Blue Lust(3)

Blue Lust(3)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神41
  • 萌×29
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
8
得点
251
評価数
57
平均
4.5 / 5
神率
71.9%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
Dariaコミックス
発売日
価格
¥649(税抜)  ¥700(税込)
ISBN
9784866570556

あらすじ

今までの時間があるから 君を好きになった――

過去を打ち明け奏真に拒絶された隼人だが、自分の罪と向き合い、まっすぐな想いを奏真に伝え続ける。
しかし奏真は、隼人が過去傷つけた親友が昇だったと知り、隼人から離れることを決めて――。
青く、痛々しいほど真っ直ぐな恋、感動の完結!
ふたりと、昇のその後のエピソードも描き下ろしで収録。

表題作Blue Lust(3)

片平奏真, 高校2年生, 転校生
五百川隼人, 高校2年生

その他の収録作品

  • それから、これから。

評価・レビューする

レビュー投稿数8

甘酸っぱくて、初々しいラスト

少し重めのテーマで、どちらの立場からも考えさせられるお話でした。

2巻で好きな人から告白されて、ハッピーエンドになるかと思いきや、そこから一歩踏み出せない奏真が焦れったくもあり、可愛くもあり、ハラハラさせられました。隼人のことを吹っ切ろうとそっち系の出会いを進めてしまった奏真が危なっかしかったですね。

でも、昇のことやそう言うそっち系の人とのことなどなど二人が色々なことを経験したからこそ気づく自分の気持ちや優先したいものがはっきりして、ようやく二人が結ばれたので何事も無駄なことなんて無かったんですね。

まっちゃんたちクラスメイトも薄々勘づいていながらも向こうから話してくれるまで待っていると言うスタンスなのも、良い友達だなと思いました。昇の方もちゃんと幸せになれそうな終わりでしたし、完璧なハッピーエンドだったと思います。

0

青き時代だから持ち得る真っ直ぐで清くてへこたれない強さが眩しい

いよいよ最終巻。
ここまで読むと「Blue Lust」というタイトルが本当にしっくりときます。
真っ直ぐで、清くて、へこたれない強さを持っている。
大人みたいに「辛いからやめておこう」なんてことが出来ない10代は、どんなに苦々しい恋でも相手に向き合うことをやめない。
まさに、Blue Lustだなぁと思いました。
BLは少女マンガなんかとは違って単巻作品が圧倒的に多いジャンルなこともあって、とりわけこの作品のようなリアルで苦々しい青春モノとなると複数巻で読めること自体がまず貴重なので、そういう意味でも良かったなぁと思います。
作者のあとがきによると「当初の予定より長く描かせて頂くことができた」とのことで、良い環境下での連載だったことがうかがえて穏やかな気持ちで読み終えられました。
・・・とここまでの自分が書いた文面を眺めて、タイトルの「Blue Lust」ってこれもまた“BL”になるではないですか(^^)なんてことに気づきました。(気づくの遅すぎ?)

最終巻、2巻巻末の予告ページでさらに切ない展開へと突入していくのが仄めかされていたので心して読みました。
2巻で隼人の中学時代のことを聞いた奏真は隼人が自分へ向ける優しさを今までのように純粋に受け取ることが出来なくなってしまい、お互いに想い合いながらもどんどんギクシャクした関係になっていく奏真と隼人。
感情が整理できなくなった奏真は昇に会いに行きます。
奏真はこの時点ではまだ昇がそのかつて隼人が傷付けた相手だとは知らなかったのだけど、ここでついに昇の口から事の真相をすべて知ってしまい───

昇視点で語られる真相には隼人には知りようのないことも含まれていて、ここを読んだ時、昇は昇でまた10代特有の刹那的ゆえに持ち得る逞しさがあったのだなぁと物語全体への印象がガラリと変わりました。
1巻で読むのをやめてしまわなくてよかったと改めて思いました。
取り返しのつかないことになってしまったならそれはそれでいいと思った昇の考え方は自分の10代を思い返してみても少なからずあったなぁと思うし、それもまた大人のようには感情を押し殺したりはできない若さゆえの天秤の掛け方の不器用さ(=間違った天秤の掛け方)だとも思うし、その過去を乗り越えてきた昇の現在の強さもまたリアルだと思いました。
「隼人の記憶に一生残る傷をつけてやりたかった」と奏真に話す昇もまた、「俺のこと一生覚えてて」と隼人に直接言えたことでやっと前に進めるのでしょう。

