俺のつがいになる覚悟はできてんの?

淫獣~媚薬を宿す人魚~

injyu

淫獣~媚薬を宿す人魚~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×210
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
106
評価数
26
平均
4.1 / 5
神率
38.5%
著者
中原一也 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
小山田あみ 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
Splush文庫
発売日
ISBN
9784781686073

あらすじ

海辺のビストロでシェフをする赤尾の店に入って来たびしょ濡れの客。
その青年・久白はある理由からビストロで働き始めるが、
身を潜めている節があり得体が知れない。


ある日、男を刺激する淫靡な香りを放ち苦しむ久白を介抱しようとすると
「発情期だから近づくな。後戻りできなくなる」と言う。
赤尾は、厄介ごとはごめんだと思いつつも久白に強烈な劣情を覚えて! ?


狩る者、狩られる者、護る者、媚惑の躰を巡り運命が交叉する――。

表題作淫獣~媚薬を宿す人魚~

赤尾啓司,36歳,ビストロのマスターでシェフ
久白眞人

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数6

媚薬を体内に持つ健気受け(しかも強い)なんて最高

“あんなふうにいつもどおり接客をしているのに、その実、躰を疼かせているのかもしれないーーそんなふうに思うと、男を刺激された。”

kindle unlimitedで中原一也さん祭りをしているのですが(一人で)、こちらも良かったー‼︎
海に親しむ美男たちの情景、お話がシンプルでキャラが良い。

媚薬を体内に持っていて狙われる受け云々、身体をつなげた人間は云々、設定もエッチで素敵過ぎでした!
攻めに出会って過ごすうちに初めての発情期がきて自分で処理できず戸惑ったり、でも秘密は打ち明けられない健気さ、でも男らしい口調だし腕は強い。
陵辱シーンも過去の男とかも出てこないのも良かった。

赤尾さん年齢の割にオヤジ臭い台詞を言って突っ込まれたり、そうかと思えば「人魚かと思った」というピュアさがあったりで、小説なのに上手く立ち回れてないような感じが良かったです。他の面が男前なだけに。
行為シーンも何度も何度も求め合う感じや、最後には音がする程の激しい様が滾りました。

気になるのですが、表紙って縦に伸びてません??そう感じるだけ?
あと手錠かけられたはずなのにいつのまにか無くなってたり、行為中の体位がよく分からないところが惜しかったです。
それと中原一也さんと小山田あみ氏のタッグは最強過ぎますね。

0

人魚ではなく くじら

数人の男に追われて、崖から海に飛び込んだ追われる男
そして、
いい匂いがする、ずぶ濡れで店に入ってきた美貌の男性・久白
くしろ➡くじら ダジャレっぽいネーミング。
そして、美貌の男は「人魚ではなく 俺はくじらだ」という

鯨からとれるお香の原料に、甘い香りがする「龍涎香」があるので、それが原案なのかなー、と想いながら読む。

・・読み進んでいくと、やっぱり鯨だった。

人の祖先、全哺乳類共通の先祖は、4本足で歩いていたクジラの祖先「パキケトゥス」という節もあるので、鯨の人間もありなのかなー、と悶々と悩んだので、読了後に調べてみた。

鮫は魚類で、鯨やイルカは哺乳類。そして鯨の発情期を調べたら、面白かった。

 クジラは、基本は母系家族で、シングルマザーが当たり前
 発情期になると、1頭のメスに複数のオスが集まり、交尾が終わるとオス/メスは別れて生活し、子育てはメスだけがおこなう。

・・・ということで、中原先生、面白いものを扱ってる。
フェロモン臭を発散して、オスを誘引する久白は、両性具有体なのかな?
面白いテーマの作品だった。電子版読了。 絵が綺麗なので、紙版も購入したい。

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抹香鯨; sperm whale・Cachalot 
日本では小笠原諸島近海に雌と子供の群れが定住、知床半島近海には雄が見られる
和歌山県の紀伊半島沖や高知県室戸岬沖を回遊することがあり、運が良ければ、 見る事が可能である。
丸呑みが可能なイカ類を食べる
抹香鯨の腸内に発生する結石。アンバーグリス 
龍涎香は、たまに海岸にうちあげられていることがあって、運よく見つけたら、高値で売れる宝物。

0

オヤジの方向性が…。

表紙が神秘的で美しいですね。
まさかのマッコウクジラ受け!
特殊な体を持つ久白。美しい外見と抹香の体臭がして。

もう出会った時点で赤尾は恋に落ちてますね。
久白も赤尾のところは居心地が良かったようで。

久白がいつのまにそこまで赤尾を好きに?とは思いましたが、赤尾に本当のことを言わずに、いつでも赤尾を解放してあげようと健気で…。
久白の体の秘密とは…。

仲介者が恐ろしいですね。なぜそこまで?何か恨みでも?

久白の窮地を救い平和な暮らしを取り戻し。

赤尾が男ぶりのいい男前で、ちょいちょいオヤジな言い方とかあるし、久白を愛して護ろうとして。
すみません、完全に好みの問題なんですが、オヤジの方向性が、違う違うそうじゃない〜なんです。
というかオヤジでもない。

久白の美しさや性的に初めてだらけを堪能しました。
もちろん赤尾も頼りになる良い番ですね!

0

中原流、妊娠しないオメガバース⁈

私好きですv このお話!
設定も面白いし、赤尾の戸惑いと決意がドキドキするし、
久白の警戒心がじわじわと好意に変わっていくのも愛おしいv

お話的に、物凄く幸せ感満載で終わっていますが、
将来的に二人がこのまま穏やかに過ごせるかは分からないし、
まだ続きがあってもおかしくない!
……そうなっても、
今回以上のほわほわvで終わって欲しいと切に願いますが!

