僕…君に喰われるのはイヤじゃないし…てゆーかすき…かも?

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イジワル男子とケモミミ男子

ijiwarudanshi to kemomimidanshi

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表題作イジワル男子とケモミミ男子

倉木由紀生・23歳・教育番組のお兄さん・元同級生
小川藍人・23歳・駆け出しの役者で半獣人

同時収録作品君と奏でるメロディは

坂口陸・チェロ専攻の音大生
阿久津早太・音大生

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

深い眠りについている間は、耳としっぽが出てしまう半獣人。それだけなら普通の人間にとって影響はないのだが、その状態でいると特殊なフェロモンが出てしまい、男女問わず誘惑してしまう。そんな半獣人の藍人は今までアクター専門の芸能プロダクションで事務として働いていたが一人前になるため、デビューすることになった。着ぐるみの中に入って演技するだけなので何とか乗り切れるかと思いきや…仕事相手の『うたのお兄さん』が自分を昔いじめていた倉木だということがわかって…!?

作品情報

作品名
イジワル男子とケモミミ男子
著者
榎木しめじ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
発売日
ISBN
9784040692210
3.2

(18)

(4)

萌々

(2)

(7)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
53
評価数
18
平均
3.2 / 5
神率
22.2%

レビュー投稿数2

ケモ耳ファンタジーBL

半獣人の受けと、受けの中学時代のクラスメイト攻めの再会話です。

人間にはその存在を知られていない半獣人である受け。気を抜いたり寝ているときに耳や尻尾が出てしまう、という設定です。さらに耳尻尾が出ているときには何やらフェロモン? が出るそうです。
攻めはごく普通の人間。中学時代に受けをいじめていたグループのリーダー的存在でしたが、本人は受けをいじめてはいませんでした。現在は教育番組のお兄さんをしていて、そこに着ぐるみのアルバイトに来た受けと再会します。

全体的に、よく分からないお話でした。説明が圧倒的に足りていないし、エッチに至る展開が早すぎて「えっ、もう?」みたいなイメージ。「受けは実は半獣人です」っていっても半獣人の設定はおざなりだし、ばんばん耳出してるのに今まで攻め以外の人間にバレたことがないとか、ちょっと説得力がなさすぎます。あと中学時代に保健室で寝ていた受けと、そこに来た攻めのエピソード。受けがそのことを夢で思い出して「なんか懐かしい夢を…」って言ってるんですが、寝ていたときの記憶を思い出すも何もないだろうと思います。

絵は可愛らしいし、アホで懐っこい受けのキャラクターもなかなか良かったですが、これネームの時点で編集さんがもっとダメ出しすべきでは…と思いました。音大生が主役の同時収録作が一作入っていたのですが、そちらもかなりツッコミどころが…。

0

キャラを掴み損ねるとついていけないかも

ふだんは耳と尻尾を隠して、人間の世界でこっそり生活している半獣人。
半獣化すると、ひとを誘惑するフェロモンが出せてしまうという設定です。

小柄な体格のせいで中学でいじめられていた主人公が、いじめグループのリーダーと再会するところから始まるのですが…。
このリーダー、中学時代にいじめに加担してないんですよね。仲間がちょっかい出してはいたけれど、リーダーは気遣って「近づかない方がいい」と助言までしてくれているのです。
イケメン行動ですよね。その優しさに主人公もうっかり耳が出て焦ったり、とここまではいいんです。リーダーと仲間とクラスメイトの見分けが若干難しいことも流せました。
なのに再会したら元リーダーが完全に「いじめてた俺様といじめられていたお前」という態度で違和感しかないのです。
しかも「喰いたい」発言。そういう行為はすべてこの表現でした。攻めが獣人だとよく聞く台詞ですが、人間ではあまり聞かない表現にまた違和感。
もはや攻めの性格を見失いすぎて、無理矢理「攻めはドSの二重人格」と自分に言い聞かせて読み進めていったところ…、最後の最後で種明かしがありました。
でも何でしょうか。取ってつけたいい話としか思えなかった。伏線はちらっと出てくるのですが、本当にちらっと過ぎて、この伏線自体も取ってつけた感が漂ってしまうという残念な印象になってしまいました。

もうひとつの方は音大を舞台にした天才サラブレッドと双子の話でした。
双子の才能の差や当て馬的な絡み方などテンプレの枠を出ない感じで、萌えるというよりは予想通りの展開が猛スピードでやってくるという印象でした。

両方とも長さ的には3話構成で十分なはずなのに、伏線のタイミングや表情や仕草で伝わる感情などの表現がポイントを外していて残念でした。

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