そして、隼人と奏真。
予告された通りではありますが、本当に苦々しい展開でやきもきさせられる2人でした。
それでも隼人が必死に喰らい付いて頑張ったなぁと思います。
丁寧に描かれる2人のぐっちゃぐちゃの感情がすごくリアルで引き込まれました。

全3巻、というページ数分の読み応えはあります。
とくにこの3巻はページ数以上の密集度!
どうしたらこの2人が幸せになってくれるのかと、胃をキリキリさせながら読みました。
長い時間をかけてようやく表紙の2人のような関係に辿り着けた隼人と奏真を見れた時は嬉しかったなぁ…!
描き下ろしで読めた2人のその後、これもまたしっかり恋愛して掴んだからこその未来だな〜って思います。

暗から明への転換に作家様の丁寧さと真摯さを感じるストーリーでした。
がっつり満腹になれるような重めの青春BLをお探しの方には是非読んでみてほしい作品です。
これは全巻一気読みがおすすめかな。

【電子】ひかりTVブック版:修正白抜き、カバー下○、裏表紙×

2

二人が選んだ道と、その先の光。

ゲイバレして親からも疎まれ逃げてきた奏真と、告白してきた親友のゲイをバラし目の前で飛び降りられた罪を抱えてる隼人、同じような境遇の被害者と加害者が出会った物語。

奏真は転校先で優しくしてくれた隼人に恋をして、止まらない想いに傷つけたこともあるのに、隼人は許し変わらずにいてくれた。
隼人の優しさは贖罪からくるものでも、変わっていこうとする奏真の強さに惹かれていく。

奏真は隼人の後悔を聞いていたのに、隼人の被害者が友達の昇だとわかると、罪はリアルに、隼人の気持ちは身代わりの贖罪だって信じられなくなって、奏真は隼人から離れようとする…

でも隼人は負けなかった。
昇を傷つけた隼人はどうしようもなく子供だったんだと思う。だからって許される訳じゃないけど、後悔が隼人を優しくさせ、奏真の変わろうとする強さが隼人のことも強くしたんだと思う。
そして「まっすぐな気持ちを伝えるしかない」と行動する姿に心が動かされないわけがない!
奏真が怖れながら、もう一度、隼人のことを信じようとしたこと、なんて大きな一歩なんだろう。

その後、奏真はゲイへの偏見やセックスのカラダの負担を話して、それでもいいかと隼人に問いかけると、隼人はひるんですぐに大丈夫と答えることができない…
これは隼人が奏真と正面から向き合って真剣に考えてるからで、こうゆう積み重ねが二人の間に信頼と安心を築いていくんだと思えます。

描き下ろしで二人がどんな関係を築いてきたかの答えが載ってます。
隼人が選んだ道、罪は消えなくても、後悔で変わった今があること、それは許してあげたい。
大人なのに朗らかに笑う隼人、これが本来の隼人の姿なんだな。

イジメ、自殺未遂、重いテーマへ批判攻撃もあったと思います。でも私は重いテーマだからこそ、ひなこ先生が思うままの物語の終着点を読ませてほしいと思っていました。
あとがきによると、予定よりも長く描けたそうで、ひなこ先生の描きたいことが描けたのかなって思います。
読む側もいろんな感じ方があると思いますが、私は辛さや悲しさがあったからこその、その先に見つけた光に暖かさを感じました。

2

長い物語に相応しい結末

隼人から想いを告白され、前へ進めそうになったかと思いきや、そこで知る隼人と昇の関係。
隼人の自分への想いは罪悪感や贖罪ではないかと思う奏真は、隼人を避け、他の人を好きになろうとする。

奏真が出会った大学生は見た目も言動も明らかに攻め。
隼人を抱こうとする素振りを見せていた「攻め」の奏真が「受け」に回るような描写が複雑でしたが、自分が求める相手だからこそ抱きたいのであって、適当に探した相手にはそういう欲望を抱かないということでもあるのだろうなと思うと納得。実際大学生といる時の奏真の表情って嫌悪感に満ち満ちていますし。

