告白する相手に、「チークがマトリョーシカみたい」と言わなくてもいい事まで言っちゃう碧が、大嫌いなはずの先生に惹き付けられて好奇心や快楽に流されて、だんだん意識していってしまうところが細かく描かれていて楽しめました。それと、志津先生の大人の余裕とか高校生をからかう感じとか、素敵でしたね。そりゃ反則だわーと思うようなことの連続でしたがそんな先生が意外にも純情ゆえに見せる計算していない可愛さにハマってしまうところがじわじわと来ましたね。

今回のキャラはイケメンと可愛い男の子と言う見ていてそれだけで幸せになれる作品だったので、主役の見た目重視の私としては大満足な作品でした。

4

意地悪教師×ツンデレ生徒

イケメン高校教師×ツンデレ高校生、まるまる1冊同じカプの話です。

屋上で女生徒に告白しようとしていた受けが、イケメン教師に現場を目撃されてしまいます。テンパってろくでもないことを口走り、女生徒を怒らせてしまった受け。攻めにはからかわれるわ、失恋して泣いたところを見られるわで「ムカつく! キライ!」となったんですが、無理やり雑用係に任命されてしまい、いろいろちょっかいを出される日々が始まります。
教師にあるまじき淫行と非道の数々…とは思いましたが、イケメンで飄々としていて意地悪な先生が、ツンデレ意地っ張りなDKにハマって余裕を失うというシチュエーションには文句なしに萌えました。でも、割と毎話そのパターンなので、そのうち慣れたというか飽きたというか…。
でもラスト近くのエッチシーンでは、受けにもわかる状態で余裕を失ってるし、カチカチになってるし(どこが?)、読んでてテンション上がりました。エロい。

伏線もなくいきなり登場した変質者と、そこに伏線もなく突然助けに現れた攻めにはびっくりしました。あの事件は一体なんだったのか。学校に変質者が入り込んでたとかじゃなく犯人は生徒だし…。
あと冷静に考えたら受けが先生にされてることも一緒なので、先生が怒るのが「あなたが言う?」みたいな気持ちになってしまってトホホな感じでした。

ですが、全体的には楽しんで読めました。分厚くて良かったけど、数年後の大学生とかになった受けとの描き下ろしとかあったら良かったなと思いました。淫行でない状態でのラブラブが見てみたかった。

3

志津先生が美形過ぎるのがいけない

ひなこ先生の絵は好きで、予約買いしている作家さんのお一人なんだけど、今回は残念ながらしゅみじゃなかった。
学園もので、先生と生徒なんて、それこそ王道な設定で、この設定の作品なんてもう、山のようにあるわけで、この設定自体が全部しゅみじゃないとか地雷だとはいわないけど、たまーに、これは……な気分になる作品に当たることがあって、、
なんだろ、志津先生が、あれだ、美形過ぎ?
生田は可愛すぎるし、
絵がきれいすぎるのも善し悪しというか、作者様にしてみればとんだ言いがかりだろうけど、志津がこの外見で、子どもにこんなコトしたら、そりゃ卑怯だろう、って気持ちがね、読んでいて沸々とね、
後、学校さえ異動したら、それでいいのかっていったら、相手が高校生の内はやっぱり駄目だろうって思っちゃうので、その辺はっきりさせて欲しかったです。

9

甘めで王道

教師と男子高校生の王道ストーリーです。

帯に「反省は身体で示せ」なんて書いてあるから、序盤で半ば強引にやられちゃってからの、ほだされ展開かと思ったら先生、意外と優しかった。気持ちを確かめあって、最後頃で漸く結ばれてました。

ツンデレで余計なこと言っちゃう碧が可愛かったです。
碧が告白してた女の子は、まぁ見事に空気でしたね。もう少し未練とか、迷いとかがあれば盛り上がったかもしれません。
失恋したばっかりで切り替え早いのは、若さゆえですかね?

