アダムの肋骨(2)

Adam no rokkotsu

アダムの肋骨(2)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神86
  • 萌×238
  • 萌15
  • 中立8
  • しゅみじゃない0

46

レビュー数
19
得点
635
評価数
147
平均
4.4 / 5
神率
58.5%
著者
みちのくアタミ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
価格
¥730(税抜)  
ISBN
9784813032564

あらすじ

遊園地ドリームパークで働く広瀬悠真は、同僚でルームメイトの色織一羽から熱烈に愛されている。
でも、一羽の中には繊細なカズハ、強引なレイの他にもジロウ、ミカ、シキ、イツキという複数の人格が存在していた。
それはどれも虐待を受け傷ついた一羽が自分の心を守るため、生みだした人格だった。
そして、そんな一羽を慰め、助けてくれたのが、偶然出会った幼い悠真だった。
悠真を自分のものにしたい──
そう願うカズハとレイに、どちらかを選ぶことなんてできない悠真。
三人の想いの行方は……
恋と愛と魂の救済の物語、完結!

表題作アダムの肋骨(2)

色織玲生、一羽(他、多重人格者)
広瀬悠真,26歳,テーマパークのスーツアクター

同時収録作品アダムの肋骨

リアン・W・ベックフォード,28歳.光太郎の助手
東光太郎,38歳,精神科医

その他の収録作品

  • 時は愛なり
  • あとがき

レビュー投稿数19

多重人格という難しいテーマを完璧に昇華してる!

発売からだいぶ経ちましたが、あまりに作品完成度が高くレビューせずにはいられませんでした!

とにかくすごい!多重人格という難しいテーマをここまで完璧に描ききるって、もう、作者様の手腕と力量に脱帽しました。

1巻までは、この多重人格を最後どうやってまとめるのか、とても気になっていました。特に1巻ではカズハとレイ、どちらが主人格なのかがまだ分からない状態で、悠真はレイが好きなんだけど、カズハにも惹かれているから、これはもしや…、みんな仲良く?的な?みたいなことを思っていたのですが、ここはきっちり、とても美しく完結に至りました。もう、この最後の着地が本当に素晴らしいんです!!すごいんです!!

悠真の気持ち、レイの気持ち、そしてカズハの気持ち。すべてが納まるべくして納まったような結末でした。そして、そこに至るまでの展開も無理がなく、ご都合主義にもならず、もう、みちのく先生、天才としか言えないと思いました。最後がどうなるかは、ぜひ、ご自身で読んでいただくほうがいいと思います。もう、最後の方なんかは、ドキドキもするし、泣けてくるし、目が離せないです。

受の悠真は確かに目立たない感じだし(笑)みちのく先生には珍しく、色気がないタイプなんですけど(笑)優しく誠実。今回は攻が一筋縄ではいかないタイプなので、そんな攻が、自分のことを諦めず、ずっと寄り添ってくれる人格者である悠真のことを、心底惚れ込んでいるっていうところが、とっても良かったです。

それに、人格たち1人1人の個性がきちんと描かれていて、その人格たちがどういう経緯で生まれたのか、どのようにしてコントロールされてるのか、きちんと整理されて描かれています。1巻で出てきた伏線を見事に回収していて、話の完成度が半端ない。それに、圧倒的な画力も相まって、もう、完成度は今までの作品の中でも1番じゃないかと思っています。

さらに、みちのく先生、ほんとにすごい、と思ったのが、多重人格というテーマの中で繰り広げられる、悠真とレイとカズハの、実質3Pの描写!!3じゃないけど、実質3(笑)こんなこと思いつけるなんて、やはり天才としか言いようがない。

確かに、エロスを極める先生のことですから、何かしらやってくれるとは思ってましたが、まさかまさか、こんな形にするとは、本当にすごいです!なんとなく、みちのく先生の趣味全開的な感じもしますが(笑)いずれにしても、制約があるなかでいろんな形で表現できるその発想力と画力は、やはりトップクリエイターだなと感服いたしました。

あと、忘れてはならない、悠真のイトコのこーちゃんこと、光太郎さんが、まぁ、とにかくわたし的にはドンピシャ…!!黒髪、男前で色気ムンムン、の受!!みちのく先生らしく、適度に肉付きがいい超絶エロい身体してるんですよね。もう、ほんっとに最高にかっこいい!

あとがきにも書いてあったんですが、光太郎とリアンのカップルは濃すぎて(笑)本編カプを食っちゃうからエロ少なめにするように言われていたらしく。いや、これ、絶対スピンオフ期待してしまう!!真夜中ラブアライアンスに出てきた天麻と同様、光太郎さんも黒髪男前受の最高峰じゃないかと個人的には思っています。絶対スピンオフで見たい!

