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23歳サラリーマン。48歳パンチパーマ会社社長(ハゲ)。職を取るか真実を語るか、選択の末に二人がたどりついた結末は!?
いや〜〜笑 これは面白かったです。あっぱれ、木原先生。
この本、古ーい同人誌が元になっています。半年くらい前にk -booksさんで木原先生の同人誌の中古を買い漁った時に、ハゲパンチパーマジジイ受けと聞いてこれだけ購入しなかった記憶があります。今思えば、こうして単行本として一つにまとまったものが出たので、その時買わなくてよかったなぁと思います。笑笑
さて、内容ですが...キワモノを扱ったBLです。 コメディでキワモノといえば、木原先生の作品 Don't worry, mamaシリーズを思い出しました。私はこのシリーズの大ファンなので、同じような感じかなぁと思って読み進めていったのですが....全然違いました。笑笑
Don't 〜 シリーズでは、超デブのマザコンが受けなんですが、物語の中盤には痩せて、可愛くなり、スパダリの攻め様に愛されていました。そして、とても萌えどころ満載でした。
一方....love&catch の方は...
一向に甘々展開なし、攻めの渋谷も全くのヘタレでかっこよくないし、いつまでも渋谷は社長のことを好きにならないし...ゆえに萌えもほぼなし...
でも面白いんです。 不思議なことに。
言葉の言い回しが笑えたり、渋谷も社長も間抜けな行動が多いし...読みながら何度吹き出したことか...
なので、両思いになるまでが長くても、あまり切ないという感じは無かったですね。社長には申し訳ないのですが...。
個人的には、渋谷のキャラがかなりツボでした。
渋谷は、7人兄弟の長男で、誰にも負けないオカン系男子です。3回り程にも離れた社長のこともほっておけず、身体の関係まで許してしまうんです。ほんとにバカですね...
また、この兄弟たちも個性的で可愛いです。次男の智也は、薄い本を愛するオタクなんですが、器用でイケメンです。完全に長男負けていました。笑 好きな女の子も取られて...ほんとに間抜けです。
一番下の弟、護は小学2年生で、めちゃくちゃ可愛かったです。 渋谷が社長と別れて寂しい時に、護を抱っこして寝たり、膝に乗せたりして、護にうっとしがられていて笑いました。年の離れている弟って可愛いんだろうな〜と思います。
今回のお話は、パンチパーマとハゲがテーマです。
社長の豆腐メンタルと、繊細な性格には涙が出ます。最後、ちゃんと結ばれて良かったです。
ただ...渋谷のエッチな方面の趣向はかなりアブノーマルです。 普段の不器用な性格からは考えられないくらい饒舌に言葉責めする姿に爆笑しました。
そして...問題の...アレです。
私はいつも本を購入したらはじめに必ず挿絵をパラパラと捲るのですが、今回ほど驚いたのは初めてかもしれません。
え......ナニコレ.....となった後、ソッと本を閉じました。
気になる方はぜひ実物を...。
怪作。23歳新入社員×48歳ハゲ社長という組み合わせを考える著者の想像力に脱帽。
そして表紙のキャッチーさに騙されてはいけない。コメディーを装っているけれど、決して笑ってしまうような作品ではない。23歳新入社員が主人公だが、誤解から社長と付き合わなくなってしまった苦悩がずっと書かれている。
最終的にはラブラブに落ち着くのだけれど、主人公がハゲ頭に性的興奮をする描写は衝撃的。この作品はかなり人を選ぶと思われる。ただ人間の深みが書かれていて私は気に入った。度胸がある方は是非。
木原音瀬さんは当たり外れがわかっていると重々承知しています。でも、一応新刊が出たらよまなければならないのです。それが木原ファンの運命なのですよ。でもね……、木原さんもね、どうしてこんな冒険をするのでしょうね。まるでファンの気持ちを確かめるようにね。「どこまでアテクシについてこられるかしら?」と高みから笑っているような気がする。それほど、難しい作品でした。オッサンでハゲで女々しい受けってね。ウジウジするしね、どこがいいんだよ。受けだからいいのかよ。攻めも微妙だよということで。全体的に微妙、いえ、駄目でした。でも木原さんですから!最新刊は買うし、本棚にちゃんと置いておきます。でもこれは駄目だ!
