イラスト入り
タフ 5巻
今回は響の兄の死とも関係のある、響にとっては因縁の相手との決戦の回。
ついに最終巻です。
ストーリー自体はシリアスで、警察の上層部からの圧力で響が拘留、尋問を受け、シンゴもハラハラなのですが、この2人の関係に限っては心理的なすれ違いもなく終始甘々のラブラブ。恋愛面では安心して読めました。シンゴが響に甘えてて可愛い!
冷凍豚バラブロックのくだりは甘すぎて笑いが出ました。
冷凍肉が足に落ちて痛がるシンゴに、本気で心配する響。シンゴの足を検分し「骨は大丈夫だ。」とか!私なんてしょっちゅう鍋やら何やら足に落としてますけど!平気なんですけど!
意外だったのが、響もシンゴもお互いお口でのご奉仕はまだだったこと。響はシンゴにもうしてるかと思ってた。シンゴは当然初めてなもんで探り探りなんですが、「すごっ……大きくなった!」って成果を報告しちゃうとこ 安定のシンゴ。ムード!ムードってもんがあんでしょうよ!と私は内心突っ込んだんですが、そこは響は慣れたもんでスルー。特に気にせず行為を続行して、さすが響さん!と感動しました。まだ5段階中2らしいですが、上手になるといいねシンゴ。
シンゴの介入もあってか、響と響・父(コミュ障疑い)との関係も軟化し、ちょっとは理解し合えたかな?という感じ。完全には分かり合えないんでしょうけど、そのうち響も盆正月には実家に顔見せに行くくらいはしそうな予感。シンゴが行けって言いそう。さくら姉さんも神蔵の籍から抜けることを決意。早くいい人を見つけて幸せになって欲しい。
最終的に、響が長年追ってきた兄の死にまつわる警察と暴力団の癒着も明るみに出て、一区切りつきました。本編最後のシーンで、以前はシンゴの近くで吸っていた響が、キッチンの換気扇の下で吸うようになっていてニマニマ。シンゴが大事で仕方ないのね。巻末の「秋の日」で、響が兄の墓前でシンゴとのことを心の中で報告するシーンにはじーんとしました。シンゴと「家族になろうと思っている」と。タバコの事といい、シンゴと一生一緒にいるために響も色々考えているんだなぁと嬉しくなりました。一方シンゴは響のご先祖様一人一人に「響を好きになってごめんなさい」と謝罪(笑)
トラブルメーカーのシンゴの性質上いつまでも穏やかに…とはいかないでしょうが、しばらくは甘々ラブラブでゆったり過ごせるといいね。
あとがきにあるように、少し時間はかかるが番外編も刊行される予定とのこと。しばらくは1〜5巻を読み返し、余韻に浸りながら気長に待ちたいと思います。
…あれ?ところで冴木は目を覚ますの?
いよいよ最終巻かぁ…と惜しい気持ちで手に取った5巻。
シンゴの頭を寄せる響。シンゴは響の腰に手をまわし、その手を響がぎゅっと握って…ラブラブかっ!とニンマリしながら表紙にツッコミ。
ハイ、お話の始りも大変甘いものでした。
料理男子、響。手伝う!と意気込むも失敗ばかりでハウスを命じられ、かまってもらえないと拗ねるシンゴ。
肉取って、とようやく出番!シンゴは張り切って冷凍庫をがさごそ。
肉の部位書いて日付けまでって、主夫スキル半端ねぇっす、響サン。と感心。
シンゴは肉を落として指に直撃、響はすっ飛んできて心配、痛くなくなってきたけどかまってくれない響に痛いと甘えるシンゴ、かまう響…ラブラブかっ!と二度目のツッコミですよ。
そのままキッチンで…?とおもいきや、まぁちょっとだけおあずけ。うん、ほんのちょっとね。
ラブラブタイムはそこまで!と言わんばかりに突如、響が本庁に身柄を勾留されてしまう。
兄の死の真相を追う響に、黒幕たちがなにか手を出したよう。
今回シンゴくんが頑張っています。
頑固ジジイもシンゴの持つひたむきさにやられたようで。
響のために、無茶も承知で動くシンゴに感動です。
山あり谷あり、ヤバイシーンもあるんですが、なんとか乗り越えていく二人。