作品の完成度はいわずもがな、脇キャラも最高!超オススメの神作品です!!

0

エロもストーリーも濃ゆい

2巻もなかなかのスピード展開で読ませてくれました。
多重人格という難しい設定で、各人格も出しながらストーリーを進めなければならず、2巻に収めるのは大変だったのではないでしょうか。
各人格の生まれた理由なども(全員ではないですが)上手く組み込まれていて、とっ散らかることなくまとめられていました。

実質3Pは凄かったですね、発想が!
2人格に攻められて、混乱しながらも感じてる悠真がエロかったです。

1巻が真っ白修正だったのが何故か2巻は細い短冊になっており…え、見えてるよ⁉︎ってなりましたが得した気分になれ、良かったです。
あー、こう描かれてたんだなぁって。コレを真っ白に消すなんて、なんと非情な。
購入元一緒なので不思議なんですけどね。

カズハの気持ちが切なかったです。
どうにか共存して欲しかった気持ちもありますが、これで良かったのかな。

リアン×光太郎のスピンオフ、楽しみに待ってます♪
願わくばそちらでもその後のレイ×悠真を見たいです。

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皆がすっきりできる終わり方

 多重人格をよく勉強されて描かれたんだなぁというのが伝わって来ました。私は大した知識もないのですが、どのような過程で別の人格が生まれるのか、なぜその人格が生まれたのか、新たに生まれた人格達が主人格に対して自分の立ち位置をどのように考えているのか、など一口に多重人格と言っても、その裏には様々な経緯や問題を抱えているものですが、それらがとても自然にストーリーに溶け込んでいて、読者もついていけるスピードで1つひとつ整理されていく感じが、非常にすっきりできました。

 実は主人格でなかったというカズハ。別人格の中で最もレイと過ごした日数が長い人格である彼がした選択は、本当に大きなものだったと思います。主人格じゃないんだから当然、と一言で済ませるのは簡単だけど、人格として独立しているということはやはりレイとは違う1人の人間だと私は思うんですね。初恋で長年想い続けてきた悠真を別の人間に譲り、さらには自分も消えるという選択を1人の人間がしていると考えれば、そこにどれほど葛藤が必要だったか想像を絶すると思うんです。その想いを背負った分、レイは心底悠真を大切にし、自分も以前より強くなって安定するんじゃないかなと思いました。萌えたかどうかに忠実になってこの評価にしましたが、ストーリーだけなら高評価です。

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見事な決着

1、2巻まとめてのレビューになります。

ものすごく深くて複雑なテーマですよね、解離性人格障害。
自分を守るために自ら別人格を生み出してしまうなんて、ほとんどのひとが経験しないことだけに、それだけ現実が辛かったということで。
それぞれの人格が生まれた理由があって、それぞれに生きてきた時間もある。
ひとつのからだにいくつもの人格。
本来あるべき形に戻すのが自然なんだろうけど、本当にそれが正解なのか。
考え込んでしまいました。

父親の傲慢さや世間一般にうまく対処するために生まれた一羽。
抑圧された感情を吐き出すために生まれてであろう次狼。
理性を司る三華。
母親のだらしなさを非難するこころが生んだ四季。
幼い頃に触れた悠真の優しさを強く求める五樹。
よくわからない女性人格の六実。

こうして並べると、あとから出てきた人格は順番が名前になっているのが分かるんですよね。そして玲生は「零」の意味だろうということも。
最初に六実が消えたことで「消える」ということを意識し始めたレイとカズハと悠真。
六実の消え方はこの世に未練がなくなった成仏のようで、人格が消えるってこういう感じなの?という印象を受けましたが、その後、四季たちも三華との話し合いで消えるかどうかを決めるシーンは「脳内ポイズン◯リー」を思い出しました。
この作品では「もうその人格は主人格にとって必要ない」からではなくて、各人格が納得いったかどうかで消える判断がされていました。
ずっと会いたかった悠真に会えた五樹も、自分は自分だから何も否定しなくていいと言ってもらえた四季も納得できたけど、次狼…。登場時間5分…。

レイとカズハが残ってからがしんどかったです。
悠真は最初からレイのことばかり気にかけていましたよね。でも悠真も気にかかる。1巻からずっと悠真の流されやすさにイライラしていたのですが、カズハを拒絶することで存在を否定したように思われてしまうのが怖かったのかなとも思えました。たいがい流されやすすぎでしたけど。

