軍神を宿した皇帝×未来が視える青年の、神に導かれた恋物語

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表題作軍神皇帝の寵花

汪凱,隗の皇帝,28歳
伶藍,予見の瞳を持つ青年,18歳

その他の収録作品

  • 北方雪花
  • あとがき

あらすじ

予見の瞳を持つせいで腫れ物に触るように育てられ、国の為に綸国の皇帝に嫁いだ伶藍は、綸国に攻め入った隗の皇帝・汪凱に身を差し出すことに。自身を犯す汪凱に、伶藍は紅蓮の炎を纏う軍神が宿っているのを視て、この男は絶対に排除しなければと気を張るが、そんな伶藍に汪凱は屈託なく接してくる。「お前の笑顔が見たい」と触れてくる汪凱の肌の温もりに心揺さぶられ、伶藍は彼を軍神から解放したいと思い始めるが、軍神から解放すれば汪凱も死んでしまうと知ってしまい…。

作品情報

作品名
軍神皇帝の寵花
著者
つばき深玲 
イラスト
Ciel 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784041039465
3.7

(42)

(12)

萌々

(19)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
7
得点
154
評価数
42
平均
3.7 / 5
神率
28.6%

レビュー投稿数7

No Title

初読み、つばき深玲先生。
とっても良かった♡
文体、ストーリー展開、エロの方向性、精神の持ってかれ具合(がっつり引っ張られるのも良いけど、ファンタジーはこれくらいが◎)どれも好みだった♡
Chel先生の挿絵も大変美しい✨️
Bのラブのつもりで読み始めたのに表紙の受けがかわいすぎて、まさか女子なのか!!?と不安になって先の挿絵を確認してしまうくらいw
中華っぽいのは好きだけど世界観にハマるまで時間かかるしどうかな、と思ったのも束の間、名前さえ覚えれば問題なく面白くて一気に読み進めてしまった
伶藍が牢屋に入れられた時はヒヤッとしつつ、後にはうれしい展開♡
伶藍と汪凱の掛け合いが恋仲になる前もなってからも仲良さげでほほえましくニヤニヤしてしまう~
これだけでも読む価値あり(≧∇≦)b

0

始まりが…

読み返し。

最初、伶藍が健気で不憫で切ない気持ちになりながら読みました。
倫国の皇帝に関してはザマァな気持ちになりましたが
その後の伶藍は、最初汪凱に好き勝手されてしまって
汪凱もろくな人間じゃないな…と思うのですが
そこから段々と愛が芽生えていく二人。

終わり良ければ総て良しってやつで
溺愛モノが好きなので、段々と伶藍に執着していく汪凱は良かったけど、
でもやっぱり最初に強引に伶藍を抱いたのは私的にはナシだな…と思ってしまいました。


0

大陸匈奴風ファンタジー

親を知らない、異質な外観の美貌。たまに未来を予知できる主人公。
男子だけど、5才から女子として育てられ、后として嫁ぐ。
最初の夫は、ろくでもない人。
二番目の夫は、軍神憑きの人格者。

伏線の仕込み方が上手い 
読み進むと 以外な伏線回収があって飽きなかった。

・・他の作品も読んでみようと思って著者について調べたら、
受賞歴ある作家だということまでしか分からなかった。

このペンネームでの作品公開は、今作が最後で、その後出ていないみたい。
ブログも閉鎖されているし、今どうされているのか分からない。
残念

「漆黒のライオンと狂犬と百の花」で、
第2回(2011年)B-PRINCE文庫 新人大賞 奨励賞
第14回角川ルビー小説大賞にて奨励賞を受賞し、デビュー 多分2014年。

1

二人にはすごいきゅんきゅんするのですが…

敵対関係とか、ライバルとか、意に沿わない相手にご無体を強いるところから始まる恋愛に萌えを感じる私としては、侵略してきた大国の王と、攻め落とされた小国の孤独な后なんてめちゃくちゃ滾るテーマだわとウキウキしながら読みました。

二人が少しずつお互いを理解しあって、ちょっとした優しさにはっとしたり、相手のために身を挺するところなんかは、めちゃくちゃきゅんきゅんとはしたのですが、う~ん、でもなんだかすっきりしない。

稀有な容姿の伶藍を化け物呼ばわりして散々冷遇してきた皇帝は、戦況が悪くなるとさっさと逃亡したあげく、あっさり敵に首をとられていたり、突然裏切り者の設定が出てきたかと思えば、謎解きができ次第なんの描写もないままさっさと始末されていたり、結構重要なポイントだと思う軍神も、わりと簡単に身体から離れちゃったり、光明の神に至っては、予見の能力が伶藍に備わっていたものの特にそれ以外はなく言葉ばかりが一人歩きしているようで、あれれ〰️っという感じ。

見た目の美しさや、庇護欲を掻き立てるだけの受けじゃなくて、后としての凛とした強さや、その反面、人間的なドジっ子のところがあったりととても好感のもてる受け様に、見た目だけでなく内面も男前の攻め様がベタ惚れしているなんて、すごいきゅんきゅんする話だっただけに、二人以外のところももう少し丁寧に描いてくれていたら、さらに読み応えがあって面白かったのに…メインの二人がよかっただけにちょっと残念でした。

2

伶藍を大好きになったのは私もでした。

やっと読めたこのお話。
ファンタジーとしても、溺愛ものしても楽しめたたくさんの魅力が詰まった1冊でした。

受けさんの伶藍が綸国皇帝に嫁ぐシーンから始まります。
幸せな展開からのお話かと思えば、綸国皇帝は伶藍を邪険に扱って全くもって好きになれない皇帝で。
伶藍も自分の立場と役割を理解してというかそうやって育てられたので、男でありながらも国の為に后として後宮で細々と暮らしていきます。
そんな時に迷い猫を追ったことがきっかけで出会ったのが、後の攻めさんの軍神皇帝こと汪凱で。
この時は少しのやりとりで終わる2人ですが、それからまもなく綸国皇帝の馬鹿な政策により、汪凱に攻め入られることで再会する2人。
やっとここから本当にお話がスタートといった感じでした。
それまでの伶藍は、綸国皇帝に逆らわず大人しくしていたのですが、綸国を代表する者が自分しか居なくなった為に后として奮闘していく姿が男前で健気で、素の伶藍が徐々に見られるようになるのですが、もう大好きな受けさんでした。
可愛いだけでもなく、か弱いだけでもなく。
箱入りだけど責任感は強く、誰よりも国民を大事にしていた姿には惚れ惚れしました。
そんな伶藍に結構初めから惹かれていた汪凱は、かっこいいんですが伶藍をからかったり小学生的ないじめ方をしたりとお茶目な部分もあり、そのギャップにやられました。
この2人は物語中盤あたりで既にらぶらぶな雰囲気だったので、やっと両想いだと通じ合えるまでが長かった…!凄い焦らされた感ありました笑。

軍神皇帝だったり、汪凱の弟の狂気だったりとお話的にもしっかりした内容とスッキリした終わり方なので、読後感としては満足出来る中世SFファンタジーでした( *´︶`*)

5

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