ハッピーエンドの定石はなにがあっても主人公無事だ!とは分かっていても、クライマックスに響の命の危険、シンゴと同様にウソ、まさか…響…!とハラハラしてしまいました。
5巻はソファーにキッチンに、とエッチの場所がベッドから範囲が広がっており、大変楽しかったです。なんでシンゴくんパンツ穿いてないの、ねぇ。
初フェラも!響の総評に笑ってしまいました。
いかに響がシンゴを大切にし、シンゴも響が大事なんだと実感した巻でもありました。
一生離れない、離さない。
お互いの気持ちにジーン…と胸が熱くなります。
響のお父さん、響はもうシンゴから離れられないので、手元におくのは諦めてください。
しかし頑固ジジイ、シンゴの持つひたむにさと可愛らしさに、そのうち響よりもシンゴになつくかも(笑)
響もシンゴに相当入れ込んでいるし、結局似た者親子だからね。
ようやく、響の抱えていたものが解決へと進みました。
あとはひたすら甘~くラブラブしてくれ!と願うのですが、トラブルメイカーは成長しても落ち着いてはくれなさそう。
その辺を番外編で楽しませてくれたらいいな。
月イチの楽しみが終わってしまったなぁと名残惜しくあとがきへ進み…終わらずに先に楽しみが待ってる!
番外編集の刊行も考えていますのお言葉、いくらでも待ちます、岩本先生!
この、甘甘バカップル全開状態のカバーイラストの第5巻。
もう、後はラブラブな二人のお話が…と思ったら、そういえば、まだ響の問題は決着が付いていなかった。
冒頭は、冴木と島本の二人の、なにやら怪しげな会話から始まります。
響の兄の死、響と父の確執等、諸々一気に畳みにかかる、ハラハラの大アクション。
シンゴの無鉄砲さは、響への愛の深さです。
兄の死の無念を晴らして、響だけでなく、響と父の関係や、兄嫁のさくらも、それぞれに、ようやく前へ踏みだします。
オマケの書き下ろしは、二人でお墓参りと、お台所エプロンエッチです。
なんだか今までのシンゴが嘘のような、
ラブラブ展開vvv
これまでジリジリさせられていた分、
この甘々展開がたまらない(笑)……と思っていたら、
いきなりの引き裂かれ事案で、シンゴがまた駆け回ります。
でも、今回はあまり無鉄砲ではなく、
堅実な方法で。
……なんて思っていたら、やはりシンゴはシンゴでした!
二人そろって危機的状況に陥ったり、
再び引き裂かれる絶体絶命的状況だったり、
最終巻ということで、ドラマチックな展開が!
敵役の冴木も、なかなか魅力的な男で、
こちらはこちらでなにかもっと展開出来そうな感じなんですけれどね……
これだけで終わってしまうのは勿体ないキャラのような気もします。
私は電子派なので、あとがきが入っていなくて
ここで、番外編が出そうだと知りました。
旧版の六巻、七巻分ですかね?
楽しみです!
とにかく、一巻から総じて、
岩本さんの筆力の高さ、構成力に感嘆。
確かに波はあるモノの、ぐいぐい引きずられる感じで
最後まで読破しました。
これで、デビューから3、4年の間の作品なのですからね……
シリーズ全てまとめて、評価はやっぱり「神」で!
冴木の不穏な登場から一転、甘々なキッチンシーンで、二人の関係が落ち着いてるところから
響の部屋がシンゴ色に染まってる様も伺えてなんだか安心しました。
そして、最終巻ではお兄さんの件の決着やお父さんとも少しは歩み寄れてる感じがしてこの先安泰だな~と感じました。
シンゴもですが、響自身も成長したんだなと。
初めてのフェラ、可愛かった!
そして、シンゴ初めてのハンバーグ作りも可愛かった!
書き下ろしの「秋の日」を読む限り、いい感じでこれからも二人仲良く一緒にずっと歩んでいくんだろうな~と感慨深かったです。
最高に魅力的なキャラクター達でした!
シンゴのおさるさん具合も響のライオン具合も。
そして、なんだかんだシンゴを甘やかしてる響ツボです。
素敵なキャラクター達を生んで下さりありがとうございます!