それにしても「僕が主人格」と言うほど残ることに執着していたカズハの理由が切なくて、多重人格どうこうよりも「愛する人のしあわせのために消えることができるか」という最大の自己犠牲が切ないレベルではなく胸に痛くて痛くて。
紆余曲折あったのでどういう着地点に持っていくのか興味津々でしたが、やっぱりどう転んでも切ないわけで、胸が苦しい話でした。

時間とこころに余裕があるときに読んだほうがいいです。
読み終わってから数時間経っても、まだ考えてしまうくらい結構きます。

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表紙の訳は…

終わってしまいました。所謂、多重人格と言うのでしょうか、一人の人物のなかにカズハほか沢山の人格が出てきて、その入れ替わるタイミングが絶妙でとっても面白かったですね。表紙だけみると、誰と誰の三角関係?と勘違いしそうになるけど、肉体的には一人の人間なので浮気じゃないような。沢山の人格が登場しますが最終的に恋愛がらみなのはレイとカズハ。表紙の二人もこの二人でした。どういう風に終わらせるんだろうと思っていましたが案外そこはすんなりいったような。
エッチシーンもたっぷりで、レイとカズハが悠真を取り合ってエッチしてる最中に出たり入ったり入れ替わるシーンは一粒で二度美味しい感じでした。

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エロがいい!

アダムの肋骨は1巻もそうですがとにかくエロがエロくて甘いです。そもそも攻めの見た目が同じなのに人格によって全然エロの内容が違うのですが、とにかく攻は受のことを好き過ぎるのでどちらも甘いのです。絵柄も綺麗で丁寧なのでよりエロ加減に手加減がなくついつい食い入るように見てしまいます。ストーリーで焦点になっている攻の何人かの人格についての話もとても興味深く最終的に満足のいく結果でした。そして何より受です。攻に対しての思考が本当に健気で好感しかないのです。このカップルを見届けることができて本当によかったと最後は思いました。

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《一粒で二度楽しめる多重人格BL》終盤の精神的(?)な3Pは必見☆

最近、増えつつある多重人格BLです(∩´∀`)∩☆彡
個人的に多重人格物はジャンルを問わず物語として超~~~好きです。
一粒で二度おいしいので、謎のお得感を感じます笑

基本的に続き物BLは完結を待つタイプなので
完結するのを、まだかまだかと心待ちにしていました。

主人公(受)は個性がなく、所謂少年漫画的な正義感が強いキャラクターで
多重人格の攻めとのキャラクターのバランスが取れていて良いですね。
また、無個性なので感情移入しやすくて物語をより楽しめます。

ただ、個性が無さすぎて少し物足りない感じも・・・笑
優しい良い子なのですが、少し流されすぎじゃない!?と言う印象に。
ノンケ設定なら、初めのキスやセクハラにもう少し抵抗して欲しかったかな…
もう少し、普通の男の子感を感じたかったです。
(BLあるあるなので今更感もありますが笑)

あと、個人的に多重人格物を割と読んでいるので
多重人格になる理由が少し弱いように感じたのが残念でした。
過去に誘拐されたとか、もう少し酷い理由でも良かったかも?

とは言え、BLとしては十分楽しめます。
流石、エロに定評がある、みちのく先生!
先生ならではの濃厚なエロ描写は本当に最高でした~*
特に終盤の精神的な3Pは多重人格BLならではの楽しめ方ですね!

攻めはオラオラ系の性格と優しい穏やか系の性格でバランスが良く
どちらの人格も魅力的でした。
穏やかな方がメインだと思っていたので、
あ!そっちなのか~・・・と意外でした。
う~ん、オラオラ一途キャラも、優しい執着キャラも魅力的だったので
とても悩ましい限り・・笑

総評としては、エロもストーリーも面白くて満足です!
只、もう少し設定をシンプルにしてストーリーを重くしても良かったかな。

人格も多重人格ではなく2重人格位で良かったかもしれないですね。
また、精神科医のCPも気になってしまい、設定がゴチャゴチャしている印象になってしまったのが残念でした。
今後の、みちのく先生の新刊を楽しみにしたいと思います!

