きっともう、キスも抱きしめてももらえない――。

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表題作Blue Lust(2)

片平奏真 高校2年生 転校生 
五百川隼人 高校2年生

その他の収録作品

  • Blue Lust 第6話
  • Blue Lust 第7話
  • Blue Lust 第8話
  • Blue Lust 第9話
  • Blue Lust 番外編

あらすじ

隼人は、自らの「過ち」を見ないふりし、奏真からまっすぐ向けられる想いと優しいキスを受け入れ、求めるようになってしまう…。
そんな時、隼人が「過ち」を犯した相手・宮沢と、奏真を介して再会する。
宮沢への償いきれない後悔に苦しみながらも、奏真に対し、これまでとは異なる想いが芽生え始める隼人。
向き合いたい思いにかられ、隼人は嫌われる覚悟を決め、奏真に自らの過去を告げる。
かつて自分を追い詰めた人間と同じ過去があり、これまでの関わりが贖罪だったと知った奏真は――…。

作品情報

作品名
Blue Lust(2)
著者
ひなこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
シリーズ
Blue Lust
発売日
ISBN
9784861348822
4.3

(174)

(105)

萌々

(45)

(16)

中立

(2)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
17
得点
755
評価数
174
平均
4.3 / 5
神率
60.3%

レビュー投稿数17

幸せになる彼らを見届けたい。

 『Blue Lust 1』を読んでから他の作品も読み始めたひなこ先生。シリアスから甘エロ、あほエロにちょっとブラックなお話まで、作品ごとにまるで色が違うところが大変魅力的です。中でも私は、やはりこの『Blue Lust』の青くて透明な、張り詰めるような色が一番好きです。

 隼人の中学時代から始まる2巻。くりくりとしたまん丸な黒目の隼人が、素直であどけなくて表情豊かでとっても可愛くて、昇と出会って親しくなる過程がなんとも微笑ましいのに、中学時代の二人の結末がわかっているから切なくて切なくて…。
 昇が現れたことをきっかけに隼人は奏真が愛しいと気づくものの、どちらも一生懸命なのにすれ違う心に胸がキリキリと痛む。
 クラスメイトの軽い「できてんの?」の言葉にショックを受けた奏真を追って、二人が出会ったあの屋上の空の下で「奏真のことが好きだから」と告白した隼人。秋の空は出会った日より濃い色の青だったのかな。ひなこ先生の場面の切り取り方が素晴らしくて、とても美しかった。
 悩んだ奏真は昇にメールを…。そして3巻に続きます。

 昇は彼らをどうするんだろう?隼人の過去の過ちの相手が昇だと知る時、奏真は耐えられるのだろうか?奏真のことも昇のことも二度と傷つけたくない隼人は、どんな道を選ぶのだろうか。
 2017年に発売予定の3巻で完結するそうです。そこで昇が隼人を許せたら嬉しい。奏真が隼人を信じることが出来たら嬉しい。隼人の真摯な思いが二人に通じたら嬉しい。一生懸命に生きる彼らがみんな幸せになって欲しい。

7

昇も幸せになってほしい

隼人は、昇という親友の気持ちを踏みにじってしまった過去を忘れられずにいた。意図して傷つけたわけではなかったが、この頃の隼人は同性を好きになるということをまだ理解できなかった。
その後出会った奏真に、昇の姿を重ねた部分もあるとはいえ、昇に対する思いとは違う感情を次第に隼人は持つ様になる。そんな中、実は奏真と昇が友人同士であることが発覚。久しぶりに会った隼人と昇は…。

今回、ラブ度は低く、深刻なストーリーとなっています。
隼人は奏真への想いを伝えたので、次巻で波乱は巻き起こるんでしょうけど、最後は幸せになってくれると思います。
私が気になるのは昇の方でした。恋敵であると同時に、友人である奏真を自分の二の舞にするな、という彼の優しさに胸が痛くなりました。
昇の恋は実らなかったけど、人を好きになることが辛く悲しいことだとは思わないでほしいです。
奏真と隼人のストーリーが終わったら、彼のスピンオフとか出ないかなぁ。切なくもあまあまのハッピーエンドで。

5

隼人の頑張りに感動しました!

萌えとしては1巻のが断然萌えました。でも、二人にとって避けては通れないお話し。大事なエピソードでした。




波乱を含んだ終わり方をした前巻に続き、今回はハラハラきりきりしっぱなしでした。


中学時代に傷つけてしまった昇との再会に本当は喜びたいのに過去の過ちがそれをさせない。元々素直で明るい隼人だけにその辛さが読んでいて伝わりました。


その辛さの中でした奏真からの優しいキスが今回めちゃめちゃ萌えました!


痛いところを突かれたり、過去を打ち明けた奏真から避けられたり、ダウンしそうな隼人でしたが、踏ん張ってアピールする姿に心打たれました!


真っ直ぐに奏真に向き合う姿が健気で男前でした!!

自然と奏真を愛しいと思え、好きだと告げれた隼人!!頑張って向き合って!!と奏真を応援したくなりましたが、相談しようとしている相手が………昇。オーノーまた波乱を含んで次巻です……


今回は、打ち明けてからギクシャクし距離が離れていってしまい甘いところがほぼなかったのですが、次が最終巻とのことで次に期待します!


ただ、予告カットが………辛すぎるものばかりで本当に幸せになれるの……??泣


4

贖罪とこれからと

過去の男との再会からな今回。
イメージしてた姿とは全然ちがうヴィジュアルでしたw
もっとひ弱なイメージだった。

過去、どういう出会いから、どうなってそれに至ったのか
が描かれる前半戦。
学生らしいにぎやかな雰囲気が好き。
無二の親友と言っても過言ではない懐き方がすごく可愛い。
だからこそ、「好き」だと告げ、そこからの展開が辛辣。
こらトラウマになるわなと(ノД`)

「男と」なんてやっぱりありえない。
そう思っていた隼人が自分の気持ちの変化に気づく後半戦。
「贖罪の為なら俺に抱かれるのか」と言われて「やっぱり無理だ」
そんなところからの甘い展開を期待していただけに
あーあーと唸るしかない。
好きだと自覚したから本当のことを話したい。
好きだと自覚したからこれ本当のことを知ってほしい。
すべてを打ち明けることを決め、話たがゆえになすれ違いが切ない。
お互いそれぞれに抱えた葛藤がうまくかみ合わない感じが
なんともモドカシいのです。

好きだから些細なことでも、声をかけてくれるだけでもうれしい。
好きだから自分だけに頼ってほしい。
お互いにそんな風に好きを自覚してて、こじらせてるくせに
上手くかみ合わないのがモドカシイ。

次回はいつになるのか・・というところですが
ハッピーエンドで終わってくれることだけを願いたいと思います。

3

宮沢が推しです

メインCPも好きなんですが、あまりに宮沢が個人的にどタイプ過ぎました。。。顔よし、性格よし、器量よし、人間臭さよし、、、両者トラウマになってしまったけど、隼人との関係性が好きです。

難しいと思いつつも、宮沢×隼人も見たかったな笑

2

hokota

めちゃくちゃわかります。 メインcpも好きだけど宮沢君がドストライクで少し残念でした笑

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