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表題作悪より悪

清水明仁,冷めた大学生
まさき,突然現れた淫魔

その他の収録作品

  • dear(描き下ろし)
  • カバー下:イラスト

あらすじ

どこまでも清純で純粋で淫猥——。

「清水さんと、えっちをさせて頂きたく思い、やってきました。」
静まり返った深い夜、突然自室に現れた客人は【淫魔】だった。中に出して欲しいと強請るが、淫魔らしからぬ純朴な言動の少年の姿に、冷めた大学生・清水の中のスイッチが静かに入る。
焦らして焦らして抱いたあと、清水からの思いもよらぬ秘密が明かされ——。
繊細なストーリーテラー吉田ゆうこが描く、新境地ラブ。

作品情報

作品名
悪より悪
著者
吉田ゆうこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
ISBN
9784864422734
3.5

(52)

(17)

萌々

(7)

(20)

中立

(6)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
4
得点
179
評価数
52
平均
3.5 / 5
神率
32.7%

レビュー投稿数4

とっても良い作品!絶対買うべき(^_^*)

あらすじがとても好みだったので購入しました。
吉田ゆうこ先生の作品はいつも同人誌で拝見していましたが、単行本は初です=(^.^)=⭐️

クールで冷徹な大学生と淫魔のお話です。



-----------------ここからネタバレ------------------

大学生の清水はかわいい淫魔に誘われ体を重ねます。
しかしこのイケメン大学生 清水は罪を犯して堕天してしまった元天使だったのです。清水が自分でも言っているのですが、性格がとても悪いです. . .
それに対して淫魔のまさきくんは純粋で 大学生清水にとても従順です。
清水の陰謀でまさきくんがマワされそうになったりするのですが、入れられる直前に清水が嫉妬して止めたシーンにはグッときました。
それから2人は仲良く(深い意味でも)やっていくのですが、だんだんお互いを好きになっていってしまいます。
淫魔や天使は神様を一番愛していなくてはいけないのですが、もしそれを破ってしまった場合、消えてしまいます。(うまくいったら人間になれる)
ですが、まさきくんは神様よりも清水のことを愛してしまいます。
お互いの気持ちを確認し合って体を重ねた後、まさきくんは消えてしまいます。このシーンは涙なしには読めません. . .
それからしばらくしてまさきくんは人間として清水の前に現れますが、清水との記憶は消えてしまっていました。
それからまた始まる2人のラブストーリー. . . という感じです!

ボロボロ泣きながら読みました(ノД`)久しぶりにこんな良い作品に出会えたなぁ〜. . .

絶対に買うべきです!!(°▽°)

11

最初の世界観のまま つっ走っていってくれていたなら、神。

第一話が凄く良くて冒頭からグッと掴まれ、物語にのめり込まされました。
淫魔だけど純粋で、人間だけど もとは天使で「悪より悪」というタイトルで否応なしに期待値が上がってしまって。
そうしてのめり込んで読んでいたが故に、ところどころで気になる違和感・・・
「好き」という感覚がわからないのに「嫉妬」という単語はスラスラ出てくるんだ、と思ったり。
カッターナイフを、いつも手の届く場所に置いている意味とか。
第三話の初めでは 神様が一番大事と言っていたのに、最後の台詞ではもう「清水さん(攻め)のことが神様よりも大事」と心変わりしていたり。
大事な過程が抜け落ちてしまっている気が、どうしてもしてしまう。
あと、清水の友人の来須君に ただならぬ雰囲気を私は感じてしまって。てっきり清水と同じ、堕天使仲間かと思っていたのですが、違いました(笑)
淫魔のシッポはキュートですし、清水の背中に残る天使の名残も背徳感があって素敵なのになぁ。

第一話での最後の台詞。「心はお前より ずっと悪魔だから」この宣言通り清水には、ヒリヒリしたゲスっぷりを発揮して欲しかった。
それに対して淫魔の、ふわふわスイーツ感があり
メリハリの効いた対比の後で、とびっきり甘く想いを伝えあえたら良かったのに、と。

色々と書いてしまいましたが、想いが通じた後の結末は薄々わかっていたとしても、やはりホロリとさせられるストーリー展開は読んで良かったと、思えるものでした。
それに心理描写が丁寧な描き下ろしが、25Pと
たっぷりあったのは、とても良かった。

2

馴染めなかった、染まれなかった2人

 萌2に近い萌評価。ある日突然部屋に淫魔が現れて、セックスを強請られる展開が既にエッチで引き込まれますが、その淫魔自身にビッチっぽさがまったくなくて、初心というところが可愛くて萌えました(淫魔として落ちこぼれなのですが)。

 そして、まさきに居座られる清水も、実はただの人間ではなかったという展開がまた斬新で、面白いんです。天使のような悪魔と、悪魔のような元天使。互いに存在すべき世界を間違えたかのようですね。どんな世界でも、その世界の常識に馴染めない者というのはいるのでしょう。そのキャラの組み合わせも興味深い。お互いが相手に心を奪われていく過程が割とトントン拍子で、もう少し丁寧に描かれると良かったなぁというのが唯一残念だった点です。まさきの中で清水はいつ神を越えたのか? そこを除けばストーリーは綺麗にまとまっていて満足でした。

0

私が吉田作品に求めているのは

うーん、、、
なんか、微妙。
「どこまでも清純で純粋で淫猥——。」な淫魔ちゃんが好きになっちゃった相手は…。
っていう、まあ、ファンタジー設定なんだけど、、、
「どこまでも清純で純粋で淫猥——。」ってキャラクターを都合よく作るためだけの淫魔ちゃんなわけで、
それに対して、「どこまでも清純で純粋で淫猥——。」な淫魔がいるなら、それの対極になるのはってキャラクターを都合よく作るためだけの清水の設定で、、、
で、最終的に、こんな風にハッピーエンドになるのね、、、
なんか、なんかなぁ、
コスチュームとかも含めて、なんか無理があってつらい。
残念ながら、この本は、私が求めていた物と違っていたと言うことで、中立。

2

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