1

異色の三角関係!決着の最終巻。

強引なくせに、変なところが臆病で不器用なレイ。
人当たりがよく穏やかな性格だけど、悠真に関しては譲らないカズハ。

どちらも好き!
レイにもカズハにも消えて欲しくない!
そんな欲張りなわたしも納得できるラストでした。

以前に多重人格を題材としたBLを読んだ時、主人格に対するよりも統合され消えてしまった人格を愛しむ気持ちが強く残っている感じがして、なんだかモヤッとしたのを思い出しました。
消えた人格が忘れられない元カレのような...(-_- )

悠真は流されやすい性格だけど、そのへんがはっきりしてたので良かったです。
あくまでも恋愛対象はレイ。
レイを守ってきた人格だから、カズハのことも愛おしいし大切にしたい。
悠真がこういう考え方だったので、カズハを想って涙するシーンもモヤッとせずにすみました。

最後のページ、カズハの眼鏡を手に取り
「やっぱり俺には似合わねーな」
というレイ。
レイにとってカズハは理想の人格であり、そして劣等感を与える存在でした。
眼鏡を外す動作は、劣等感から解放されて、これからはありのままの自分で生きていく――という決意表明なのかなと思いました。


ストーリーも良かったけど、実質3Pがとんでもないエロさ!
あんな3Pはなかなか拝めないかと。
神以外の評価、つけられません。

2

彼を構成するすべて

攻めが多重人格者という斬新な試みのアダムの肋骨。
相変わらずタイトルのセンスの良さが光る。
続きが非常に楽しみだった作品のひとつなのですが、2巻で終わってしまうのですね…!
正直、もっと読みたかったなあ。
新しい形の三角関係とキャラクターの複雑な心理描写がとても面白かったので。
お話として完成されたすごく面白い作品でした。
読ませるストーリー、読ませる画力。
そのどちらもをお持ちのみちのくアタミ先生じゃなければ描けない作品だったと思う。

まるで悠真を取り合うかのようなレイとカズハ。
果たして主人格は誰なのか?
主人格が居るということは、統合されてしまった場合、他の人格は消えてしまうかもしれないわけで…
なぜ合計7人もの人格が生まれたのか。消えていく理由は。
ここが丁寧に描かれているのがとても良かったのです。
あとがきで先生も書かれていますが、もっと各人格をクローズアップしたものを読みたかったくらい。
ストーリーもキャラクターもとても魅力的なので、先生が本来描きたかった通りにのびのびと執筆された版も読んでみたかったななんて。
他レビュアーさまも仰っていられる通り、「作品の内容と作家さまの描きたいもの」に出来るだけ沿った形での柔軟な対応がされると良いなと思いました。

と、少々話が逸れましたが、各人格の描き分けもお見事で、本当に全員違う人間に見えるのですよね。
その分愛着が湧いてしまって、人格が消えていく度に寂しくなってしまう…
1巻の六実ちゃんが消えてしまった時点で悲しくて仕方がなかったのです。
悠真の何気ない言葉に救われ、それぞれ消えていく人格達。
1巻では優柔不断な人間にも見えた悠真ですが、2巻では印象がガラッと変わりました。
どの人格をも受け入れ、どの人格もが「彼」を構成する全てで、全員が大切だと言う悠真。
孤独や辛い経験から生まれた彼らが悠真の優しさに包まれて安堵し、皆が納得した上で自ら消えていく。
溶けていくという表現の方が正しいでしょうか。
最終的にはやはりと言うか、レイかカズハの一騎打ちのようになりますが、2人の悠真への想いも、悠真の2人への想いも、決して中途半端なものでは無くしっかりと丁寧に描かれています。
レイとカズハ間で人格がころころと入れ替わり、実質3Pのような濃厚なベッドシーンがありますが、この後の展開を読むと本当に切ないんですよね。

元々は「彼」の中から生まれた人格達。
そのどれもが彼そのものなのです。
統合された後も完全に消えてしまったわけではなく、「彼」の中に生き続けていて、ふとした時にひょっこり顔を出す。
なんだかより魅力的な人間になったような気がします。
1人格毎だと偏りがあって不安定そうに見えていた彼らですが、全員が集まるとこんなにも愛らしく魅力的な人になる。
彼と彼等の事を全て受け入れて愛する悠真とならば、きっとこれから先も明るい未来が描けるのではないでしょうか?
この濃密で難しい設定と内容を見事に2冊にまとめた素晴らしい愛に溢れた作品だったと思います。
個人的にはこれ以上ないハッピーエンドでした。

ところで、リアンと光太郎のお話は期待しても良いのかな。

3

綺麗に完結!

アダムの肋骨、完結です。

どっちが主人格だとか消えるとかネタバレなしで読んでほしいです!
悠真のことを思って消えちゃうシーンはもう大号泣でした。。
ストーリー重視の方にも是非読んでほしいです。エロ多いので苦手な方は発光体のサイトさんとかでも…。
エロは3Pじゃない3Pがヤバイエロいです!!
いや、2人人格いるから3Pには3Pかな…?

ストーリーもエロも満足の作品はなかなかないので、大満足でした。




紙本購入
修正は白短冊です。
2巻もよく見えますので、白短冊修正がオススメです。

1

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