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ヒモと愛されビッチの××事情

himo to aisarebitch no ××jijo

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表題作ヒモと愛されビッチの××事情

相模 海人,ぐうたらヒモ男
桜井 歩,訳あり大学生

同時収録作品俺だけのケダモノ王子

百舌鳥 航,声優
三船 日和,BL漫画家

同時収録作品隣のバイトに俺の日常がおかされています

生駒 律,大学生
真尋,ホームレス

その他の収録作品

  • ヒモとケダモノの恋人事情

あらすじ

苦学生、桜井歩は隣人の海人へ淫らな恋心を募らせ中。
毎晩、隣人が帰宅するタイミングで始まるセックスの音を聞きながら、自身を重ねオナニーをするのが最近の日課だ。
ある日、海人に呼び止められてお金を貸すことになったが、なんと彼は隣人のヒモだった!?
「俺『借り』は作らない主義だから」と話す海人に金を貸したお礼として抱かれてしまう。
そのまま居候を始めてしまった海人を養うために歩は金を稼ごうと必死になっていくけど――…

作品情報

作品名
ヒモと愛されビッチの××事情
著者
千束るち 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人uno!
発売日
ISBN
9784801959019
3.5

(93)

(27)

萌々

(25)

(23)

中立

(11)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
10
得点
315
評価数
93
平均
3.5 / 5
神率
29%

レビュー投稿数10

エロ度高め!

3カップル、3作品が収録されています。

1作目(表題作)は
ヒモ男×訳あり大学生
ヒモ男攻めだと思いきや、実は・・・で、後半は・・・!とても好きな展開でしたw

2作目は
王子様"キャラ"声優×BL漫画家
自分(受)のBL漫画のドラマCD化が決まったのだが、それが大好きな声優(攻)だった!
声だけでイッちゃいます・・・

3作目は
家族・兄弟に劣等感を感じる大学生×ワンコ系ホームレス男子
寮の隣の部屋の男が、夜間外出するためにホームレスくんを1日500円で雇い替え玉として部屋に置いていました。そんなホームレスくんをなんだか放っておけず世話を焼いてしまいます。そして"お礼"すると言って聞かず・・・

どれも割と攻めが溺愛、受けが健気・快楽よわよわでえっちでした!

0

とにかく受が可愛い子揃い!

3つのCP
①ヒモ(実はスパダリ)×苦学生
②顔出しNGの人気声優×BL漫画家
③法学一家の大学生×家なし天然ニート

①②の攻は強引・テクニシャンタイプ、受はエッチなこと大好きな可愛い淫乱タイプ。どちらかというとツンデレで男らしい受が好きですが、千束先生の作品はキャラクターが絵・性格ともに本当に可愛いのでとっても好き
それでいて、優しくより強引にされて濡れてしまったり、声だけでイッてしまったりとエッチなギャップが最高です
③の受がもう少ししっかりしていたら神!

1

魅惑のダメ男♥

3編のお話が収録されています。
『ヒモと愛されビッチ~』と『俺だけのケダモノ』は
同じ世界線で、二組のカップルが遭遇するお話もあります。

『ヒモと愛されビッチの××事情』
大学生の歩は幼い頃に義父に犯されたことが原因でゲイになってしまった。
そんなとんでもない告白を軽いタッチで言いのけて始まります(笑)

アパートの隣室の女性の彼氏・海人に淫らな欲望と恋心を募らせる歩。
毎晩、隣の部屋から聞こえてくる情事の音に欲情する日々だったが、
ある日、ひょんなことから彼女に追いだされた海人を拾うことに。

自分だけで暮らすにも事欠くような貧乏学生なのに!健気すぎる!

そして、海人を養うことで生じた「借り」はカラダで返され、
歩はずっと片思いしていた海人に抱かれることに喜びますが…

毎日欠かさずきっちりと支払われるセックスという名の対価。
家でだらだらとヒモ生活を送っている割には体力あるな…
と思っていたら、この海人ただのダメなヒモ男ではありませんでした!
正体?がちょっと意外でびっくり!

お金もない年下の歩に寄生して結構なクズっぷりと思っていたので、
ただのヒモじゃなくてちょっとホッとしました(笑)

タイトルの「愛されビッチ」は歩のこと?だと思うのですが、
誰にでもムラムラするでもなく、対海人限定のビッチでした。
でも、普段の真面目な昼の顔からすると、夜の乱れっぷりは
ギャップがあってビッチと言うに相応しいくらいの色っぽさでした。

『俺だけのケダモノ王子』
BL漫画家の日和は人気声優・百舌鳥の大ファン。
ある日、自作品のドラマCD化が決まり、収録の見学に行くと、
夢にまで見た百舌鳥が目の前に現れて…

理想とは違えど、好きな「声」って色々と補正かかっちゃいますよね。
そんな声で耳元で囁かれようものなら…うん、エロい(笑)

『隣のバイトに俺の日常がおかされています』
大学生の律は弁護士一家に生まれ、自身も弁護士を目指して猛勉強中。

寮の隣室の住人に騒音の注意をしに行くと、そこにいたのは見知らぬ男。
不幸な境遇から公園で生活をしていた真尋が律の隣人の不在時に
代わりに部屋に居るフリをするよう雇われていたのでした。

元が頑なだった割に律がチョロすぎでした。
真尋も眩しいくらいの素直さで、すれてない同士お似合いカップルですね♪

0

どこがビッチなんだろう…?