1

ペナルティの正しい使い方

嫌い嫌いも好きのうち?
強引とは強く引く…とはいえ先生、ちょっと職場で強く手を引っ張りすぎですよ(笑)
強く惹かれても、もうちょい抑えた方が…。

余裕かましていた先生がおぼこい高校生をからかううちにハマる…という[ミイラ取りがミイラに]な王道も、先生×生徒だと好みがハッキリわかれてしまうかもしれません。
先生の行動を容認できるか?ってところで評価も割れるかな~?
自分の感情を抑えて教師と生徒としての距離で接する切なさや胸のつまるような感覚はなく、コメディタッチです。

生田碧(あおい)はクラスメートに告白しようとして怒らせてしまった場面を教師の志津に目撃されてしまいます。
余裕綽々で告白のレクチャーをされ、告白相手も志津になびいて…となれば志津に反抗するのも当たり前。
見映えがいい大人に目の前で好きな女の子をさらわれたようなものですから(笑)
そんな碧の態度を面白がり志津は自分の教材運び等の雑務を碧に命じるようになります。

一緒にいる時間が増え、少しずつどころか教師とは思えない距離感=近すぎる志津にジェットコースターみたいに揺さぶられる碧。
顔に「無心」や怒りマーク張りつけて対抗したり、等身を縮めたちびキャラっぽい顔で赤面しながら賑やかにジタバタと反抗劇を繰り広げる様子が可愛いです。
志津もそんな碧の言動をみているうちに自分に芽生えた気持ちを知るようになるわけですが…。

高校生ってお年頃ですから、体に触れられれば反応しちゃうし、自分の知らない気持ちイイことを知ってる相手に教わりたくなるんじゃないかなぁ。
碧自身はちゃんとそのことを理解して消化されない気持ちを志津に訴えますが、志津センセーはそこで碧の手を放さず「教えてアゲる」方面に引っ張ってしまっ(笑)
恋のなんたるかを知らない碧のストッパーを外しちゃった。

でも、そうさせるだけの魅力が碧にはあったんですよね。
初(うぶ)な子の赤面+涙目は確かにそそられるけれど、それだけじゃない。
告白に対する考え方を含め、まっすぐでピュア。
つんけんしてるのにあやうげな瞳で見上げてきたと思ったらそらしたり…たよりなさげに見えて志津の立場を思いやる強さもある。
手なずけようと手を出したら、思いがけない温かさに引けなくなった志津センセーの負け。

学校という秩序の中、恋愛という無法地帯をコミカルに描いているわけだから、これはこれで中途半端にリアリティ求めるより私は好きでした!

「あぁ、やりそう」「素直じゃないなぁ」「無駄な抵抗をwww 」といちいち碧に声をかけたくなるような碧の魅力が描かれていて楽しく読めました。
叶太郎くんという碧の仲良しの無責任な能天気さにもクスリとさせられました。

碧が見たがっていた余裕のない志津をもうちょっと見せてほしかったかな~。
クールビューティーの素顔が知りたいのは碧だけじゃないぞ~。

学校ものといえばお馴染みの準備室で(好きだ、そのシチュ)トイレで車でと、ちゅっちゅちゅっちゅしてます。
エッチは巻末にあまあまなのを2回ほど。

それぞれの章の扉絵がふたりの気持ちの距離感を表していて可愛いかった~。
ひなこさんの絵、のびやかで好きなんです。
背中からオシリのラインも色っぽい。
途中のカラーページも綺麗でした!!


7

もぅ何度も読み直おしたか…

ひなこさんの作品で1番好きです!

志津先生の仕草がどれもどれもかっこいいし、碧くんは嫌々言いながらトロットロの顔するし、最高でした!


エロは珍しく少ないのですか、わずかなページ数でも大満足の内容でした❤︎

5

王道教師×生徒BL

◇カップリング
社会学科教師×生徒

◇あらすじ
受けは、告白をしようとして大失敗したシーンを
攻めに目撃されたどころか
自分が告白した子は先生が好きだと知り、失恋。
思わず攻めに生意気な態度を取ってしまう。
けれど攻めの後押しで、再度告白をすることが
出来た受けは攻めに謝罪。
すると攻めが「身体で示せ」と学校での
雑用係を命じてきて…!?

◇感想
1冊表題作のみ掲載。
ページ数もあり、ボリュームはバッチリでした。
表紙絵や、各回ごとの扉絵がコミカルで可愛い。
特に扉絵は2人の関係の変化が見えて微笑ましかった。

話は教師×生徒ものの王道ストーリー。
特にビックリ意表をつくような展開はありませんでした。
受け視点で話は進んでいくので
「嫌い!」と言い張っていた受けが
次第に攻めに惹かれていく姿はよくわかりました。

しかし「生徒に手出せるかよ」と冒頭で言っていた攻めが
そのポリシーを捨て去ってでも
どうして受けのことを好きになったのかが
あまり作中で見えてこないのが残念でした。
あえての描写かもしれませんが
攻めがちょっかいをかけて、受けをいじっている姿が
少し軽く見えてしまうのかもしれません。

