こうやってお前と会うのは 今日が最後だ

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表題作別れ道のふたり

鷹狩,高校3年生
山口,高校3年生

その他の収録作品

  • 合流したふたり
  • 桃色ひみつ男子 2
  • 桃色Days
  • あとがき

あらすじ

「ずっと一緒にいたい、山口のいない大学なんて意味ねーよ」
受験シーズンを迎え、
恋人同士である鷹狩と山口は、同じ大学に進むことを約束していた。
しかしそんなある日、鷹狩は父親から、
「俺の後を継ぎたいならアメリカの大学に進め、
それ以外では学費も生活費も出さない」と宣告されてしまう。
これ以降、山口は鷹狩に会えない日が続いて……!?
表題作ほか、修学旅行篇や描きおろしを収録した
待望の桃色シリーズ最新刊!

作品情報

作品名
別れ道のふたり
著者
桜巳亞子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアコミックス
シリーズ
桃色純情男子
発売日
ISBN
9784775526675
3

(7)

(1)

萌々

(0)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
20
評価数
7
平均
3 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数3

「桃色」鷹狩と山口の物語第4弾

本のタイトルがいつもと違うのだけど、本作は「桃色」シリーズの最新作です。
そして、タイトル通り、本作は進む道が別れる鷹狩と山口の物語…

「別れ道のふたり」
成績がトップクラスの鷹狩は、おバカの山口と同じランクの低い大学に進もうとしているが、社長を継ぐ立場の鷹狩は、父親からアメリカで経営学を学ぶか、さもなくば家を出ろ、学費も生活費も出さない、と突きつけられてしまう。
山口もおバカなりに、鷹狩のために、自分自身のために、自分が何ができるのかを自問する。そして別れを受け入れ、できない勉強を努力して努力して。
鷹狩の選択は超男前。
さすがデキの違う鷹狩はスケールが違うよ!と脱力するラスト。

「合流したふたり」
同棲生活スタート!ベッドの置き場所でケンカしてます。

「桃色ひみつ男子2」
時間軸が戻って、高校時代の修学旅行のお話。山口はまだ鷹狩に好きと言えません。
他の友達は女子とCPになりたいと盛り上がり。鷹狩との本当の仲を隠している山口は、女子に囲まれる鷹狩にモヤモヤ、部屋も別々になり…
鷹狩が好きでたまらないのに素直になれない山口、対していつもストレートに愛を示す鷹狩です。
Hはみんなに隠れて押入れで…

「 合流したふたり」←もしかして誤植?目次には「桃男Days」とあるけど違ってますね…
ヤるヤらないでケンカしてしまう2人。学校で仲直りするんだけど、というエピソード。

3

遭遇したらラッキィ

桃色シリーズとしては四冊目。でも、久しぶりに一冊丸々鷹狩と山口のお話でした。
相変わらず攻めの鷹狩は、山口をベタベタに甘やかすのですが、大学進学のことで親と揉め、すったもんだがあるお話でした。

桃色シリーズはこちらを最初に読んだので、もちろんこれだけでもわかるのですが出会いとか告白とかはどんなんだったんだろう?と気になって、最初から読み直しました。
何しろスタートが2005年と一昔前なので、絵の方も少し今風に変わっています。でも、最初から変わらないのが攻めの鷹狩の男らしさ。頭はいいわ、素直に言葉にして不安にさせない優しさもあるんです。加えて、今回の親とのやり取りで学生と言う自分の立場をよくわかっていて、自分のやるべきことを理解できる賢い子!と言う印象まで出来ちゃいました。個人的に親世代である私としてはこんな息子が欲しい!と喉から手がぴろぴろしています。

2

12年がかりで高校卒業

シリーズ第1作が出たのが2005年。
この4作目が2017年。
お魚くわえたドラ猫を追いかける某国民的アニメでございま〜すでは、主人公の弟はもう何十年も小5のままですが、鷹狩×山口ペアはとうとう高校を卒業しました。

一回読んで、大学進学辺りのゴタゴタは記憶にあったものの、案外忘れている部分も多くて、新鮮な気分で読み返してまいりました。
前回『桃色ひみつ男子』では、作画力の驚異的向上に脱帽したわたしですが、今回ちょっと微妙にデッサン的な部分とか細かい点で⤵︎が見られました。残念。

大学受験に伴い、鷹狩の父親が登場して親子バトル勃発からの、山口との別れ風味な期間があっての合格発表。あのシーンはちょっと痺れました。
ラブラブ生活が始まったものの、スペックの格差でまだまだ山口は外野にやきもきさせられそうですね。
とは言え、すっかり溺愛執着系に育った鷹狩がしっかり心のバックハグをかまし続けてくれそうな安心感もありつつ、ここで終了なのか、それとも大学編、社会人編と続くのでしょうか。

同時収録は時間が遡って修学旅行でした。
ここに来てやっと山口もモテている描写が来ましたよ。
鷹狩ギャルズが色気振り撒き本気系なのに対して、山口ガールズの森ガール的空気感。本気で落としに行くハンターと、アイドルのファンみたいな差がありました。

今回、緑が全然出てこなかった上に、恩田がファミレスのバイトの子をたらし込んでいたりしたので、一瞬別れたのかと思ってしまいましたよ。
デフォルメ画でしたが、同棲先への引越しのところにいましたね。

最後に一点だけ。
一番最後に収録されていた【桃男Days】の最後のコマ。あれはあれでいいの?
もはやキス芸ではなく、公開えろすでした。
公衆の面前で、濃厚なキスをしながら山口の尻を丸出しにして揉みしだく鷹狩を見たい方はぜひ。

ものすごくどうでもいいことですが、ここまでわたし、ずっと作者さんのお名前を「さくら みあこ」さんだと思ってました。
「おうみ あこ」さんだったんですね。覚えました。

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