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酔った勢いで人気モデルで後輩と体の関係を持ってしまったというところから始まり、最初は避けられてもやもやしているけれど……。という話です。
お仕事BLとして楽しく読ませていただきました。
絵もきれい!
落ち目のモデル匡と売れっ子クールなアキ。
どちらもかっこいい。
実はアキの方がずっと前から匡ラヴだったことがわかり、おお~~~好き~~~~となってしまいました。
ストーリーもしっかりしてて、やや駆け足気味とはいえ十分楽しめました。
エッチはあっさりですがそれもまたよし。
本作「新装版」は、ただちょいちょい直されてるだけでなく、コマ割りやセリフなども含めてかなり大幅に加筆修正されているので、旧版をお持ちの方でも買う価値は大いにあります。
(「やっぱ俺もパス」のコマは旧版が良かったなぁ)
描き下ろしも美しい!
それに、まず日高作品ではレアな "ややロン毛" キャラ!
これだけですでに読む価値ありました。
特に前髪上げたスタイルが良い・・・!
以下の4CPの話が収録されています。
①モデル同士の「売れっ子、ツンデレ不愛想わんこx元売れっ子、キレイ系ツンデレ」。
これだけ5話もあるので、かなり長めです。これが一番好き!
②「短髪カメラマンxふわっと可愛い系のDKモデル」
これだけは攻めがあまり好みではなかった。
③「黒髪短髪DKxゲイの大学生」。
受けはDK時代、攻めの兄に無意識に片思いしてたけど、その想いに受け自身が気づく前にその兄が事故で亡くなります。
数年後、見た目そっくりで性格が真反対な弟と偶然知り合い、惹かれ合っていく話。
④「黒髪短髪メガネ、4歳年上の親友xDK2年」。
親友だったのに3年間も気まずくて会ってなくて、ふと再会する話。
③④の受けも、②ほどではないけど普通に可愛い系です。
そして短髪率高めなのも激レア!
いろんな短髪バージョンが拝めます。
4CPとも、えrアリだけど④はかなり少な目。
「憂鬱な朝」と「花は咲くか」が有名な日高さんですが、コミックスはどれもハズレなしですね・・・すごい。
今ちょうど30%オフなのでぜひご一読ください。
「AND ONE MORE THING」に本作と「知らない顔」の続編が入っています。
なぜか関連作品欄に表示されてないどころか、日高ショーコさんで検索しても「特典」で登録されているのでヒットしません。
(いちおう変更依頼はしてみました)
ぜひこの↑タイトルで検索して読んでみてください。
私は特典でなく普通に電子書籍配信サイトで(3作品すべて)単品で買いました。
日高ショーコ先生の短編集は、こちらの作品が初めてだわ。
どのストーリーも、すごく良かった。
それぞれの立ち位置や、主人公達を囲む環境が〜しっかり描かれていて、短編なのに読み応えがありました。
丸々1冊で読みたいものもあれば、続きを少し下さい的なものもあり〜うしろ髪ひかれながら読み終えたわよ。
キーポイントはタイトル通り「リスタート」だね。
匡くんが、颯爽とランウェイ歩くの見たかったぁ〜!
あとがきにデビュー直後の作品ばかりと記載があったけど。そんなに前とは思えないほどのクオリティでした。
◆リスタート(表題作)
アキの一途さ、モデルとしてどんどん成長していく彼に複雑な想いを抱えながらも、年下らしい一面に絆されてしまう匡の隙が可愛かったです。自分に憧れてモデルの道に進んだ相手が自分を追い越してしまったら、嫉妬と焦燥でおかしくなってしまいそうだけれど、アキは初心も匡への憧れも、仕事に向かう気持ちも何も変わらなくて、だからこそ匡も素直に彼の見習うべき点は見習えるのかなと。モデルとして切磋琢磨し合いながら、プライベートではアキの愛に匡がたっぷり甘やかされるといいなと思いました。
◆きみのために
短かったのですが、これが一番好きな作品かも。アキ達と同じ事務所の高校生モデル、俊介。赤ちゃん時代からモデルをやっていることもあり、すっかり擦れていてもおかしくないのに、何事にも冷めているように見えて案外まだ子供らしいところが残っているのが透けて見えるところが可愛くて。カメラマンである岸田に素に近い表情をたくさん引き出され、彼の仕事面に新しい刺激がもたらされて。大人で自分への気持ちを素直に語る岸田に惹かれ、自分から彼を追いかけてしまうところに萌えました。
どのお話も読みやすいです。ただし日高ショーコ先生お得意の繊細な心理描写や自然な感情の移り変わりを、短編で活かすのは正直難しいか…という印象も受けました。「なんでそう思ったの?」とか「受け入れ早〜!」と思うことが各話1個はあったので、それがちょっと残念でした(もしかして短編集って大体そゆ感じ…?)。とはいえどれも10年以上前の作品で、短編で、加筆修正も沢山されているということなので、代表作と比べるのは少し違うような気もしました。
良い点としては「そういえばこういうシチュエーション読みたかったんだよな〜」というのが、先生の綺麗な絵で気軽に読めるという点。あとはどちらかというと金髪受けが好きなので、茶髪かもしれないけど金髪をイメージして読んでいました。特に好きだったのは「かさなるように」と「並んだ過去」で、「かさなるように」は受けが若干誘いっぽいのが良くて、「並んだ過去」は眼鏡を外された攻めに「えイケメンじゃん!!?」ってなりました。
萌えるポイントはそんなに多くなかったものの、なんやかんやで今後も読み返しそうです。というか短編集にハマりそう。