そんな攻めの軽さみたいな部分が
個人的に目についてしまい
異動すれば手を出していいのか…?
いや、法律上ダメだろ…???と
BLはファンタジーとわかりつつも
つい突っ込みたくなってしまいました。

ただ後日談はラブラブ甘々でしたし
お話も王道な作りになっているので
読みやすい1冊ではあるかな。

6

キュンキュン

ひなこ先生は男子高校生ものをお描きになるのがほんとにお上手ですね!!
分厚い本まるごと一冊一カップルの話で読みごたえがありました。
可愛い男子高校生受けとちょっとSな先生のありがちなお話ですが、ひなこ先生のお描きになる清潔感のある男子達に萌えない訳がありません!!
こんな格好いい先生いたら好きになっちゃうよね‼

8

大満足

一冊まるまる読み応えたっぷり(*´▽`*)ヤー面白かった。

好きな女の子へ一世一代の告白!
振られてもいい!気持ちを伝えるだけでも伝えたい!
一大決心の末の告白は散々なものww
そんな告白すらうまくいかない受と、歩くフェロモンな
先生の恋物語でございます。

告白の第一声が「あんた化粧濃いよ」いやいや
なんやのんってところから始まっておりまして
「告白っていうのはさ」なんて色気たっぷりに言われてしまえば
女子生徒はメロメロ。
嫌な奴。嫌いだ!そんな風に思っていたはずなのに・・・
不器用で純情で。
意外と猪突猛進な受がすごく可愛らしい。
口では「嫌いだ」と言ってるくせに、顔は真っ赤で目はうるみ
最初はそんなつもりのなかった先生が、アッという間に
陥落されていく姿もまた見どころかなと思います。
可愛かったw面白かったw大満足

とはいえ先生・・・学校が違っても
インコーはインコーですからね(´・ω・`)ねっ

7

もっと葛藤を!

 ひなこせんせいの新刊は約250ページもある分厚い一冊。まるごと一つのカップルのお話でした。あらすじにするとありきたりなストーリーなのですが、この作品はアプローチの仕方が中々面白かったです。
 高校に入学して初めての告白をする碧。相手の女子生徒はクラスメイトです。「好き」と言いたいのに出てきた言葉は「化粧濃いよ」って…(笑)あげくに頬のチークが「マトリョーシカみたい」と追い打ちを掛けてしまいます。元がいいと言うつもりだったのに、女子生徒は怒ってしまい、それを偶然聞いていた志津先生が、思わぬ顔を見せる碧に興味を持って二人の関係が始まります。
 碧はこの時の女子に後で「好きです」と言えるんです。これが先生のおかげで、私はこのシーンがとても好きでした。ちゃんと告白してちゃんと振られて、碧も相手の女子もとても可愛かった。
 分厚い一冊なのでもどかしく進むのですが、ツンツンした碧が怒ったり戸惑ったり、先生と係わらないように心を【無】にしたりと、コロコロ変える表情が可愛くて、なんだか子犬みたいなタイプの男の子でした。ペットにしたい感じです^^
 碧の親友の叶太郎(これがいい男なの!)とのほのぼのした関係もよかった。出番は多くはないのですが、先生以外に触られても体が熱くなるのか?と思った碧が、濡れた髪で叶太郎の腕の中にすっぽりと収まっているシーンとか、叶太郎の穏やかな優しさが印象的で、彼のスピンオフを読んでみたいなぁと思いました。
 そして表紙のインテリ眼鏡の志津先生は、見た目がとっても好みです!エッチの時にも眼鏡を外さないのは高ポイントだし、女子にも男子にも人気で大人っぽいところも素敵です。これで敬語だったら最高だったのになぁ~。残念ながら生徒との会話が友達口調なんですよ。そう言うところも人気の一つではあるんでしょうけど、その分先生と生徒の距離が近くて、禁断の関係の醍醐味のドキドキや背徳が薄れてしまって、軽く楽しく読める学園モノになっています。私はもう少し先生の葛藤が欲しいなと思いました。
 先生が学校を移動になるまでは手は出さないと思っているのですが、碧のめちゃくちゃ可愛い誘い方で、とうとう二人は結ばれます。ここすっごく可愛いから読んで欲しいです。
 描き下ろし『ご褒美の休日』は17ページ。学校が離れ離れになってからの二人。久しぶりに会って余裕のない先生と、可愛い碧のエロもたっぷりな甘い休日です。

4

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