この作品は電子書籍の分冊版で第1話が無料だった時に読んでいて続きが気になっていた作品です。
電子限定特典付きで読みました。
全部で3組のカップルのお話が収録されていますが、ちょっとS気のある攻め様と健気でM気のある受け様が印象的でした。
S気もM気も度がすぎると私は引いてしまう時があるのですが、この作家さんのSとMの塩梅は好みでした。
どちらも強すぎずソフトにS気とM気が感じられるのが良かったです。

表題作は第1話を読んだ時には全く予期していなかった展開が後に待っていて、攻め様がカッコ良かったです。
タイトルに『ビッチ』と入っているのですが…受け様を指していると思うのですが、私には全くビッチとは感じられなかったです。
むしろ一途で健気で、育ってきた環境を考えるとスレずにこんなにいい子に育ったのが不思議なくらいです。
他の2作品に登場する受け様も健気な子ばかりで可愛いです。
家庭環境や経済状況を考えると、家族もなく一人暮らしで高校や大学に通うのはちょっとリアル感には欠ける気がしますが、素直で健気に頑張っている子達なので、思わず「幸せになって欲しいな~」と思ってしまうんですよね。

絵も好みですし、これからも注目していきたい作家さんです。

3

表紙が作品イメージに合ってない!

表紙とタイトルは煽りすぎで、作家さんの作風の良さを伝えてないどころか、台無しにしてると思います。

「ヒモと愛されビッチの××事情」
大学生の歩は義父の性的虐待が原因でゲイになり、母親にも捨てられ、バイトしながら会計士を目指している。
そんな歩がひそかに恋してるのが、アパート隣人の水商売女性が飼っているヒモの海人。
そして女に捨てられた海人は今度は歩のヒモになり「借りは作らない主義だから」とカラダで借りを返してくる。

借りは毎晩返されるから、エロいことはエロい。
でも、歩はヒモなんて飼う余裕はないのに、海人のことが好きだから尽くしてしまう、ビッチどころかめちゃくちゃ健気な子なんですよ!
海人はヒモだけどそれにはトラウマ的な理由もあるのに…

麗人UNO!で読んだ時、歩の健気さとトリッキーなオチが印象に残った作品です。作者さんの名前しかチェックしていなかったので、この表紙があの時の作品とは結びつきませんでした。

エロ煽情的な作品はそれはそれで魅力的です。
でもこの表紙イメージに惹かれて読むとなんか違うと思うだろうし、ストーリー重視の人は避けてしまいそうだし、どうして作品の魅力をあえて伝えない売り方をするんだろう?

「俺だけのケダモノ王子」
BL作家の日和は、百舌鳥の声をイメージして攻めキャラを描き、自分が描いたキャラに欲情して一人エッチする日々。
そんな時、自作品がCDドラマ化、憧れの百舌鳥がキャスティングされて…
自分が思い描いた攻めキャラに受けキャラにされてしまう、作品に自分を投影する作家のドリーミングストーリー。
自作品の台詞でメロメロにされてしまう日和がエロかわいいです。
攻めの百舌鳥は俺様な褐色肌です。

「ヒモとケダモノの恋人事情」※巻末の描き下ろし
表題作のヒモと声優は中高の同級生で、街でバッタリ会って、家でお茶。
お互いの黒歴史を握っていて、顔だけ・声だけと罵ってるから仲は良くなさそうで、どっちがエロテクがあるか実践で勝負しはじめて…
その後で仲良くなってる受け達がかわいい。

「隣のバイトに俺の日常がおかされています」
弁護士一家で優秀な兄と比べられ劣等感がある律は、地方大学の寮に入り、伸び伸び勉強をしている。
でも隣人が雇った居るフリバイトの真尋に生活を乱されて…

真尋は親に捨てられ公園に住み着いているホームレスで、たまに親切にしてくれる人に性的なご奉仕をしているけど、高校に行って普通の生活に戻りたくて、律に勉強を教えて欲しいとお願いする。

ちょっとこの設定辛すぎやしませんか…
そこは掘り下げてないし、真尋の律へのご奉仕がメインみたいな話で、あっさりまとまったオチになってるけど、真尋のピュアなかわいさが心に刺さって、私には読み返せない作品です。

この作家さん、デビューコミックスとは思えないくらい絵がうまくてキャラの心情が表情から伝わってくるんです。
だからエロい時はとことんエロいし、ピュアな笑顔に隠された悲しさまで読み取れて、辛い時はとことん辛い。
肌の影、洋服のシワのトーン処理もうまくて、全体的にグレー調の紙面(画面)はシリアスなストーリーが引き立つ気がします。

出版社が売るためにエロで煽るのも理解できるけど、作家さんの持ち味は大事にしながら育てて欲しいです。

7

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