そんな奏真へめげずに気持ちをぶつけ続ける隼人。
大学生のもとへ行こうとする奏真を文字通り体を張って止めたりしているうちに、頑なな奏真も徐々に再び隼人を見るように。
大学生が最後まで顔がはっきり描かれていないのが、奏真にとっての存在意義の薄さのようにも思えて印象的でした。

繊細で儚げな奏真と、明るく元気で男前な隼人。
一見すると攻め受けが逆に思えるかもしれませんが、隼人の健気な姿勢や、「ずっと奏真に触って欲しかった」という言葉、隼人の後頭部をぐっと掴んで情熱的なキスをする奏真など、細かい動作や内面的な部分で、この組み合わせが自然だなと思わせてくれる描き方がされていて、奏真はちゃんとかっこいい攻めだし、隼人はかわいい受けです。

描き下ろしは7年後。お互い忙しく、一週間ぶりに触れ合うという二人。
隼人は短髪になってさらに男前になってますが、奏真の膝にもたれて誘う姿はすごく色っぽい。
「隼人を抱きたくて仕方なかった」と性急に攻める奏真もまたいいです。

描き下ろしには昇のその後も少し描かれていて、年下のかわいい男の子に告白されてます。
「昇を守れるような男になる」という彼の姿に、たぶん自身の志向は攻めであろう昇が受けになるスピンオフも見てみたいな、と思いました。

3巻使ってゆっくりゆっくりと描かれ、途中の展開は苦しかったり焦れる部分もありましたが、ラストと描き下ろしでばっちり昇華していて大満足です。

2

完結…!

緊張感が高まり続ける展開だった…
隼人と昇のいきさつを知り、隼人の優しさがどこから来るのかを知って、隼人の「好きだ」という言葉をそのまま受け取れなくなる奏真。
恋愛の当事者同士、心の速度の違いや温度差がその時々で近づいたり遠ざかったり誤解したり、その点ではこの展開はリアルだし「作品」として読者の緊張を引っ張り続けるという意味でならこれで良かったと思う。
でも、読者目線だと、ひたすらに痛かった。
奏真に距離を置かれながらも、話しかけやすいように明るく接する隼人の姿の切なさ。
隼人が好きな気持ちはあるのに、隼人は勘違いしていると考えて突き放そうとする奏真の痛々しさ。
更に痛々しいのは、一つの恋を捨てようとする時に、別の違う相手で穴を埋めようと考えてしまうその若く余裕のない心。
大人なら。
静かに自分の時間を作り、過ごすことで落ち着いていける事もあるのに。
逆にそれができたのが、一皮むけた昇なんでしょうね。彼は無理に恋をしようなんて思ってない。
昇のお相手候補が親戚の年下くんなのは驚きました。この2人、意外と包み包まれる対等な関係性のCPになるかも。
さて、7年後。
ちゃんと続いてる奏真x隼人の姿。忙しい1週間の後の甘激しい2人です。
1〜3巻で、少数派の子供の生きづらさ、いじめ問題、友達関係、心をさらけ出すこと、傷つく事、愛を見つける事、かなり重いテーマをじっくり描いて下さった作品でした。読み応えありです。

3

最高です!

買って後悔はしません!いままでで1番好きな作品です!

0

ある意味リアル

すごくリアル感があって、もしクラスメイトだったらどうだったんだろうと考えてしまうぐらいはまりました。久々に読んでよかったと思いました。

0

末永くお幸せに。

あらら?レビューがまだない ∑(゚Д゚)
ブルーラストの最終巻です。
隼人が過去に傷付けた相手が昇だと知った奏真。隼人に好きだと言われるも、それを拒絶し別の男性を好きになろうとする。

最初から結構シリアスだったわけですが、最後まで甘さは控えめだったように思います。今回は奏真の行動がもどかしかったです。好きなのに、隼人の気持ちに応えられない苦しみを思うと切ない。
ラストはもちろん、ちゃんと結ばれました!
私はメインの2人よりも昇が気になって気になって・・・。あんなに傷つけられて、もしかしたら死んでしまっていたかもしれないのに、隼人の恋にアドバイスを送る彼はとても優しいですね。

ここで書くことでもないかもしれませんが、この作品の内容が実際に起こってしまった痛ましい事件と重なって、色々と考えさせられた作品でした。昇は幸運にも命が助かったから、本当に良かった。昇が晴生とイチャイチャラブラブするあまあまスピンオフ期待しています!!

5

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