それと、入江さんにも幸せになって欲しいですしね……
また三人でイカたっぷりペスカトーレ囲んで欲しいです!
うん、出来たら四人で食卓囲めると最高なんですけれどねv

それにしても深海生物BL……萌えるv
ダイオウグソクムシvsリュウグウノツカイ!
充分いける……v

本編は勿論ですが、今回はあとがきまで面白いです!
そして、小山田さんのイラストがまた素敵!
中原作品でなくても、表紙買いしそうですv

とにかく香る作品。
凛として、それでいて淫猥でもある香り。
鶏肉の焼ける香ばしい香り。
潮風の抜ける海辺の街の香り。
それから、おじさんのくすぐる香りv

読後感も気持ちよく満足で、評価は好き感大の「神」で!

3

一番面白かったのが・・・

赤尾の店に、ある晩ずぶ濡れの男・久白がやってきます。
無銭飲食をした久白を店で働かせることにした赤尾でしたが、時々いい匂いがする久白のことが気にかかるようになり・・・

生まれ持った特異な体質のせいで追われる久白と、そんな彼を理解して丸ごと全て受け止めて愛してくれる赤尾。
久白の”狩られる者”という運命から逃れるため、二人にどんな試練が?!困難が?!と設定に惹かれたのですが、そういう話ではなかった・・・というと語弊がありますが、メインはそこじゃなかった、という読後の感想です。
試練や困難もあるんですけど、ドキドキハラハラは薄めです。
久白の抱える秘密も早々に明かされ、展開も想像でき、盛り上がりにも欠けた気が・・・ちょっと残念な評価です。
でも、エロシーンはガッツリあります。こっちがメインかな?
あと、赤尾がシェフなので料理が美味しそうです。特に冒頭は料理描写が詳細で、お腹が空いたまま読むと辛かったです。些細なことかもしれませんが、料理に気をとられて最初ストーリーがなかなか頭に入って来ませんでした(笑)。

マッコウクジラの生態から構想を膨らませて出来上がったお話だそうです。
あとがきから、マッコウクジラの生態のエロさは充分に伝わりました。マッコウクジラ萌えます、同意見です。
なのに、作中では今一つ萌えませんでした。マッコウクジラ受けに対する作者様の熱い想いは、あとがきからは伝わってくるのですが・・・本編が淡々と進んでいくからでしょうか。
あとがきで他にも妄想ネタを書かれていますが、面白い!・・・あとがき、面白かったです。
色々ある人外ものの一つとして、マッコウクジラだとどうなるのか、気になった方は読んでみてもいいと思います。

2

人魚は人魚でも…

タイトルに「人魚」とあり、作中でも一応「人魚」という単語は登場しますが、果たしてこれを人魚モノと呼んで良いものか?w
特殊設定を活かしたエロシーン、オヤジ、裏組織との死闘…と非常に中原節の効いたファンタジー作品に仕上がっています。

あらすじ:
海辺でビストロを営む赤尾(攻め)は、店に入ってきたずぶ濡れの美青年・久白(受け)をなりゆきで雇うことに。
何やらワケアリらしい久白の正体は…

※以下受けの正体等についてネタバレを含みます。

人魚は人魚でも、いわゆる半人半魚の人魚は登場せず。
なんと久白の正体はマッコウクジラ。肚内に媚薬効果のある龍涎香を宿すことから、売買の対象として人間に狩られる存在なのです。
クジラに変身する訳でもなく、見た目は普通の人間と同じなので、「マッコウクジラ受け」というフレーズのインパクトの割にオモシロ要素は少なめ。
久白たちのような生物がどうして生まれたのか等の設定はもっと掘り下げて欲しかったかも?
しかし、リアルマッコウクジラの生態や捕鯨問題を絡めた設定の数々は独創性があって面白いと思いました。

狩られる対象の久白ですが、力持ちで喧嘩も強いというかなり逞しい人物。
言動も大人っぽく落ち着いていますが、性的なことには全く未熟で…というギャップがオヤジの心を惑わす?魅力的なキャラクターです。

なぜ性的なことに不慣れなのか、という点にもちゃんと理由があり、これはちょっと童話の人魚姫を連想させる設定。
ネタバレは避けますが、自分のことより赤尾の日常や店のことを思いやり、赤尾に逃げ道を与えようとする久白が大変健気。
自分の正体を明かせないまま王子に選択肢を与える人魚姫に通じるものがあり、なかなかグッとくるシーンでした。

そんな久白を守ろうとする赤尾は、優しく懐の深い良いオヤジ攻め。
男に惹かれている自身に戸惑う様はコミカルですが、覚悟を決めてからは文句なしに男前。
性の対象として狩られてきた久白を思いやり、一生セックス出来なくても良いと断言するシーンはオヤジならではのカッコよさでした。

久白を狙う仲介屋とのバトルを経て、正式に恋人同士になってからの二人は非常にラブラブ。
男らしいのに艶めかしさもあるエロシーンは長尺で読み応え抜群でした。

全体として、変わった設定の割にネタに走らず、シリアスかつ温かみある人間ドラマが丁寧に展開されているところに好感が持てる一冊でした。

小山田あみさんの美麗絵や、やたら長いあとがきも含め(中原さんのめくるめく擬人モノ語りが笑えますw)、最初から最後まで楽しめる一冊でした。

12

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