木原さんの作品はどれだけクズが出てきてもデブが出てきても萌えてたのですが今回は作品の9割読み終えても一向に萌えれずに戸惑いました。
どうして萌えれなかったのかというと最大の要因はハゲのパンチヅラでしょうか……パンチヅラは、まだいいのですが、ハゲなのにちょこっと毛束があるという細かいハゲ描写……そして彩景でりこさんの挿し絵とハゲのギャップが……………彩景さんの絵は好きなのですが……最初からハゲが出てくるのを承知の上だったのですが、ここまで自分が受け付けれなかったという事実にショックを受けています。攻めと違い許容の小さい自分……
そして作品のほとんど、攻めが受けに対して愛情をもって触れていないことがどうしても受け入れられませんでした。クズならそれで受けいれられるのに、ただの優柔不断。相手を思いやるじつ、ただ単に一番無難にすむよう逃避しているだけのように感じてしまい……
一番萌えたのは大家族ですね。男ばかりの個性溢れるわちゃわちゃ兄弟。脇を支えるどころか個性に光ってピカピカでした。
ハゲを愛せる方のみにオススメしたいです…
思ったよりハゲショックが酷すぎて、わたしは読んだ後もしばらく動揺してしまいました。すみません(>_<)
受けがハゲのオヤジという、今までにありそうでなかった設定の作品。
ハゲをお題に書かれた古い同人誌が元になっているそうです。
でりこさんの挿絵の印象からポップなコメディを想像していましたが、木原さんなので中身はなかなかダウナーなお話。
受けのオヤジのウザさと卑屈さ、キモ可愛さが良くも悪くもインパクト大です。
あらすじ:
ペット専門の小さな葬送会社に就職した渋谷(攻め・23歳)。
社長の堀内(受け・48歳)は、明らかにズラと分かるパンチパーマのカツラを被ったハゲ。
他の社員の忠告に従い、社長のカツラに気づかないフリをする渋谷だが、ある日社長のハゲ頭を目撃してしまい…
渋谷は大家族の長男で、弟たちを養うしっかり者。
寡黙で義理堅い性格が仇となり?社長の堀内に強く言えず、どんどん深みにハマっていきます。
眠る社長の頭に、他の従業員がいたずらで「ハゲLOVE」と書いたことが事の発端。
社長は犯人を渋谷と勘違いしたばかりか、それを愛の告白と曲解。
男と付き合ったことはないけど君がそこまで言うなら…と勝手にその気になり、渋谷との交際をスタートします(渋谷は社長を傷つけまいとするあまり、NOと言えず)。
この社長、渋谷の前で乙女のように恥じらうわ、ズラを落として子どものように泣きじゃくるわ、ゲイでもないのに最初から後ろで感じまくるわ、とても50手前のオッサンとは思えず。
それでいて、部屋が汚かったり、メールの最後にイニシャルを入れたりと、絶妙にダサい感じに変なリアリティがあります。
元々ゲイでも何でもない二人は、それぞれ女性とちょっといい感じになり、一旦自然消滅(女性と一線は越えません)。
この流れはなかなかリアルで良かったですが、その後やっぱりお互いじゃなきゃダメとなる展開は説得力がイマイチ。
堀内が女性を振ってまで渋谷に執着する理由も、渋谷が冴えないオッサンに絆される気持ちも、今ひとつピンときませんでした。
堀内のBL受けキャラにあるまじきオッサンぶりはなかなか見事なのに、肝心の展開がBLのテンプレっぽくてファンタジーになってしまっているのはちょっと惜しく感じました。
見どころはラストの頭皮プレイ?
ハゲ頭にアレを擦りつけるなんて、ハゲ設定をそこで活かすとは!という驚きがあって良かったです。そのシーンのでりこさんの挿絵も必見。
全体的に、ハゲ設定と社長のキャラのインパクト以外には、そこまで面白味は感じられず。
ですが、その二つは本当に強烈なので、キワモノBLにご興味のある方にはオススメです。