ボタンを押すと即立ち読みできます!
潔いほどのタイトルですが、その名の通り「IN THE APARTMENT」の続編。
前作で、妹尾があっさりと杉本のもとを離れ、いまごろどこにいるんだろうと淋しい気持ちになっているところから始まるお話。まさに続きです。
今回、相手の気持ちがわからなかったり、関係性に悩んだり、二人で深い話をしたりと、突き詰めるような展開でした。前回は、なにげない日常が醸し出す空気感が、作品テーマと相俟って、相乗効果で二十代半ばという年代特有の揺れ動きを表しているようで良かったのですが、今回はもっと深部を明確に描いてさらけ出しているはずなのに、私には響いてこなくて、何度も最初から読み直してようやくゴールした、という次第でした。
端的に言うと、分かりにくかった。二人が何に戸惑っているのか分かるようで分からず、ときどき答え合わせをしてくれているのに、それすらも掴めず、だめな読者でした。
杉本のお兄さんの名刺をみて妹尾が顔色を変えた場面、前巻に戻ってお兄さんが勤務先の社長のことを話しているところを確認してなんとか合点が行ったのですが、ここからこのコマに引っ張るのは難しいのではと思いました。(ほかにもリンクがあったらすみません)
妹尾くんがいつもどこかに消えてしまいそうで読んでいる私がハラハラしてた。切なかったけどちゃんと答え合わせできてよかったなぁ。 杉本くんの「俺達は日々が有限であることを知っているのにわかっていない」のモノローグがズシっときた…
猫みたいに現れては消えようとするマッキー。
実はクソ鈍感なだけだったと知り、なんかホッとした(笑)ちゃんと気持ちが伝わってよかったね。
モアザンワーズの方はマッキーが本当可哀想で可哀想で仕方がなかったから、ちゃんと側に居てくれる人がいて良かったな。
ドラマから入ったので、こんなにポップなの?って終始びっくりしてた。
結構読みやすい感じになってると思うんで、同じくそこから入って迷ってる人は買ってみるといいかも。
「メロンの味」がとても良かった絵津鼓さん。デビュー作の今作がドラマ化という事で話題になってたので読みました。
杉本と妹尾のBL部分は良かったのです。お互い悲しい過去を持ちながら、惹かれあい遠回りしたけど恋人になれた。ドラマチックでスタイリッシュな絵も素敵でえっちシーンも生々しくなくて可愛らしい。
しかし久々に大嫌いなキャラが出てきました。受けの元友人で受けの元彼を奪った女です。今作の前日譚の「モアザンワーズ」という一般マンガが映像化するようで、試し読みもしましたが、何だかこの女性の言い訳のように思えました。こんな人が主役のマンガなんて。今作受けと元彼との恋愛シーンは見れそうだけど結果を知ってると可哀想すぎる。
友人のゲイカップルの間に割り込んで「2人の子供を産んであげる」ってエピソードだけでげんなりです。しかも人口受精じゃないところがあざとすぎる。モアザン…を全部は読んでないので何とも言えませんが、妹尾はこの元友人カップルとは縁を切った方がいいと思うし2人の子供を可愛がるって偽善のように私には思えます。BLで女1人と男2人で男を取り合う三角関係物語は結構好きですが、ウィナーが男性である事が前提なので。
それにしてもスギモンの役をか◯ちーが演じるなんて大丈夫?たしかにイケメンだけどかなりの難役だと思う。この役をちゃんとできたら俳優になれそうですね。相方、どうする?
話は面白かったですが、女性キャラが嫌いすぎて辛口になってしまいすみません。妹尾の元彼の父の会社がスギモン兄の勤めてる会社だったなんて…こんな所でまで繋がってなくてもいいじゃん、世間が狭すぎて可哀想、と思いました。
追記…BLに魅力的な女性が自然に登場するのは嫌いじゃないし、当て馬的な女が最後は負け犬になりギャンギャン言ってるのも面白いですが、今作みたいに一見いい人ぶって実は結果的にすごく嫌な奴で掠奪した後もマウントとってるような人(私にそう見えるだけ)はフィクションなのにむかつく。まあ嫌な奴がいた方が物語は面白いですが。子供が育ったら彼女の夫がまた男に走って駆け落ちでもすればいいと思います(←ひどい)。読み終わった後もこんなに熱くなれるってやはり名作なのでしょう。(2022.9.5.)
朝人って「SUPERNATURAL」の2人と同じ美容専門学校の子だったんですね…気づくの遅過ぎやろ( ^ω^ )
まあそれはいいとして、前作で2人の明るい未来を感じられたのはなんだったんだ…?という感じの本作でした。
槙雄の自分探しの旅は1週間で終わって帰って来たのはいいのですが
偶然会う→ヤル→じゃあね
あれ?
前作から進展してない…だと?
あの朝人の告白も槙雄にとってはそういう意味に捉えられてたんだ…。はぁ、そうかぁ。
言葉の受け取り方って、余程ストレートな言葉じゃないと間違って受け取られるかもしれないし、人によっては曲解される可能性もありますよね。
朝人が槙雄と友人関係を作ると言い出した時には、また驚かされました。
この一冊でこの2人にかなり振り回された気分で、読み終えた時には多少の疲労感が(笑)
恋愛の渦中に居る時のモヤモヤや、悪い方悪い方へ考えてしまうマイナス思考傾向は共感できました。
ぐるぐる考え混んでしまう物語はあまり得意じゃないんですが、何故かクセになる絵津鼓ワールド。
とにかくハッピーエンドで良かったです。
他のレビュアーさんのレビューに出てくる「モアザンワーズ」
調べてみたところ、槙雄と美枝子、永慈のお話なんですね。これは読んでみなければ。
読んだらまた違う感想になるかもなぁ。
