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独りでいることが嫌いな主人公が、
深い詮索をせず家に引き込んだ相手が、突然失踪。
相手が登場しない噂話形式の「みなとのヨーコ」スタイルのまま終わるのかと思ったら、オチがちゃんとついた結末だった。
未知也:独りで居たくない寂しがり。
自宅で株取引等で稼いでいる。
恭平:未知也が同棲していた男。 突然蒸発。
本命の女の為に、嘘を吐いて金を稼ぎ歩いていた。
原口:或る日乗り込んできて、恭平を出せと、詰め寄る。
恭平は、別れた妻を妊娠させ且つ妻名義の借金を勝手に作り、失踪している
原口と二人、噂を辿って、恭平を探す物語。
恭平と同棲していたけれど、何一つ知らなかったので、事実を知る都度に驚く未知也。
未知也は、きみょうな縁で知り合った原口と一緒に暮らすことになる。
しかも、原口の前妻と友人になる。
何とも奇妙な話。
同棲していた彼氏が出張から帰ってきたらいなくなってた!?
未知也は人恋しい寂しがりやでいつもクズ男に引っ掛かってしまう。なまじ稼ぎがあるのでヒモ男が寄ってくる。
そんな未知也の前にある男が訪ねてくるのですが、出ていった彼氏が付き合っていた女の元夫だという。変な関係はここから始まります。。。
クズ男(恭平)を殴ってやりたいと二人で探すのですが、橋口と名乗るその男はノンケ。ゲイの未知也と探す場所はゲイバーだったりして仰天する橋口。さらにややこしい男たちがうろついているからとしばらく橋口のマンションに避難して同居することに。
未知也は一緒に過ごす間に橋口に惹かれてしまう。
相手はノンケ、恭平は見つからないままだが、もう諦めよう、そうしたら同居の理由も無くなる。最後の夜に思わず橋口に欲情をぶつけてしまう。
酔った上での出来事としようと思っていたのに、今度は橋口から「抱きたい」と。
もうね、橋口がいい男なんですよ。服の趣味は悪いけど(苦笑)
なんか、ストーリーとしてはノンケの攻めが受けにだけ惹かれて付き合う、的なパターンなんですけど、読んでて「あぁいいな、この二人」って思えるエピソードもあり、読後感は良かったです。
後日談の一緒にマンションを買って、、、は橋口視点なんですが、結構最初の方から好意を持ってたんですね。不器用というか鈍感な攻めですが、未知也相手だからか肝になる部分はちゃんと伝えられるところが良いんですよ。。
イラストの攻めもストーリーと合ってて、素敵でした。
受の恋人に妻を寝取られた男×恋人に逃げられた男
とかいうトンデモ設定
これがまたおもしろいのなんの…
恋人探し一緒に始めて受自宅が危険だから
攻自宅で同居はじめて週末は2人で探しに出て…って
テンポ感よくて飽きずに読める
そして攻がまたかっこいいんですよコレが…
顔よし体格よし柔道経験者であまり物怖じしなくて
怒気を含んだら迫力がすごい頼れる男感やばい
なのに性方面にはウブでゲイバ-とかアダルトショップで
いちいち固まるし男同士の知識皆無で質問も顔を
赤らめながらおずおず聞いてくる…かわいい…
恋心を自覚した受の感情の変化もいい!
あまり書くとネタバレになってしまうので
ただただ可愛かったことのみお伝えします
健気受けが好きな方は是非!
寂しがり屋のほだされ受が、付き合ってたクズ男にとんでもない捨てられ方をして、それが縁で知り合った超堅物の真面目男に恋しちゃう話です。
もう読みながら受の付き合ってた男のあまりのクズっぷりにイライラ。
なんでこんなマダ男に引っかかってんの、アホじゃないのと悪態をつきながらページを捲る手もイライラ。
そしてそのマダ男に元妻を寝取られた間抜けな攻の無骨さを唯一の癒しに、ふたりで逃げたマダ男を追うという何ともドタバタした話にイライラしつつも引き込まれました。
受はとにかく寂しい人間なので、こうやってダメな男に引っかかるのは仕方がないのかもしれないと思いましたが、でもやっぱこの逃げた男はないわー。
そしてその逃げ男と対極に位置するような堅物攻と一緒に行動するうちに、徐々に惹かれていくのも無理ないわー、と。
堅物だけど優しくて、良い人で、はやくくっついちゃいなよ、と途中からはニヤニヤしながら見守ってました。
終盤まで結構楽しく読めていたのですが、残念な事に告白シーンに引っかかって急に冷めてしまいました。安西さんは好きな作家さんなのですが、どの作品も告白のパターンが同じだなと気付き、今回もまたコレか……と思うと、今まで盛り上がっていた気持ちがすーっと落ちてしまい……。
好きな作家さんなので今後も買うと思いますが、この「実は俺もお前のことが好きで告白しようと思ってたんだ!」「え、ほんと!? 夢じゃないの? 嬉しい!」展開以外でお願いしたいです。
初読み作家さんです。
出だしをちょっと見たら文章がスルスルっと入ってきて
小説読みヒヨッコでも読みやすく楽しめました(﹡´◡`﹡ )
又、高久さんのイラストがピッタリなんです。
特に堅物ノンケの攻めが文章から感じるイメージ通り♪
スーツ姿はカッコよく・私服はちょっとダサい部分も、on/offの差があるイラストが良いッ!
私服がダサいからこそスーツ萌えが増しでした(^//^)
奥さんに裏切られた男と、彼氏に裏切られた男。
同じ傷を持つ者同士だけど傷の舐め合いではない展開が良いです。
舐め合いどころか、育ちの違いや物事に対する考え方の違いが顕著で。
攻めの歩んだ道をさして語られるシーンは無くとも
セリフの一つ一つでごく普通の家庭で愛情をかけられ道外れる事なく進んできたのがよくわかり。
対して受けは、アウトロー寄りな社会で生きてきて。
凹凸さのあるコンビで行方をくらました男を探し、その過程で恋が芽生えてくのが楽しめました。
攻めが表紙の印象通りで!!!
無骨で、不器用で、雑で、下手な小細工より真っ正面からぶつかる人。
しかし、真っ当な道を歩くにはそれが正しくても、社会の裏側となると通用せず。
裏側慣れしてる受けが飄々と歩いてくのを、後ろから付いてく姿がなんだか可愛かったですv
今まで知らなかった世界に足を踏み入れ仰天してるけれど、
風貌のせいかボディーガードのような威圧感があって、後ろ付いて歩くだけでもカッコいい!
最初は元嫁の件で裏切った男を殴ると怒っていたのに、
最終的に殴った理由が受けへの侮辱に対してだったのはすごく萌えました(∩´///`∩)
受けは可愛い顔してギャップが多かった。
金銭への嗅覚と価値観、裏側で飄々としてる姿、意外と行動力があって大胆。
なのに人一倍の寂しがりやで、愛情に飢えてて、ちょっと健気な一面もあって。
攻めがノンケながらも受けを愛おしく思う気持ちがわかる。
頼り甲斐があるほどしっかりしてるのに、ポキっと折れちゃいそうな弱さもあって。
ほっとけなさにキュンキュンしました!
育ちの違いが凹凸(デコボコ)だった2人は、一緒になってみると凹凸(おうとつ)がピッタリ。
女にはウケない攻めの雑な性格も受けにとっては愛おしく、
受けと一緒にいると自然と性格が柔らかくなる攻めの変化もあって。
ノンケ×ゲイが自然と惹かれ合うのにグッときた作品でした。